2005年10月01日

機動戦士ガンダムSEED DESTINY PHASE-43 「反撃の声」

議長は悪、オーブは正義、混迷を極めた末に勧善懲悪になってしまいました…

機動戦士ガンダムSEED DESTINY PHASE-43 「反撃の声」

「あの機体…」
ドラグーンを背中に装着したまま放つのはなかなかいいですね。集団に対して放射状に乱れ撃ちしながら単騎突撃とかやってくれると面白そうなんですけど。キラはレジェンドにプロヴィデンスの面影を見ましたが、議長がアスランを乗せるために作ったレジェンドをプロヴィデンスに似せたのは何か意味があってのことなのでしょうか?

「こいつ…どうして!」
虎の子デスティニーフィンガーが蹴りで弾かれるなんて…

「自分が今、何を討とうとしているのか、お前本当に分かってるのか!戦争をなくす、そのためにロゴスを討つ。だからオーブを討つ。それが本当にお前が望んだことか?引かぬから、だから討つしかないと、あの国に刃を向けることが!思い出せシン!お前は本当は…何が欲しかったんだ!」
前大戦での英雄、アスラン・ザラ。シンはアスランをはじめは尊敬していた。しかしアスランは理想と現実に迷い、その戦いにかつての面影はなく、ついにはフリーダムに落とされてしまった。アスランのことが好きだったからこそ、その不甲斐なさに腹が立ち、それでも理想を口にすることには反発すら覚えてしまった。そしてアスランはザフトを裏切り、シンはそれを討った。それで全てが終わったはずだった。ところが彼の目の前に再び現れた赤い機体。そこから聞こえてくるのは、紛れもない、アスランの声。

「いくら綺麗に花が咲いても、人はまた吹き飛ばす…」かつて慰霊碑の前でそう言ったシン。もうこれ以上何も吹き飛ばさせないために戦っていたはずなのに、気がつけば自らの手で吹き飛ばしている…本当にそれがシンの望んだものだったのかと問いかけるアスラン。進んだ道が行き止まりなら、また迷えばいい。シンだって何度も迷った。それでも、ミネルバの仲間や議長は自分を信頼してくれている。いつも自分を助けてくれたレイは、いつまでも悩んでいることは弱さだと言う。そして今目の前に立ちふさがるものが、シンの大切なものを奪った。その彼を取り巻く環境が、彼が悩むことを拒否する。そして真っ向から向かってくるシンを切り捨てるアスラン。シンはフリーダムも、そしてアスランも超える力を手に入れたと思っていた。しかし迷いを捨てたアスランの剣にシンが敵うはずもなく…

ビームブーメランをグリフォンで蹴飛ばすのは全身か近接武器の∞ジャスティスを上手く活かしていますね。その数々の武装が残りの本編で効果的に使われるのか微妙ですけど。というか蹴り技なんてそうそう使うことあるんでしょうか。キラにもアスランにも後一歩及ばないシン…結果的にオーブ本土を攻撃することはできませんでした。ここはシンがオーブ本土の攻撃に参加し、自分の足もとに逃げ惑う群集を目撃する方が「吹き飛ばす」側に自分が回っていることを実感できたのかもしれませんが…

「嫌だよ、こんなところ!僕は本島のセイランのシェルターに…」
ここで殺してしまうのか…カガリにとっても何とも後味の悪い結果となってしまいました。ユウナが種デス初期の頃のままでいたら、改心してカガリと協力し合う道もあったかもしれないのですが…展開の都合で貶めて、その結果使い物にならなくなったら殺すことで退場させる…なんと言えばいいのか…合掌。

「潜られたらこちらに攻撃オプションはないわ。離脱上昇、急いで!」
ミネルバには魚雷があったじゃないですか…そして海に潜ったアークエンジェルの必中をかけたような命中率の高さ。出撃してからずっと海に潜ったまま潜水艦や戦艦、水中用MSを撃っていた方がよかったような…

「お前達にも分かっているだろう。私が月に上がらねばならないのだ」
飛行形態に変形したムラサメをフォースインパルスが追い抜くんですか…しかもこういうときに限って射撃が苦手という弱点を有効に活用しなくても…というか、ここまできたらインパルスの状態で待機しておくべきだと思うのですが。

「議長の命じたのはジブリールの身柄の確保でしょ?オーブと戦えということではない」
さすが種デスで最も常識人かもしれないタリア艦長です。「グラディス艦長…」とつぶやくカガリ、なんてことはないシーンですけど、序盤、ミネルバがオーブを発つ直前の二人の会話等を思い返すと、いいですね、こういうの。

墜落しそうな∞ジャスティスを抱きとめるストライクフリーダムには製作者の意思を感じてしまって仕方がないですが、出血しすぎですよ…本当にどこまでボロボロになり続ければいいのでしょう、アスランは…その横で二人微笑むキラとラクスは鬼ですか…

「ネオ・ロアノーク。CE42、11月29日生まれ。大西洋連邦ノースルバ出身。ブラッドタイプO。CE60入隊。現在、第81独立機動軍、通称ファントムペイン、大佐。のはずなんだがな。だがなんだかちょっと自信がなくなってきた。」
ムウより一年早く生まれたことになっていますね…瀕死のムウを救い出し、偽の記憶を植えつけてでも再利用しようとしたジブリールの真意は語られることはなさそうです…

「オーブ連合首長国代表首長、カガリ・ユラ・アスハです」
お父様以外に向けて敬語を使うカガリは新鮮です…そこに割り込む議長、明らかに都合の悪いことを言われそうなので電波ジャックしたと言うのがミエミエなのですが…それでもラクスブランドがあれば押し通せると思ったのでしょうか。そこに電波ジャックされてから部屋を出たのになぜか余裕で会見場にきたラクスが電波ジャック返し。「馬鹿な…何故彼女がオーブに…」って議長、小物化してますよ…オーブの会見を議長が電波ジャックできるなら、例えラクスがエターナルにいたとしても、どうやらとてつもない規模で展開しているターミナルの力で電波ジャックできたと思うのですが…ラクスの介入も想定の範囲内でなければ議長じゃありませんよ。

次回、「二人のラクス」。最後の見せ場になるかもしれない演説を邪魔されたカガリが巻き返せるのか…全部ラクスに持っていかれてしまうのか…議長に楯突き世界の敵となってしまったオーブの全てが彼女の双肩にかかっているので、ぜひとも頑張ってほしいですね。

トラックバックURL

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