あの時、こうしておけばと、今更悔やんでも仕方がないのは判っていますが、喪失した結果の大きさに愕然とするしかありません。

『後悔先に立たず・・・』といいますが、正しくその通りなのです。

未だ、何とかなると勘違いし、自らを信じ込ませたことが、状況をさらに悪化させ、気が付けば事業の破綻と共に人生さえも失いかけていました。

経営に不安を感じた時、しっかりと状況を認識し、引き際を間違えなければ、こんなことにはなっていなかったのでしょう・・・。



まだまだ、再生の可能性があるのに、事業を諦めてしまうのは、経営者としては問題だと思います。

しかし、もう、実質は経営破綻しているのに、諦めきれずに事業にしがみ付き、やみくもに経営を続けようとするのも問題です。

既に、再生の目途など立たない経営状況なのに、何ら方向性も持たずに、いつまでも関係者に迷惑を掛け続けて負債を増加させるのは、経営者として失格だといえるでしょう。

こんな、引き際を間違えた経営者は少なくありません。

そして、その事実に気づくのは、既に手遅れとなった状況においてですから、どうしようもありません。

経営者も、引き際を間違えようとして間違えたわけではありません。

経営に対する不安から、現実に目を背けたかったのかもしれません・・・。

自分の置かれている状況が、経営者には正しく理解できていなかったともいえます・・・。

何とかしようとしても、知識が乏しく、具体的に何もできなかったのでしょう・・・。

要は、正しい経営状況が把握できておらず、何をしていいのかさえも判らなかったのです。

その結果、ダラダラと現状を引きずるしかなかったということなのです。



ご相談者の事例で、あの時に、引き際であると決断をしてくださったら、今とは比較にならない良い結果を得られていた案件は珍しくありません。

リスケジュールが成功して資金繰りが楽になった時、ご相談者が気を緩めずに経営改善に取組んでいたならば、再生が実現できていたと思います。

会社も事業も破綻してしまった経営者が、あの時に決断してくださったなら、間違いなく事業は別形態で維持できていたでしょう。

住むところさえ喪失した経営者が、あの時に勇気を持って取り組んだら、自宅を守れていた可能性は限りなく高いといえます。

あの時、経営者が頑なな気持ちを少し緩め、私の言葉に耳を傾けてくださったなら、これからの余生を、余裕をもって過ごせるだけの資金は確保できていたでしょう。

今さら、こうしておけばと悔やんでも仕方がないのですが、チャンスを生かせなかった結果が大き過ぎます。

私の、状況説明が、曖昧だったのかもしれません。

状況をご説明するときに、遠回しな表現を使ってしまい、はっきりと断言しなかったという後悔はあります。

しかし、経営危機という環境では、100%の答えはありませんから、まだ可能性が残され、希望のあるご相談者に、その希望を閉ざす様な断定的な表現は使いにくいものなのです。

『可能性が高い』や、『極めて可能性は低い』等といった表現で、ご相談者に判断していただくしかありませんでした。

今後は、もう少しご理解いただけるように、表現を変える必要があるのかもしれません。



将来、後悔しないためには、現状認識をしっかりとすることが大事だと思います。

経営危機という環境では、特に、正しい経営状況を把握することから始める必要があります。

正しい経営状況を把握した結果により、どの様な選択肢があるのかを知ることが、今後の展開を大きく左右すると思います。

的確な選択肢に取組むことにより、最善の結果に結びつくのではないでしょうか。



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