目から鱗が落ちるような生き物を0から開発するのは難しい

ポケモンというゲームにおいて単体考察は楽しく奥が深いものではあるが、その楽しさと同じだけの難しさがある。
時間をかけて考察し、個体も用意した。しかし、いざ実戦となると思うような動きをせず自然と構築から抜けていき、そのままBOXの肥しと化す。このゲームをある程度やっているプレイヤーならば1度くらいはこんな経験があるのではないだろうか。

一部の天才かつ変態的な考察能力を持ったプレイヤーは、外れこそあっても新規性があり、汎用性も高く、一発屋ではなくそのまま型として定着してしまう生き物を生み出すこともできる。
しかし、私たち一般人が真似しようとしてもそう上手くはいかない。年に一回当たればいい方だ。

だが、こんな一般人でも強い型を生み出す方法がある。
その方法とは。

「他人のアイデアをパクる」

この言い方だけだと悪く聞こえてしまうが、新規性のある型の開発にはそこそこ役に立つ。

ただアイデアをパクると言っても、誰かが使っている生き物技構成持ち物をまるパクりしては芸がない。
というかそもそも新しい型を作ろうって話なのにまるパクりしたらこの記事の意味ってなんなのってなってしまう。

今回は、新しい型を開発する方法について書くことにする。

というわけで本題。
他人のアイデアをパクると言っても2種類のパクり方がある。
それは

・先人の知恵を借りる方法
・複数の人のアイデアを集める方法


基本的にはこの二つ。(といってもパッと思いついただけだから他にもあるかもしれない)

まずは前者の「先人の知恵を借りる方法」について。
これはそのまんま。技構成が強い型を別の生き物でやっても強いといった感じ。
わかりやすい例を挙げると「ノイコウ」のようなタイプの生き物。
ノイコウはメインウェポン+どくまもみがわりに残飯を持たせ、定数ダメージをまもみがで延々と稼ぎつつ、上を取っている生き物には特性プレッシャーで通るウェポンのPPを枯らして勝つ戦術も行えるライコウのこと。
この、毒+残飯まもみがという技・持ち物の組み合わせは、プレッシャーがなくても非常に強力で、ある程度の条件をクリアした生き物ならば強力な動きをすることが出来る。

6世代では、環境の序盤に残飯ギルガルドが誕生し、終盤ではどくまもボルトが流行ったりもした。

これらの型が環境終盤まで生き残っていることを考えると、元々が強い型の生き物は、別の生き物でも新しい型として当たりやすいことが多い。
といった感じ。

後者の「複数の人のアイデアを集める方法」について。
これはなんとなくわかるような気もするが想像すると微妙に想像しにくい。
ただ、そのまま書いてある通り、色々な人のアイデアを集めるという方法になる。
これを行うためには、自分で考えるのもそうだが、色々な人の話や考えを参考にする必要が出てくる。
「あのポケモンにこれを持たせると強かった」「このポケモンでこの技を撃つと強かった」「この調整だと使いやすい」こういった断片的な情報を組み合わせて、運用してみるといった感じ。

例えば、ゴツメアローとHDアローの関係なんかはそれに近い。
ゴツメアローの本来の役割は物理に鬼火を入れての耐久戦。
これを特殊耐久に寄せると、相手の低火力高耐久の生き物を軒並み倒せるようになってしまった。
さらにそこから派生(したのかどうかは分からないが)して、意外と特殊技でも耐えることが分かったため、HDに寄せて耐久型を起点に剣舞する生き物も生まれたりした。
そんなストーリーが多分あったのだろう。

この手の生き物は、当てるのは難しいが、開発に成功した時は相手の意図を大きく外して運用が出来る為、環境に刺さりやすいことが多い。

このような感じだろうか。

・前者の方法は、強い型を別の生き物に当てはめる。
・後者の方法は、強い生き物と型を別の方法で運用してみる。


といったような形になるか。

0からの開発は非常に楽しいし、そこから環境が開拓されることもあるので積極的にチャレンジしていきたい。

だが、構築に行き詰った時は、一旦落ち着いて、他人の力を借りるという方法もあるということを忘れないようにしたい。