穏やかなこの景気を、さて、どの様に捉えればいいのでしょうか?

ポジションによって見方は異なるでしょうし、持っている情報によっても全く違った捉え方になるのが、このアベノミクスという景気なのかもしけません。

たしかに、今この瞬間は、良くも悪くもない、平常な景気だといえるのでしょう。

しかし、よく考えてみると、10月の消費増税直前の、駆け込み需要旺盛なタイミングのはずなのですが・・・。



我々、アラ還世代(60歳前後の人)は、社会人として、消費税と共に歩み、消費税に翻弄をされ続けたといえるのかもしれません。

1989年、社会人として慣れ始めた頃に、最初の消費税3%が導入され、消費税の仕組みを真摯に勉強したものでした。

1997年、ビジネスの中枢で動けるようになったころ、消費税が5%になり、計算がし易くなったと喜んでいました。

2012年、社会人として熟練してきたころ、消費税が2014年に8%、2015年に10%なる法案が成立して、どこまで上げるつもりなのかとビックリしました。

2014年、社会人として佳境に入ったころ、予定通りに消費税が8%に上げられましたが、翌年に予定されていた10%への増税は見送られました。

2019年、社会人としてのリタイヤを迎えるころ、2度の見送りを経て、ようやく消費税が10%になろうかとしています。

こうやって時系列にしてみると、消費税と直接に関わりながら歩んできたことが蘇ってきます。

現在の8%に至るまで、導入時から増税時において、何があったのかを思い起こすと、場面が明確に思い起こされるのです。

消費税導入や増税直後は、消費が、例外なく極端に冷え込みました。

導入直後などは、政府の想定以上に消費が減退し、景気は随分と悪化をしたように思います。

その後の増税の場面では、事前に様々な施策を実施して、増税以降の景気冷え込みに備える様になりました。

それでも、悲しいことに、増税後の消費低迷は避けられませんでした。

消費税増税の、景気に対する影響は、避けられない大きなものだと、過去の増税事例が明確に立証しているのです。


同時に、消費税増税は、増税直前という、逆の場面でも大きな影響を与えます。

過去の増税直前において共通するのが、旺盛な駆け込み需要です。

税金が増税される前に買っておこうというのは、消費者の共通する認識なのでしょう。

政府が、増税に関わる様々な施策を実施しようとも、増税前には消費が跳ね上がり、経済が上向くというのは、当たり前の傾向だといえるのかもしれません。



衆議院の解散が見送られ、令和元年10月1日より、消費税が10%に増税される可能性は随分と高くなりました。

そうすると、増税3か月前の今は、旺盛な駆け込み需要が期待されるタイミングなのです。

ところが、今は、平常な景気の様に感じます。

建築や車などといった高額商品においても、駆け込み需要の話など聞きません。

増税直前で、消費が跳ね上がったなどとのニュースも聞きませんし、実感もありません。

過去の増税直前とは、明らかに様子が違う様に思います。



過去においては、増税後、驚くほどの落差で、消費は一気に落ち込んでいました。

しかし、増税直前の旺盛な消費により、ある程度はバランスがとれていたようにも思います。

今回は、その直前の旺盛な消費が見られないのです。

増税直前の消費は起きているが、元々の景気が悪く、平常状態を維持するのが精一杯だという意見もあります。

しかし、増税後は、一気に消費は落ち込むのです。

この、かさ上げのない消費から落ち込むのであれば、いったい、どこまで落ち込み、どんな経済状況になるのか、想像するのも恐ろしいといえます。

本当に、10%に増税をしていいのでしょうか・・・?


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