from U_U to YOU

ガレリア カフェ ユー オーナー なおきがカフェで使っている素材や知り得た情報などについて徒然と綴るブログです。

カフェ・ユーでは、ひとの中に眠る「12星座のアビリティ」を引き出す“ハーブティ”を、開発・リリースしています。

12星座ハーブティ

12星座の読み物語 12星座のストーリー」の記事でも紹介しましたように、12星座は12のエリアを一巡りすることで、ひとつの成長物語として捉えることができます。
そのスタートは春分の日から始まる牡羊座がスタートになります。

太陽の巡りに合わせて、各星座の時期にお勧めのワークショップをご紹介していきたいと思います。

2月19日から3月20日は魚座の期間。
そこでお勧めしたいワークショップは、
“次の成長ストーリーのための棚卸し”」です。

牡羊座のワークショップ」から始まって
牡牛座のワークショップ」、
双子座のワークショップ」、
蟹座のワークショップ」、
獅子座のワークショップ」、
乙女座のワークショップ
までで、外界と触れつつも「個人」の形成に努めてきました。
そして
天秤座のワークショップ」で初めて積極的に「社会」の中に飛び込み、自分の価値観にまったく興味を示さない人や、反対の価値観を持つ人から言われた言葉に触れました。
蠍座のワークショップ」では、「そこまで言われてもなぜ、自分はそれを表現したいと思うのか?」で明確になった意識の強さが引く力、
射手座のワークショップ」で「到達したい自分像」で方向性をはっきりさせ、
その方向に向かって確実に近づいていく行動を「山羊座のワークショップ」で実行し続けてきました。
そしてたどり着いた地点から見えた「新しい景色」をもとに、「水瓶座のワークショップ」を実行されたと思います。

魚座は再生のための“死”を象徴するサインです。
ふたたび、牡羊座からの“成長”を始めるために、引き継ぐもの手放すものを明確にします。

魚座のワークショップで大事なポイントを書きます。

1 さらに成長させていきたいもの、この先必要ないものを仕分ける
  このワークショップを行う時に、牡羊座で作成したリストを参照してもよいです。
  また、牡羊座で作成したリストになくても、水瓶座のワークショップで新たに加えたくなったものを追加しても、もちろん良いです。

2 自分の資源(時間、お金、エネルギー)を注ぎ込むに値するかどうか、で判断する
  「せっかくやってきたのに・・・」という“もったいない”という未練は断ち切ります。
  新たなステップのスタートラインとして、自分にとって本当に価値があると思うものに絞ります。

【ワークショップをする上でのアドバイス】
・この1年を通じて行ってきたことと全く違う方向に向かうとしても躊躇しないでください。
 それは、この1年を通じて行ってきたからこそ「分かった」ことなのですから。

・2022年度(2023年の魚座のワーク)を実践された方は、その時のテキストと見比べてみると、より進んでいきたい方向が明確になってくると思います。



魚座のハーブティを飲みながら行うなら
 カフェ・ユー オリジナルの「魚座のハーブティ」はオンラインショップでもお買い求めいただけます。
 魚座のハーブティを飲みながらワークショップ行うのでしたら、ハーブティを飲んで3~4時間の間に行うことをお勧めします。
 ハーブティは、飲んだら3~4時間で身体の外にすべての成分が出てしまうからです。

魚座ハーブティ




ワインの歴史を変えた“害虫” フィロキセラは、ワイン用のブドウ樹の育て方を根本から変えてしまいました。

ワインは人間が生きる上で必要とする水分の貴重な補給源として活用され、さらには宗教的儀式に必要なものとして活用されてきました。

そんなワインですが、ある“人災”をきっかけに、「飲むため」のものではなく、「工業原料採取のため」という、とある需要によって量産を奨励された時期があります。

それは・・・

その前に。
ワインの原料となるブドウは、他の果物とは違う特徴がいくつかあります。
そのひとつに、“酒石酸”が含まれているという特徴があります。
酒石酸は、ワインを長く置いておくとボトルの底に結晶として現れることがあることから、「ワインのダイヤモンド」と呼ぶこともあります。

