小説と漫画以外
April 25, 2005
へんないきもの/早川いくを/バジリコ株式会社
うーん面白い。
「変だ」「気持ち悪い」「こんなの本当にいるの」というような知られざる生物たちを徹底して紹介しまくる生き物図鑑。図鑑だけれど分類別に収録されているわけではなく、そもそも紹介されている生物が100種類もない。実用書というよりも絵本として読むのがいいでしょう。
雰囲気としては人気テキストサイトを書籍化した感じ。「萌え」とか「萌え萌え」とか「綿矢りさ萌え萌え」とかナウい流行り言葉も使われています。ボウエンギョ(ややグロ注意)の紹介では「攻殻機動隊のキャラクターではない」とかさらっと書かれていたりするし、カスザメの項では「次元の早撃ちよりも0.1秒早いスピードで獲物を捕食する」というようなことが書かれていたりと、小ネタがいちいち楽しい。童謡でおなじみの「アイアイ」に関する衝撃のエピソードには笑った。
使われているのは写真ではなくすべて細密に描かれたイラスト。写真が見つからないくらい珍しい生物が多いから、という理由もあるとは思いますが、逆に良い味出してます。ただグロいのも結構多いので、苦手な人は要注意。僕もところどころ鳥肌たちました。
われわれ人間からあらゆる意味で遠くかけ離れたところで生きる、変な生き物たち。そこには愛があり、悲しみがあり、命のすべてがある。ただ、ちょっと気持ち悪いだけで。
【amazon】【bk1】
「変だ」「気持ち悪い」「こんなの本当にいるの」というような知られざる生物たちを徹底して紹介しまくる生き物図鑑。図鑑だけれど分類別に収録されているわけではなく、そもそも紹介されている生物が100種類もない。実用書というよりも絵本として読むのがいいでしょう。
雰囲気としては人気テキストサイトを書籍化した感じ。「萌え」とか「萌え萌え」とか「綿矢りさ萌え萌え」とかナウい流行り言葉も使われています。ボウエンギョ(ややグロ注意)の紹介では「攻殻機動隊のキャラクターではない」とかさらっと書かれていたりするし、カスザメの項では「次元の早撃ちよりも0.1秒早いスピードで獲物を捕食する」というようなことが書かれていたりと、小ネタがいちいち楽しい。童謡でおなじみの「アイアイ」に関する衝撃のエピソードには笑った。
使われているのは写真ではなくすべて細密に描かれたイラスト。写真が見つからないくらい珍しい生物が多いから、という理由もあるとは思いますが、逆に良い味出してます。ただグロいのも結構多いので、苦手な人は要注意。僕もところどころ鳥肌たちました。
われわれ人間からあらゆる意味で遠くかけ離れたところで生きる、変な生き物たち。そこには愛があり、悲しみがあり、命のすべてがある。ただ、ちょっと気持ち悪いだけで。
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