オリンパスWIDE-S

2010年04月12日

カメラ修理 オリンパス WIDE-S(ワイドスーパー) 其の四(最終回)


こんにちは。

OLYMPUS WIDE-S の続きです。


DSC04596

ファインダー/距離計部分のクリーニングをします。

裏面の可動部も点検・清掃・グリスアップします。



DSC04597

このファインダーは距離計用のミラーが固定されたタイプで、ブライト枠用ルーペレンズ(中央の膨らんだレンズ)の手前で距離計用の補正レンズが左右に動く仕組みです。

普及タイプのファインダーでは補正レンズを省略し、距離計用ミラーを可動させるタイプのものも多いです。

長年の塵や汚れ、カビを取り除くと、ファインダーの視野は見違えるようにスッキリ。

撮影意欲が湧いてきます。



DSC04585

フィルム室などの遮光にはもともと毛糸が使われておりましたが、モルトへ交換という手もあります。

今回はお客様のご希望で、オリジナル通り毛糸を使用して交換しました。

整備が完了、シャッターも機能を回復し無事お客様の手元に戻りました。



続きは次回、紹介機種は未定です。




*********************************************

当店では、良いものを長く、愛着を持って大切にされるお客様の気持ちになり、真心をこめて修理致します。

              カメラ修理工房 ミノハ

*********************************************

camera_repair_minoha at 11:06|PermalinkComments(0)

2010年04月09日

カメラ修理 オリンパス WIDE-S(ワイドスーパー) 其の三


こんにちは。

OLYMPUS WIDE-S の続きです。



DSC04592

シャッター制御カムを外すと、シャッター機構のメカ部分が見えてきます。

上の方にはガバナが見えます。

「B」の不調は、制御カムに沿って部品が正しく動かないことが原因でした。

部品の調整と点検をします。



DSC04593

高速側のシャッターを選ぶとき、リングが回りにくい症状もあり、調整しています。


続きは次回と致します。




*********************************************

当店では、良いものを長く、愛着を持って大切にされるお客様の気持ちになり、真心をこめて修理致します。

              カメラ修理工房 ミノハ

*********************************************

camera_repair_minoha at 11:13|PermalinkComments(0)

2010年04月08日

カメラ修理 オリンパス WIDE-S(ワイドスーパー) 其の二

こんにちは。

OLYMPUS WIDE-S の続きです。


DSC04587

トップカバーを外した景色です。

レンジファインダー機独特のレイアウトですね。

ファインダー及び距離計部分が半分近くを占めています。



DSC04589

取り外したファインダー&距離計部分。

左側の丸窓が距離計用の像を取り込みます。

その奥のナナメの板がミラー。

左側の対物レンズと丸窓の間にあるのがブライトフレーム用の枠で、このカメラでは距離計の動きに合わせて可動する、パララックス自動補正機構が付いています。



DSC04590

前玉ユニットを外してみると・・・・・

ご覧のように鏡筒内の固定ねじが3本とも外れた状態でした。

これでは鏡筒がガタつくわけですね。

手前のレンズユニットが押さえになっていただけだったんですね。

古いカメラでは、想像以上のことが起こっていることもよくあります。



DSC04591

シャッター部分です。

上に乗っている切り抜かれたような円盤状の板は、シャッター制御カムと呼ばれるもので、スピードやガバナをコントロールする大切な部品です。

今回は、「B」不調でしたので、このカム板を外して点検しました。



続きは次回と致します。






*********************************************

当店では、良いものを長く、愛着を持って大切にされるお客様の気持ちになり、真心をこめて修理致します。

              カメラ修理工房 ミノハ

*********************************************

camera_repair_minoha at 10:12|PermalinkComments(0)

2010年04月07日

カメラ修理 オリンパス WIDE-S(ワイドスーパー) 其の一


こんにちは。

今日は、OLYMPUS WIDE-S をご紹介します。


BlogPaint

このカメラは、レンズシャッター式の「オリンパス ワイド(1955年)」の高級型(高度アマチュア用)として開発され、1957(昭和32)年に発売されました。

レンズはH.Zuiko-W 35mm/F2で、35mmの広角レンズ搭載が名前の由来です。




BlogPaint

レンズボード部のデザインも影響していますが、カメラ全幅が短く、コンパクトな印象を受けるカメラです。




c1181760

これはいいなと思ったのは、裏蓋中央に大きくレイアウトされた露出計算盤。

フィルム感度が記された内側の円盤を回してLV値を求めます。

季節や時間による補正値も記入されていて親切。

大きくて見やすく、何より記されているイラストがなんともいい味を出してますよね。




簡単に諸元を。

発   売 :1957(昭和32)年

型   式 :35mm判レンズシャッター距離計連動カメラ

レ ン ズ :H.Zuiko-W 35mm/F2

シャッター :SEIKOSHA-MXL  B,1~1/500秒

ファインダー:採光式ブライトフレーム、パララックス自動補正機構付き

シンクロ  :M・F・X接点

サ イ ズ :128×82×69mm

重   量 :650g

価   格 :¥37,000-(当時)



お客様のカメラは、50年を経過している割にはそれを感じさせない綺麗な外観でしたが、「鏡筒がたつき」、「B(バルブ)不調」など症状の修復と、整備一式を承りました。


続きは次回と致します。




*********************************************

当店では、良いものを長く、愛着を持って大切にされるお客様の気持ちになり、真心をこめて修理致します。

              カメラ修理工房 ミノハ

*********************************************

camera_repair_minoha at 10:02|PermalinkComments(0)