2018年02月19日

上海余徳耀美術館 WEST BAND 藤本壮介氏設計の私設現代美術館

以前紹介しましたWEST BAND開発ですでに一部がオープンしていることは紹介しました。その中には日本の人気アーキテクトの藤本壮介氏設計の美術館もあります。

設計 藤本壮介
オーナー 余德耀 インドネシアの華僑コレクター
開館 2014年1月
総面積 9000㎡ 建築3000㎡

地下鉄11号線錦雲路駅1番出口出て北上、すぐに交差点があるのでそれを右折し300mほど進むと右側にあります。目の前は黄浦江ですのでまず迷うことはないでしょう。



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IMG_20171213_102440IMG_20171213_102454川に出ると広大な景色が広がっています。左側の写真の対岸に見えるのは后滩駅上の開発です。右側の写真には以前紹介した龍美術館が見えます。






IMG_20171213_102258ファサードは武蔵野美術大学と同様のMPG工法です。私が設計したのを参考にしたのかな。同じように作ってもあまりきれいに見えないのは施工のせいか材料のせいか。はたまたプロポーションのせいか。。。




IMG_20171213_102626IMG_20171213_102314ガラス張りのアトリウムの内部はカフェになっていますが今日はお休みでした。お茶しようと思っていましたが残念です。





IMG_20171213_102629IMG_20171213_102810少し遠くから見ると多少ましか。






IMG_20171213_102850IMG_20171213_102803折角なので裏に回ってみました。倉庫を再利用しているので見た目は全くの倉庫。左側ではWEST BAND開発の大型建築が進んでいます。





IMG_20171213_103333IMG_20171213_103740倉庫ですので大きなスライドドアがあります。






IMG_20171213_103214IMG_20171213_102918展示の切り替えなのでしょう。新たなディスプレーの準備行われていました。でも私のような無関係者がふらふらとは入れていいのでしょうか。まあここは中国か。




IMG_20171213_103040IMG_20171213_103111展示物はどうであれ建築的には見るものはありません。ただの倉庫ですし、倉庫のリニューアルならもっと行けてるものが他にたくさんあります。一部以前のものか次回のものが出来上がっているのか。いずれにせよ盗まれたら大変じゃないのかなと思いながら見学。パッと見るところ欲しいとも思えないものでしたが。



IMG_20171213_103643IMG_20171213_103724ランドスケープには一風変わった時計があります。この日は白人がこの時計の調整をしているようでした。ということはただの時計ではないのかぁ。ただの曲がった時計ならオブジェとしてもチープだ。実際に動いて人々を驚かしてほしいものです。













IMG_20171213_102045IMG_20171213_102056逆サイドの裏に回ると問題点が歴然。仕上げはボードでいたるところで割れています。補修するのでしょう。調査結果が書かれていました。



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IMG_20171213_104039展示によっては行く価値もあるかもしれませんが、建物的には残念ながら見るところはありません。辛口な言い方からすればこのくらいのデザインなら中国人のデザイナーでも十分できるはず。わざわざ高い外国人デザイナーを採用した理由はいかに。

この周辺は西岸芸術中心というエリアです。この余徳耀美術館から南に300mのところにその施設群があります。そちらの方が断然見ごたえあります。まとめて行かれることをお勧めします。

西岸芸術中心についてはまた改めて紹介します。






2018年02月12日

上海欽賜仰殿 上海に残る道教のお寺

今週から中国は正月ウイーク。中国と取引する仕事をする人たちの最も頭の痛い時期です。今年は2月16日が元旦ですので2月一杯は機能しないことがわかっていましたが、日本のクライアントはそんなこと知ったことではありません。見積は!試作納期は!!と怒られるのが仕事の一部になってしまいます。

こういったおめでたい時期ですので今回はお寺のお話。以前上海に残るお寺で龍華寺を紹介しましたが今回は道教のお寺、仰殿を紹介します。場所は浦東新区地下鉄6号線源深体育中心駅④番出口を出ると目の前にあります。④番出口を出て振り返ると駅名のスタジアムがあります。


IMG_20171210_081259IMG_20171210_081321左の写真は④番出口を出てすぐの交差点から撮ったものですが後ろには上海タワーが見えます。中心部から近いことがわかります。





IMG_20171210_081346IMG_20171210_0815218:00から開門ですが少し早く着いたのでまだ開いていません。すぐ右側に入場料を払うところがあるので5元払います。これにはお線香代が含まれますのでしっかり払いましょう。


IMG_20171210_085142IMG_20171210_081559チケットを渡すと線香をくれますので持って入場です。
火は着ける場所があるのでそこでしましょう。基本火気厳禁です。

















IMG_20171210_083317仏教のお寺と同じように線香に火をつけ四方にお辞儀をします。大きいので意外と火が付きにくいですが頑張って着火させます。やり方は見ていればわかるのでまねをすればいいです。これをしなければ失礼ということでもないようなので、スルーしても構いません。

関係ないですが写真に写っているおじさんたちが全員毛沢東みたいで面白い。










中国は三大宗教と呼ばれます。仏教・儒教・道教です。これにイスラム教(回教)・キリスト教がメジャーでそのほかは民族的な土着的宗教になると思います。 


IMG_20171210_081604IMG_20171210_081618道教についてはウイキ辺りで見ていただく方が良いかと思いますのでここでは渇愛します。





IMG_20171210_0817192017-12-24祭られている像は頭に飾りがついています。よくドラマで見る皇帝の冠と同じなのでそういった人が祭られるのが道教なのかなと思います。目的は仙人になること。皇帝は仙人ではないとは思うが。。。















IMG_20171210_081933IMG_20171210_082253三清殿とうことは清のことなのでしょうか。となると民族は満州族?




















