2006年05月03日

さ1「さんま」

 昔はたくさん取れて、安い魚の代表だったさんま。秋の味覚として有名だね。脂が多くて旨いけど、だから殿様は食べられなかったんだな。殿様ってのはつまり塩も脂も控えた、味気ないものを食べさせられてたってことなんだろう。
 そんな殿様がある日、庶民の家でさんまを食べて、その旨さにビックリ。それが有名な「目黒のさんま」って噺になるわけだよね。
 オレ的には、さんまといえばやっぱり塩焼きで、焼きたての、脂がジュージューいってるようなやつに、さっとレモンを搾って、醤油をかけた大根おろしと一緒に食べる。これば一番旨い。
 問題は鮮度だな。オレは魚の脂の劣化に結構敏感で、ちょっとでも悪くなってるのを食べると、あとで胃がむかついて、かなり不快な思いをする。デモね、食べてるときはわかんないんだな。あんまり旨くないな、とは思うけど、その時は勢いで食べちゃうことが多い。で、あとで後悔するわけですが、といって、普通の人は平気なようなので、
「これ、鮮度悪いから取り替えて」
とも言いにくい。困ったものです。
 一度、刺身を食べたことがある。取れたてのを冷凍して送ってきたばかり、というのが友達の家にあって、刺身にしようということになった。ちょっと怖かったけど、魚を見たら安心したね。目もまだ濁ってないし、第一色が違う。あの魚屋で見慣れたさんまの色じゃなくて、もっと青々としてツヤツヤなんだ。これならいいでしょう。
 素人が3枚におろしたから、1匹から、ちょっとしか身がとれない。でもさんまは10匹くらいあったから、酒を飲みつつ、おろしつつ、つまみつつ、また飲む。そうやって、さんまの刺身を堪能したのでした。


Posted by cafesiesta at 12:13│Comments(0)