カットガラスの工芸技法「切子」。

「江戸切子」と「薩摩切子」が代表的です。

作家さんに「どう違うのですか?」とお尋ねしましたら「それ、一番よく聞かれるんです。」と
少し苦笑い気味にお答えいただきました。

なんでも
工法や硝子そのものに違いはないそうですが、「薩摩切子」は色ガラスに厚みがありカットした断面にグラデーションが出るのが特徴だそう。自ずと「薩摩」の方が量感があり「江戸」の方がスッキリしている感じということです。



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薩摩切子 盃 「剣而松笠紋」緑


また、「切子のこの独特な輝きは何によるのでしょう?」という質問には、

「クリスタルガラスと磨きの技術です。」と明快なお答えが返ってきました。

クリスタルとは「クリスタルガラス」のことで水晶のようなガラス。
硅砂、カリウム、ソーダ灰というガラスの成分に、酸化鉛を添加して形成される鉛ガラスの一種で、
(参照:https://ja.wikipedia.org/wiki/クリスタル・ガラス)
鉛が24%と決められているそうです。

透明度や屈折率が高いので「切子」に適しているということ。
また指で弾いただけでも高い澄んだ音がします。それだけ硬いということです。

「透明な存在感」。
相反するような言葉ですが、「切子」には透き通っているのに圧倒的な存在感があります。

クリスタルガラスの光をとろけさせるような「滑らかさ」、
それをカットすることによってきらめくエッジの「硬質さ」のなせる技か、と思います。

そのカットには「麻の葉」や「七宝」など日本の代表的な紋様がありますが
交点がずれたり歪んだりしないようにカットするには高い技術を要するようです。

ご紹介しています品は手磨きにこだわった逸品。


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ドラマチックなクリスタルガラスと光の競演。
ぜひご覧ください。


 
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