PEN-F

2011年05月11日

カメラ修理 オリンパス PEN-F

こんにちは。


さて、今日は OLYMPUS PEN-F です。

唯一のハーフサイズ一眼レフカメラです。

DSCN1246

FTが人気のようですが、私はむしろ露出計の無い「F」の方が愛着を感じます。

巻上げ2回もリズミカルで、なかなか快感ですよ。

お客様からのご依頼は、総合点検・整備一式でしたが、プリズムと接眼枠の取替えもお勧めしました。



DSCN1227

レンズボード/ミラーボックスを本体から分離。



DSCN1231

DSCN1229

クイックリターンミラー駆動ユニット。

各部清掃、注油。動きを確認します。



DSCN1228

プリズム蒸着面に腐食があり交換。



DSCN1230

フォーカシングスクリーンもはずしてクリーニング。FTと違い、マイクロプリズムはありません。

DSCN1247

交換したプリズムと接眼枠。

ファインダー内もすっきりクッキリし、お客様にも満足していただけました。



DSCN1245




次回機種は未定です。お楽しみに。






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当工房では、良いものを長く、愛着を持って大切にされるお客様の気持ちになり、真心をこめて修理致します。

              国産MFカメラ修理専門
              カメラ修理工房 ミノハ


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ブログをご覧の皆様へ

いつもご覧いただきまして、誠にありがとうございます。

当ブログでは、カメラ修理の様子を中心にご紹介しています。

これは、皆様に代わって内部の構造などをご紹介するという趣旨でありまして、カメラの分解をお勧めしているわけではございません

また、当ブログの記事を参考に分解等された場合の不具合等につきましては、一切責任を負いかねますのであらかじめご了承お願いいたします。

カメラの修理は、是非プロの修理屋さんにご依頼くださいますよう、よろしくお願いいたします。

ありがとうございました(^_^)


工房主


camera_repair_minoha at 12:12|PermalinkComments(0)

2009年12月12日

カメラ修理 オリンパス PEN-F 其の四(最終回)

こんにちは。

OLYMPUS PEN-F の続きです。

DSC04209

写真は、ファインダーレンズ部分と、フォーカシングスクリーン、その固定枠です。

三日月状の板は、普段レンズマウント内左端に見える部分で、スクリーンの固定枠に接着されるものです。

この辺の最後の仕上げも見映え上重要な部分で、当店では依頼された状態よりも美しく仕上げるよう心掛けております。


スクリーンの透過率をFとFTで比べたわけではありませんが、ファインダーを覗いた印象は、Fの方が明るくて、色味も素直な感じがします。

片やFTの方はちょっと青み掛かった色調に見えます。

露出計の搭載でハーフミラーを使っている為と思われます。


DSC04208

スクリーンを外した状態。

普段見慣れない光景です。



DSC04206

FはFTに隠れてあまり目立たない存在ですが、露出計が無くとも写真は撮れます。

実際露出が不正確、又は不動のFTも多く、Cdsに互換性が無いので基板不良は完治が難しい状況です。

Fの魅力がもっと見直されてもいいのになぁと思います。



さて、次回からの機種は未定です。

お楽しみに。



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2009年12月10日

カメラ修理 オリンパス PEN-F 其の三

こんにちは。

OLYMPUS PEN-F の続きです。

ミラー駆動ユニットを、中古良品から外します。

DSC04205

部品を取られるカメラは、PEN-Fクラスになりますと何だか勿体無い気もするのですが、これでお客様のカメラが甦るわけですから、ありがたく頂戴します。

ユニット交換したら、ファインダーのピントが出るよう調整します。


DSC04207

ちなみにファインダー、ポロプリズム、スクリーンまでの全部品です。

FTとほとんど変わりませんが、FTは露出計及び受光Cdsが組込まれているのと、ハーフミラーなのが違うところです。

ファインダーのレンズ(丸型)が2枚構成の、贅沢な設計です。


続きは次回と致します。




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2009年12月09日

カメラ修理 オリンパス PEN-F 其の二

こんにちは。

引き続き OLYMPUS PEN-F です。

シャッターを切ってもミラーが上がった(閉じた)ままになる症状、PEN-F系に一番多い修理依頼です。

その多くは、ミラー駆動系の調整不良です。

今回も同じ原因と思っていたのですが・・・

DSC04202

まず前板を外します。

ファインダー・ポロプリズム・スクリーンなど一体で外れます。

裏返すと・・・・・

DSC04203

このユニットでミラーを駆動しています。

フィルムを巻上げると、巻上げレバーに連動してこのユニットの部品にテンションが掛かり、それでミラーを一往復させる仕組みです。

なんと、テンションを伝える部分のカシメが外れて、フリー状態でした。

これではミラーは動きません。

カシメ直しても耐久性に問題が残りますので、良品中古の部品と交換です。


続きは次回と致します。




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2009年12月07日

カメラ修理 オリンパス PEN-F 其の一

こんにちは。

今日は、OLYMPUS PEN-F をご紹介します。

以前、FTはご紹介しましたがFは初めてではないでしょうか。

いわずと知れた名機ですよね。

BlogPaint

「F」の飾り文字が特徴的です。

では一通り諸元を。

発売・・・・・・・・1963(昭和38)年

形式・・・・・・・・ハーフ判フォーカルプレーン一眼レフ

マウント・・・・・オリンパスペンFマウント

シャッター・・・機械式金属ロータリーシャッター
        B、1~1/500秒、セルフタイマーなし

ファインダー・・・ポロプリズム式

露出計・・・・・・・なし(専用外付け露出計/Cds)

フィルム巻上げ・・・・レバー2回式

寸法・・・・・・・・・・129.5×70×38mm

重量・・・・・・・・・・567g(38mmレンズ付き)

価格・・・・・・・・・・24,800円(当時)


どちらかといいますと後継のFTの方が人気があるようですね。露出計が付いているからでしょうか。メカ的に強化されているとも聞きます。

しかし私は、こういう初代機の方がシンプルで気に入っています。技術者の心意気がダイレクトに伝わってくる気がします。

実際にFを手に取ってみますと、FTとの差はほとんどありません。

ちょっと軽いかな?くらいですが・・・・・使ってみると面白いのです。

それは、2回に分けて行なうフィルム巻上げのレバー操作。

普通「面倒だな」とか思いがちですが、違うんです。

シャッターを押す、1、2と2回巻上げる。

これがなかなかリズミカルで、撮影が楽しくなってしまうのです。

機会ありましたら、ぜひ一度お試しください。



DSC04201

さて修理のご依頼は、シャッター不調。

具体的には、テンションが掛からずミラーが駆動しない症状でした。


続きは次回と致します。




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