2014年09月
2014年09月29日
カメラ修理 ASAHI PENTAX SV(アサヒペンタックスSV)
こんにちは。
きょうは、ASAHI PENTAX SV です。
SVは1962(昭和37)年の発売。私と同い年です(汗)
S3にセルフタイマーを取付けたモデルとして登場しました。
巻戻しノブ下にタイマーダイヤルが装備されています。
正面の「V」はドイツ語「voraufwerk(読みがわかりません)」の頭文字だそうで。
本機種から、フィルムカウンターが自動復元式になりました。
シャッター幕交換、プリズム交換を含む、総合整備一式を行ないました。

幕が経年で硬化、幕速が出ず、ミラーが戻らない状態でした。
おや?先幕の金具がオリジナルではありませんね。
今回の交換で、オリジナルに戻しておきました。

とりあえずは幕交換から始めます。
手前のふたつは交換用に製作した新しいシャッター幕です。

手前は外した先幕。しなやかなシャッター幕も経年でこのように変形、硬化してしまいます。

こちらはスローガバナの内部。見た目は結構きれいですね。
しかし全て分解して清掃、注油します。

こちらはラチェットギヤ。動きがぎこちない、といいますか、きちんとラチェット機能を果たしていません。

ギヤ内部と、コマの汚れが原因でした。見えないところもきちんと整備しないといけません。

フィルムガイドレールに腐食が見られたので、磨きをかけました。
ただ、あまり磨きすぎてもいけません。フランジバックが狂ってしまいますから。

中も外も磨かれて、美しくなったSVです。
次回の紹介機種は未定です。お楽しみに。
*********************************************
当工房では、良いものを長く、愛着を持って大切にされるお客様の気持ちになり、真心をこめて修理致します。
国産MFカメラ修理専門
カメラ修理工房 ミノハ
*********************************************
ブログをご覧の皆様へ
いつもご覧いただきまして、誠にありがとうございます。
当ブログでは、お客様からご依頼のあったカメラ修理の様子を中心にご紹介しています。
カメラ修理は、ご自分で分解などなさらず是非プロの修理屋さんにご依頼くださいますよう、お願いいたします。
また、記事の内容や表現等に、工房主の不勉強、無知識による間違いなども多々あるかと思います。
そのようなことがございましたら、どうかご了承いただけますようよろしくお願いいたします。
ありがとうございました(^_^)
工房主
きょうは、ASAHI PENTAX SV です。
SVは1962(昭和37)年の発売。私と同い年です(汗)
S3にセルフタイマーを取付けたモデルとして登場しました。
巻戻しノブ下にタイマーダイヤルが装備されています。
正面の「V」はドイツ語「voraufwerk(読みがわかりません)」の頭文字だそうで。
本機種から、フィルムカウンターが自動復元式になりました。
シャッター幕交換、プリズム交換を含む、総合整備一式を行ないました。

幕が経年で硬化、幕速が出ず、ミラーが戻らない状態でした。
おや?先幕の金具がオリジナルではありませんね。
今回の交換で、オリジナルに戻しておきました。

とりあえずは幕交換から始めます。
手前のふたつは交換用に製作した新しいシャッター幕です。

手前は外した先幕。しなやかなシャッター幕も経年でこのように変形、硬化してしまいます。

こちらはスローガバナの内部。見た目は結構きれいですね。
しかし全て分解して清掃、注油します。

こちらはラチェットギヤ。動きがぎこちない、といいますか、きちんとラチェット機能を果たしていません。

ギヤ内部と、コマの汚れが原因でした。見えないところもきちんと整備しないといけません。

フィルムガイドレールに腐食が見られたので、磨きをかけました。
ただ、あまり磨きすぎてもいけません。フランジバックが狂ってしまいますから。

中も外も磨かれて、美しくなったSVです。
次回の紹介機種は未定です。お楽しみに。
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そのようなことがございましたら、どうかご了承いただけますようよろしくお願いいたします。
ありがとうございました(^_^)
工房主
2014年09月22日
カメラ修理 Canon F-1N(キヤノンF-1N)
こんにちは。
きょうは、Canon F-1N です。
Canon F-1は1971(昭和46)年に発売された、キヤノン初のプロフェッショナル一眼カメラです。
いまさら説明する必要が無い程、有名なカメラですね。
F-1Nはマイナーチェンジを施された機種で、1976(昭和51)年に発売されています。
丁度このころから、New F-1の開発が始まったそうです。
総合整備一式を行ないました。

