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キャンピングカーに常設コンロは不要?

8ナンバーキャンピング仕様を取得するためには、調理設備が搭載されていることが条件です。
調理設備とは、コンロなどの炊事設備と、水を使うための水道設備を言います。
キャンピングカーにギャレーと呼ばれるキッチンが付いているのは、そのためです。

しかし、最近、シンクと蛇口は付いていても、コンロが埋め込まれていないモデルが増えています。
バンコンだけではありません、キャブコンもです。

コンロが埋め込まれていない場合は、よくある卓上型のカセットコンロで代用しています。
即ち、火を使う場合は、いちいちコンロをセットする必要があります。
それくらい大した手間ではないと思われるかもしれませんが、狭い車内で、荷物があるところでいざやってみると結構面倒です。

もっとも、スペースが厳しいバンコンでは、できるだけスペースを切り詰める必要がりますので、これも仕方ないかと思いますが、最近では付けるスペースがあっても、コンロが埋め込まれていないモデルが多くなってきました。

これはもちろん需要があまり多くないからと思われます。
車内で調理するというキャンピングカーオーナーはあまり多くないそうです。
まあ、旅に出てまでも料理するのはイヤということでしょう。

しかし、その土地の食材でちょっと料理してみるとか、コーヒーにしても自動販売機で買うのではなく、湯を沸かしてゆったりと飲んでみるというのも、キャンピングカーの楽しみ方の一つです。

最近のキャンピングカーは、装備はできるだけシンプルでベッドだけあれば良いといったものが多くなってきた感があります。
ビルダーさんの説明でも、「あってもあまり使わない人が多いですよ」的なトークをよく聞きます。
装備をつければ価格的にも高くなりますので良いことばかりではありませんが、少なくともキャブコンレベルはコンロを常設して欲しいところです。

欧米では「モーターホーム」ですので、キッチンはもちろんですが、温水シャワーも普通についています。
しかし、日本ではキャンピングカーでありながら、寝ることに主眼を置いた「車中泊車」的なモデルが主流です。

日本はどこに行ってもコンビニがあり、コンロをつける必要性が低いのかもしれませんが、何か寂しい感じがします。

運転席、助手席のシートバックを利用した後ろ向きシートのリクライニング

ハイエースなどのバンコンの場合、通常ダイネットは2列目シートを後ろ向きにして対座ダイネットとしますが、運転席、助手席のシートバックを前に倒し、シートバックの裏を使って後ろ向きのシートとして使用するレイアウトがあります。
RSPremium07sp

これにより、ダイネット時、デッドスペースとなってしまうキャブスペースを有効に使うことができるわけです。
これは実に良いアイデアで、狭い車内を有効に使うことができます。

ただ問題点もあります。
リクライニング調整ができなく、最も後ろ(車の前方向)に倒した位置でしかロックできないのです。
前向きに座る場合は当然細かくロック位置があるのですが、このようなイレギュラーな使い方ではリクライニング位置が幾つも用意されている訳はありません。

仕方なしにそのまま使っているのですが、一番後ろまで倒れますので、かなり寝そべった格好になってしまいます。
なんとか適当な位置でロックする方法はないものかと思ってキャンピングカーショーであるビルダーさんと話していたら、良い方法を教えてくれました。

シートベルトを利用するのです。
適当なところで、シートベルトをロックさせて、これをシートに引っかけておけば、シートはその位置で支えられ、それ以上後ろに倒れません。

この機構を持つキャンピングカーのオーナーさんは、是非試してみてください。
って、皆さん既にご存知かもしれませんが。



自動運転とキャンピングカー

自動運転の実用化が現実的になってきて、話題に上ることが多くなりました。
この勢いでは、完全自動運転が実現するのも時間の問題でしょう。

自動運転でよく議論されるのが、Fun to Driveとのせめぎあいです。
従来のクルマメーカーは、運転する楽しみを残した自動運転、一方IT企業のコンセプトはハンドルを無くした自動運転です。

確かに、クルマを操る楽しさが無くなってしまうのは寂しいですし、クルマが単純な移動用の箱になってしまった世界と言うのはつまらない感じがします。
そのような世界では、クルマで移動中は向かい合って座るのでしょうか。

さて、自動運転が最も似合うクルマの一つは、キャンピングカーではないでしょうか?
商用車ベースのキャンピングカーでFun to Driveを楽しんでいるユーザーはあまり多くないでしょう。
皆でダイネットで楽しく話しながら車窓を楽しむとか、ベッドで寝ているうちに目的地に到着しているというのはキャンピングカーとして究極の姿でしょう。

ひょっとしたら、普通の乗用車でも、ダイネットモードとベッドモードが当たり前になるかもしれません。移動中に食事やパソコンもできるので、テーブルも当たり前になるでしょう。
まさに、現在のキャンピングカーから運転席を無くしたようなクルマではないでしょうか?

当のキャンピングカーはと言えば、運転席が無くなるので、ハイエースくらいのサイズでも広い室内空間が確保できます。
その頃はEVでしょうから大容量リチウムバッテリーが搭載されており、電気の心配もなくなっているでしょう。
クルマメーカーが作る高級車の定義は、モダンリビングの室内を持つ快適な空間かもしれません。
現在の日本の小さなキャンピングカーを作るノウハウが、きっと生かされるのではないでしょうか?