2014年11月

2014年11月29日

カメラ修理 Nikon FM(ニコンFM)

こんにちは。

きょうは、Nikon FM です。


露出計不具合修理を含む、総合整備一式を行ないました。

RIMG1758

露出計の3つあるLEDが、アンダーのまま変化しない症状でした。

当初、回路基板の故障、あるいは受光素子(GPD)の故障を疑い、交互に部品交換を試みますが、症状が変化しません。



RIMG1763

残るは、シャッターダイヤル下部にある摺動抵抗の接触不良が疑われるわけですが、一通りクリーニングしただけではやはり症状は変わりません。

ここは金属薄膜抵抗体(FRE)といい、ガラス円盤に、金属抵抗皮膜が蒸着されて出来ている部分です。

あまりゴシゴシ掃除できない、デリケートな部分です。



RIMG1764

さらに分解してみますと、何箇所か接触部分があり、まさに、そこが汚れて通電していませんでした。

腐食も起こしていましたが軽度でしたので、クリーニングとグリスアップで何とか復旧しました。



RIMG1759

カメラ底部の電池室です。良く見ると、黒い内壁に亀裂が入っています。

同じ構造のカメラによくある症状です。

さらに亀裂が大きくなると、+側の電極がボディーアースと接触しショートしてしまいます。



RIMG1761

電池が入ったままですと、接点のバネの力が常時掛かって、樹脂ケースが疲労して割れてしまうようです。

部品交換が最良ですが、交換部品がありませんでしたので瞬間接着剤で修復したのち、樹脂ケースの変形を防ぐため、絶縁材のスペーサーをかまして電極がボディーに触れないよう加工しました。



RIMG1781

少し修理に遠回りしてしまいましたが、接触不良も無く、LEDの変化はスムーズです。




次回の紹介機種は未定です。お楽しみに。



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              カメラ修理工房 ミノハ


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camera_repair_minoha at 22:12|PermalinkComments(0) Nikon(ニコン) | >>FM、EM、FEシリーズ