C35
2009年10月28日
カメラ修理 コニカ C35 其の五(最終回)
いつもご覧頂き、ありがとうございます。
今日でKONICA C35は最終回となります。
お決まりのモルト張替えです。
ヒンジ側。
パトローネ側。
懐かしいシールが貼ってありました。
この機種の場合、モルトのほとんど全部がこの裏蓋に貼られています。
製造年やロットで貼り位置などに多少違いはあるようですが、基本的に遮光と防塵はモルトが頼りの設計と見て取れます。
これと対照的なのはオリンパスのコンパクト機で、こちらは出来るだけ構造で遮光し(本体と裏蓋の勘合方法など)、モルトの使用は最小限に抑えていて、その設計思想の違いが面白いですね。
モルトは、触れば崩れるボロボロの状態でした。
特に下側には幅5mm以上もあるモルトが使われており、カメラの本体側にも張り付いて腐食し、修復に困難をきたす場合も多いようです。
裏蓋のモルトを綺麗に取り去ったら、新しく切り出したものを接着します。
こうして、写真は組みあがり直前の様子です。
トップカバー、レバーなどの部品は、取り外した折にクリーニングしておくので、組み上げ完成に近づく間はある種の快感を味わえます(笑)。
なのに完成写真は撮り忘れました。スミマセン。
次回からは、Nikomat FTを予定しています。
お楽しみに。
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当店では、良いものを長く、愛着を持って大切にされるお客様の気持ちになり、誠意を持って修理致します。
カメラ修理工房 ミノハ
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2009年10月27日
カメラ修理 コニカ C35 其の四
引き続きKONICA C35です。
レンズ、ファインダーのクリーニングが終わりました。
シャッター機構の点検も済ませ、本体に取り付けていきます。
本機は、レンズ周りのアルミ製リング部分に大きな変形と傷があり、再生が困難でしたので中古の良品部品と交換しました。
落とされたのでしょうか、しかしリングが衝撃を吸収したのか、他の部分へのダメージは免れたようです。
この状態で、適正露出の調整、ファインダーの二重合致像の距離調整などを行ないます。
修理にあたり剥がした張り皮をクリーニングすると、新品に近い艶が甦ってきます。
C35の張り皮は、ピカピカの艶ではなくて、半艶でしっとりした感触が魅力です。
古くなった張り皮は、剥がすのに大変苦労するものもあれば、簡単に剥がせるものもありいろいろですが、基本ビニルレザーなのでめったに破れることはありません。
ただ、二眼レフに使われている張り皮は紙質のものが多いためかパリパリと割れたり破れたりしてしまい、再利用が出来ません。
新しいビニルのものに変わってしまうので、オリジナルを重視される方は躊躇されることが多いようです。
続きは次回と致します。
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2009年10月26日
カメラ修理 コニカ C35 其の三
こんにちは。
昨日、新聞折込に掲載されたお話をしましたが、日曜にもかかわらず早速問合せの電話がありました。
嬉しい限りです。
さて、今日もKONICA C35の続きです。
レンズのクリーニングが終わり、結構汚れていたファインダーのクリーニングをします。
正面のカバーを外します。
カバー左側には二重合致像の明かり取り窓が開いています。
ここにはブライトフレーム/絞りとシャッタースピードが白抜きに表示されているフィルムが貼られており、ファインダーを覗いたときに周囲に見えるよう設計されているのです。
上に貼られているカバーも外します。
これは黒い紙製で、一部プレスにより成型されていました。
このファインダーは、ご覧のように対物レンズ側が2枚構成です。
この間もクリーニングが必要でしたので接着剤を取り除き、外しました。
左の黒枠は、部屋の間に設けられていた、遮光枠と思われるものです。
カメラはコンパクトながら、このファインダーは丁寧に設計され造られている感じを受けます。
続きは次回と致します。
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2009年10月24日
カメラ修理 コニカ C35 其の二
KONICA C35の続きです。
清掃のため、とりあえずファインダーを取り外した後、レンズを外します。
C35のレンズ構成は、3群4枚。
ひとつのユニットに収まっています。
後玉にはバルサム接合が使用されていますね。
幸い本機のレンズにひどいカビや汚れ、バルサム切れも無く、クリーニングによりクリアになりました。
レンズユニットを外したところ。シャッター羽根が露出しています。
クリーニングのため、張り皮を剥がしました。
続きは次回と致します。
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2009年10月23日
カメラ修理 コニカ C35 其の一
今日は、KONICA C35の分解の様子をご紹介します。
(この写真は所有機です)
修理のご依頼内容は、メーターの不動でした。
メーター不動の場合考えられる原因としましては、メーター本体の故障、
電池室周りや配線の不具合(電気がメーターまで届いていない)、受光素子(この場合Cds)の故障などです。
テスターで要所要所に電気が流れているかチェックします。
幸いメーターは動きますし、電池室周りの腐食もありません。
疑われるのはCdsです。
Cdsは、光の強さにより素子の持つ抵抗の値が変化する性質があります。
これを利用して、電池からメーターへ流れる電流を変化させているわけです。
案の定、Cdsが機能していませんでした。
左のCdsは交換用の部品です。
Cdsを交換することで、メーターが息を吹き返しました。
続きは次回と致します。
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