minoltaXE

2010年01月27日

カメラ修理 ミノルタXE 其の六(最終回)


こんにちは。

minolta XE の続きです。

プリズムを換装した本機の視野は、とてもクリアになりました。

腐食ゼロのプリズムと換装できなかったことが残念ですが。

換装前のファインダー像はこんな風でした。

DSC04453

黒い腐食部分は、プリズムの構造上スクリーンのずっと手前に、壁のように立ちはだかります。

OM-1、2などはもっと下のほうにV字形に現れます。

どちらも腐食が軽ければ応急処置で目立たなくすることは可能なのですが、その部分でのピント合わせは不可能となってしまいます。



巻上げの不良(空まわり)は、多重露光レバー周りの油固着が原因のようで、注油し何度も動かすことで解消しました。

XEの持病のようです。


DSC04364

XEにはフィルムカウンターが後ろについてます。

上の細長い窓はフィルムシグナルと称し、フィルムを入れると赤い指標が現れ装填中を表し、巻上げ/巻き戻しに応じて移動し教えてくれる親切設計。


外装品のクリーニングをすませると、整備済みの部品を組みつけて行きます。

露出関係の最終チェック、光学系のピントチェックを済ませると、晴れて修理完了です。

DSC04408

お疲れ様でした。


次回からの機種は未定です。

お楽しみに。





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当店では、良いものを長く、愛着を持って大切にされるお客様の気持ちになり、真心をこめて修理致します。

              カメラ修理工房 ミノハ

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2010年01月26日

カメラ修理 ミノルタXE 其の五


こんにちは。

minolta XE の続きです。



DSC04352

前板/ミラーボックスを上から見たところです。

スクリーンが見えるその上にごま塩状の模様が見えますが、これが劣化して変質したモルトです。

プリズムと枠の間に貼られているのですが、これが悪さをしてプリズムを腐食させてしまいます。

重度の場合、XEの場合ファインダーの下側1/3は真っ黒です。

お客様のカメラは正にその状態でした。

手配した中古のプリズムを載せましたが、こちらも軽い腐食があり、進行防止のため洗浄と、見映え向上の処置をしました。

XEの腐食の無いクリアなプリズムの入手は難しいようです。


DSC04354

プリズム枠と露出計メーターはユニットになっています。

メーター横にシャッタースピードの表示(フィルム)が見えます。

メーターの手前に見えるポールには、レンズからの絞り情報を伝える連動糸の滑車が入ります。



DSC04355

クリーニングのため全分解。

プリズム枠周りの構成部品です。



続きは次回と致します。





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2010年01月25日

カメラ修理 ミノルタXE 其の四


こんにちは。

minolta XE の続きです。

DSC04350

外した前板/ミラーボックスです。

腐食プリズムは外してあります。


シャッターを切ると、時々鳴きが発生していました。

シャッター鳴きを修理すべく外したわけですが、当初予想していた部分から音が出ている気配がしません。

うーむ、時間を掛けていろいろいじってみても釈然としません。


DSC04351

ミラーボックス下部にはガバナが組み込まれているのですが、そのフライホィールが怪しいと注油してみたものの・・・・・解消されません。


諦めかけた時、指でミラーを触ってみると、小さな音で「キーキー」いうのです。

ミラーのヒンジ部分。

なんと、こんな所から音がしていたんですね。経験不足でした。


DSC04349

本体側は、こんな感じです。

シャッター羽根の左側がシャッター機構で、上の方にソレノイド(電磁石)が見えます。



続きは次回と致します。





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2010年01月23日

カメラ修理 ミノルタXE 其の三

こんにちは。

minolta XE の続きです。

前板を外してしまう前に、AE露出、シャッタースピード、メーター指針の調整がどの程度できるのか、あたりをつけます。


DSC04345


これは場合によってはある程度手探りで行なうことになりますが、お客様のカメラ機種が未経験の場合は、ジャンク品などを購入してテスト(練習?)しながらの修理となることもあります。

今回は、腐食したプリズムの交換用に1台用意したので、こちらを利用できました。

AE露光と、ファインダー内のメーター指針調整、そしてシャッタースピードのコントロールは、このペンタ上の半固定抵抗器と、巻上げレバー付近の抵抗を、バランスを確認しながら調整しました。



DSC04344


巻き戻しノブ側には、ガラス基板にプリントされた摺動抵抗が同軸上に備わり、装着レンズからの絞り情報が連動糸により伝達される仕組みです。

フィルム感度設定、露出補正もこの基板で行なわれます。


DSC04348


前板を外したところ。

ここまで来ると、後には戻れませんね。



続きは次回と致します。





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              カメラ修理工房 ミノハ

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2010年01月22日

カメラ修理 ミノルタXE 其の二

こんにちは。

minolta XE の続きです。

お客様のカメラの症状は、

・露出計メーター指針の狂い
・AUTO時のAE狂い
・シャッタースピード高速側の不調
・巻上げ不調
・プリズム腐食
・シャッター鳴き

などでした。


DSC04330

まずペンタ部カバーを外します。

レンズの絞り値を読むミラーが組込まれていたり、糸によりシャッターダイヤル値を表示する仕掛けがあったりと、ペンタ部の前側はにぎやかです。

前板を外す必要がなければ糸も外さなくてよいのですが、結局外すことになりました。

トップカバーは左右分割タイプです。


DSC04331

トップカバー下は、ご覧のように電気基板で覆われています。

どこがどんな役割をしているのか、参考書など片手にある程度の確認は出来る限りします。特にこのような電子カメラの場合はです。

ペンタプリズムにも電気基板が被っています。

これは主に、2個のCdsからの受光電流を演算する回路と思われますが、ICらしき物が使われているのが分かります。

この季節、取り扱い時の静電気にも注意が必要。

静電気を逃がすリストバンドを使っています。


DSC04343

前板を外す準備。

張り皮を剥がします。

シャッター鳴き修理の為もあり、取り外すことにしました。



続きは次回と致します。






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              カメラ修理工房 ミノハ

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