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仏像ではありません。


















IMG_20171210_082419お坊さんはいません。代わって青い服の人たち(名前がわかりません)がこの殿の主役です。






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IMG_20171210_084526お葬式か四十九日みたいな行事を行っていました。



















IMG_20171210_083401IMG_20171210_083556なのにお寺と同じように太鼓や鐘はあります。
配置は風水なのでしょうか。。。


















IMG_20171210_083032IMG_20171210_083907建築様式はお寺に近いことは近い。これはこれでいい感じ。


















IMG_20171210_083237IMG_20171210_083231装飾は仏教には見られない文様ばかりです。

















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お寺だと瓦にサンスクリット文字や卍だったりしますがここでは違います。



















IMG_20171210_083443IMG_20171210_0833292Fに上がってみると屋根にたくさんの像があることに気づきます。





IMG_20171210_083517IMG_20171210_083510そのほとんどが戦いの場面となっているようです。意味が分からないのですがしっかりした作りです。
詳しい解説があるといいなぁ




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IMG_20171210_083812IMG_20171210_083759五百羅漢みたいなものがありました。でもここでも仏像ではありません。





IMG_20171210_084844今年の運気です。中国ももちろん干支で見ます。






2017-12-24 (4)たぶん創建当初は田んぼの真ん中だったと思います。規模は小さく30分くらいあれば全部見ることができますが、日本では見ることのできない道教の施設は大変に興味深いものがあります。市内中心から浦東空港に行く途中でもありますので、午後のフライトであればAMに見てから帰国することも可能です。お時間があれば立ち寄ることをお勧めしたいいいスポットだと思います。ちなみに観光客はほとんど来ないですし日本人もほとんど来ないところだと思います。

道教とは:何度調べてもよくわかりません。


2018年02月05日

中国の電気自動車化② テスラモーターズ

上海は電気自動車化が急速に進んでいます。通常上海ナンバーは番号を取るだけで100万円くらいかかるのですが電気自動車は無料。この条件ではさすがの上海人も電気自動車へシフトするのは必然。上海ナンバーだと時間無制限で市内の高速道路に乗ることができるし見栄っ張りな上海人はいくら安くても地方ナンバーなんか乗りません。


IMG_20171210_094150電気自動車のエース テスラモーターも当然のごとく上海で販売されています。聞くところによると香港はテスラだらけだとか。そのことを知り早速ショールームに行ってみました。場所は浦東新区金橋カルフールの横です。外人も多く住む高級住宅街です。




IMG_20171210_094321IMG_20171210_094315日本仕様は知りませんが、ドアが上に開いてかっこいい。





IMG_20171210_094358IMG_20171210_094443内装パネルもタブレットが付いているようで見やすい。中国人はカーナビをつけないのでこのスタイルは新鮮な感じ。
















IMG_20171210_094334IMG_20171210_094410充電器も売っています。オプションも充実しているようです。

















IMG_20171210_094020IMG_20171210_094039外部には充電器が付いています。このエリアではたぶん無料です。多くの車が充電中です。




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IMG_20171210_094226IMG_20171210_094629納入待ちも数台あります。






IMG_20171210_094624メンテサービスも問題なし







IMG_20171212_092343IMG_20171212_092151上海の高速道路でどのくらい走っているか数えてみましたが100台に1台は確実に電気自動車でした。電気自動車のナンバーは緑色のグラデーションなのですぐにわかります。


IMG_20171211_100236IMG_20171211_111214外注先の工場に行くことになりましたが、30歳くらいの女性が自分の車で迎えに来てくれました。それも電気自動車。パネルにはセンサーで読み取られた外部の様子が映し出されています。モーターですから静かで加速も別段問題があるようには感じませんでした。

上海では既に電気自動車の市民権は得られたと思います。先に紹介した通りバスも多くが電気化しています。世界最大の自動車市場である中国でこれから車を売るためには電気化していないと売ることもできなくなるかもしれません。日系企業はこの流れに乗ってどのように舵を切っていくかこれからの動きはとても興味深いと言えます。






疑問なのですが電気化が本当に環境にいいのでしょうか?私は中国の自動車の電気化は単純に環境問題なのだろうか疑問です。バッテリー製造、交換に伴うの環境負荷、電力不足エリアのカバー問題、エネルギー変換効率などを考えるとどうもしっくりこない。
中国のローカル自動車メーカーのエンジンでまともなものはほぼ外国製です。エンジンの技術がないのでスポーツカーは作ることができません。エンジン技術が行きついた技術ではなくまだまだ改善ができるとしたら電気自動車で使用されるバッテリーの出力低下コスト、電気のロスに比べエンジンの方が圧倒的に有利な気がします。もし将来そうなったときには中国のメーカーには蓄積された技術がなく勝負にならないかもしれません。すでにこの分野はあきらめて言い訳として電気自動車化としているようにも思えます。


IMG_20171213_131323IMG_20171213_131347ショッピングセンターで電気自動車の展示がありました。ここに表示されている車のスペックですがフル充電には3.7時間かかり、走行距離は60㎞とのこと。パソコンなどでも経験してい様に使用時間は表示の下手したら半分とすると30㎞ということは15㎞のところしか往復できない計算になります。いくらエコだからと言ってもこれで実用化されていると言えるのでしょうか。テスラは500㎞と表記されているので明らかに劣っています。また電池は低温時には機能不全になることはスキーの時に携帯が動かなくなることで経験しています。上海も寒いときには-5度くらいになるのでその時に機能するのでしょうか。エアコン付けたらそれで終わりでは意味がありません。









おまけ
ショッピングセンターの中に簡易カラオケボックスがありました。これは早速利用したいです。日本でもないかな。

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2018年01月29日

上海虹橋民生現代美術館と上海冰彫芸術館 残念な結果に。。。

最近のブログではアート関係の施設を中心に紹介していますが、いつの間にか私がいつもいるエリアに彫刻関係のアートエリアができたとの情報を「地球の歩き方」を見ていたら発見しました。えーあんなところにと驚きつつ訪問しました。同時に万博の跡地にできたとの情報のある氷の彫刻芸術館にもついでに行って見ることにします。氷の彫刻って、ハルピンの雪まつりで使うのかな。。。

■上海虹橋民生現代美術館

場所は虹橋と言うには少し外れている内環状線の中にあります。地下鉄4号線虹橋駅から徒歩5分の好立地以前は製鉄工場だったところです。簡単に紹介すると地下鉄4号線は東京の山手線と同じ感覚でほぼ1時間で1周します。ですから東京と同様この内側が一番栄えていて地価も高いと言えます。