ファインダー一体式のカメラと違い、トップカバーは左右に分かれていますから、それぞれ外して各部の整備をします。

巻上げ機構を中心に、底部もクリーニングとグリスアップを行ないます。

ファインダーも分解し、劣化モルトの除去、接眼レンズ・プリズムのクリーニングを行ないます。
遮光や防塵というより、落下時などのクッションとしてモルトが使われている様子。
幸いプリズム蒸着面には接しておらず、腐食は免れていました。

付属のレンズは、絞り羽根ユニットに油が回っていました。
写真の、光っている部分です。
ヘリコイドグリスが溶け出てしまったようです。


ご覧のように絞り羽根に油がにじんでおり、開閉が重くなっていました。
分解して羽根を1枚1枚クリーニングします。

お客様から、「あと20年使えるように」とお願いされました。
発売から40年近く経ったカメラです。実際あと20年経ってみないと分かりませんが、楽に持つと思います。
いずれにしても、定期的に整備に出していただきたいですけどね。
次回の紹介機種は未定です。お楽しみに。
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当工房では、良いものを長く、愛着を持って大切にされるお客様の気持ちになり、真心をこめて修理致します。
国産MFカメラ修理専門
カメラ修理工房 ミノハ
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また、記事の内容や表現等に、工房主の不勉強、無知識による間違いなども多々あるかと思います。
そのようなことがございましたら、どうかご了承いただけますようよろしくお願いいたします。
ありがとうございました(^_^)
工房主
きょうは、Canon F-1N です。
Canon F-1は1971(昭和46)年に発売された、キヤノン初のプロフェッショナル一眼カメラです。
いまさら説明する必要が無い程、有名なカメラですね。
F-1Nはマイナーチェンジを施された機種で、1976(昭和51)年に発売されています。
丁度このころから、New F-1の開発が始まったそうです。
総合整備一式を行ないました。

ファインダー一体式のカメラと違い、トップカバーは左右に分かれていますから、それぞれ外して各部の整備をします。

巻上げ機構を中心に、底部もクリーニングとグリスアップを行ないます。

ファインダーも分解し、劣化モルトの除去、接眼レンズ・プリズムのクリーニングを行ないます。
遮光や防塵というより、落下時などのクッションとしてモルトが使われている様子。
幸いプリズム蒸着面には接しておらず、腐食は免れていました。

付属のレンズは、絞り羽根ユニットに油が回っていました。
写真の、光っている部分です。
ヘリコイドグリスが溶け出てしまったようです。


ご覧のように絞り羽根に油がにじんでおり、開閉が重くなっていました。
分解して羽根を1枚1枚クリーニングします。

お客様から、「あと20年使えるように」とお願いされました。
発売から40年近く経ったカメラです。実際あと20年経ってみないと分かりませんが、楽に持つと思います。
いずれにしても、定期的に整備に出していただきたいですけどね。
次回の紹介機種は未定です。お楽しみに。
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国産MFカメラ修理専門
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当ブログでは、お客様からご依頼のあったカメラ修理の様子を中心にご紹介しています。
カメラ修理は、ご自分で分解などなさらず是非プロの修理屋さんにご依頼くださいますよう、お願いいたします。
また、記事の内容や表現等に、工房主の不勉強、無知識による間違いなども多々あるかと思います。
そのようなことがございましたら、どうかご了承いただけますようよろしくお願いいたします。
ありがとうございました(^_^)
工房主
2014年09月08日
カメラ修理 OLYMPUS XA2(オリンパスXA2)
こんにちは。
きょうは、OLYMPUS XA2 です。
XA、XA2とも何度かここでご紹介してきました。
今回はブルーのXA2。「シティブルー」というそうです。
以前「アーバンホワイト」をご紹介しました。
残るは、「ハートレッド」のみですね。
手元の資料によると、当時デモ用にシルバーに塗られたXA2もあったそうです。
XA2は、1980(昭和55)年の発売でした。
ヘリコイド固着修理を含めた、総合整備一式を行ないました。

