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2010年01月10日

カメラ修理 アンスコメモⅡ 其の三(最終回)


こんにちは。

ANSCO MEMOⅡ の続きです。

露出計の調整も終了し、ファインダーや内外装のクリーニングをします。

ファインダーには、適正露出時にマークを現すための米粒大のミラーが備わっています。メーター指針の一部が光路を遮るとマークが消える仕組みです。

対物側レンズは2枚構成ですが、強固に接着されており、レンズ損傷を避ける為、2枚の内側だけはクリーニングできません。

しかし、その他のレンズ群をクリーニングすることで、視界は見違えるほどクリーンになりました。

DSC04300

本体を覆う、モナカの皮です。



DSC04282

ファインダー周りはこんな感じ。

オートハーフよりチョット凝ってます。


DSC04284

ロゴは「Ansco」、そして「gaf」とあります。

gafは、GENERAL ANILINE & FILM CORPの略です。



さて、次回機種は未定につき、お楽しみにお待ちください。




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当店では、良いものを長く、愛着を持って大切にされるお客様の気持ちになり、真心をこめて修理致します。

              カメラ修理工房 ミノハ

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2010年01月08日

カメラ修理 アンスコメモⅡ 其の二


こんにちは。

ANSCO MEMOⅡ の続きです。

カメラを分解していて、オートハーフとの違いを感じるとすれば、やはりゾーンフォーカスになったレンズ周りと、それをファインダー内に表示する機構でしょうか。

どちらも大変コンパクトにまとめられ、究極の設計ではないかと感じました。

DSC04285

DSC04302

これがレンズの回転を指針の上下に変換する機構部です。

デジカメがしょぼくて近接撮影できません。すみません。


ご依頼のカメラは、点検してみますとセレンは少々弱っているものの抵抗の調整で何とかなりそうでしたので、適正値を計測し抵抗を交換しました。

当初メーターが不動でしたが、これは指針が針押さえ機構部に接触して引っ掛かっていた為でした。よくある症状のようです。

レンズ、絞り羽根、シャッターの点検・清掃をしましたが、特に問題はありませんでした。

古い割には内部もレンズもカビやサビがなく綺麗だったのは、国土の環境の違いかもしれません。


続きは次回と致します。





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2010年01月07日

カメラ修理 アンスコメモⅡ 其の一

こんにちは。

今回は、ANSCO MEMOⅡです。

DSC04280

これは、1962(昭和37)年発売のRICOH AUTO HALFを翌年にゾーンフォーカスに改良し発売されたものの海外版OEM機です。

ストロボ台座も付きました。

性能的にはレンズを含め初代AUTO HALFと同様ですが、焦点調整が出来るようリニューアルされています。

焦点調整は目測で、正面の赤丸指標に、レンズリングのアルファベット(F・N・C)を合わせます。クリックストップ付き。

ファインダー内には、きちんと指針で表示してくれます。

F・・・far?  N・・・near?  C・・・close? でしょうか?

ちなみにAUTO HALFはパンフォーカスの固定焦点で焦点距離は2.5mだそうです。

DSC04281

内部機構は、ほとんど全くAUTO HALFと同じです。

BlogPaint

前カバー下面の刻印。

「MADE IN JAPAN BY RICOH FOR
GENERAL ANILINE & FILM CORP,
BINGHAMTON, NEW YORK」


となっています。

機種名の「ANSCO」は、かつてニューヨークに存在したカメラ/フィルムメーカー。

その後「Agfa-ANSCO」となり現在はAgfaの部門・ブランドだそうです。

 

お客様からのご依頼は、モルト交換・シャッターボタン取付けネジ欠品・露出計調整などでした。

届いたカメラは、当初露出メーターが不動で、セレンの劣化も疑われました。


続きは次回と致します。



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2009年11月26日

カメラ修理 ミランダ センソレックスII 其の四(最終回)


こんにちは。

MIRANDA SENSOREX II の続きです。

シャッターの目処がついたので、あとはスピードの調整です。

新品同様といってもかなりの年を経ているので、スピードは全体に遅気味でした。特に後幕のテンションを調整しましたが、先/後のバランス取りには思いのほか苦労しました。


DSC04048

後はフィルムカウンターの微調整を行ない、ファインダー/プリズム、スクリーン周りのクリーニングを行いました。

使用していなくてもモルト類は劣化しベトベトのボロボロになっています。

しっかり除去しておきませんとせっかくクリーニングしたスクリーンやプリズムを汚してしまいますから、手が抜けません。

新しく貼り直すよりむしろ除去する方が手が掛かります。

店主は結構きれい好きで几帳面(自称・笑)ですから、こういうところは一所懸命時間を掛けて作業に精を出します。



本機の修理は、なかなか触れることのない機種でもあり、より深くカメラについて考察できる良い機会となりました。

お客様に感謝。



さて、次回からの機種は・・・未定です。
おたのしみに。




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2009年11月25日

カメラ修理 ミランダ センソレックスII 其の三


こんにちは。

MIRANDA SENSOREX II 続きです。

修理ご依頼内容の、シャッター及び巻上げ不動のメカニズムを分析です。

実はロックした状態から、カメラにちょっとした振動を与えることでシャッターも巻上げも復元することが分かりました。

今度は同じロック症状が再発するよう、色々と試みてみます。

すると、巻上げレバーを予備角(準備角)位置にして、親指を掛けた状態でシャッターボタンを押すとかなりの確立でロックしてしまうことが分かりました。

DSC04043

シャッターボタンを1回押すと、ピンやロッド類によりミラーボックスへその動作が送られるのですが、二重写し防止の為にも巻上げが完了するまでシャッターボタンが押せないようにロックが掛かります。

試行錯誤の結果、その辺の調整に遊びがありすぎてこのような症状が発生することが分かりました。

DSC04044

微妙にそのタイミングを調整し、症状の再発は認められなくなりました。

ホッとひと安心です。

しかし、何度も言うように新品同様のカメラですからドキドキの連続でした。


さて続きは次回と致します。




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