MIRANDAautomex

2010年06月02日

カメラ修理 ミランダ オートメックス(最終回)

こんにちは。

MIRANDA automex の続きです。


DSC04758

新製した幕を取り付け、スムーズに走行することを確認。

各部点検・清掃した部品を組みつけて行きます。



DSCN0022

同時に、付属レンズの清掃整備も行ないます。

レンズ・絞りのクリーニングとともに、マウントのロック部分の修理も行ないました。

レンズをマウントに取り付ける際、ロックがきかない症状でした。



DSCN0033

レンズを分解してみますと、ロックボタンを効かせるバネが破損しておりました(写真左側)。

あいにく交換部品がありません。


手元にあったスプリング(写真手前)が利用できないか等いろいろ試してみましたが・・・・・



DSCN0034

結局ステンレス鋼の板から切り出して、同形状のバネを製作してみました。

焼入れをして装着しますが・・・やはりうまい具合にロックできません。

力が弱いのか、バネが十分に効いていないようでした。



DSCN0036

お客様には事情を説明し、当面このままご使用いただくこととなりましたが、近日中に部品を入手し、交換させていただく予定でおります。



DSC04737

50年前のカメラが甦りました!



次回からは、YASHICA FRⅡをご紹介する予定です。




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当店では、良いものを長く、愛着を持って大切にされるお客様の気持ちになり、真心をこめて修理致します。

              国産MFカメラ修理専門
              カメラ修理工房 ミノハ

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ブログをご覧の皆様へ

いつもご覧いただきまして、誠にありがとうございます。

当ブログでは、カメラ修理の様子を中心にご紹介しています。

これは、皆様に代わって内部の構造などをご紹介するという趣旨でありまして、カメラの分解をお勧めしているわけではございません

また、当ブログの記事を参考に分解等された場合の不具合等につきましては、一切責任を負いかねますのであらかじめご了承お願いいたします。

カメラの修理は、是非プロの修理屋さんにご依頼くださいますよう、よろしくお願いいたします。

ありがとうございました(^_^)


店主


camera_repair_minoha at 10:30|PermalinkComments(0)

2010年06月01日

カメラ修理 ミランダ オートメックス(其の四)

こんにちは。

MIRANDA automex の続きです。


DSC04753

外された古いシャッター幕です。

幕端は、金具に挟まれて固定され、その上下にはリボンが縫い付けられていました。

金具の部品は手元にありませんので、外したものを再利用します。

なので取り外しにも気を遣います。




DSC04756

外した幕を採寸し、切り出した新しい幕です。

リボンの長さも合わせます。

金具は、内側のボンドなどをきれいにクリーニングし、適切な角度に開いておきます。



DSC04757

正確な切り出しとか、直角に金具を取り付けるのが要です。

幕は柔らかいので、シワがよったり、結構難儀はします。

でも幕の製作は、カメラ修理の醍醐味のひとつだと思います。

これでカメラが甦るわけですから・・・ね。



続きは次回と致します。




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ありがとうございました(^_^)


店主


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2010年05月31日

カメラ修理 ミランダ オートメックス(其の三)

こんにちは。

MIRANDA automex の続きです。


DSC04746

シャッター幕交換のために、ミラーボックスを外します。



DSC04747

シンクロ用の配線を半田ゴテではずすと、本体と分離できます。

構造はなかなかシンプル。



DSC04748

幕が裂け、破断しているのがよく見えます。

ミランダに使われていたシャッター幕は両面布地タイプで、通常修理で使っている片面ゴム引きの幕よりも高級品のようです。

経年のため硬化していて、力を加えるとすぐに裂けてしまう状態でした。

お客様の了承を得て、今回は手元にある軽くてしなやかな片面タイプの幕に交換します。



続きは次回と致します。





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ありがとうございました(^_^)


店主


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2010年05月28日

カメラ修理 ミランダ オートメックス(其の二)

こんにちは。

MIRANDA automex の続きです。


DSC04741

まずトップカバーから外していきます。

本機は、ファインダー交換式なのでトップカバーは左右二分割です。



DSC04742

各部を観察しながら、分解します。

本機は、前板を外してもミラーボックスは外れないタイプなんですね。

セレンパネルの前面には、光の入射方向を制限するグリッドが設けられています。

樹脂製です。



DSC04743

かなりグリス類が汚れた状態でした。

金具のスライドなどもスムーズではないようです。



DSC04744

左側のトップカバーを外します。

シンクロターミナルの切り替えSWがあるのですが、無理やり操作されたのか接点が曲がって元の姿がわからない状態になってました。



DSC04745

見えるギア類は、レンズの絞り情報をファインダー内の指針に伝えるもの。

露出計の下にレイアウトされています(メーターは既に外した状態)。

前面(左側)に見えるのはシンクロターミナル。

普段はカバーされて、標準型のターミナルソケットになっています。




続きは次回と致します。






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ありがとうございました(^_^)


店主


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2010年05月27日

カメラ修理 ミランダ オートメックス(其の一)

こんにちは。

今日から、MIRANDA automex をご紹介します。

ミランダカメラについては、以前ご紹介しましたセンソレックスⅡの記事に少し詳しく書いてありますので、興味おありの方は見てみてくださいね。

ミランダ オートメックスは、1960(昭和35)年発売。

外光式セレンメーター内蔵の一眼レフカメラです。

DSC04738

ファインダー内で露出の確認ができる、追針式の露出計を内蔵。

これはウィキペディアによりますと、当時の写真工業誌に「国内初」と記されていたそうです。




DSC04739

ペンタプリズム前面の大きなセレンパネル、前面にレイアウトされたシャッターボタンなど、独特な味わいを感じさせるカメラですね。

実は私も、以前修理させていただいてから秘かにファンになってしまいました。


持ち込まれたお客様は、同い年生まれの本機に愛着を持っておられたのですが、使用中に劣化した幕が破れてしまってのご来店でした。

今回は、シャッター幕交換、及びその他整備一式を承りました。



続きは次回と致します。




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ありがとうございました(^_^)


店主


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