上海は1990年ごろから本格的に大型建築が作られ始め都市の開発が始まりました。それに伴い不動産投資、飲食店などのサービス業が発達。5F建ての集合住宅が30F建ての高層マンションへと変貌を遂げていきます。しかし4号線が完全に開通したのは2008年でまだ10年しか経っていませんし開発自体もまだ30年ほどしか経っていないのですべての場所が開発されたわけではなく、場所によってはまだまだ集合住宅や工場が残っています。工場自体は稼働はしていないものの土壌汚染や都市開発の問題もあり建物はそのまま残っている場合もあります。

この美術館もその一つで工場建屋が残っていたため、それを再利用する計画ですし、これから日を改めて紹介する施設も建物を再利用することで歴史や文化を取り入れる手法が多く取り入れている。それが現在の上海です。

IMG_20171209_141247IMG_20171209_141623日本版旅行本のエース「地球の歩き方 上海・杭州・蘇州版 2016~17」ではこの場所が芸術テーマエリアとトピックスで紹介されていますので訪問してみました。

高層ビルの脇を抜け駅から5分ほどで現場につきましたが。。











IMG_20171209_141754IMG_20171209_141814あれれここじゃないのかな??






IMG_20171209_141838IMG_20171209_141858これは明らかに変だ!







IMG_20171209_141933IMG_20171209_142705取り壊しの張り紙がありました。残念ながら再開発になったようです。





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IMG_20171209_141850IMG_20171209_141856おしゃれなカフェだったろうに。。。






IMG_20171209_142854IMG_20171209_142240裏にもなーんにもありません。







IMG_20171209_142231IMG_20171209_142243本来の正門は塞がれていました。







IMG_20171209_142351IMG_20171209_142401オブジェはそのまま、夜逃げしたような感じです。


















IMG_20171209_142455IMG_20171209_142606これはこれでオブジェではあるしインスタ映えする。
いつ再開なのか、完全に取り壊していないところを見るときっとこのレンガの建物はまた使うのでしょう。またその時に改めて来てみようと思います。


2017-12-20 (3)現在この辺りはかなり大規模な開発中です。








■上海冰彫芸術館

この施設は地球の歩き方では全く紹介されていませんが、こういったところも面白いことがあるし、万博エリアですのでどうなっているのか歩いて見に行くことにしました。このエリアはそもそも住宅地ではなく工場地帯だったので広大な土地があります。東京で言えばお台場、大阪で言えば舞洲という感じでしょうか。


IMG_20171213_114741IMG_20171213_114615申し訳ございません。こちらも移転のようです。






IMG_20171213_115737すぐそばにはなんとボーイング747の実物が朽ち果てていました。これも万博の置き土産か。。。この辺りは重工産業の工場でしたので、土壌汚染も相当ひどいのでしょう.豊洲なんてかわいいものです。




2017-12-20 (4)航空写真でも747は見て取れます。滑走路がないのにどうやって持ってきたのか聞いてみたい。


2018年01月22日

上海M50 紡績工場跡地に自然発生・隣に作っている空中庭園はいかに

アート施設としたら今最も充実しているエリアだと思います。場所は上海のメインターミナル上海駅から直線距離で南西に500mのところです。蘇州河という黄浦江の支流に沿っています。ですからもとはこの川を利用して紡績関係の資材が行き来していたのでしょう。


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IMG_20171214_161434IMG_20171214_161439元工場ということもあり、中国でよく見かける工場の光景と言えます。これをおしゃれと言えばそうなのでしょう。そもそもクリエイターと呼ばれる人種はあまり金がないので安いところをそれっぽくしてしのいでいることが多い。たぶん最初はそうだったのだと思います。安いからみんな集まってきた結果が後から見たらおしゃれエリアと周りが呼ぶようになった。でも最近までよく工場が残っていたと感心します。周りは超高層マンション街ですので。恐らく現在でも八号橋よりかなり安い家賃なのだと思います。(八号橋については以降紹介します)



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IMG_20171214_161250IMG_20171214_160825小物屋やカフェもあることはありますし、観光客もちらほらと見かけますが、改めて時間を割いて見に行くような場所ではないように思えますが、上海のアートカルチャーが以前とは違う動きを見せていることや、中国の中心的立場にある上海のこのような開発が、将来どのようになっていくことを感じることが好きということであれば行かれるのもいいかと思います。

ぶらっと歩いて30分くらいで見れますが、画廊などを見るとなるとそれなりの時間がかかると思います。








IMG_20171214_155757IMG_20171214_155442さて
今回の題名 空中庭園 12月15日撮影でこの状態です。M50の北西100mのところに現在施工中。川側から見ると異常な光景でちょっときもい。これから一体どうなるのだろう。。。果たしてこれが都市にいい影響を与えるのだろうか。はたまたカオス化を助長するのか。。。。出来がり次第見に行こうと思います。


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2017-12-19 (2)
最寄りは地下鉄13号線江寧路駅です。徒歩5分です。
上海駅からも行けますが川があるので回り込むのが少し遠いかと思います。






2018年01月15日

タイ バンコックの今②2つの駅

何か最近ブラタモリ風になってきたのが気になりますが臆せず今回もUPします。

中国は新幹線がどんどんできています。上海では地下鉄がこの10年で4本から20本になりました。都市のインフラの主たるものは電車(地下鉄)や高速道路、空港、港湾ですので、これらの今を見ると都市の発展がよくわかりますし、日本で報道されるような短期的な株の上下や不動産価格とは違う目線で都市を見ることができますので、私は観光地よりもむしろこちらの方に多くの時間を割いて都市を観察しています。もちろん電車が好きなこともあります(てっちゃんではないですけど)。日本と違うテイストの電車はとてもCOOOOL。

バンコック市内には2つの始発駅があります。前回UPした都市の大開発の影でこれらの駅は今どのようになっているのでしょうか。まずは最大の駅フアランボーン駅、次はチャオプラヤー川の対岸にあるトンブリー駅に行ってみました。

IMG_20171124_0728292017-12-02フアランボーン駅の朝の風景です。





IMG_20171124_073054IMG_20171124_073051どこの都市でも似たようなものですが駅前はがらーんとしています。鉄道の駅舎の周りは治安が悪くなる傾向があるのであまり栄えないところが多いように思えます。


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IMG_20171124_073239IMG_20171124_073348駅舎はヨーロッパ風のドーム型建築になっています。これから出発予定の複数の電車が待機していました。




IMG_20171124_074049IMG_20171124_074210中国とは違いホームには自由に出入りできますが椅子などが少ないので入り口付近のアトリウムでみんな待機しています。
駅舎の中には屋台・コンビニ・カフェ・薬局などがあり旅の前の準備ができるようになっています。いい雰囲気です。












IMG_20171124_073551IMG_20171124_073714丁度到着した電車があったようでたくさんの人が降りてきました。欧米系バックパッカーらしき人もたくさんいました。



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駅の表示は電光です。(それだけで驚き!)

















