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ガレリア カフェ ユー オーナー なおきがカフェで使っている素材や知り得た情報などについて徒然と綴るブログです。

タグ:オリジナルハーブティー

カフェ・ユーのオリジナル・ブレンド・ハーブティのシリーズの中に、ミュージシャンのオリジナル曲からインスパイアされたイメージをブレンド・ハーブティにした「音楽のかほり」があります。

そのひとつに <THINGS>のオリジナル曲「光」からインスパイアされたブレンド・ハーブティがあります。

ヴォーカルの藤正 裕太さん、ギタリストの浅見 卓矢さん、キーボーディストの田島 岳さんからなる
音楽ユニット<THINGS> 。
伸びやかで力のある声、キレのあるギターサウンド、印象的なシンセサイザーが織りなす、互いのルーツと想いが融合した<THINGS MUSIC>、その渾身のデビューシングルが「」です。




「光」作曲のきっかけは、Jリーグで活躍している大宮アルディージャの公式応援番組「Ole! アルディージャ!」のタイアップのお話をいただいたこと。
作詞をした藤正さんは、大宮アルディージャの試合を実際に観てから歌詞を着想したかったので、メンバーの浅見さんとともにNACK5スタジアムで行われるホーム戦を観に行かれました。
試合終了直前に逆転勝利をおさめたその試合、最後まで諦めず走り続ける選手の姿に感銘を受け
『光届け明日へ』『戦いは今』『まだ止まれない』などのワードが思いつき、そこから歌詞を書き上げたそうです。

そして、「光」の歌は
今を生きるすべての人にとって、
希望の光でありますように。
と、未来を信じるために3人で作り上げた、<THINGS>の想いの結晶となっています。

そんなエピソードもいただきながらできたブレンド・ハーブティは2つ、候補ができました。
ひとつは、ゴールの方から自分に向かって光射すようなイメージ
もうひとつは、ゴールに向かって進む自分を後ろから押してくれるような光のイメージ

<THINGS>のメンバーも加わってもらって決定したのは、
ゴールに向かって進む自分を後ろから押してくれるような光のイメージ
の方です。

そのハーブティは、柔らかで温かみのある味で自分自身を大切にするためのブレンド。
色味は黄色~ゴールド系で深いリラックス をしたい時にもお薦めのブレンドです。

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使用しているハーブティは、
カモミール、オレンジピール、レモングラス、ペパーミント、エルダーフワラー、リコリス、アイブライト、ビルベリー、タイム、マリーゴールド、バレリアン
です。

このハーブティには喉ケアハーブと眼精疲労に効果のあるハーブも使用しています。

「音楽のかほり」シリーズの「」もどうぞ、お愉しみください♪


※こちらのハーブティーをお愉しみくださる方には、<THINGS>プレゼンツのステッカーをプレゼント致します。

神の雫」という漫画があります。
ワイン好きの方はご存知の方も多いと思います。
漫画の中に登場する主人公たちは、ワインを口に含むと従来のワイン表現方法に則らない独自の表現を発し、それがこの漫画の見せ所となっています。

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ワインを口に含んで風景が見える。
これは漫画だけの世界・・・と思っていた私にも、そんなことが起きたことがあったのですが、今回再び起こりました。

それが今回紹介しますハーブティーを口に含んだとき、でした。
今回は口に含んだ時に想起されたのは「音楽」でした。
ハーブティを口に含んだ時に感じた風景が、その音楽を聴いたときに想起する映像と重なったのです。

そもそもそのハーブティーは別のコンセプトのオリジナルブレンドのための候補サンプルのひとつでした。
そのブレンドハーブティーを口に含んだとき、脳裏に浮かんだ風景。
それは潮風薫る海岸を歩いている風景。

シーサイドウォーク

それを想起させてくれる音楽は、ジャズヴァイオリニストの北床 宗太郎さんのオリジナル曲「Seaside Walk」です。

北床さん
(左が北床 宗太郎さん)

