カフェ・ユーでは、ひとの中に眠る「12星座のアビリティ」を引き出す“ハーブティ”を、開発・リリースしています。

12星座ハーブティ

私が「12星座のハーブティ」を創ることにしたきっかけ」の記事でも紹介しましたように、12星座のハーブティは、「星読み西洋占星術)」の智慧をベースにしています。

西洋星読み(西洋占星術)」と聞くとあまり馴染みがなく、「星占い」のこと?
と思われるかもしれませんが、同じ『星』を扱ってはいますが、「星占い」と「西洋星読み」には違いがあります。 
両者の違いを端的に言うならば、

◆星占い→12星座占い
◆西洋星読み→占星術

元々は古代メソポタミア文明の時代に「星を見ること」がはじまりで、バビロニア時代に星の配置から今後を予測する「占星術」の原型がつくられました。
占星術は、バビロニア文化の重要な一派で、祭司が神々の意志を確認する為の手段の一つとして、主にバビロンとアッシリアで行われていた占術でした。

バビロニア占星術

大元の歴史としては、紀元前16世紀頃までに、天体の動きに基づく占星術が使用されていた事が『エヌマ・アヌ・エンリル』という参考文献の編纂で証明されています。
それによると、バビロニア占星術の誕生は、約4000年前まで歴史が遡ります。
天文現象と出来事の記録から関連を見い出し、その数は7,000の「前兆」として、70枚の楔形文字により粘土板に刻まれました。

天体の位置が正確に計算され、予測出来るようになったのは紀元前4世紀頃で。この頃には天体暦が作られ、バビロニア占星術の礎となりました。

バビロニアで天文学が進化したのは、紀元前2000年前から紀元前400年の間でした。当時はまだ天動説で天文学が解釈されていましたが太陽、月、太陽系の惑星の公転の周期を解明したり、黄道を周期的に回る星の固まりを発見し、黄道を12分割した黄道十二宮として考案されました。

この黄道十二宮はギリシャに伝えられ、現在の日本でも使われる十二星座の元となりました。また、惑星の不規則な軌道から、それを「前兆」と定める占星術に使われるようになっていきました。

バビロニアの天文学は聖職者も兼ねており、当時は地上のすべての出来事がすべて占星術で統べる事ができると考えられていました。そして、バビロンにとって絶大な力を持つのがバビロンの神であるマルドゥク。また、マルドゥクは木星の神でもありました。

この木星の軌道を求める計算式が、後に14世紀にヨーロッパで使われていた手法と同じ、という事が2016年に明らかになり、バビロニアの天文学、数学の水準がいかに高かったかを示す、歴史的なニュースになりました。


そこから時代の流れ、社会情勢の影響を受けながら変化を伴って1800年代までに、天文学と占星術として明確に分離していったと言われていますが、天文学と占星術も元は一つの「星を見ること」から始まっています。

一方、12星座占いは1960年代に入ってから認知度が広がり出したと言われています。
12星座占いは、よくある代表例は雑誌の後ろに書いてある『今月の星占い』『365日の誕生日占い』などで、これらは、あなたの生年月日がいつだったのか?また、何座になるのか?から判断されています。
こうした12星座占いではほとんどが『太陽星座』という一つの惑星星座で判断された内容となっていて、太陽星座のみから、どんな性格なのか?どんな資質や行動パターンがあるのか?などを分析された内容が記されています。

星占い雑誌


西洋星読み(占星術)は12星座占いとは違い、生年月日からの情報を元に作成される10の惑星と12星座で組み合わされたホロスコープを使って、ホロスコープを出して、そこに記された記号や、その記号がどの位置に入っているのか? など、星を読み解いて、そこにどんなメッセージや意味が込められているのかを解読していきます。

ホロスコープは、自分が何者であるか?またどんな事を地球にやり遂げに来たのか?
などを見つけ、理解するための知識であり情報でありヒントです。


なお、12星座占いの認知度が広がったのは、占星術をわかりやすく、より大衆に広めていくためだったそうです。個人の西洋星読み(占星術)をしようとすれば、それは膨大な情報量となります。それを簡潔にまとめた事によって、新聞や雑誌などに取り上げやすくなりました。そうした背景もあって星占い(12星座占い)はエンターテイメント性や、商業的な要素が強い為に占星術師の間では賛否両論あったと言います。

西洋星読みは、自分の才能・性質をどう捉えていくのか、またその時の状況がどのようなものであるか?を知るために生まれ、発達してきた天体活用術です。


そんな西洋星読みの智慧を知り、日常生活に活用するサローネ「12星座の活用術」をこの4月、牡羊座の時節からスタート致します。

初回は牡羊座の時節、4月4日に開催いたします。
詳細はこちらをご覧ください。

12星座の活用術

12星座活用術