2006年03月07日

ブンモッ

 ブンに練り物が入っている汁麺である。モッというのが練り物で、原料は豚肉。いくつかの種類があって、店によって入っている練り物が違うのが楽しい。麺はブンで、刻んだ野菜をトッピングして、レモンを搾ったり唐辛子を入れたりするのは他の麺と変わらない。
 だからこの麺の特徴はモッにあるのだ。
 でもなぜモッと呼ばれているのか。
 例えば正月によく食べるハムみたいなものはチャールアで、これも豚の練り物だ。なんでブンチャーって言わないんだ?ちなみにブンチャーというと焼き肉の入ったブンのことになる。こいつはベトナム麺にしては珍しくつけ麺系の食べ物である。ブンと焼き肉を茶碗に入れ、野菜なども入れてヌクマム系のタレをかけ回して食べる。なかなか旨いのだが、タレがきつくて後で胸焼けになりやすいので敬遠している。
 さてさてブンモッ。練り物はチャーって言うんだ夜な、たしかに。チャーカーなら魚の練り物(薩摩揚げ)だし。ってことはチャーが練り物で、モッは豚の練り物なのか?チャールアってのはたしかに牛の場合もあるので、モッよりも広義の言い方なのか?
 とにかく、ブンモッ。旨いのだ。数あるブンのなかでも一番好きなメニューだ。ブンという麺は味も腰もないんだけど、それをモッがカバーする。モッもそんなに強烈な個性はないので、豚骨煮込みのスープが全体によく調和して、バランスのいい味になる。これを食べつけると、ヒーヒーいいながら食べるブンボーフエはしょせん田舎の食べ物に過ぎないことがよく分かるのだ。


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