「さをり織り」とはもちろん織物です。
いつ頃からか頻繁に耳にするようになったのですが、響きが自然なので
古くからある伝統的な手法の織物かと思っていました。

[ caeru ] でもおなじみハンドメイドの「るーsan'S オンリーワン」シリーズでも 
「さをり織り」のブローチやぬいぐるみが登場します。

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san'S オンリーワンカエルぶとピン ライトグリーン

 

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san'S オンリーワンぬいぐるみ さおりガールカエル

ざっくりとしたラフで自由な作風にぴったりで
とても素敵な素材です。
生地から手作りな訳で、本当にオンリーワンの価値があると思っています。

さて、
その「さをり織り」

一人の作家さんが1960年代後半、大阪で編み出した画期的な手織りの手法ということ。

ある主婦が(ご存命93歳)56歳の時に織った言わば「傷物」の失敗作に対し、
ご自分の美意識と感性で作品性を高め、付加価値と独自性で常識を覆し、
新しい織物として確立させたそうです。

この言葉、(権利がどうなっているのかよくわかりませんが)
ごくごく普通に使いますので、一人の人が作り出したまだ40年そこそこの
織物の呼び名だとは意外でした。
 
ルールも制約もなく自由に織る、というのが特徴のようで、
急速に普及し、広まったのは、誰もが簡単に取り掛かることのできる点にあるのでしょう。

ある意味「自由」はとても難しいことでもありますが。


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san'S オンリーワンぬいぐるみ たまじゃくしカエル

るーsan'S の作品もその自由度はハンパなしです。
このモンスターちっくなカエルも、もはやカエルを超えたカエル。


「さをり織り」の創始者はタテ糸が一本抜けた織物をアートにしました。
言わば『逆転の発想』。

揺るぎない独自の価値観があったから出来たことなのですね。

物が溢れかえる今、ハンドメイドの一点ものも市民権を得ています。
芸術が覆すべき常識は影を潜め、アーティストも溢れかえっているような昨今。

なので、『自分はこれが好き』!!
それしかないです。それは皆と同じでも、たった一人の意見でもいいのだと。
そんな気がしています。

「自由」が難しいのと同じように、「本当に好き」を見つけるのも、貫くのも、
また難しい面があります。

「さをり織り」の生まれた経緯を思うに、
しみじみ自分の価値観を貫いた凄さに感嘆の念を抱かずにはいられないので
ありました。




 
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