「舌にも懐にもやさしい泡のワイン」で紹介しました「ランブルスコ」ように、イタリアには飲みやすくかつお手頃価格な赤のスパークリングワインがあります。
それでも赤ワインはちょっと・・・
という方に。
イタリアには白の甘口のスパークリングワインもあります。
それが、「アスティ・スプマンテ」です。
という方に。
イタリアには白の甘口のスパークリングワインもあります。
それが、「アスティ・スプマンテ」です。
「アスティ・スプマンテ」の「アスティ」は、イタリア ピエモンテ州にある、ワイン産地の名前です。
ピエモンテ州は、重厚な赤ワイン「バローロ」や「バルバレスコ」などを産するワイン愛好家の方には有名なワイン産地ですが、州内の他のエリアでも様々なタイプのワインが生産されています。
そして法律で定められた条件を満たせば、この地域で収穫されたブドウが「アスティ」というワインになります。
ピエモンテ州は、重厚な赤ワイン「バローロ」や「バルバレスコ」などを産するワイン愛好家の方には有名なワイン産地ですが、州内の他のエリアでも様々なタイプのワインが生産されています。
そして法律で定められた条件を満たせば、この地域で収穫されたブドウが「アスティ」というワインになります。
「アスティ」と名乗れるワインは4種類あります。
・アスティ・スプマンテ Asti Spumante
スパークリングの甘口白ワイン。アルコール度数6~9.5%。
1993年よりD.O.C.G.に認定。製法はシャルマ方式です。・モスカート・ダスティ Moscato d’Asti
微発泡性(微炭酸)の甘口白ワイン。アルコール度数4.5~6.5%。
・アスティ・セッコ Asti Secco
スパークリング(炭酸)の辛口白ワイン。アルコール度数約11%。
・モスカート・ダスティ・ヴェンデンミア・タルディーヴァ Moscato d’Asti Vendemmia Tardiva
収穫の時期を遅らせ、熟して糖度が高くなったブドウで造る甘口白ワイン。
ヴェンデンミア・タルディーヴァとは「遅摘み」のこと。アルコール度数約11%。
以上の4種類のアスティは、すべて「モスカート・ビアンコ」というブドウ品種で造られます。
「モスカート・ビアンコ」は、日本では生食用として人気が高い「マスカット」と同じ種類のブドウで、白い花や麝香(じゃこう=ムスク)のような香りを持つとてもアロマティックなブドウです。
ワインの渋みや酸味、アルコール感に不慣れなワイン初心者の方にも、甘口タイプの「アスティ・スプマンテ」は飲みやすくおすすめです。
「モスカート・ビアンコ」は、日本では生食用として人気が高い「マスカット」と同じ種類のブドウで、白い花や麝香(じゃこう=ムスク)のような香りを持つとてもアロマティックなブドウです。
ですので、「モスカート・ビアンコ」から造られるアスティは甘みと酸味のバランスが良く、爽やかかつ優しい口当たりも魅力の一つで、完熟マスカットのようなジューシーな味わいを楽しめます。
ブドウ本来の甘味が口いっぱいに広がる甘口スパークリングなうえに、さらに、一般的な辛口白ワインの度数(13%前後)と比べると、アルコール感も控えめです。
ブドウ本来の甘味が口いっぱいに広がる甘口スパークリングなうえに、さらに、一般的な辛口白ワインの度数(13%前後)と比べると、アルコール感も控えめです。
ワインの渋みや酸味、アルコール感に不慣れなワイン初心者の方にも、甘口タイプの「アスティ・スプマンテ」は飲みやすくおすすめです。
アスティ・スプマンテの生産量は多く、イタリアでは乾杯のスパークリングワインとして親しまれています。またアスティは世界各国に輸出されており、日本でも比較的入手しやすいワインです。
【余 談】
アスティD.O.C.G.の規定は2017年9月変更となり、従来よりドライな味わいのものをボトリングすることが許可されました。そのワインはアスティ・セッコ(セッコ=辛口の意)と呼ばれ残糖度は約30g/Lと、従来のアスティD.O.C.G.の約100g/Lよりもかなり低くなっています。
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