ふと、考えた

様々な分野、特に彼我の利害や勝敗を追求する分野においては、様々な戦略論、戦術論が展開されている。

「戦略」と「戦術」

もともとこれらの用語は軍事用語であるが、一般的な分野にも使用されるようになった用語である。

ポケモンというゲームにおいて、戦略や戦術がどの位置にあるのかを考察することで、机上論での段階での構築作成が円滑に進む助けとなる事を期待して、考察を行う。


さて。よく聞く言葉ではあるが、そもそも「戦略」と「戦術」の違いとはなんだろうか。

もともと軍事用語であることは先にも少し触れたが、一般的な意味として

「戦略」:特定の目標を達成するための総合的な方策・方針。
「戦術」:特定の目標を達成するための具体的な手段・計画。

大体はこんな感じになる。
戦略は目標達成のための長期的・総合的な手段や計画であり、戦術はその戦略を実施するための具体的な手段や計画ということになる。

では、ポケモンというゲームに当てはめてみるとどのようなプロセスが戦略や戦術に当たるのだろうか。

対戦ゲームとしてポケモンを見た場合。

余程の事がなけれポケモンは勝利を目指すゲームである。
勝つために、勝てる構築を組んで、実際に対戦して勝つ。これが勝利への基本的な流れ。

さらに細かく流れを作ると

特定の目標の決定(シングルレート2000・対戦オフ予選抜け)
→予想される環境への構築傾向の決定
→それに合わせた構築を実際に作成
→目標に向けて対戦の実施
→目標の達成


このようになる。大きな目標があり、それに向かって進んでいく形。

どういった環境でどのような成果を出すのか。また、それに向かってどのような構築を組むのか。そして、実際に組んだ構築でどのように戦うのか。

これがポケモンを対戦ゲームとしてみた場合の大きな流れになる。

話を戦略と戦術の話に戻そう。

では、ポケモンというゲームにおける戦略と戦術はどの部分に当たるのか。

そんな簡単に分類できるものではないが、個人的な見解としては

戦略:(特定環境での目標達成を前提とした)構築傾向の決定・構築作成・単体の型決定・情報操作
戦術:実際の対戦(選出・立ち回り・相手との駆け引き)・構築作成・単体の型の決定

以上のように分類できると思われる。

さて、戦略と戦術。このどちらにも「構築作成」と「単体の型の決定」が入っている。上には書いていないが、これらは全く同じ意味を持っているわけではない。

戦略における構築及び単体の決定は、環境メタや対戦相手を考えた大まかな形としての構築作成。
戦術における構築及び単体の決定は、特定構築へのメタや汎用性のある並び・技の選択。

と、このような意味を持っている。
明確な目的を持った構築要素は戦略であり、実際の対戦において柔軟性を上げるための構築要素は戦術となる。(特定構築へのメタという明確な目的を持った要素を戦術にカテゴライズしているが、戦略と言えるほど大局を見た選択とは言えない為戦術としている。)

つまり、環境を意識したメタや大まかな生き物の選択と必要なメインウェポンサブウェポン持ち物などは戦略となり、そこまで選択し終わったうえで空いた構築のスペース(生き物技スペ持ち物など)を特定メタとして採用する思考は戦術となる。

若干分かりにくいが、順序を逆にして、戦略を意識した構築の作成と、戦術を意識した構築の作成の話として受け取ると幾分かわかりやすくなる。

特に戦術に関しては、戦術(対戦における立ち回りや選出)を簡単にするための構築の作成、とすると文の意図がわかりやすい。

これらを踏まえたうえでちょっと考えてみる。

「構築相性が悪い」といったような話は戦略負け。
「選出負け」といったような話は戦術負け。

戦略で負けたのであればそれはレアケースとして諦めるか構築を改善する必要がある。
戦術で負けたのであればそれは自分のプレイングを見直す必要がある。

この辺りを意識して反省会をすると構築の調整とかは上手くいくのではないかと思った。

上手いまとめの言葉は見つからないが、戦略と戦術の考えを応用することで構築作成のレベルをあげる事は出来そうな気がする。今後も考察を続けていきたい。