>>PENTAX Mシリーズ
2014年07月07日
カメラ修理 ASAHI PENTAX MX(アサヒペンタックスMX)
こんにちは。
きょうは、ASAHI PENTAX MX です。
MXは、当時の旭光学がKマウント機の第二世代「Mシリーズ」として、1976(昭和51)年に発売した、フルメカニカル式のマニュアル専用カメラです。
同時に兄弟機としてAE専用のMEが発売されましたが、これは金属縦走り電子シャッター搭載で、以降のMシリーズ開発のベース機種となります。
MX以降の横走り布幕シャッター搭載機は、1980(昭和55)年発売のフラッグシップ機LXで最後となりました。
そんな訳で、今でもMXの人気は高いようです。
総合整備一式を行ないました。
各部メンテナンスのため前板を外します。
中を見ると、前板と本体の間に、結構遮光モルトが使われているのがわかります。
用心深いのか、はたまたコンパクト化を進めすぎて光の侵入を抑え切れなかったのでしょうか。
いつものようにプリズムを降ろしてクリーニング。プリズムの上には露出基板が載っています。
オリンパスOM-1のようにプリズムに直接触れるところにモルトは使われていませんからそれによる腐食の心配はありませんが、基板とペンタカバー間には肉厚のモルトが使われていますね。
各部点検、清掃、グリスアップなど行ないます。
露出計(LED式)の適正調整、また回転式のシャッター速度表示盤がズレていることも多く、調整します。
モルト類は全て剥がして張り替えます。
シンクロターミナルが通電していなかったため、接点部分のクリーニングと調整をします。
部品は狭い空間に設けられており、コンパクト化への苦労がしのばれます。
シャッターをリリースしたままの状態で長期間放置しますと、接点の金具が変形して戻らなくなり、通電不良を起こすようです。
上の白い部品は、レンズの絞り環と連動する摺動抵抗です。
接触不良の場合は、外してクリーニングとグリスアップをします。
また、ここでも遮光モルトが活躍しています。
ブラックは、精悍でカッコイイですね。
次回の紹介機種は未定です。お楽しみに。
*********************************************
当工房では、良いものを長く、愛着を持って大切にされるお客様の気持ちになり、真心をこめて修理致します。
国産MFカメラ修理専門
カメラ修理工房 ミノハ
*********************************************
ブログをご覧の皆様へ
いつもご覧いただきまして、誠にありがとうございます。
当ブログでは、お客様からご依頼のあったカメラ修理の様子を中心にご紹介しています。
カメラ修理は、ご自分で分解などなさらず是非プロの修理屋さんにご依頼くださいますよう、お願いいたします。
また、記事の内容や表現等に、工房主の不勉強、無知識による間違いなども多々あるかと思います。
そのようなことがございましたら、どうかご了承いただけますようよろしくお願いいたします。
ありがとうございました(^_^)
工房主
きょうは、ASAHI PENTAX MX です。
MXは、当時の旭光学がKマウント機の第二世代「Mシリーズ」として、1976(昭和51)年に発売した、フルメカニカル式のマニュアル専用カメラです。
同時に兄弟機としてAE専用のMEが発売されましたが、これは金属縦走り電子シャッター搭載で、以降のMシリーズ開発のベース機種となります。
MX以降の横走り布幕シャッター搭載機は、1980(昭和55)年発売のフラッグシップ機LXで最後となりました。
そんな訳で、今でもMXの人気は高いようです。
総合整備一式を行ないました。
各部メンテナンスのため前板を外します。
中を見ると、前板と本体の間に、結構遮光モルトが使われているのがわかります。
用心深いのか、はたまたコンパクト化を進めすぎて光の侵入を抑え切れなかったのでしょうか。
いつものようにプリズムを降ろしてクリーニング。プリズムの上には露出基板が載っています。
オリンパスOM-1のようにプリズムに直接触れるところにモルトは使われていませんからそれによる腐食の心配はありませんが、基板とペンタカバー間には肉厚のモルトが使われていますね。
各部点検、清掃、グリスアップなど行ないます。
露出計(LED式)の適正調整、また回転式のシャッター速度表示盤がズレていることも多く、調整します。
モルト類は全て剥がして張り替えます。
シンクロターミナルが通電していなかったため、接点部分のクリーニングと調整をします。
部品は狭い空間に設けられており、コンパクト化への苦労がしのばれます。