絞り優先AEのXAでは絞り指標だった部分は、XA2ではゾーンフォーカスの指標になっています。
同じくピントレバーだったところは、専用フラッシュのスイッチレバーになりました。
晴天の日中なら、レンズバリアを開けたら、フェザータッチのレリーズボタンを押すだけで手軽に写すことが出来ます。

XAでは絞り羽根とシャッター羽根が存在しましたが、こちらは絞り兼用のシャッター羽根のみとなります。

前玉はじめ後玉にもアクセスしてレンズクリーニングをいたしました。
複数ある電磁石の、接点部分のクリーニングも欠かせません。
レリーズボタン内部のクリーニング、曇りやすいファインダーの清掃、フィルム室のモルト交換を行い、AE感度の調整をしました。


写真では鮮やかに見えますが、実際はもう少し落ち着いたダークブルー(日産のBe-1的な)です。
次回の紹介機種は未定です。お楽しみに。
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国産MFカメラ修理専門
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当ブログでは、お客様からご依頼のあったカメラ修理の様子を中心にご紹介しています。
カメラ修理は、ご自分で分解などなさらず是非プロの修理屋さんにご依頼くださいますよう、お願いいたします。
また、記事の内容や表現等に、工房主の不勉強、無知識による間違いなども多々あるかと思います。
そのようなことがございましたら、どうかご了承いただけますようよろしくお願いいたします。
ありがとうございました(^_^)
工房主
きょうは、OLYMPUS XA2 です。
XA、XA2とも何度かここでご紹介してきました。
今回はブルーのXA2。「シティブルー」というそうです。
以前「アーバンホワイト」をご紹介しました。
残るは、「ハートレッド」のみですね。
手元の資料によると、当時デモ用にシルバーに塗られたXA2もあったそうです。
XA2は、1980(昭和55)年の発売でした。
ヘリコイド固着修理を含めた、総合整備一式を行ないました。

絞り優先AEのXAでは絞り指標だった部分は、XA2ではゾーンフォーカスの指標になっています。
同じくピントレバーだったところは、専用フラッシュのスイッチレバーになりました。
晴天の日中なら、レンズバリアを開けたら、フェザータッチのレリーズボタンを押すだけで手軽に写すことが出来ます。

XAでは絞り羽根とシャッター羽根が存在しましたが、こちらは絞り兼用のシャッター羽根のみとなります。

前玉はじめ後玉にもアクセスしてレンズクリーニングをいたしました。
複数ある電磁石の、接点部分のクリーニングも欠かせません。
レリーズボタン内部のクリーニング、曇りやすいファインダーの清掃、フィルム室のモルト交換を行い、AE感度の調整をしました。


写真では鮮やかに見えますが、実際はもう少し落ち着いたダークブルー(日産のBe-1的な)です。
次回の紹介機種は未定です。お楽しみに。
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当工房では、良いものを長く、愛着を持って大切にされるお客様の気持ちになり、真心をこめて修理致します。
国産MFカメラ修理専門
カメラ修理工房 ミノハ
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いつもご覧いただきまして、誠にありがとうございます。
当ブログでは、お客様からご依頼のあったカメラ修理の様子を中心にご紹介しています。
カメラ修理は、ご自分で分解などなさらず是非プロの修理屋さんにご依頼くださいますよう、お願いいたします。
また、記事の内容や表現等に、工房主の不勉強、無知識による間違いなども多々あるかと思います。
そのようなことがございましたら、どうかご了承いただけますようよろしくお願いいたします。
ありがとうございました(^_^)
工房主
2014年09月01日
カメラ修理 Canon EF(キヤノンEF)
こんにちは。
きょうは、Canon EF です。
発売は1973(昭和48)年。
EFは、往年のFシリーズ、Aシリーズを通して唯一の金属幕縦走りシャッターを搭載した、TTLシャッター速度優先EE機です。
シャッターはコパルスクエアで、1/1000~1/2秒は機械式、1~30秒は電子ガバナー式となっています。
露光は、それまで主流のCdSから低照度に強いSPD(シリコンフォトダイオード)を使用することで、測光範囲を広げています。
総合整備一式を行ないました。

