ペンタックス
2009年11月20日
カメラ修理 アサヒペンタックス ES 其の四(最終回)
ASAHI PENTAX ES の続きです。
先回ゴソッと外したプリズム周りを分解します。
指針を傷めてはいけないのでメーターを初めに外しておきます。
次にスクリーンとコンデンサー(集光レンズ)を収めた枠を外します。
スクリーンのクリーニングは、ミラー側から取り出せる機種以外ではここまでバラさないと清掃出来ないわけです。
これ以降の機種では、コンデンサーがプリズムと一体になってきますので分解も少し楽になります。
開けてみると・・・・・緩衝材のスポンジがボロボロベトベト状態。
丁寧にはがして薬剤でクリーニングし、新しくモルトを巻きます。
この手のスポンジは古いペンタックス系に多く見られますが、プリズムとボディーの緩衝に使われているものは無理に剥がすと蒸着を剝がしてしまうので注意が必要です。
本機は、外も中も特にひどい汚れも無く、大切に使われていたことが分かりました。
さて、次回機種は未定につきお楽しみに。
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当店では、良いものを長く、愛着を持って大切にされるお客様の気持ちになり、真心をこめて修理致します。
カメラ修理工房 ミノハ
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2009年11月19日
カメラ修理 アサヒペンタックス ES 其の三
ASAHI PENTAX ES の続きです。
トップカバーを外しますとこんな様子です。
シャッタースピードダイアル周囲に、プリント基板に取り付けられた半固定抵抗器が並んでいます。
プリズムの左に見える黒い円筒は露出メーターです。
その手前に、バッテリーチェックボタンの接点が見えます。
PENTAX SPとさほど変わらない寸法に、よく収められていると思います。でもさすがにこちらが全高6mmほど高いようです。
ファインダーの接眼レンズとCds基板は一体となっています。
レンズ左右の白丸がCdsですね。
プリズム/コンデンサー/スクリーンをゴソッと外したところ。
続きは次回に。
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カメラ修理工房 ミノハ
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2009年11月18日
カメラ修理 アサヒペンタックス ES 其の二
ASAHI PENTAX ES の続きです。
シャッターや、ミラーが時々戻らない症状は、起きてしまうと次の撮影に移れませんから、事実上使えなくなってしまうということになります。
お預かりしておきながら、やはり電子回路が原因でしたでは面目が立ちません。
ESは、底板を外すとすぐに電子基板があり、いかにも手仕事で丁寧に半田付けされた跡を見ることが出来ます。IC導入以前なので。
その下からメカニズム部分が見えてきます。
本機の場合、要所の油固着の除去と、注油によりシャッターとミラーは復活出来ました。ホッと一安心です。
シャッタースピードは、遅い後幕をテンション調整しましたがバランスが難しく、結構難航しました。
最後には何とか基準値に持っていくことが出来ました。
自動露出の調整及び指針(オート時のシャッタースピード表示)の調整も済ませると、あとはファインダー周りのクリーニングが中心になります。
続きは次回と致します。
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当店では、良いものを長く、愛着を持って大切にされるお客様の気持ちになり、真心をこめて修理致します。
カメラ修理工房 ミノハ
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2009年11月17日
カメラ修理 アサヒペンタックス ES 其の一
こんにちは。
今回は、ASAHI PENTAX ES をご紹介します。
これは、世界で初めてT.T.L開放測光で絞り優先AEを搭載したことで有名なカメラですね。
製造年は1971(昭和46)年。
しかもKマウントではなく、当時世界標準であったM42(スクリュー)マウントでそれを実現したところがスゴイことだといわれています。
PS(プラクチカスクリュー)マウントとも呼ばれます。
ペンタックスは、この後のESIIを最後にKマウントへ移行しました。
現在、中古カメラとして目にする機会が多いのはESIIの方かも知れません。
これはESの後継機で、露出制御にICチップが導入されて計算速度が高速化され、信頼性もアップされたようです。
スローシャッターが1/8秒まで延長され、セルフタイマーも装備されました。
ESではセルフタイマーが省略され、その位置に電池室が設けられ、4SR44もしくは4LR44を使うようになっています。

このカメラには電子制御の横走り布幕フォーカルプレーンシャッターが搭載されていますが、ダイヤルにより機械式(B、1/60、1/125、1/250、1/500、1/1000秒)、電子式(1~1/1000秒・無段階)を選択できる仕組みです。
電子式でシャッタースピードをコントロールする方法は難しいことは分かりませんが、露光情報を電圧として記憶させ(コンデンサー?)それをもとにシャッター後幕の起動タイミングを制御して実現しているそうです。
お客様のご依頼は、シャッターが時々切れない、ミラーが時々戻らない、露出計が正確か分からない、ファインダー内の汚れ等でした。
ESやESIIの場合、電子回路の不具合は修理不能に近いのですが、お客様のカメラの場合、時々でも正常に作動するのであれば機械的な不具合ではないかということで、修理をお受けすることになりました。
続きは次回と致します。
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当店では、良いものを長く、愛着を持って大切にされるお客様の気持ちになり、真心をこめて修理致します。
カメラ修理工房 ミノハ
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今回は、ASAHI PENTAX ES をご紹介します。
これは、世界で初めてT.T.L開放測光で絞り優先AEを搭載したことで有名なカメラですね。
製造年は1971(昭和46)年。
しかもKマウントではなく、当時世界標準であったM42(スクリュー)マウントでそれを実現したところがスゴイことだといわれています。
PS(プラクチカスクリュー)マウントとも呼ばれます。
ペンタックスは、この後のESIIを最後にKマウントへ移行しました。
現在、中古カメラとして目にする機会が多いのはESIIの方かも知れません。
これはESの後継機で、露出制御にICチップが導入されて計算速度が高速化され、信頼性もアップされたようです。
スローシャッターが1/8秒まで延長され、セルフタイマーも装備されました。
ESではセルフタイマーが省略され、その位置に電池室が設けられ、4SR44もしくは4LR44を使うようになっています。

このカメラには電子制御の横走り布幕フォーカルプレーンシャッターが搭載されていますが、ダイヤルにより機械式(B、1/60、1/125、1/250、1/500、1/1000秒)、電子式(1~1/1000秒・無段階)を選択できる仕組みです。
電子式でシャッタースピードをコントロールする方法は難しいことは分かりませんが、露光情報を電圧として記憶させ(コンデンサー?)それをもとにシャッター後幕の起動タイミングを制御して実現しているそうです。
お客様のご依頼は、シャッターが時々切れない、ミラーが時々戻らない、露出計が正確か分からない、ファインダー内の汚れ等でした。
ESやESIIの場合、電子回路の不具合は修理不能に近いのですが、お客様のカメラの場合、時々でも正常に作動するのであれば機械的な不具合ではないかということで、修理をお受けすることになりました。
続きは次回と致します。
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