SENSOREX
2009年11月26日
カメラ修理 ミランダ センソレックスII 其の四(最終回)
こんにちは。
MIRANDA SENSOREX II の続きです。
シャッターの目処がついたので、あとはスピードの調整です。
新品同様といってもかなりの年を経ているので、スピードは全体に遅気味でした。特に後幕のテンションを調整しましたが、先/後のバランス取りには思いのほか苦労しました。
後はフィルムカウンターの微調整を行ない、ファインダー/プリズム、スクリーン周りのクリーニングを行いました。
使用していなくてもモルト類は劣化しベトベトのボロボロになっています。
しっかり除去しておきませんとせっかくクリーニングしたスクリーンやプリズムを汚してしまいますから、手が抜けません。
新しく貼り直すよりむしろ除去する方が手が掛かります。
店主は結構きれい好きで几帳面(自称・笑)ですから、こういうところは一所懸命時間を掛けて作業に精を出します。
本機の修理は、なかなか触れることのない機種でもあり、より深くカメラについて考察できる良い機会となりました。
お客様に感謝。
さて、次回からの機種は・・・未定です。
おたのしみに。
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当店では、良いものを長く、愛着を持って大切にされるお客様の気持ちになり、真心をこめて修理致します。
カメラ修理工房 ミノハ
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2009年11月25日
カメラ修理 ミランダ センソレックスII 其の三
こんにちは。
MIRANDA SENSOREX II 続きです。
修理ご依頼内容の、シャッター及び巻上げ不動のメカニズムを分析です。
実はロックした状態から、カメラにちょっとした振動を与えることでシャッターも巻上げも復元することが分かりました。
今度は同じロック症状が再発するよう、色々と試みてみます。
すると、巻上げレバーを予備角(準備角)位置にして、親指を掛けた状態でシャッターボタンを押すとかなりの確立でロックしてしまうことが分かりました。
シャッターボタンを1回押すと、ピンやロッド類によりミラーボックスへその動作が送られるのですが、二重写し防止の為にも巻上げが完了するまでシャッターボタンが押せないようにロックが掛かります。
試行錯誤の結果、その辺の調整に遊びがありすぎてこのような症状が発生することが分かりました。
微妙にそのタイミングを調整し、症状の再発は認められなくなりました。
ホッとひと安心です。
しかし、何度も言うように新品同様のカメラですからドキドキの連続でした。
さて続きは次回と致します。
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カメラ修理工房 ミノハ
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2009年11月24日
カメラ修理 ミランダ センソレックスII 其の二
こんにちは。
MIRANDA SENSOREX II の続きです。
ドライバーを当てるのもはばかられる・・・と言っていても修理出来ませんから、普段以上に慎重に作業を進めることにします。
作業を始めるに当たり機構や構造の事前把握などのため、師匠にお願いしサンプルを1台(同一機種ではないけど)お借りして備えました。
まずはトップカバーを外す準備です。
シャッターボタンが前面に付いているので、上面はスッキリしています。
巻上げレバー軸上にスピードダイアルと感度設定がついています。
あとは円形のフィルムカウンター窓とスピードの指標を兼ねた巻上げ表示窓があるだけです。
巻き戻しノブ側も外していきます。
続きは次回とします。
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カメラ修理工房 ミノハ
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2009年11月23日
カメラ修理 ミランダ センソレックスII 其の一
こんにちは。
今回は、MIRANDA SENSOREX II です。
ミランダは1955(昭和30)年、前身であるオリオン精機産業から、国産初のペンタプリズム式一眼レフカメラ「ミランダT」の発売を機に「オリオンカメラ株式会社」に社名変更、さらに1957(昭和32)年に「ミランダカメラ株式会社」に変更した国産のカメラメーカーです。
持ち前の高い技術力と品質、好調な輸出にも支えられ、当時他のマイナーメーカーを凌駕したそうです。
残念ながら1976(昭和51)年に倒産し、現在このメーカーは存在しません。
ミランダの特徴はボディー前面にあるシャッターボタンでしょうか。
ペトリもそうでしたね。
めったに拝見できないカメラですが、今でも熱狂的な愛好者の方が数多くいらっしゃるようです。
今回修理のご依頼は、シャッター及び巻き上げ不動でした。
さらにモルト劣化によるファインダー内ほかの汚れもありましたので、点検清掃整備一式でお引き受けすることになりました。
お客様のカメラはどうもデットストック品のようでして、とても37年前のものとは思えないほど綺麗でした。
ネジ頭にドライバーを当てることすら気が引ける程のものでした。
続きは次回に。
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カメラ修理工房 ミノハ
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