WIDE-S
2010年04月12日
カメラ修理 オリンパス WIDE-S(ワイドスーパー) 其の四(最終回)
こんにちは。
OLYMPUS WIDE-S の続きです。
ファインダー/距離計部分のクリーニングをします。
裏面の可動部も点検・清掃・グリスアップします。
このファインダーは距離計用のミラーが固定されたタイプで、ブライト枠用ルーペレンズ(中央の膨らんだレンズ)の手前で距離計用の補正レンズが左右に動く仕組みです。
普及タイプのファインダーでは補正レンズを省略し、距離計用ミラーを可動させるタイプのものも多いです。
長年の塵や汚れ、カビを取り除くと、ファインダーの視野は見違えるようにスッキリ。
撮影意欲が湧いてきます。
フィルム室などの遮光にはもともと毛糸が使われておりましたが、モルトへ交換という手もあります。
今回はお客様のご希望で、オリジナル通り毛糸を使用して交換しました。
整備が完了、シャッターも機能を回復し無事お客様の手元に戻りました。
続きは次回、紹介機種は未定です。
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当店では、良いものを長く、愛着を持って大切にされるお客様の気持ちになり、真心をこめて修理致します。
カメラ修理工房 ミノハ
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2010年04月09日
カメラ修理 オリンパス WIDE-S(ワイドスーパー) 其の三
こんにちは。
OLYMPUS WIDE-S の続きです。
シャッター制御カムを外すと、シャッター機構のメカ部分が見えてきます。
上の方にはガバナが見えます。
「B」の不調は、制御カムに沿って部品が正しく動かないことが原因でした。
部品の調整と点検をします。
高速側のシャッターを選ぶとき、リングが回りにくい症状もあり、調整しています。
続きは次回と致します。
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当店では、良いものを長く、愛着を持って大切にされるお客様の気持ちになり、真心をこめて修理致します。
カメラ修理工房 ミノハ
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2010年04月08日
カメラ修理 オリンパス WIDE-S(ワイドスーパー) 其の二
こんにちは。
OLYMPUS WIDE-S の続きです。

トップカバーを外した景色です。
レンジファインダー機独特のレイアウトですね。
ファインダー及び距離計部分が半分近くを占めています。

取り外したファインダー&距離計部分。
左側の丸窓が距離計用の像を取り込みます。
その奥のナナメの板がミラー。
左側の対物レンズと丸窓の間にあるのがブライトフレーム用の枠で、このカメラでは距離計の動きに合わせて可動する、パララックス自動補正機構が付いています。

前玉ユニットを外してみると・・・・・
ご覧のように鏡筒内の固定ねじが3本とも外れた状態でした。
これでは鏡筒がガタつくわけですね。
手前のレンズユニットが押さえになっていただけだったんですね。
古いカメラでは、想像以上のことが起こっていることもよくあります。

シャッター部分です。
上に乗っている切り抜かれたような円盤状の板は、シャッター制御カムと呼ばれるもので、スピードやガバナをコントロールする大切な部品です。
今回は、「B」不調でしたので、このカム板を外して点検しました。
続きは次回と致します。
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当店では、良いものを長く、愛着を持って大切にされるお客様の気持ちになり、真心をこめて修理致します。
カメラ修理工房 ミノハ
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OLYMPUS WIDE-S の続きです。
トップカバーを外した景色です。
レンジファインダー機独特のレイアウトですね。
ファインダー及び距離計部分が半分近くを占めています。
取り外したファインダー&距離計部分。
左側の丸窓が距離計用の像を取り込みます。
その奥のナナメの板がミラー。
左側の対物レンズと丸窓の間にあるのがブライトフレーム用の枠で、このカメラでは距離計の動きに合わせて可動する、パララックス自動補正機構が付いています。
前玉ユニットを外してみると・・・・・
ご覧のように鏡筒内の固定ねじが3本とも外れた状態でした。
これでは鏡筒がガタつくわけですね。
手前のレンズユニットが押さえになっていただけだったんですね。
古いカメラでは、想像以上のことが起こっていることもよくあります。
シャッター部分です。
上に乗っている切り抜かれたような円盤状の板は、シャッター制御カムと呼ばれるもので、スピードやガバナをコントロールする大切な部品です。
今回は、「B」不調でしたので、このカム板を外して点検しました。
続きは次回と致します。
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カメラ修理工房 ミノハ
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2010年04月07日
カメラ修理 オリンパス WIDE-S(ワイドスーパー) 其の一
こんにちは。
今日は、OLYMPUS WIDE-S をご紹介します。

このカメラは、レンズシャッター式の「オリンパス ワイド(1955年)」の高級型(高度アマチュア用)として開発され、1957(昭和32)年に発売されました。
レンズはH.Zuiko-W 35mm/F2で、35mmの広角レンズ搭載が名前の由来です。

レンズボード部のデザインも影響していますが、カメラ全幅が短く、コンパクトな印象を受けるカメラです。

これはいいなと思ったのは、裏蓋中央に大きくレイアウトされた露出計算盤。
フィルム感度が記された内側の円盤を回してLV値を求めます。
季節や時間による補正値も記入されていて親切。
大きくて見やすく、何より記されているイラストがなんともいい味を出してますよね。
簡単に諸元を。
発 売 :1957(昭和32)年
型 式 :35mm判レンズシャッター距離計連動カメラ
レ ン ズ :H.Zuiko-W 35mm/F2
シャッター :SEIKOSHA-MXL B,1~1/500秒
ファインダー:採光式ブライトフレーム、パララックス自動補正機構付き
シンクロ :M・F・X接点
サ イ ズ :128×82×69mm
重 量 :650g
価 格 :¥37,000-(当時)
お客様のカメラは、50年を経過している割にはそれを感じさせない綺麗な外観でしたが、「鏡筒がたつき」、「B(バルブ)不調」など症状の修復と、整備一式を承りました。
続きは次回と致します。
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当店では、良いものを長く、愛着を持って大切にされるお客様の気持ちになり、真心をこめて修理致します。
カメラ修理工房 ミノハ
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