December 14, 2005

「鏡獅子」4

「鏡獅子」
1935年日本

監督 小津安二郎
出演 尾上菊五郎(六代目)

国際文化振興会が、日本の国宝的舞踊を海外に紹介するために製作した記録映画。踊り手は、当時51歳で踊りの天才と謳われた六代目尾上菊五郎。演目は娘の優雅さと獅子の勇壮さの双方が要求され難物とされる鏡獅子。



小津安二郎が監督した唯一のドキュメント映画です。初のトーキー映画でもあります。
歌舞伎にまったく興味が無いので、この映画はきっと退屈するだろうなと思って観始めたのですが、尾上菊五郎の見事な踊りにすっかり魅せられてしまいました。弥生の美しさ、獅子にとりつかれる様子、大迫力の獅子、夢中になって観ていたので24分では物足りないと感じました。弥生の時は柔らかく優しい女性なのですが、獅子になったからの威圧感は驚きました。見事な舞踊がとても魅力的に撮れた作品でした。

映画の前半には尾上菊五郎の生い立ちがナレーションと映像で説明されており、私のように歌舞伎をよく知らない方でも楽しめると思います。

calamityjane0221 at 15:15│Comments(5)TrackBack(1) 小津安二郎 

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1. 映画評「鏡獅子」  [ プロフェッサー・オカピーの部屋[別館] ]   July 11, 2007 23:57
☆☆★(5点/10点満点中) 1935年日本映画 監督・小津安二郎 ネタバレあり

この記事へのコメント

1. Posted by sato   December 14, 2005 20:37
こんにちは。
面白そうな映画ですね。観てみたいです。
ドキュメンタリーって好きです(^^)
歌舞伎の非日常的な美しさは凄いですよね。日本っていいな、と感じます。
2. Posted by カエデ   December 15, 2005 04:28
コンバンハー

先月歌舞伎座に歌舞伎を見に行きました
ストーリーを100%理解するコトはできませんでしたが、「日本文化に触れた」コトにすごく感動しました
3. Posted by カカト   December 15, 2005 17:07
>satoさん
とても面白い映画でした。それだけに24分という短さは残念です・・。
私はあまりドキュメンタリーは観た事が無いのですが、こういう記録映画は他にも観てみたいと思いました。
この映画を観て、日本人が誇らしくなりました。

>カエデさん
実際に歌舞伎を観たなんてうらやましいです。迫力ありそうですね。
普段なかなか日本の文化に触れることってないですよね。日本人なのに・・。
4. Posted by オカピー   July 12, 2007 00:08
TB貰いっぱなしだったかもしれませんので、お返し致します。
ダブっている場合は一つ削除をお願い致します。

日本の古典芸能にも興味だけはあるのですが、実際にはなかなか観られませんね。「晩春」や溝口健二の「噂の女」など昔の日本映画にはそうした古典芸能が扱われることが多いので、参考の為に見ようと思ってもやはり腰が重い。
特に、能は言葉が殆ど解らず、歌舞伎狂言は長いので分割して観ることが必要になるので面倒臭い、といった具合。

これからの課題です。
5. Posted by カカト   July 12, 2007 22:07
言葉が解らない、長い、といった問題はありますよね。
かと言って、噛み砕いた現代風の古典芸能はなんか違うよなぁという気がしますしね。(現代風で古典というのもなんだか変ですしね。)

私は古典落語で精一杯です・・。情けない。

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