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IMG_20171124_074316IMG_20171124_074254駅を出て西に進むと300mも進まないうちにチャイナタウンがあります。最初の地図で中華料理屋とか仏教寺院とありますがそのあたりです。ということはここには昔、川から運ばれる物資の荷揚場があったと想定できます。アジアにあるチャイナタウンはほぼ港湾地区にあります。「苦力 (くーりー)」という中国大陸から労働のために来た人たちは港湾地区で働きその地区に中国人街を作り根付きます。横浜も神戸も同様だったと思います。少し前に紹介したヤンゴンも全く同様でした。ですからこの駅は港湾からの物資と人とを電車で運ぶための駅だったと予想できます。駅舎はその町の歴史を伝えています。

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IMG_20171124_080943ちなみにこの苦力から自力でお金持ちになった人たちも当然いますが、中国系のお金持ちはその多くが華僑です。また華僑の中でも福建省の商売人で銀行の役割をしていたのが「客家 (はっか・くーじぁ)」であり現在のアジアの投資を主導しているのです。その最たる場所がシンガポール。この華僑ネットワークは強力です。私が思うに中国の脅威はそれほどでもないのですが華僑が一番怖い。逆に東南アジアのビジネスの成否は好きか嫌いかではなくこの華僑をどのように使っていくか。彼らにどのように利益をもたらすかがカギになります。




IMG_20171124_081310IMG_20171124_081715なんとなく香港か台湾のにおいもあるような気がします。華僑文化なのでしょう。当然商売の神様関羽廟もあります。




IMG_20171124_081029ここでも天津甘栗。しかし天津に行って甘栗は見たことがありません。広州麺・天津飯も同様ですが。写真の左端にある日本の文字。。これってなんだのだろうか。























2017-12-02 (1)次はトンブリー駅です。この駅はバンコックの一番重要な施設王宮の対岸にあります。この駅も港湾のそばにありますので川から運ばれてきた物資を電車で運ぶ起点だったのでしょう。バンコックの中央を流れるチャオプラヤ川は意外と大きな川です。当時は橋もなかったでしょうから対岸に行くためには船を使ったと思います。

IMG_20171124_100001IMG_20171124_095459海外から来る物資はまずチャイナタウンあたりで降ろし次はこの病院のあたりで降ろしたのだと思います。ここで降ろされたものはこの電車でバンコック西部へ輸送されたのでしょう。逆もありタイのいろいろな輸出物がこの場に集められたと思います。

現在になって物流方法が変わりこの場所は必要がなくなった結果非常に便利な場所でもあり再開発として病院を建てたのでしょう。地図をよく見ると駅よりも東の病院の近くまで線路があることがわかります。

王宮の対岸はまだ開発が進んでいなく牧歌的な景色が広がります。私は観光地よりもこのような景色を見るのが好きですね。



IMG_20171124_102441IMG_20171124_111449最近まで使っていたのでしょうか。線路は錆び錆でもなく踏切もしっかり残っていました。でも線路の先には車が止まっていますので使っていないことがわかります。















IMG_20171124_112244IMG_20171124_112600その先にはとにかく巨大な病院群がありました。(ガイドブックには病院内には博物館があるようですがエグイのでスルー)





2017-12-032017-12-03 (2)その敷地の中に元の駅舎が保存されています(写真を撮り忘れたのでストリートビューで)







IMG_20171124_105012IMG_20171124_105328現在の駅舎ですがフアランボーン駅とは違いこの駅は超ローカル駅。特別な駅舎はありません。最初はどこが駅なのか迷ってしまいました。



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IMG_20171124_105111IMG_20171124_105347表示を見ると終着駅なのにまだ800m先に駅があるように書かれています。そこが本来のトンブリー駅。ということはこの駅は。。。BANGKOK NOI駅。最近になって名前が変わったのでしょう。ですからこの駅自体は始発から2つ目でひょっとしてもう一つチャイナタウンがあったのかもしれません。












IMG_20171124_103032IMG_20171124_103020駅の北側には車両修理場と遊歩道になっていました。
裏路地で迷路になっているみたいで、タイの昔からの生活風景を感じることができます。



IMG_20171124_103142IMG_20171124_103643レンタサイクルもあるのかな。欧米系の人たちがサイクリングしていました。駅に行かれた方はここもお勧めです(そんなマニアいるのか?)















IMG_20171124_105811IMG_20171124_105628駅の前には大きな市場がありました。病院のあたりにあった市場を強制的にここに移動させたのではないかと思えます。




IMG_20171124_110224これらを見ていてバンコックでは輸送ステムのニーズが変わってきていることがわかります。市内は交通渋滞がひどく混んでいるときは100m進むのに1時間かかることもあります。そのためバスから地下鉄または高架電車の延長工事が急速に進められています。一方従来ある電車システムは機能せず縮小の傾向にあるように見えます。人の流れ、物流方法の変化に各都市がどのように対応していくのか。上海ではものすごい勢いで電気自動車化が進んでいます。シェア自転車が人の流れを変えています。ウーバーや滴滴がタクシー業界を大きく変えている今、東南アジアのインフラ整備は一歩間違うと大きなリスクになるように思えます。




ちょっと話は変わりますが。

IMG_20171123_081632市内の朝の風景です。場所はBTS Phaya Thai駅から西に1kmほど進んだチットラダー離宮横の踏切です。バンコックの朝の渋滞はひどい。また信号機の時間がひどいので尚も渋滞を増長させているように思えます。よく見るとバスや車が踏切上で止まっています。
 