シャッターをリリースしたままの状態で長期間放置しますと、接点の金具が変形して戻らなくなり、通電不良を起こすようです。
上の白い部品は、レンズの絞り環と連動する摺動抵抗です。
接触不良の場合は、外してクリーニングとグリスアップをします。
また、ここでも遮光モルトが活躍しています。
ブラックは、精悍でカッコイイですね。
次回の紹介機種は未定です。お楽しみに。
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当工房では、良いものを長く、愛着を持って大切にされるお客様の気持ちになり、真心をこめて修理致します。
国産MFカメラ修理専門
カメラ修理工房 ミノハ
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ブログをご覧の皆様へ
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当ブログでは、お客様からご依頼のあったカメラ修理の様子を中心にご紹介しています。
カメラ修理は、ご自分で分解などなさらず是非プロの修理屋さんにご依頼くださいますよう、お願いいたします。
また、記事の内容や表現等に、工房主の不勉強、無知識による間違いなども多々あるかと思います。
そのようなことがございましたら、どうかご了承いただけますようよろしくお願いいたします。
ありがとうございました(^_^)
工房主
camera_repair_minoha at 09:56|Permalink│Comments(0)│
2013年03月24日
カメラ修理 PENTAX MEsuper(ペンタックスMEスーパー)
こんにちは。
長い間不精しており、久々の更新となりました。よろしくお願いいたします。
きょうは、PENTAX MEsuper です。
MEsuperは、MEにマニュアル露出機能を追加したモデルとして1979(昭和54)年に発売されました。
このころから「ASAHI」のロゴがトップカバーから消え、商品名が「ペンタックス」となります。
翌年には、フラッグシップ機「LX」が発売されました。
当工房での、Mシリーズの修理実績で一番多いのがこの「MEsuper」と「MX」でしょうか。
片や電子制御の縦走りシャッター機、片や純機械式の横走りシャッター機と全く性格の異なるカメラです。
ME系で多い故障は、やはりミラーアップしてシャッター不能の症状でしょうか。
今回の機体は、幸いミラー駆動に不具合はありませんでした。分解・清掃・メンテナンス一式を行いました。
トップカバーを外したところ。トップカバーはMV1同様、樹脂製になりました。
ファインダー内のシャッター速度表示LEDユニットです。
受光素子は、MXから採用されているGPD(ガリウム・砒素リン・フォトダイオード)です。
本機では、溶剤のようなもので拭かれたスクリーンを、中古良品のものに交換しました。
40mm/F2.8パンケーキレンズを付けて記念撮影。
次回機種は未定です。お楽しみに。
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当工房では、良いものを長く、愛着を持って大切にされるお客様の気持ちになり、真心をこめて修理致します。
国産MFカメラ修理専門
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また、記事の内容や表現等に、工房主の不勉強、無知識による間違いなども多々あるかと思います。
そのようなことがございましたら、どうかご了承いただけますようよろしくお願いいたします。
ありがとうございました(^_^)
工房主
長い間不精しており、久々の更新となりました。よろしくお願いいたします。
きょうは、PENTAX MEsuper です。
MEsuperは、MEにマニュアル露出機能を追加したモデルとして1979(昭和54)年に発売されました。
このころから「ASAHI」のロゴがトップカバーから消え、商品名が「ペンタックス」となります。
翌年には、フラッグシップ機「LX」が発売されました。
当工房での、Mシリーズの修理実績で一番多いのがこの「MEsuper」と「MX」でしょうか。
片や電子制御の縦走りシャッター機、片や純機械式の横走りシャッター機と全く性格の異なるカメラです。
ME系で多い故障は、やはりミラーアップしてシャッター不能の症状でしょうか。
今回の機体は、幸いミラー駆動に不具合はありませんでした。分解・清掃・メンテナンス一式を行いました。
