ユリさんが食欲を落とし動きが鈍くなって、一緒に散歩に行かなくなってから、陸ぼんはユリさんと一緒にいるのをすごく嫌がるようになった
リビングでもソファーには座らず、最後の2日はリビングに入るのを拒否していた

ユリさんが亡くなって、ユリさんの姿が無くなっても、陸ぼんはリビングにいるのは嫌なようだ
今でも陸ぼんはソファーに座らないばかりか、キッチンには入っていくけどソファーの方には寄り付きもしない
ユリさんの寝ていたソファーのあたりが怖いように思えるようだ

カイ君が亡くなった時は、ユリアは普段と変わらなかったが
陸ぼんは散歩に出ると何度も振り返ってカイ君が来るのを待つように遠くを見つめていたものだった
カイ君のことはとても頼りにしていたのだ

ユリアのことは怖いお姉さんと思っていたが、
亡くなった今では陸ぼんはどんな気持ちなのか


朝起きてリビングのドアを開ける
今までならそこにいるのが当たり前のユリアはいない
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ガランとしたリビング
陸ぼんは寄り付かないし
ユリ母と二人、ため息をついている
何だか遠い昔の出来事だったような気がして喪失感はかなり強い

普段野球は観ないが、にわか野球ファンになり
侍ジャパンを熱心に『ヌ〜〜〜〜〜』と叫んでコショウを挽いている
スポーツは癒し効果が大きいものだと我に返ってまたユリアのことを考えているカイ父である

夕方の散歩
陸を連れ出すユリ母を追いかけて、ただ後ろからついて行くだけ
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今は過去のブログを読み返して、ユリアと出会った記憶を鮮明に思い返しているところである

遺棄されたボルゾイのことを知った日から、我が家の子になるまでは20日
その間にユリアと我が家が結ばれるかどうかの出来事が数回起こっている
そのどれかが違っていたらユリアを迎えることはなかった

やはりユリアとの出会いは運命だったと思えるのです

また改めて・・

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何だか気持ちがまとまらないまま
ちょっとブログ書いてみた

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