IMG_20171123_081446じゃあ電車はというとよーく見ると遠くに止まっていることがわかります。






IMG_20171123_081825車が一段落したら踏切が閉まってやっと電車が走れます。ようは車優先。だからこちらの電車は時間通りじゃあないんだと改めて納得します。






バンコックの道を歩いているとやたらと多くの和食屋さんに巡り合います。その数なんと1700件、年間350件がつぶれ新たに350件ができるとのことです。


2018年01月08日

タイ バンコックの今① MahaNakhon Tower

バンコックに新たなファサードができました。早速見学です。残念ながらまだオープンしていなかったので中には入れませんでした。次回のお楽しみにしておきます。

英語ウイキですがビルの概要が出ていました。
https://en.wikipedia.org/wiki/MahaNakhon


2017-11-30場所はBTSシーロム線チョンノンシー駅の西側の目の前にあります。









IMG_20171123_072903IMG_20171123_072552すげーデザイン。今にも崩れそうだ!


















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建物をぐるっとまわってみました。方向が違うとデザインも違う。なかなかいい感じです。

















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派手なデザインではありますが最近はやりのうねっていたり斜めではありませんので、コスト的にも合理的ではないかと思います。
構造体は真ん中に大きなコアを作りそれ自体は四角柱でしょうからコスト的には問題なし、外装も基本モジュールが80%を占めているでしょうし、欠けているところも基本モジュールの延長なのでこちらも問題ありません。









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IMG_20171123_070941IMG_20171123_070945低層部です。ちょっと地味かな。



















IMG_20171123_071647低層部の近辺の状況です。中国系のお寺がありました。







IMG_20171123_071006IMG_20171123_071844丁度木があったのでしょう。壁をよけさせています。



















IMG_20171123_072928駅側面側から







IMG_20171123_071735IMG_20171123_071301上はすごいですが下は日常のタイです。



















IMG_20171122_133439IMG_20171122_125015高速道路を走っていてもそこかしこで工事クレーンが稼働しています。これから数年でどうなるのだろうと思います。




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IMG_20171122_081114IMG_20171121_173301アソーク・プロンポン駅付近です。発展速度が加速しているような感じです。バンコックに来たのは5年ぶり。高層ビルも相当増えたような気がします。


















IMG_20171124_082441IMG_20171124_082450この写真はチャイナタウン近くで撮影したものです。今まであった建物を残してリニューアルしようという試みだと思います。今のバンコックは大開発か国家的整備かのいずれかになっています。都市が発展するときは当然なのですが、開発することは何かを壊すことで壊し続けると都市にカルチァーがなくなってしまいます。壊し続けると必ず元あった歴史を残そうとする動きがみられます。上海で言えば田子坊や新天地、ソウルで言えば인사던(インサドン)のようなエリアはこのような動きが現れた結果だと思います。バンコックでも同様の動きが出てきたということは都市が新たなフェーズに入ったと言えるのではないでしょうか。これからの発展に期待します。


2018年01月04日

B-GLASS graveur(グラヴィエ)発売のお知らせ

新年あけましておめでとうございます。
今年も引き続きよろしくお願いいたします。

好評を博しております。B-GLASSに新製品を追加いたします。

B-GLASS graveur(グラヴィエ)

■ガラス材料 高透過ガラス19㎜
■最大寸法 5000㎜X2000㎜ このサイズを上回る場合は別途相談お願いいたします。
■参考設計価格 200,000円/㎡ 消費税輸送費別途
 ※数量サイズによって価格が変わることがございます。
■納期 約3か月
■受注開始 2018年1月1日
■web     https://halluwood.wixsite.com/bglass/blank

お渡しできるサンプルはありませんので、ご確認が必要な場合当社に保管するサンプルにて
ご確認いただくことになります。ご要望の方はご一報ください。


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特長
・表面のテクスチャーにより光の拡散が可能になります。また直接目線の遮断も可能になります。
・ガラスが厚いため外装使用、大判での使用が可能となります。
・高透過ガラスを採用していますので、より透明なデザインが可能となります。
・合わせガラス、ペアガラスへの展開も可能となります。


これからも日本では検討できないガラス材料を都度新製品に加えていきます。
次回は8月ごろ新製品を発表できる予定です。

この発売にあたって改めて品番の整理をしておきます。

B-S●               直線系
B-G●               パターン系
B-R●              有機系
B-X●●    試作オーダー品
gr-●●         gravuer







2018年01月01日

中国での建築資材調達業務の動向、彼らの懐具合

新年あけましておめでとうございます。本年も変わらぬご愛顧のほどよろしくお願いいたします。

最近のブログでは上海の近況を主に紹介していますが今回は年の初めということもありますので、私の関わる中国からの建築資材の動向を紹介します。その後今中国で起こっている私の身近な事例を紹介します。

状況は刻一刻と変化しています。それはそうです。中国から購入することはその国の繁栄や友好を念頭においたものではなく、単純に利益を目的としているのですから中国の物価上昇、円安、日本メーカーの価格競争力のUPなどを受けることは必定。現在ではピークの半分以下になったというのが肌感覚です。当然のごとく部材によってその比率は変わってきますが、全体的には相当に下がっていると見るのが妥当です。
従って現在中国から供給されている資材はある程度限定されてきたと言えます。2005年ごろはなんでもかんでも中国から供給すれば良かったのですが、前記の通り今はそうではありません。

建築部材の主要部品で主に中国から買われてきた材料

鉄:鉄骨、サッシ、加工品、パネル
アルミ:サッシ、パネル
ステンレス:サッシ、手すり、排水溝などの雑部材
タイル・焼き物
石材
ALC
GRC
PCa
木工材:家具、サッシ、フローリング、パネル
OAフロア
太陽光発電

アクリル・ポリカーボネート、シーリングなどケミカル系の材料は品質の安定性や要求性能の違いによりほとんど輸入されていません。特にシーリング材は典型で私の知る限り99%中国品はありません。一部接着剤の代用として何かの製品の一部として使用されているかもしれませんが、材料そのものだけで輸入されていません。当然のごとく性能要求のある部位では使用は困難ですので今後も輸入の可能性は低いと言えます。