トップカバーを外したところ。トップカバーはMV1同様、樹脂製になりました。
ファインダー内のシャッター速度表示LEDユニットです。
受光素子は、MXから採用されているGPD(ガリウム・砒素リン・フォトダイオード)です。
本機では、溶剤のようなもので拭かれたスクリーンを、中古良品のものに交換しました。
40mm/F2.8パンケーキレンズを付けて記念撮影。
次回機種は未定です。お楽しみに。
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また、記事の内容や表現等に、工房主の不勉強、無知識による間違いなども多々あるかと思います。
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ありがとうございました(^_^)
工房主
camera_repair_minoha at 11:03|Permalink│Comments(2)│
2012年07月12日
カメラ修理 ASAHI PENTAX ME(アサヒペンタックスME)
こんにちは。
きょうは、ASAHI PENTAX ME です。
MEは1976(昭和51)年の発売です。
旭光学(当時)がKマウントに移行後、「Kシリーズ」に続いて開発した「Mシリーズ」。
その中の絞り優先AE専用機としてラインナップされました。
シャッタースピードダイヤルまで省いた徹底ぶりが当時話題になりました。(実際にはAUTO・100X・Bと、LOCKに切替える回転スイッチが付きます。)
長期間使われていなかった為、レンズを含めた総合点検・整備一式を行ないました。
トップカバーを外したところ。
プリズム上の、右側の基板にLSI(白い素子)が見えます。
ファインダー周りをクリーニングするため、まずプリズムを降ろします。
スクリーンは、MXと違いミラー側からは外せません。
ミラーボックス点検のため前板を取り外しました。
本体側に残る、シャッターユニットです。
「セイコーMFC-E」が使われています。
ミラーボックス側面を点検・整備。
必要ならば劣化したダンパーなどの交換を行ないますが、本機には、対策品が取り付けられていました。
AE露出を適正に調整し、組み立て、各部を磨き上げます。
レンズも分解・清掃し、無限遠のピント点検・調整をしました。
次回機種は未定です。お楽しみに。
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ありがとうございました(^_^)
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きょうは、ASAHI PENTAX ME です。
MEは1976(昭和51)年の発売です。
旭光学(当時)がKマウントに移行後、「Kシリーズ」に続いて開発した「Mシリーズ」。
その中の絞り優先AE専用機としてラインナップされました。
シャッタースピードダイヤルまで省いた徹底ぶりが当時話題になりました。(実際にはAUTO・100X・Bと、LOCKに切替える回転スイッチが付きます。)
長期間使われていなかった為、レンズを含めた総合点検・整備一式を行ないました。
トップカバーを外したところ。
プリズム上の、右側の基板にLSI(白い素子)が見えます。
ファインダー周りをクリーニングするため、まずプリズムを降ろします。
スクリーンは、MXと違いミラー側からは外せません。
ミラーボックス点検のため前板を取り外しました。
本体側に残る、シャッターユニットです。
「セイコーMFC-E」が使われています。
ミラーボックス側面を点検・整備。
必要ならば劣化したダンパーなどの交換を行ないますが、本機には、対策品が取り付けられていました。
AE露出を適正に調整し、組み立て、各部を磨き上げます。
レンズも分解・清掃し、無限遠のピント点検・調整をしました。
次回機種は未定です。お楽しみに。
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当ブログでは、お客様からご依頼のあったカメラ修理の様子をご紹介しています。
カメラ修理は、ご自分で分解などなさらず是非プロの修理屋さんにご依頼くださいますよう、よろしくお願いいたします。
また、記事の内容や表現等に、工房主の不勉強、無知識による間違いなども多々あるかと思います。
どうかご了承いただけますよう、よろしくお願いいたします。
ありがとうございました(^_^)
工房主
camera_repair_minoha at 10:32|Permalink│Comments(0)│
2012年02月02日
