2015年04月

2015年04月14日

カメラ修理 ASAHI PENTAX KM(アサヒペンタックスKM)

こんにちは。

きょうは、ASAHI PENTAX KM です。

KMは、1975(昭和50)年の発売。

M42マウントから、バヨネットマウントである「Kマウント」移行と同時に発売された、K三兄弟の普及機です。

ユーザーが違和感無く移行出来るよう、SPFのKマウント版という位置づけの機種です。



お父様から譲り受けたという、お子様連れの女性からのご依頼でした。

プリズム交換を含む総合整備一式を行ないました。

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トップカバーを外し、腐食しているプリズムを降ろします。


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プリズムは、防塵のために水平に巻かれているベージュ色のモルトによって、帯状の腐食を起こしていました。

当時のペンタックスではよくある症状で、粘着テープからモルト部分がはみ出して蒸着面に接していると起こります。

SVなどの中には、モルトの代わりに「コルク材」が使われているものがあり、これは腐食を起こしません。


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スローガバナやリターン機構整備のため、ミラーボックスを外しました。

シャッター幕や金具に、カビがあるのがわかります。

幕の状態は悪くないので、ここはクリーニングできれいにしました。


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マウント部裏面の、レンズの絞りに連動する摺動部です。クリーニングとグリスアップをします。


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フォーカシングスクリーンは交換式ではありません。

ここにもベージュ色のモルトが使われており、いろいろと悪さをしています。

ファインダー周りのクリーニングは、小さなモルト粒でもプリズムやスクリーンに残ると目立ってしまいますから、気を使う部分です。


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露出計のメーターはシチズン製でした。メーカーが違うものもあります。


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整備も終盤、フィルムカウンターが正常に動いていないことが分かり、何度か組み直してみるものの、一向に回復しません。


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フィルムカウンターは、巻上げ軸の中にレイアウトされており、軸中の部品の取付けが緩み、ギアがきちんと噛合わない状態でしたので、やむなくユニット交換をしました。


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 無事に整備終了。ファインダーもクリアになり、第二の人生?のスタートです。

 

次回機種は未定です。どうぞお楽しみに。



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当工房では、良いものを長く、愛着を持って大切にされるお客様の気持ちになり、真心をこめて修理致します。

              国産MFカメラ修理専門
              カメラ修理工房 ミノハ


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ブログをご覧の皆様へ

いつもご覧いただきまして、誠にありがとうございます。

当ブログでは、お客様からご依頼のあったカメラ修理の様子を中心にご紹介しています。

カメラ修理は、ご自分で分解などなさらず是非プロの修理屋さんにご依頼くださいますよう、お願いいたします。

また、記事の内容や表現等に、工房主の不勉強、無知識による間違いなども多々あるかと思います。

そのようなことがございましたら、どうかご了承いただけますようよろしくお願いいたします。


ありがとうございました(^_^)


工房主


camera_repair_minoha at 22:40|PermalinkComments(0) PENTAX(ペンタックス) | >>PENTAX Kシリーズ

2015 春 其の二

2015 春 Part2です。


3月28~30日は臨時にお休みをいただきまして、親戚の慶事のため群馬県へ行ってきました。

29日の結婚披露宴に招待いただいたのですが、長男も無事高校受験を終え、春休みということもあり、せっかくなので前後1日ずつお休みをいただき、28日の早朝からクルマで出掛けました。


事前の調べで、28日に上越線で「SLレトロみなかみ号」が運転されるとの情報を得、なかなかこのような機会は無いと、まずはこれを撮影しようと企てました。

当日の「SLレトロみなかみ号」は、C61の牽引で高崎~水上間を片道2時間程度かけて、往復運行されました。

ネット上にはいろいろな撮影ポイントが紹介されておりましたが、不慣れな土地ということや、前後の予定との絡みもありまして、往路の下り列車は、渋川・伊香保インターチェンジからほど近い、渋川駅手前の田園地帯に決めました。

グーグルマップのストリートビューは役に立ちますね。


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光線は逆光気味、でも曇天が幸いして、黒光りする車体を潰さずに何とか?捉えることが出来たのではないかと・・・