酒石

このブドウにごく微量ですが含まれる酒石酸が、第二次世界大戦中に軍事利用されたことがあります。

ブドウから造られるワインにも含まれる酒石酸は、ワイン中に沈殿する滓や、貯蔵する酒ダルの周壁に、白い小さな結晶体として析出します。この滓や周壁の酒石酸に析出した粗酒石を直接採取する方法は酒石を入手する手っ取り早い方法でした。

採取した粗酒石に加里ソーダを化合させると、酒石酸加里ソーダという少し大きな結晶体が精製されます。これがロッシェル塩と呼ばれるものです。

ロッシェル塩

ロッシェル塩は、音波をすばやく捉える特性があり、敵の戦艦のスクリュー音などを探知する「集音器」の開発に欠かせない材料でした。第2次世界大戦ではドイツがいち早くこれを採用して音波防御レーダーを開発、艦船に装備して、潜水艦や魚雷に対処する兵器とし、効果を発揮していました。

通信機

ドイツワインの主要なブドウ品種であるリースリングは酒石酸の析出が多い品種だった、ということも関係していると思われます。

日本のウィスキー誕生秘話をベースにした朝の連続テレビ小説でもそのシーンを観た、
という方がいらっしゃるように、日本でも酒石採取目的でワイン用ブドウは利用されました。

戦前、日本は酒石をフランスから輸入していましたが、開戦後は国内で生産せざるを得なくなったのです。

日本の海軍は昭和17年(1942)6月、中部太平洋のミッドウエーの海戦で、航空母艦4隻を失う大打撃を受けます。敗退直後から、海軍では同盟国のドイツに兵員を派遣し、ロッシェル塩を利用した探査技術を習得させ、艦艇の戦備を強化することにしました。
昭和18年初頭から、海軍は全国のワイン醸造場に粗酒石の採取を働きかけ、粗酒石は山梨県の「サドヤ醸造場」に集めロッシェル塩を精製し、精製品は東芝などの大電機メーカに依頼して、対潜水艦用の水中聴音機の量産態勢を構築しました。水中聴音機は、まさにブドウから作る兵器です。

酒類行政を取り扱う大蔵省では、昭和19年のブドウの栽培時期から、日本海軍の求めに応じ、緊急軍需物資として、酒石酸の増産を決定しました。そのためワインに添加して酒石酸を採取するための脱酸用石灰について、これは統制品でしたが、割当や配給の面で特別な便宜を与えました。

しかし、酒石酸はワインの製造処理過程で析出するわけですから、ワイン造り自体を奨励しなければなりません。そこで、ワイン造りに対する統制を特別に緩和し、ワイン造りに対し、製造免許数を増やしたり、造石数の増量を容認したり、また、ワイン造りには必需な原料の砂糖についても、砂糖は最重要な統制品であるにもかかわらず、割当や配給の面で特別に便宜を与えました。こうして、ワイン造りを奨励しました。

その証拠に、当時の国内ワインの出荷量(課税石数)は、昭和19年度の約1300万リットルから、20年度には3420万リットルに急増していました。

実際、今も続く代々ワインを造り続けたワイナリーのオーナーの中には、親より生前、
「国から『シュセキをつくって欲しい』と言われた」
と話を聞いた方もいらっしゃるそうです。

しかし昭和20年10月、大蔵省では、終戦に伴い、酒石酸類の所要量・用途などに相当の変動を生じたため、本年度産のブドウより酒石酸類の採取は消極的方針を持することと決定し、緊急軍需物資としての酒石酸の増産策を放棄しました。


軍部の勧めで出荷量を拡大した全国のワイナリーは、しかし敗戦によってとたんに苦境に立たされました。
戦争当時は、味をないがしろにして大量のワインをつくらされたため、その結果、多くのワイン造りがが廃業に追い込まれたそうです。
そもそも、ワイン造りを主とする人ではなく、ブドウ栽培を主とする人に、無理やりワインを造られた側面もあります。

専門家によると当時は200グラムのロッシェル塩をつくるのに、ボトル50本以上のワインが必要だったそうです。戦時中、ただでさえ食料が不足していたのに、貴重なぶどうが軍需物資をつくるために消費されていたのです。
大戦中の食糧難の時期、本来なら米やイモなどとは異なり、食料作物でないブドウは、作付け制限される運命にありました。しかし、軍事利用の需要で、ブドウの木は伐採を免れたといいます。しかしながら、働き手が軍や工場に動員される中、人手不足でブドウの品質は低下していったそうです。
その意味では、日本のワイン造りは戦禍を免れることにはなりました。