カメラ修理 ASAHI PENTAX MX(BLACK)
こんにちは。
きょうも ASAHI PENTAX MX です。
ここのところMXの修理ご依頼が続いています。
偶然なのですが、昨年末から4台ほどお預かりしました。
今回はブラックモデルですので、なかなか精悍なイメージです。
2台一緒にお預かりしたご依頼内容は、スローでのミラーアップ症状修理をはじめ、総合整備一式でした。
ブラック2台。
本体底部のスローガバナ。
洗浄・注油しセットし直すのですが、この調整がなかなか難しいのです。
テスターで何度も計測しながら調整します。
ミラー戻りをスムーズにするため、要所の清掃・注油など行ないます。
意外とシンプルな構成部品。
2台のモデルは、1977~8年に製造されたと考えられます。
整備完了したMX。後ろの1台は、以前MX(シルバー)の修理をご依頼いただいたお客様から部品取りにといただいたものです。その節はありがとうございました。
巻上げがロックしているのですが、部品取りには勿体無いので再生させて活用しようと画策中・・・
次回機種は未定です。お楽しみに。
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当工房では、良いものを長く、愛着を持って大切にされるお客様の気持ちになり、真心をこめて修理致します。
国産MFカメラ修理専門
カメラ修理工房 ミノハ
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ブログをご覧の皆様へ
いつもご覧いただきまして、誠にありがとうございます。
当ブログでは、カメラ修理の様子を中心にご紹介しています。
これは、皆様に代わって内部の構造などをご紹介するという趣旨でありまして、カメラの分解をお勧めしているわけではございません。
また、当ブログの記事を参考に分解等された場合の不具合等につきましては、一切責任を負いかねますのであらかじめご了承お願いいたします。
カメラの修理は、是非プロの修理屋さんにご依頼くださいますよう、よろしくお願いいたします。
また、記事の内容や表現等に、工房主の不勉強、無知識による間違いなども多々あるかと思います。
どうかご了承いただけますよう、よろしくお願いいたします。
ありがとうございました(^_^)
工房主
きょうも ASAHI PENTAX MX です。
ここのところMXの修理ご依頼が続いています。
偶然なのですが、昨年末から4台ほどお預かりしました。
今回はブラックモデルですので、なかなか精悍なイメージです。
2台一緒にお預かりしたご依頼内容は、スローでのミラーアップ症状修理をはじめ、総合整備一式でした。
ブラック2台。
本体底部のスローガバナ。
洗浄・注油しセットし直すのですが、この調整がなかなか難しいのです。
テスターで何度も計測しながら調整します。
ミラー戻りをスムーズにするため、要所の清掃・注油など行ないます。
意外とシンプルな構成部品。
2台のモデルは、1977~8年に製造されたと考えられます。
整備完了したMX。後ろの1台は、以前MX(シルバー)の修理をご依頼いただいたお客様から部品取りにといただいたものです。その節はありがとうございました。
巻上げがロックしているのですが、部品取りには勿体無いので再生させて活用しようと画策中・・・
次回機種は未定です。お楽しみに。
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国産MFカメラ修理専門
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いつもご覧いただきまして、誠にありがとうございます。
当ブログでは、カメラ修理の様子を中心にご紹介しています。
これは、皆様に代わって内部の構造などをご紹介するという趣旨でありまして、カメラの分解をお勧めしているわけではございません。
また、当ブログの記事を参考に分解等された場合の不具合等につきましては、一切責任を負いかねますのであらかじめご了承お願いいたします。
カメラの修理は、是非プロの修理屋さんにご依頼くださいますよう、よろしくお願いいたします。
また、記事の内容や表現等に、工房主の不勉強、無知識による間違いなども多々あるかと思います。
どうかご了承いただけますよう、よろしくお願いいたします。
ありがとうございました(^_^)
工房主
camera_repair_minoha at 12:24|Permalink│Comments(0)│
2012年01月21日
カメラ修理 ASAHI PENTAX MX(アサヒペンタックスMX)