北床 宗太郎さんの「Seaside Walk」が想起させてくれるイメージは、
心地よいくらいの日差しの中、心地よい潮風が吹く海岸を、歩いているシーン。
波の音も心地よく、気持ちが大らかに、そして開放感に溢れて、とてもリラックスしていく感じ、です。

そのイメージを与えてくれたのがこちらのハーブティーです。

ハーブティ シーサイドウォーク

このハーブティーは、ペパーミント、ラベンダー、レモンバーベナ、ギンコ、ローズヒップ、マリーゴールドをブレンドしたハーブティーです。

すっきりしたペパーミントの中に優雅な香りのラベンダーをブレンドし、疲れた頭を癒すギンコをブレンドしたハーブティ。
このハーブティは、その要素はどこにもないのに、ほのかに“潮風”の香りがしたのです。


この度、「音楽のかほり」シリーズに新たに「Seaside Walk」が加わります♪


※こちらのハーブティーをお愉しみくださる方には、北床さんプレゼンツのポストカードをプレゼント致します。

ノベルティ


イメージング・ハーブティ「空のはじまり」は、繊細な感性と美しい音楽性を湛えた歌心溢れるサックス・プレイヤー/コンポーザーのヤマカミヒトミさんのオリジナル曲「空のはじまり」から私がインスパイアされて創ったハーブティです。(誕生秘話はこちら


夕日のうつくしいスポット、福岡県糸島の夕日を眺めていた時に、ふと、
「あのうつくしい夕日に染まる“空”と、今私の肌に触れている空気と、境目はどこにあるのだろう?」
と思われたヤマカミヒトミさんの感性。

糸島サンセットロード


そこから受けたハーブティのイメージは、「沈みゆく夕景のうつくしさをハーブティで表現したい」でした。
加えて、「夕景のうつくしさにまどろみ、自分と空との境界線を意識することさえ忘れるような"究極のリラックス"」まで表現できたら、と考えました。

ハーブティは自然のものだけを使っていますので、茶色は限られています。
そこで、ハーブティで可能な色出しとして、夕日によって「青空から黄金色に変わる海と境目の空の色」 を表現することにしました。

できあがりましたイメージング・ハーブティ「空のはじまり」 の色の変化はこのようになりました。

空の始まりグラデーション

お湯を注した瞬間の発色は紫紺のような色。
そこから時が経つにつれて青の要素は薄まり、金色が全体を占めるようになります。
時間が経って茶漉しを引き上げると、やや茜色を帯びた茶色に。
日が海の向こうに沈んだ後に、空に残された茜色のような茶色になったのは嬉しい悦びです♪

 
イメージング・ハーブティ「空のはじまり」のブレンドに使用したのは、レモンマートル、エルダーフラワー、レモングラス、マローブルー、ラベンダーです。

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イメージング・ハーブティ「空のはじまり」に印象的な"青色"を与えているのは「マローブルー」です。

マローブルー

うつくしい色彩と、その時々で色が異なるマローブルーは、人々を色彩で魅了するハーブです。
澄みきったブルーはお湯の温度やハーブの量によっても変化し、どんな色彩が登場するのかも愉しみのひとつとなるハーブです。


リラックス&リフレッシュはハーブがもっとも得意とする心理的作用です。
その中でも、"究極のリラックス"として採用したのは、リラックス&リフレッシュの代表格、シトラス(レモン)とラベンダーの香り。
レモンの香りとしては"レモンよりもレモン"と言われる「レモンマートル」を使いました。

レモンマートル


イメージング・ハーブティ「空のはじまり」をご注文くださいました方にはもれなく、ヤマカミヒトミさんの「空のはじまり」が収録されているアルバム「As we are」のジャケットイメージと同じイラストと、裏面にはヤマカミヒトミさん手書きの「空のはじまり」の譜面がレイアウトされているポストカードをプレゼント致します。