アクリル・ポリカも品質のばらつきが激しく、原材料を日本や韓国から買って成型だけ中国というケースはありますが、原材料から中国は聞いたことがありません。家具に付けている細かい化粧材料やディスプレー用の短期使用の製品はあるかもしれませんが長期使用ですとどうしても耐久性に問題があります。人造大理石もいいものは中国材料ではありません。以前サンプルを取り寄せて屋外暴露したらかなりの差が出ました。でも使い捨てであればそれでもいいのではないかと思います。

断熱材系(スタイロやグラスウールなど)はもともと安いし、がさが張るので輸送費ウエイトが大きく日本で作らないと赤字になります。またF☆☆☆☆の縛りもあるので中国メーカーも乗る気でありません。

さて輸入されている資材を一つ一つ見ていきましょう。

■鉄材

構造材:材料はJISの縛りで外国での製造は限定的です。従って材料そのものは日本で製造したものをいったん輸出して加工してから再輸入することになります。加工はファブリケーターの加工品質認可の縛りがあるので中国では最高グレードでの加工は1社しか対応できません。プロジェクトによっては認可の縛りが薄い現場もありますので、そういったときには多少グレードの低いファブを使用しているケースがあるようですがあくまで限定的です。

CW(外装壁材):日本での細かい設計作業がありますし、表面の仕上げ材料は結局日本材料を使用するので、加工コスト的にも輸送費用を引いたらメリットが出ません。

パネル:CWと同様、表面の仕上げ材(主に塗料)が日本製なので中国で製造されることは限定的です。CWの室内側に使用される膳板はそれほど精度や品質を要求されないので中国で製造されることもままあるでしょう。問題は輸送費と納期対応かと思います。表面塗料は日系企業やそれなりの企業が供給していれば問題ないと思います。

■アルミ

CWサッシ:大型建築に使用されるCWサッシは多くが中国で製造されています。これは人件費の安さの他に保管場所の広さ、サプライチェーンの充実度からみて合理的です。CWに使われる押し出し型材は中国で十分製造可能です。主に広東省近辺で作られていますが、それを深圳・東莞・蘇州などに輸送して表面仕上げ後組み立てられ日本に輸入されています。この流れはこれからもしばらく続くでしょうが、作図能力も問われるのでメーカーは限定されると思います。

パネル:サッシとともに輸入されることが多いですが、パネル単独では最近それ自体使用されることが少ないのでそれほど多くないと思います。製造エリアは中国全土ですが上海から南部の方が工場が充実しています。曲げ、穴あけなどの精度は設備が充実しているのでそれなりの精度で製造が可能です。複雑さが高まるにつれ中国で製造されるのかもしれません。

■ステンレス(SUS)

日中間でこの部材のコスト差はまだまだ大きいため、比較的多くの材料が中国で製造されています。加工自体は中国全土で行われていますが、無錫・寧波・東莞あたりに多くが集まっている感覚です。
製造方法として「削り出し」「ロストワックス」「平版」「棒材」などがありますが、特にロストワックスは3Kの典型的な産業で環境問題もあるため中国で製造されることが多い状況です。削り出しも加工精度がそれほど要求されない場合は中国で作られています。アップルの壁在で使用されているSUSパネルは要求が厳しいため日本製が世界で採用されています。表面処理では日本に分があるので、表面処理工程のみ日本で行うことも多いかと思います。SUSは日中間で規格が違う(特に304の成分)のでその調整には苦労させられますが最低限の品質を確保しながらなんとか採用されていくと予想されます。ただ本当に最後の品質の詰めとなるとおそらく中国では製造不可になると思いますしそれは将来も埋められないでしょう。

■タイル

広州の中山とか佛山が世界の一大製造拠点です。この町に行くと街自体がタイル屋ではないかと思えるくらい有象無象に存在します。日本で比べ物にならないくらいのメーカーがありますので競争が激しく不可価値要求の高い日本の市場を以前は見ていました。しかし日本の現場は少量多品種ですので、プロジェクトごとの輸入は困難な状況です。定番品はある一定量あると思います。ですから現在中国メーカーも積極的に日本へとは考えていないように見えます。従って発色、精度要求などを考えるとPCaに打ち込むか、大判、厚板にならないと中国製造は限定的になると思います。

■石材

日本の石材メーカーは1990年ころから中国に製造をシフトし日本での製造は一部となっています。そのほとんどは台湾の対岸アモイ近郊で加工されています。建築で一番使われるのは御影石です。発端はこの材料だと思いますがこの石の原産地が中国ですので中国で加工するのが合理的です。プロジェクトによっては指定の材料がありますし、なんでもかんでも中国で採れるわけではないので、材料自体は中国でないこともあります。ただ加工は中国で行いますので、世界の原石が集約される中国製が多いかと思います。
最近中国の環境問題で石材の採掘を停止している採石場が増えています。天然資源ゆえのことですがこれからの動向に注目すべき材料だと思います。日本の大手メーカーのOBが中国企業の顧問となって生産管理に入っていることがあり、私も数名あったことがあります。中国メーカーとしても品質管理、人脈を持つこういった人材を確保できるかが受注量に影響するようです。
懸念される事項として石材の需要場所は中国国内が大半ですから中国の建築需要に大きく左右されます。現在中国の建築需要は縮小の一途ですので工場淘汰による閉鎖が進んでいます。原石の購入には大きな先行投資が必要です。今まで適当に買ってきたつけがいつ払わされるのか。支払いの悪い中国企業へ世界の原石企業が安定的に材料を販売し続けるのか。非常に興味深い材料だと思います。

■ALC

南京と上海の2か所で製造され日本に輸入されていますが、日本メーカーのコストダウン、品質、輸送リスクを考えると現在中国製にするメリットは低いかと思います。デリケートな素材ですので尚更です。

■GRC

製造量自体は日本よりも多いのですが多くは中国国内での使用や東南アジア向けです。材料の特性上複雑な形状になることが多いですし、強度に難があることがあるので中国製は採用されません。そもそも日本でもあまり採用されていないので無理に中国で作る必要はないでしょう。

