お嬢様にはなれない年の瀬の間抜け

2019年12月23日

手抜きのはずが

 年の瀬も押し詰まってまいりまして。
 年賀状を(急いで)書かねばならぬ時期となりました。
 去年(というか、今年のお正月ですね)までは、無地の年賀ハガキにスタンプを捺し、一言書き添えてシールでデコる、という結構面倒なことをしていました。
 毎年同じスタンプではアレなので、同じスタンプでもインクの色を変える、デコるシールは毎年新しく買いなおす等して、見た目が変わるように工夫して作ってたんです。
 しかしながら、今年はもう、そういう元気がなくなりまして。
 市販の年賀状を買ってきました。
 新年の挨拶に、ちょっとしたイラストが印刷されているもので、ひとこと書き添えて切手を貼れば出せます。
 手抜きかなぁ、とも思ったんですが、こちらがいただく年賀状も、ほとんどが印刷されたもので、直筆のコメントなど書いてくれる人のほうが少ないくらいなので、こちらも簡略化できるところはさせてもらうことにしました。
 で。
 年賀状のほうは何とかなりましたが、今度はこれに切手を貼らなきゃなりません。
 我が家では、実家の父が無地のハガキに年賀の挨拶を印刷し、切手を貼って出す方式を採っています。
 私と違い、仕事関係などで百枚単位で賀状を出す父は、貼る手間を減らすためにシール式の切手を買って、ぺたぺた貼ってます。
 郵便局に勤めている私の友人を通して(友人のノルマを助けるため)63円切手をたくさん買い、ぺたぺた始めてるんですが、今年は郵便料金の値上げもあって、在庫の切手がどれくらいあるかを確認したそうです。

父「でな、62円切手が少しあったんだが、これはシールで貼るやつだし、1円貼り足せばいいから、俺が使う」
私「ああ、じゃあ1円切手を買ってきたらいいのね」
父「そうそう」
私「何枚くらい要るかね?」
父「30枚くらいかなぁ……」
私(けっこう残ってたんだな、62円)
父「でな、52円切手もあったんだ」
私「……は?」
父「引き出しの奥のほうにあったから、おかあさんが買って置いといたやつじゃないかと思う」

 母、6年ほど前に死んでます。

私「そらまた物持ちのえぇこって」
父「それ、やるわ。4、50枚あるから」
私「随分あるねぇ」
父「しかも、シールじゃねぇからな。11円貼り足さなきゃならんし、面倒だから、やる」
私(押しつけかーい!)

 どんがらがらがらがっしゃーん!

 仕方ないから、10円切手と1円切手を買ってきます。
 年賀状で切手の貼り足しってのもどうかと思いはしたんですが、52円切手自体は記念切手で綺麗なデザインですし、何十枚もあるのを消化する機会なんて滅多にないので、使わせてもらおうと決めました。
 それにしても今年は、既成の印刷ハガキで手を抜こうと思ったのに、変なところで手間がかかることになってしまいました。
 サボろうと思ったから、バチが当たったんかなぁ……


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 ちなみに。
 郵便局に下取り(?)に出して、同じ額面分の新しい切手やハガキを手に入れられることは知ってるので、そうしようかなとも思ったんですが、交換に使うには綺麗すぎて勿体ない気がして。
 それに、せっかくだから、誰かに見てほしいよねってことで、不足分を貼り足して使うことにしました。
 でもなぁ……
 以前、そうやって取ってあった記念切手を、仲の良い友だちにと思って郵便物に貼って窓口へ持ってったら(定形外だった)、
「こんな勿体ないこと! 何年も前の切手だし、使っちゃうのは勿体ないわよ! ちゃんと取っておかないと! 勿体ないわ!」
 と窓口のオバハンに「勿体ない」を連呼され、なんか悪いことしてる気になったからなぁ……
 切手が好きな友だちだから、綺麗な切手を使いたかっただけなのに。
 そんなふうに、ちょっと落ち込む話もあったりするのでした。

camellia_p at 15:43│Comments(0)ひとりごと 

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