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3分間のグラスの中の沈みゆく夕景を、そしてその後の深いリラックスをどうぞお愉しみください♪


青空と漆黒の闇の境界。そこは、地球と宇宙がせめぎ合う境界領域。
その領域を高度400kmの国際宇宙ステーションから、NHKが開発した宇宙用超高感度ハイビジョンカメラを使ってその領域で展開するさまざまなスペクタクル、オーロラ、流星、雷、スプライト(宇宙に放たれる閃光)、地球の夜景など、これまで宇宙飛行士しか見ることができなかった現象が、世界で初めて鮮明な映像として紹介されました。
その領域をNHKは「宇宙の渚」と名付けました。

宇宙の渚

その大気側の「空」。
宇宙との境界領域はわかりました。
では地球側で「空」のはじまるのはどこからでしょう?


福岡県にうつくしい夕日を眺めるスポットが数多くある場所があります。
それは「糸島市」。
泉川(雷山川)河口の弁天橋から桜井二見ヶ浦までの33.3kmの間には、美しい夕日が見られるスポットが数多くあります。そこで名付けられたのが「サンセットロード」。

糸島サンセットロード

夕日を浴びる糸島の海を眺めながら食事やドリンクを楽しむのに絶好のオープンテラスのあるカフェも数多くある、夕日のスポットになっています。
その福岡県糸島市の芥屋海水浴場で毎年8月末から9月上旬に大規模な音楽フェスティバル“糸島サンセットフェスティバル”が開催されます。


繊細な感性と美しい音楽性を湛えた歌心溢れるサックス・プレイヤー/コンポーザーのヤマカミヒトミさんが、この糸島サンセットフェスティバルに出演したのがきっかけで、作った曲があります。
その曲のタイトルは「空のはじまり」。

ヤマカミヒトミ as we are

その曲はヤマカミヒトミさんのジャズ、ワールドミュージック・テイストのオリジナル曲を中心に、トニーニョ・オルタのカヴァーを含むセカンド・アルバム「As we are」にも収めれています。
空のはじまり」はライブではフルートで演奏されていたそうですが、アルバム収録時はピアノでメロディを弾いて、カウンターラインをアルトフルートで演奏されています。
そして、カフェ・ユーでのライヴの時も“ピアノ”で演奏されます。


とってもうつくしくステキな曲で、私も大好きな曲のひとつなのですが、そのことをヤマカミヒトミさんにお伝えしましたときに、ヤマカミヒトミさんが「空のはじまり」の曲が生まれた秘話を語ってくださいました。


糸島の夕日を眺めていた時に、ふと、
「あのうつくしい夕日に染まる“空”と、今私の肌に触れている空気と、境目はどこにあるのだろう?」
と思われたそうです。

“空”というと、手の届かない高く遠い場所にある、そんな感じがありますが、その空と自分の肌に触れている空気は実は繋がっている。

そんなことを思い浮かべていた時に、「空のはじまり」は生まれたそうです。


ヤマカミヒトミさんが発する楽器の音は、空気を伝わって私たちの肌に、鼓膜に伝わり、“音”に変わります。
ヤマカミヒトミさんの言葉を借りれば、音楽は“空”を伝わって私たちに届くもの。
私たちの肌は“カラダと空の渚”。


ヤマカミヒトミさんからそのような曲が生まれたエピソードをお聞きして、改めて、「空のはじまり」の演奏を聴いたときに、私の頭に「空のはじまり」のイメージング・ハーブティが浮かびました。

そして、実際にブレンディングをしまして、ヤマカミヒトミさんにも試飲していただきましたところ、とても気に入っていただけました。


このイメージング・ハーブティ「空のはじまり」は、10月1日のカフェ・ユーでのヤマカミヒトミさんと佐藤 直子さんのライヴにてお披露目致します。
「空のはじまり」のイメージング・ハーブティを、ヤマカミヒトミさんと佐藤 直子さんの「空のはじまり」の生演奏を聴きながら味わっていただけます。
 