トップカバーを開けるとプリズム上には、AE-1を彷彿とさせるフレキシブル基板が?
半固定抵抗器は、カバー付きのデラックスなものが使われています。
しかしコードによる配線も多く、ちょっと時代を感じさせますね。

中央に見える機械式の接点は、ノーマル時と、CATS機構(距離により自動に絞りを変化させる)専用ストロボ使用時の切換用。
このアナログ感、いいですね。
右の円柱状のものは、露出などつかさどるICの金属ケースです。

シャッターダイヤルの情報は、この連動糸によりEE機構へ伝えられます。

ASA感度ダイヤル基部のEE機構は、メーター筐体も含めギヤやプーリーによる連係で成り立っています。
一度分解してしまうと、組立て時の調整に少しコツが必要となります。

プリズムを降ろしてコンデンサレンズ/スクリーンをクリーニングするためには、最低ここまで分解しなくてはいけません。
スクリーン交換式の機種では、もう少し作業が楽になることもありますが、交換式が主流になるのはもう少し後の時代ですね。

露出計のメーターは、指針の位置をレンズ絞りに伝える機構と一体になっています。
コンパクトカメラの、針押さえ式EEと同じ仕組みですね。

残念ながら電子部品の不具合で、スローシャッターの修復等がかないませんでしたが、ファインダーも外観もとてもクリーンになりました!
次回の紹介機種は未定です。お楽しみに。
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カメラ修理は、ご自分で分解などなさらず是非プロの修理屋さんにご依頼くださいますよう、お願いいたします。
また、記事の内容や表現等に、工房主の不勉強、無知識による間違いなども多々あるかと思います。
そのようなことがございましたら、どうかご了承いただけますようよろしくお願いいたします。
ありがとうございました(^_^)
工房主
きょうは、Canon EF です。
発売は1973(昭和48)年。
EFは、往年のFシリーズ、Aシリーズを通して唯一の金属幕縦走りシャッターを搭載した、TTLシャッター速度優先EE機です。
シャッターはコパルスクエアで、1/1000~1/2秒は機械式、1~30秒は電子ガバナー式となっています。
露光は、それまで主流のCdSから低照度に強いSPD(シリコンフォトダイオード)を使用することで、測光範囲を広げています。
総合整備一式を行ないました。

トップカバーを開けるとプリズム上には、AE-1を彷彿とさせるフレキシブル基板が?
半固定抵抗器は、カバー付きのデラックスなものが使われています。
しかしコードによる配線も多く、ちょっと時代を感じさせますね。

中央に見える機械式の接点は、ノーマル時と、CATS機構(距離により自動に絞りを変化させる)専用ストロボ使用時の切換用。
このアナログ感、いいですね。
右の円柱状のものは、露出などつかさどるICの金属ケースです。

シャッターダイヤルの情報は、この連動糸によりEE機構へ伝えられます。

ASA感度ダイヤル基部のEE機構は、メーター筐体も含めギヤやプーリーによる連係で成り立っています。
一度分解してしまうと、組立て時の調整に少しコツが必要となります。

プリズムを降ろしてコンデンサレンズ/スクリーンをクリーニングするためには、最低ここまで分解しなくてはいけません。
スクリーン交換式の機種では、もう少し作業が楽になることもありますが、交換式が主流になるのはもう少し後の時代ですね。

露出計のメーターは、指針の位置をレンズ絞りに伝える機構と一体になっています。
コンパクトカメラの、針押さえ式EEと同じ仕組みですね。

残念ながら電子部品の不具合で、スローシャッターの修復等がかないませんでしたが、ファインダーも外観もとてもクリーンになりました!
次回の紹介機種は未定です。お楽しみに。
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国産MFカメラ修理専門
カメラ修理工房 ミノハ
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当ブログでは、お客様からご依頼のあったカメラ修理の様子を中心にご紹介しています。
カメラ修理は、ご自分で分解などなさらず是非プロの修理屋さんにご依頼くださいますよう、お願いいたします。
また、記事の内容や表現等に、工房主の不勉強、無知識による間違いなども多々あるかと思います。
そのようなことがございましたら、どうかご了承いただけますようよろしくお願いいたします。
ありがとうございました(^_^)
工房主