こんにちは。
きょうは、ASAHI PENTAX MX です。
MXといえば、フルマニュアル一眼として現在でも人気が高いですよね。
OM-1と比較して語られることが多いようですが、当時世界最小・最軽量を謳ったMXはOM-1に遅れること4年、1976(昭和51)年の発売です。
この後Mシリーズは金属縦走行シャッター搭載で進化・発展してゆき、横走行シャッターは後年、LX(チタン幕)で採用されたのが最後となります。
シャッターのハイスピード化には横走行は不利のようですが、その操作感やシャッター音は機械式カメラの良さともいえる気がします。
お客様からのご依頼は、フィルム巻上げ/シャッター不動でした。
不具合の原因は、メインギア類の緩みによる噛み込みなどでした。
一度ばらして、正規の位置に組み直します。
トップカバーを外し、清掃・整備します。
MXのプリズム。レンズ絞り値直読用の凸部が見えます。
ファインダー接眼レンズ両側の丸いレンズ内が受光部です。
MXでは、GPD(ガリウム・ヒ素リン・フォトダイオード)が使われています。
シャッタースピードを表示する円盤フィルムです。
絞り連動爪のスプリングが一部外れていたため、前板を外し修理します。
裏面には、55.3.7と記されていました。日付でしょうか。
整備終了。各部を磨き上げて完成です。
次回機種は未定です。お楽しみに。
*********************************************
当工房では、良いものを長く、愛着を持って大切にされるお客様の気持ちになり、真心をこめて修理致します。
国産MFカメラ修理専門
カメラ修理工房 ミノハ
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ブログをご覧の皆様へ
いつもご覧いただきまして、誠にありがとうございます。
当ブログでは、カメラ修理の様子を中心にご紹介しています。
これは、皆様に代わって内部の構造などをご紹介するという趣旨でありまして、カメラの分解をお勧めしているわけではございません。
また、当ブログの記事を参考に分解等された場合の不具合等につきましては、一切責任を負いかねますのであらかじめご了承お願いいたします。
カメラの修理は、是非プロの修理屋さんにご依頼くださいますよう、よろしくお願いいたします。
また、記事の内容や表現等に、工房主の不勉強、無知識による間違いなども多々あるかと思います。
どうかご了承いただけますよう、よろしくお願いいたします。
ありがとうございました(^_^)
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きょうは、ASAHI PENTAX MX です。
MXといえば、フルマニュアル一眼として現在でも人気が高いですよね。
OM-1と比較して語られることが多いようですが、当時世界最小・最軽量を謳ったMXはOM-1に遅れること4年、1976(昭和51)年の発売です。
この後Mシリーズは金属縦走行シャッター搭載で進化・発展してゆき、横走行シャッターは後年、LX(チタン幕)で採用されたのが最後となります。
シャッターのハイスピード化には横走行は不利のようですが、その操作感やシャッター音は機械式カメラの良さともいえる気がします。
お客様からのご依頼は、フィルム巻上げ/シャッター不動でした。
不具合の原因は、メインギア類の緩みによる噛み込みなどでした。
一度ばらして、正規の位置に組み直します。
トップカバーを外し、清掃・整備します。
MXのプリズム。レンズ絞り値直読用の凸部が見えます。
ファインダー接眼レンズ両側の丸いレンズ内が受光部です。
MXでは、GPD(ガリウム・ヒ素リン・フォトダイオード)が使われています。
シャッタースピードを表示する円盤フィルムです。
絞り連動爪のスプリングが一部外れていたため、前板を外し修理します。
裏面には、55.3.7と記されていました。日付でしょうか。
整備終了。各部を磨き上げて完成です。
次回機種は未定です。お楽しみに。
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また、記事の内容や表現等に、工房主の不勉強、無知識による間違いなども多々あるかと思います。
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ありがとうございました(^_^)
工房主
camera_repair_minoha at 14:20|Permalink│Comments(2)│