しゃしん
July 19, 2012
展示メモ:と、
川内倫子 5/12-7/16「照度 あめつち 影を見る」東京都写真美術館
土曜日。
他の予定に合わせて、行く日を決めていたら最後の土日に行くことになってしまった。
会期前からまわりの色々なひとたちから「いいよ」と言われていた展示。
前回、FOILギャラリーで行われていた「Illuminance」をみていて、
好きか嫌いかと言われれば『好き』なんだけど、
至近距離でガツンと面食らってしまうような
女性ならではの色々を感じ取ってしまって、 あんまり味わえなかったので
今回、それ プラス 撮りおろされた作品たち(動画含む)を合わせてみたことで
まとまったような、すとんと腑に落ちたような、そんな気がした。
(それでも“照度”ゾーンは、至近距離でのあの作品たちに
迫られている気分ふたたび、で、ずっとそわそわしていた)
けど、でも。
追えるんだけど、沿えなかったなあ。
あくまで、その時の私が、だったのかも知れないけれど。
広い、白い、黒い、空間に、大きいものが、
おさまるべきところにおさまっていた姿や、空気は好きでした。
----------
公として、触れることがなくなった今、
自分のなかの『写真』の在り方を再認識している。
撮影ペースは変わらず、プリントするタイミングは遅れていくけれど
触れる時間が少なくなって、自分のものとして在るもの、と認識してからは
別の角度から『やっぱり好きなんだよね』と、思っている。
無意識に気になる展示をチェックしていたり、
雑誌を定期購読しようと目論んでみたり
何に対しても触れ合い方、は人それぞれで
『好きなもの』としての関係性は変わらずそこにあるのだなあ、と思って
少し、安心した。
June 22, 2012
展示メモ:
北川陽稔 5/23-6/24「annoski」POETIC SCAPE
平日。
北川ブルーがみられるマジックアワーにひとりきりで堪能させていただいた。
美術館もそうだけど、ひとの居ない時間にゆったり時間と空間を味わうのが好きだ。
写真の気配を十二分に感じることが出来るからかもしれない。
北海道在住というだけで、安心するのはなぜだろう。
オーナー・柿島さんが来場者の質問にこたえられるのに聞き耳を立てながら
再度作品を味わう。
その時間の流れと、たゆたう何らかの気配に少し重みを感じながらも
もやの部分に見惚れていた。
----------
山川哲矢 6/7-13「暮れかぬる」kit gallery
山川哲矢 6/15-20「herbarium」commune
こちらも平日。
「暮れかぬる」に伺った際に、ご本人から「herbarium」のDMをいただいたので
こちらも伺った。
「暮れかぬる」夜、夕、シーツの写真が好きだった。
「herbarium」全体的なひとつのトーン、その空間が作品、という感じ。
暗室での手焼きと、ポラロイドをスキャニングしてからのプリント、という
性質の異なった展示。
どうしても手焼きの方を贔屓してしまいがちだけれど
どちらも山川さんの一部なのには変わりないのだと思った。
August 06, 2011
きょうの違和感
睡眠時間が不規則なのは、お休みを沢山頂いているからでしょうか。
(明日、というか今日も予定があるのでお休みを頂いております)
うん、眠たくならない。
というのも画面の前で自分の写真とにらめっこしていたから、なのだけれど。
どうこうしていきたい、わけではないけれど
自分の写真をみてしっくりこない、というか
「つまらない」と思えてしまうのは。
ちゃんと『みて』撮っていないから、なのか
写真を『みて』いないからなのか。
数日経ったら何か違う風にみられるかもしれない。
最近になって、広角の写真に違和感を覚えるようになって
けど、50mmレンズの一眼はハーフしか持っていないものだから、
やっぱり、持つべきか。うーん。
ハーフを使い倒すべき、か。
されどハーフ。
今宵のもやもやはこんな感じでした。
また明日ハーフを持って出掛けよう。
July 22, 2011
展示と音楽と、
歩いた、歩いた。
予定としては川内倫子さんの「illuminance」をみに行くのと
予約していたサカナクションの『バッハの旋律を夜に聴いたせいです。』を引き取りに行く、
というふたつだったのだけれど。
(あと、一の丑だったので、鰻を食す、というささやかなる願望)
展示をみて、少し出るのが遅くなったにも関わらず妙に時間が空いてしまって
帰る気分ではなかったので、また別の展示に出向いた。ふたつ。
出来るだけお財布のひもを緩めないようにしている昨今なので
なるべく電車代のかからない場所/経路を調べて、歩く、歩く。
新橋から銀座、東京は徒歩圏内なんだな、 ということを知る。
途中うな丼を戴き、ふらりとお店に立ち寄ったり。
東京駅に行くと必ずGRANSTAをひと通り見てしまう。
あのキラキラしたデパ地下みたいな場所、に惹かれてしまう。
“新しいもの”に触れられる、そんな場所。
お腹が空いていなかったので自分お土産を買うこともなく、
2週間後に仙台に行くのでその下見として駅弁は何処で、何を買おうか、とか。
出掛ける名目があると、「そんな時くらいは気にせず楽しまなくちゃ」精神のひとなので
その時に散財することを見込んで、大人しく帰路へ。
新宿でCDを引き取った際に、
「お人形が展示されているのでまだご覧になっていなければ、どうぞ」
と、お姉さんに言われたので、三郎(MVのお人形)を帰りしなにみた。
スペースが狭いので格好いい感じに座らされてた。
写真は撮れなかった。
帰りに、ミスドさん。
数ヶ月行かない間にセルフでドーナツを運ぶお店になっていた。
涼しいから早めに眠ろうと思う。
また眠れない日々がやってくる。
そうそう、渋谷Last Waltzでのライブがあるみたいで、直ぐに予約を。
waltzという言葉には無条件で時めくのです。それも「最後の」て。泣ける。
ライブ三昧の、夏。
やりくりしていても、ただやりくりしているだけかも知れない。
あーはん。
----------
川内倫子:illuminance
金瑞姫:ether
上田義彦:火山の島
女のひとの、写真。写真集をみ続けていたら吸収し過ぎて目眩がした。
すとん、と落ち着く。今回の展示の写真集が上質な冊子で作られたのなら、欲しい。
記録の写真。
何処の展示に居ても、静かだからか、会話が丸聞こえである。
慎む内容では無いにせよ、 私語は他人の居ない場所で行うのがよい、気がする。展示なら。
(ご本人の内容だったり、関係者のお話だから聞こえてきても面白いと言えば面白いのだけれど)
(だから、こそ)
『みること』のプロでも、なんでもないから、思ったことの覚え書き。
なんでもいいんだ、と思えた。勉強してみようかな、とも。
右から:初回版、歌詞の誤植による訂正版、タワレコさん限定版。
一路さんの自室、コンセプト写真ではなく、ドキュメンタリー写真なんだとか。お洒落。