ただ現地到着から30分程しか余裕が無く、撮影ポイントとしてはイマイチだったと思います。枯れ草に掛かっちゃってますし・・・

付近では何名か、撮り鉄とおぼしき方々を見掛けました。



その後は、次男リクエストの「伊香保自動車博物館」へ。

ここは自動車だけでなく、人形やオモチャ、ワインやチョコレートなどの博物館も併設されていて、密度が高くボリュームたっぷり、思いのほか楽しむことが出来ました。

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駄菓子屋を再現したコーナーなど。ちょっと薄暗くて、雰囲気があります。

私は、昭和30~40年代の町並みを再現した昭和通り、吉岡商店街が気に入りました。



建物自体は3階建てで、自動車博物館としては1Fは軽自動車とミニのミュージアム、2Fはファミリーカー、3Fはスポーツカーに分かれています。

2Fには以前所有していた「パブリカ800」も展示されており、懐かしく再会してきました。



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ダイハツミゼット。フルレストアしたそうです。展示もなかなか凝ってます。



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有名!スバル360。カワイイ。



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写真はダイハツのコンパーノスパイダーですが、ダットサン・フェアレディーなど60年代の国産オープンカー達もみな格好良かったですね。

今でも十分イケてます。乗ってみたいな~



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屋外には「伊香保 三丁目の夕日」と題した敷地が広がり、ホーロー看板の展示や、劇中のお店も再現されていました。



その後は、せっかくここまで来たのだから温泉のお湯につかりたいねと、伊香保の源泉にある「露天風呂」へ入ってきました。

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さすがに混浴ではありませんでしたが、なかなかオープンな感じのお風呂でした。

赤いお湯が身体をほぐしてくれました。




さてその後は、復路のSL列車を撮影すべく撮影場所を探しに・・・・・

渋川駅の周りをクルマでウロウロしていると、大きな橋が掛かっている所を発見。

これはいいかもと、さっそくロケハン。



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定刻、渋川駅に向う上り「SLレトロみなかみ号」。

すでに三脚を構えていた撮り鉄の方々のお仲間に入れてもらいました。

光線がもうちょっと横からだと、良かったかも。



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走り去る姿も、しっかりとまぶたに焼き付けました。

私の手持ちのレンズが標準だったので(望遠ズームは子供に取られた!)、いずれもかなりトリミングさせていただき載せました・・・

期待はしていませんでしたが、やはり煙が薄いと少々迫力に欠けますね。

でもC61の撮影は初めてでしたので、ひとまず満足できました。

関東近辺の方は、D51、C58なども近くで撮影できてうらやましいです。中京地区では「大井川鐵道」が定番、びわ湖が少々、あとは山口まで行かないと、っていう感じです。





次回は、「碓氷峠鉄道文化むら」の予定です。(鉄が続きます・・・)




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camera_repair_minoha at 22:37|PermalinkComments(2) ホッとひと息 

2015年04月06日

カメラ修理 OLYMPUS 35DC(オリンパス35DC)

こんにちは。

いつの間にか4月も第二週に入ってしまいましたね。

このブログをご覧の方でも、新しい環境のもとで、仕事や勉強に励んでおられる方も多いかと思います。

どうか、あまり頑張りすぎず、ほどほどに、がんばってくださいませ。



さてきょうは、OLYMPUS 35DC です。 

35DCは1971(昭和46)年の発売。

前々年発売のSP(スポット測光・マニュアル撮影可)を初心者向けに改良した機種で、レンズは明るいF1.7が奢られております。

「DC」は、デラックス・コンパクトの略だそうで。

レンズはF.ZUIKO 40mm F1.7。

シャッターはSEIKO 1/15(F1.7)~1/500秒(F16)。

プログラムEE方式の距離計連動カメラです。



総合整備一式を行いました。

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35DCはプログラムEE専用、いわゆるオート撮影専用カメラですので、このCdSが劣化等で逝ってしまっているとカメラとして機能しません。もちろん電池も必要で、無いとシャッターが切れません。

幸い本機のCdSは明るさの変化に追従して、抵抗値が変化していました。



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トップカバーを外し、レンズボード(前板)を外す準備として、張り皮を剥がします。

