青空と漆黒の闇の境界。そこは、地球と宇宙がせめぎ合う境界領域。
その領域を高度400kmの国際宇宙ステーションから、NHKが開発した宇宙用超高感度ハイビジョンカメラを使ってその領域で展開するさまざまなスペクタクル、オーロラ、流星、雷、スプライト(宇宙に放たれる閃光)、地球の夜景など、これまで宇宙飛行士しか見ることができなかった現象が、世界で初めて鮮明な映像として紹介されました。
その領域をNHKは「宇宙の渚」と名付けました。

宇宙の渚

その大気側の「空」。
宇宙との境界領域はわかりました。
では地球側で「空」のはじまるのはどこからでしょう?


福岡県にうつくしい夕日を眺めるスポットが数多くある場所があります。
それは「糸島市」。
泉川(雷山川)河口の弁天橋から桜井二見ヶ浦までの33.3kmの間には、美しい夕日が見られるスポットが数多くあります。そこで名付けられたのが「サンセットロード」。

糸島サンセットロード

夕日を浴びる糸島の海を眺めながら食事やドリンクを楽しむのに絶好のオープンテラスのあるカフェも数多くある、夕日のスポットになっています。
その福岡県糸島市の芥屋海水浴場で毎年8月末から9月上旬に大規模な音楽フェスティバル“糸島サンセットフェスティバル”が開催されます。


繊細な感性と美しい音楽性を湛えた歌心溢れるサックス・プレイヤー/コンポーザーのヤマカミヒトミさんが、この糸島サンセットフェスティバルに出演したのがきっかけで、作った曲があります。
その曲のタイトルは「空のはじまり」。

ヤマカミヒトミ as we are

その曲はヤマカミヒトミさんのジャズ、ワールドミュージック・テイストのオリジナル曲を中心に、トニーニョ・オルタのカヴァーを含むセカンド・アルバム「As we are」にも収めれています。
空のはじまり」はライブではフルートで演奏されていたそうですが、アルバム収録時はピアノでメロディを弾いて、カウンターラインをアルトフルートで演奏されています。
そして、カフェ・ユーでのライヴの時も“ピアノ”で演奏されます。


とってもうつくしくステキな曲で、私も大好きな曲のひとつなのですが、そのことをヤマカミヒトミさんにお伝えしましたときに、ヤマカミヒトミさんが「空のはじまり」の曲が生まれた秘話を語ってくださいました。


糸島の夕日を眺めていた時に、ふと、
「あのうつくしい夕日に染まる“空”と、今私の肌に触れている空気と、境目はどこにあるのだろう?」
と思われたそうです。

“空”というと、手の届かない高く遠い場所にある、そんな感じがありますが、その空と自分の肌に触れている空気は実は繋がっている。

そんなことを思い浮かべていた時に、「空のはじまり」は生まれたそうです。


ヤマカミヒトミさんが発する楽器の音は、空気を伝わって私たちの肌に、鼓膜に伝わり、“音”に変わります。
ヤマカミヒトミさんの言葉を借りれば、音楽は“空”を伝わって私たちに届くもの。
私たちの肌は“カラダと空の渚”。


ヤマカミヒトミさんからそのような曲が生まれたエピソードをお聞きして、改めて、「空のはじまり」の演奏を聴いたときに、私の頭に「空のはじまり」のイメージング・ハーブティが浮かびました。

そして、実際にブレンディングをしまして、ヤマカミヒトミさんにも試飲していただきましたところ、とても気に入っていただけました。


このイメージング・ハーブティ「空のはじまり」は、10月1日のカフェ・ユーでのヤマカミヒトミさんと佐藤 直子さんのライヴにてお披露目致します。
「空のはじまり」のイメージング・ハーブティを、ヤマカミヒトミさんと佐藤 直子さんの「空のはじまり」の生演奏を聴きながら味わっていただけます。
 
それがどんなハーブティか?
ブログでのご紹介は、次回、ヤマカミヒトミさんと佐藤 直子さんのライヴ後にご紹介致したいと思います。