それがどんなハーブティか?
ブログでのご紹介は、次回、ヤマカミヒトミさんと佐藤 直子さんのライヴ後にご紹介致したいと思います。

神の雫」という漫画があります。
ワイン好きの方はご存知の方も多いと思います。
漫画の中に登場する主人公たちは、ワインを口に含むと従来のワイン表現方法に則らない独自の表現を発し、それがこの漫画の見せ所となっています。

TKY200709270148


ワインを口に含んで風景が見える。
これは漫画だけの世界・・・と思っていた私にも、そんなことが起きたのです。

それが今回紹介しますハーブティーを口に含んだとき、でした。

そもそもそのハーブティーは前回紹介しました「薫風」のためにブレンドされたサンプルのひとつでした。
そのブレンドハーブティーを口に含んだとき、脳裏に浮かんだ風景。
正確には“風景写真”。
それがこちらでした。

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この写真も、2018年6月にガレリア カフェ ユーで開催しました藤木 晴行さんの写真展『山のささやき Ⅱ』で発表された作品です。

若々しい草原のような香りの奥底に、ほのかに薫る大地の匂い。
それは湿地の香り。でもそれはむせ返るような強さではなく、柔らかなもの。

その香りが、まさにこれから山の端から昇ろうとする朝陽で明るくなった高層湿原にある池塘を撮した作品を想起させたのです。朝露をたっぷり含んだ草から薫り立つ蒸気、これから始まる朝の元気漲るイメージ。

それがこちらのハーブティーです。

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柔らかく薫り立つ草の青々した香りと若葉のような爽快感。
朝日とともにいざ登頂目指して出発する朝の引き締まった気持ちが、このハーブティーの香りに表れていました。

このハーブティーは、カルダモン、ペパーミント、ローズヒップ、オレンジピール、ハニーブッシュ、レモングラス、タイム、セージをブレンドしたハーブティーです。

ミントをベースにした青々しさもある爽やかな香り。
味はスッキリした若葉のような味の奥に感じるほのかなスパイスの温かみ。
できあがったハーブティーの効能は「エネルギーチャージ・スッキリ爽快・カラダの芯からの温め」。
登山に挑むように、これからひと仕事やるぞ!という時に飲んでいただきたいハーブティーです。 

このハーブティーに付けた名前は「かはたれどき」。
私の好きな古語を付けました。

映画「君の名は」で、三葉の生きている場所、岐阜県 糸守で使われている方言「カタワレ時」の語源として出てきた言葉ですね。


私が高校の古文の時間に習ったのは「タソカレ時=誰そ彼時」は“夕方”、「カハタレ時=彼は誰時」は“明け方”でした。

その時習った私の記憶は・・・
たそかれ時
かはたれ
は、「人の気配は感じるけれども人の輪郭さえもはっきりしないほどに暗い」状態で、「(そこに居るのは)誰ですか?あなたは」から発生した言葉。

一方「かわたれ時
たそかれ
は、「人の輪郭はわかるほどの明るさはあるものの、人の顔を識別するほどではない」状態で、「あなたは誰ですか?」とはっきりと人の存在を認識した表現から派生した言葉。
というものです。

“たそかれ時”から派生した黄昏とは違って今はあまり使われない言葉「かはたれどき」。
まさに日が昇らんとし、万物が眠りから覚め活動を始める静かなる活気に満ちた時。
一日の始まりに飲んでいただきたいハーブティーに名付けました。

※こちらのハーブティーをお愉しみくださる方には、このハーブティーの元となった藤木晴行さんのモノクロ写真のポストカードをプレゼント致します。

※こちらのハーブティーもガレリア カフェ ユーのオンラインショップでお買い求めいただけます。

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