OLYMPUSはOMに至るまで、粘着テープによる張り付けですので、剥がすのは比較的容易です。

粘着が弱って、自然に端から剥れているものや、経年で張り皮が収縮しているものも多く、修理の際には接着剤で貼り付け直す場合がほとんどです。



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電池室周りは、基本的なチェックポイントの一つです。

当時の、水銀電池が発生させるガスにより、接点や配線の半田付け部が腐食していることが多いです。

もちろん液漏れでも起こります。

電池蓋によく開いている小さな2つの穴。ガス抜きの穴なんですね。

断線していなくても、具合を見てコードの交換や、半田の付け直しを行なうことがあります。



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写真中央はレンズボードの裏側。

ちょっと分かりにくいですが、露出計のメーターは、カメラ本体側の下部(写真の左上)に配置されています。

何となくファインダーの近くにあるイメージが強いですが、ちょっと変わっていますね。

オリンパスのカメラは、C社などに比べると部品構成がユニット単位で考えられている部分が多く、分解や整備がしやすく感じられます。



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ピカピカになった35DCです。

このサイズと手ごろな重さ、お散歩カメラとして最適ですね。



次回機種は未定です。どうぞお楽しみに。


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ありがとうございました(^_^)


工房主


camera_repair_minoha at 21:38|PermalinkComments(2) OLYMPUS(オリンパス) | >>35シリーズ

2015年04月05日

2015 春 其の一

お久しぶりの「ホッとひと息」更新です。

3月の、当家のイベントでのスナップを、3回に分けてUPする予定です。

よろしければお付き合いください。



3月14日には、中部国際空港セントレアにて、開港10周年記念の「おしごとパーク」というツアーへ参加してきました。

幸運にも、事前申し込みにより家族4人とも当選したものです。

これは小3~中学生対象の、空港でのいろいろな仕事を体験できるツアーで、親子2人一組で申し込みます。

私は次男とでしたが、保護者の同伴が必要でしたので、やむを得ず付き合ってまいりました(笑)・・・・・



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空港に到着したらお決まりのように、離着陸する航空機をカメラに収めるためにスカイデッキへと向います。

途中、スカイデッキの1Fにあたるところで、何と結婚式が行なわれていました。飛行機好き?関係者?でしょうか?

ツアーの集合時間まで、小雨の中、子供達は撮影に没頭です。



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お仕事体験ツアーでは、まず5つのグループに分かれます。長男組みとは違うグループになってしまいました。

初めに大きな会場で、チェックインカウンター/キャビンアテンダント/消防/警備/貨物の5つの仕事を、各グループごと全員が一通り模擬体験します。

消防のコーナーでは、実際に消防服を着て、放水を体験していました。



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貨物の仕事体験では、ふた手に別れ、図柄が描かれた箱を決められた場所に収めるスピードを競っていました。

どうも年下の参加者が多かったようで、内容的には中学生にはちょっと?と思われるところもありましたが、二人ともそれなりに楽しんでいたようでした。



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それぞれのグループが一通り体験を終える頃には、外はもう日没を迎えていました。

その後は、グループごとにアミダくじにより5つの体験・見学コースに分かれ、会場を移動します。

航空機見送り体験/消防車体験/ホテルマン体験/海上保安庁見学/空港駅見学の各コースです。

出来れば航空機見送り体験が希望でしたが、私たちのグループは残念ながら「ホテルマン体験」に決まり、セントレアホテルのロビーにて、チェックインの模擬体験と、最上級のスイートルームの見学をさせていただきました。



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長男と奥さんのグループは、幸運にも「航空機見送り体験」をゲット。地上でグランドスタッフの方たちと一緒に、駐機場から出発する飛行機に手を振って、お見送りの体験をしたそうです。


全工程3時間弱のツアーでした。

まあ内容はともかく、ふだんは絶対に入れない区画へ入場出来、駐機している飛行機にとても近い場所まで行けたのは貴重な体験だったと思います。



次回は、「SLレトロみなかみ号」などの予定です。





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camera_repair_minoha at 18:26|PermalinkComments(0) ホッとひと息