■PCa

また改めて紹介しますが、中国の建築業界で一番ホットな材料です。その結果今この時点でも新たに工場ができているのではと思えるくらい新規に工場ができています。
今回取り上げている材料にコンクリートがないのは、コンクリートは重量がかかりすぎて海外で製造するメリットが出ない材料のためです。ただこのPCaは成型されているので海外で製造するメリットはあるでしょう。ただし成型だけではだめで、石材を打ち込んだり、タイル、サッシを成型の段階で付けることでコストメリットは出るかと思います。品質の問題はあることはあるでしょうが目線に近くなければ問題がないので検討の余地がある材料と言えると思います。現在日本向けは厦門近郊の工場のみになっていると思います。そのほか新しくできた工場が日本向けをできるようになるためには最低でも10年の時間がかかるでしょうから、現在の世界情勢から見ても困難と言えるでしょう。

■木工製品

まず前提として材料の多くは中国産ではないということです。広葉樹は東南アジア、針葉樹はロシアやカナダ産を輸入して加工のみ中国で行っています。外材と言っても中国国内での使用量が莫大ですので相当量輸入されていますから、コストは相当にこなれていますし在庫も十分です。

フリーリングなど:コスト差はありますがもともと安い材料ですのでそれほど大きなメリットは出てこないかと思います。単純な材料ですので中国以外の国(ベトナム・タイ・インドネシアなど)での製造も可能ですから広範囲での検討が必要です。ただこの資材は建築ではほかの資材に比べ1回での使用量がそれほど多くはありませんから頑張ったほどのメリットは出てこないかもしれません。住宅用ならそれなりにあると思います。

家具:材料によってはメリットがありますが最近の人件費の高騰によりそのメリットは限定的と言えます。たとえばMDFや合板にメラミンの表面材を貼る仕様であったとしたら、メラミンのコストが影響しますので突板や原木のような仕様、複雑な塗装をする仕様などでなければメリットがありません。以前訪問した工場は香港系で中国の中で製造している工場でしたが、スーパーブランドの高級家具を製造していました。品質も素晴らしくおまけに安い。ようは要求仕様の高いものは中国での製造メリットがあるのです。実はこの傾向はガラスでも同じでよく言う「高品質品は日本、安価品は中国」ではもうなく「安いものは日本製で高級品は外国製」品質と同時に解決しなければならない問題が輸送です。家具は隙間が多く空気を運んでいるのと同じですので輸送の問題を上手に解決することが重要となります。

■OAフロア

以前はかなりホットな部材でしたが今は日本での製造が進んだので限定的かと思います。中国の品質が今一つ上がらないのもネックです。

■太陽光発電

群雄割拠です。以前中国のメーカーが日本のメーカーを300億円超で買収したことがありましたが、それほど売り上げは伸びていないと思います。この部材各ゼネコンの購買は建築ではなく設備マターとなっているので、あまり情報がありませんが、日本メーカーの対応力にはなかなか対応できないと思いますので住宅用以外は限定的だと思います。ただこれから3年後には日本のメーカーは全てこの事業から撤退する可能性があるので、そうなると中国と韓国のメーカー製が日本の住宅屋根に乗ってくることになるでしょう。


以上ざっくりではありますが、現在の状況を紹介しました。

この10年で日中ともに大きな変化を遂げました。中国のメーカーは世界に向け設備を増強し日本にも攻勢をかけましたが日本のメーカーはコストを極限まで下げて対応した結果、ある一部の資材以外は中国から入ることにメリットが無くなるようにできました。逆に日本製品が中国で受け入れられる時代が来始めています。中国は設備投資にあまりに依存したため、あと一歩の品質が上がらなく人件費コストと設備投資資金圧力だけが上がっていく状態です。さあ中国がこれから世界でどのように戦っていくかが見所です。

最近は中国のメーカーの対応に驚かされることがあります。

①日本市場は既にうまみがなくなったので頭を下げてまで日本に売らなくてもいい。少量多品種はこりごり。
②日本市場に売っている目的が利益だけではなく品質向上にあったが、十分自社の品質が上がったので日本から学ぶことがないと考えだしている。
③営業人の質的変化が顕著である

気になるのは特に③です。営業マンは80年代、90年代生まれになっています。彼らは一人っ子政策の上、親が不動産などで利益を上げているのでもう一生分のお金を持っています。小皇帝と呼ばれるように家庭内で小さいころから自分の意見が尊重されてきた彼らですが、自分の意見が正しいと思い込み意見が対立するとふてくされたり逃げたりキレたりしてしまいます。こういった態度は社会では許さないのですが彼らは修正できないように見えます。上の世代もこの世代を腫物のように扱い厳しい態度で臨むことができない。そうでないとすぐ辞めてしまう。中国人が一番中国人の扱いに困っている状況となってしまっています。
中国の安い人件費で世界の工場と言われるまでになりましたがその恩恵を最大で受けてきたのは上海人です。その上海人も次世代はこんな状態で特に顕著ですから機能不全と言えるでしょう。従来の手法ではもう儲からない状況となった現在、これから若い世代は自分の首がドンドン締まってくることに気づき出すでしょう。その時にどのように動いてくるかをよく見ておく必要があります。日本側としたらこれから中国で物を作るとしたら地方都市を念頭に考えなければならない。でももう一回この面倒を見るのはまっぴらごめん。もしそこに手をかけるのなら日本か東南アジアで作った方が良いやとなることは自然です。先にブログで紹介した通り遅れていたと言われていたミャンマーでも受け入れ態勢は整いつつあります。わざわざ人も何もウザイ中国を考える必要がなくなりつつあります。選択肢は日本側に多い状態だと思います。

少し長くなりますが先日私の友人2名と食事をしました。
A君 黒竜江省出身朝鮮族 43歳男性 妻と女子1名 
1000万円で買った上海市内のマンションが現在7000万円になった。
Bさん 上海出身漢民族 38歳女性 独身
4500万円で買った上海市内のマンションが8000万円になった。
共に日本からしたら何の価値もないボロボロのマンションです。

IMG_20171213_075116IMG_20171213_075112※この写真は当事者のマンションではありませんが、こんなボロボロでも100㎡で1億円くらいすると思います。