しかし、軍需物資としての役割が終わり、清酒ほどの需要もなかったワインにとっては、受難の時代の始まりとなってしまったのかもしれません。

“ヴィオイエ・ヴィーニュ”という言葉」でも紹介しましたが、。
ブドウ樹は、育つ環境にもよりますが約120年間に渡って成長し実を付けると言われています。
数十年経ったブドウ樹の外観は、まるで別の植物のように異なります。

ヴィオイエヴィーニュ

凝縮感や旨味、複雑味などをワインにもたらす、のが古樹のブドウです。
また、それだけ長寿であるということは、それだけ目をかけ、大切に育てられた造り手の人柄も想像させてくれます。自分の代だけでなく、先代からのブドウを大切に引き継ぎ、次世代に残す意識を持った生産者、であると知ることができます。
古樹や歴史ある畑の魅力・価値を伝えようとする生産者の想いが、反映されています

時には、樹齢150年以上という超ヴィエイユ・ヴィーニュから収穫されたブドウで造られるワインにお目にかかることがあります。

では、いったいブドウ樹の寿命はいくつなのでしょう?

一般には120歳~150歳である、と言われています。
が、“永遠だ”と言われることもあります。

それは、ブドウ樹は“生き返ることができる”からです。

フィロキセラ以前、ブルゴーニュでは「プロヴィナージュ」と呼ばれる方法でブドウ木が繁殖させられていたそうです。その方法とはブドウ木の伸びた枝の一部を土中に埋め、先端はまた外に出しておくと、土中に埋めたところに根が張り、先端からは新芽や蕾などが出てくるそうです。

作った子株をヘソの緒のようにつないだままにしておいて、親株は子どもを育てます。
10年か20年もすると、子どもは独立できる株となるので切り離します。
老いた親株を引き抜いても、子株は残り、また孫株を作る。そういう栽培システムです。

親株が子どもを育てている、と説明されていますが、親株も繋がれている子株から元気をもらうということになっている可能性もあります。

ブドウ樹の子どもたちが、あたかも新しいブドウ樹のようにして生育することで、寿命といわれる150年を超えるブドウ樹が現存する言えるわけです。

新しいブドウ樹を買うにはお金がかかりますし、新しく植えて3年はワイン造りに適さないといわれます。さらに、品種が同じでもブドウ樹が違うので、同一の味のブドウになるという保証はありません。
その点「プロヴィナージュ」ですと、根から出た子株は親株と同一です。しかも根から出た新しい枝には古木化による産量低下もありません。
じつに賢い栽培方法で、それゆえ、フランスでは「ブドウ樹は家宝として代々受け継がれる財産」として扱われたのだと思います。


プロブナージュ図解

プロヴィナージュ (provinage)」は、「マルコタージュ (marcottage)」というフランスでは普通に使われる園芸用語のブドウ栽培での特別用語で、または「プロヴィニャージュ (provignage)」と言うこともあるようです。

特にブルゴーニュで伝統的に行われていたブドウ樹の繁殖法で、このため、ブルゴーニュの植樹密度は高く、かつては雑然としていたそうです。

プロブナージュ

この繁殖方法では、親木と全く同じ遺伝子の子木が生まれるのがなによりの特徴です。
親木から伸びた枝を土に埋め先端は地上に出すことで、その枝から根が、枝の先端から新芽が出る。
この新芽が育って次の世代の親木となり・・・、これを繰り返すことで、優秀なブドウ樹の遺伝子が途切れることなく受け継がれていきます
雌雄の遺伝子を掛け合わせて新しい遺伝子をもつ子木となる有性生殖ではないので、理論上、親木の遺伝子は永遠に時を超えて生き続けます。

この「永遠の命をもつブドウ樹」から収穫されたブドウからできるワインこそ「キリストの血」にふさわしい液体と言えます。とくに修道士たちによって開墾されたブルゴーニュ地方にとっては、ブドウ樹が体現する「永遠の命」にキリストの姿を投影していたのではないでしょうか?

残念ながら、フィロキセラ禍にやられてしまった畑では不可能となってしまった栽培方法。
フィロキセラ禍に負けなかったブドウ畑は、接ぎ木する必要がないので、今でもこの栽培方法が可能なのです。

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