共に売れば相当の利益が上がっています。この部屋を担保に理財商品でプラスアルファーの利益を上げています。ともに2件以上持っていたらなぁと嘆いています。中国人は家を持っていないと一人前と言われないので、5年くらいまではこぞって買っていました。その結果マンションの価格も上がり彼らに資産が舞い込んだわけです。資産が親にありそのまま相続できたとしたら、子供は働かないのは当たり前ですし子供は最初からそれをあてにして今を生きています。

スピードの速い中国は既にキャッシュレス社会に入りました。カセットテープも買えなかった世界からいきなりDVDになり今ではスマホですべてが解決する社会になってしまいました。車はエンジンをまともに作る前に電気化してしまうでしょう。

疑問なのは投機によって生まれた架空の資産は国力を上げているかということです。膨れ上がった架空のマネーで軍事費やインフラを賄えるのでしょうか。。国家予算は日本と中国でさして変わりないのにものすごい投資を続けている。私のブログで紹介している通り上海近郊ではまだまだ大きな開発が進みます。都心近くには万博跡地でできたお台場のような広大な土地があります。そこに新たな開発を検討しているものの余っている住居は30億人分と言われていますから住居系は完全に余っている状態で作るわけにはいかない。しかし建築投資を無くすとその反動は計り知れません、ですから建築投資は減少の一途をたどるものの一気になくなることは考えにくく日本人のアナリストたちが言う建築バブルの崩壊は少し先になると思います。従ってこのアンバランスをどこでどうやって調整していくのかこれが国家レベルでの課題だと思います。
社会主義でありながら日本よりも進んだ資本主義形態となっているこの国のこれからの10年は今まで先行してきた国家と違う歩みになることは間違いがないことでしょう。人口が多いことはメリットでありデメリットですからこの点も将来を読みにくいところかと思います。

日本では建築業界(ゼネコン)は今年過去最高益となりました。20年来苦しんできた業界はやっと利益を生む時代に入ったとも取れますが、そうではなく単純に仕事量が増えただけのことでゼネコンが努力をした結果ではありません。相変わらず請け負い体質は変わらず、面倒なことは協力会社と首尾よく名前を変えた下請に押し付けることは何も変わっていません。苦しんだ20年間は中国からの資材供給という妙手で苦境を乗り切ってきましたがこれからその手は使えません。社内の人材不足、とりわけ作図から管理の人材を外注に委託してしまったつけがこれからゼネコンを苦しめるでしょう。ゼネコンの内部からは「儲かっているのだから無理をする必要はない」との声が漏れてきます。今はいいでしょうが2022年以降また建築不況が来るとささやかれそれに対応するためには今から準備をする必要があるように思えます。
                                                        
2018年皆様のご発展をお祈りいたします。

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camsa at 00:00|PermalinkComments(0)コラム 

2017年12月25日

ミャンマー ヤンゴンの今② MIDTOWNの開発と鉄道の旅

今後はMIDTOWN(MT)を見てみましょう。

2017-11-29 (1)前出のDOWNTOWN(DT)は旧市街地で土地が無いので新しい開発をするためには苦労がいりますが、このエリアは最近までジャングルだったでしょうから土地はたくさんあります。そのため日本人が住むような新しいコンドミニアムができるのはおのずとこのエリアになり西南部がそれにあたります。今回は行く時間がなかったの写真はありませんが、きっとそれなりのビルやコンドミニアムがあるのでしょう。





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IMG_20171125_172431MTの中央部にあるインヤ-湖の横には大きな複合施設があります。ここではまだ数棟の大型建築物ができるようで現在工事中でした。このエリアはDTで現在最もホットなエリアのようです。




IMG_20171126_073112隣にある高級ホテルの上層階に上って遠く(東方)を見るとジャングルの向こうにはいくつかの大型建築物の工事現場を見ることができます。コンドミニアムだと思います。



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MTの南西角にある国立博物館からの遠景です。遠くにいくつかの大型建築物が見えます。開発が進むにつけ緑も減っていくのでしょうか。




IMG_20171127_135343IMG_20171127_112752街中のいたるところで工事をしていますが20F建てのような大きな建物はまだ多くないようです。右の写真のようにグリーンのシートがかかっているのはおそらく中国系ゼネコンの工事現場かと思います。中方強し!

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IMG_20171127_105639躯体工事を先にやってから外装の工事に入ります。これも日本とは違うところ。
















IMG_20171127_113720IMG_20171127_122016新しい建物と古い建物が混在しています。







IMG_20171127_161235ヤンゴンにはまだ高速道路がありません。従って足元を見ると渋滞だらけです。特に朝晩の渋滞はかなりひどいようです。インフラの整備が急務かと思います。




IMG_20171127_122846IMG_20171127_122855これは高速道路ではなく立体交差点です。このような道路もできていることはできています。この高架の品質はかなりいいように見えます。首都高速の下を走っているようなデザインですからひょっとしてODAかもしれませんし、いずれにせよ外資の技術が入っているものと思われます。













IMG_20171127_174013IMG_20171127_173942最近ではおしゃれなカフェもでき始めているようです。コーヒーは1杯350円なので日本と大差ありませんが1人当たりの専有面積は数倍いあるので気分は最高です。

















さてここまでは発展の形跡を紹介してきましたが、同時に発展が遅れているところもたくさん見ることができます。その最たるものが鉄道です。

IMG_20171126_163948IMG_20171126_163918ヤンゴンはMTとDTの間を鉄道が走っています。1周3時間の山手線みたいな環状線です。どこからどこまで乗ってもほぼ200Kですのでかなり安くローカルの足となっています。その起点はヤンゴン中央駅。日本で言えば東京駅とか大阪駅になります。

IMG_20171126_163704IMG_20171126_163824建築物的にはかなり古いですがミャンマーらしいデザインでさながら昔の長野駅みたいな風情を醸し出しています。とても素敵です。




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でも駅の逆側を見るとなーんにもありません。当然丸ビルもありません。まあ駅前が賑わっているのは日本くらいですが。




IMG_20171126_165041環状線に乗って郊外のパゴダ(お寺)に行こうと思います。切符はホームで買えますので地図を指してここまでというと切符をくれます。ホームはあるのですが段差も低いので乗客は線路の上を移動してしまいます。高速で通過する電車もないので危険ではありません。右端にいる青年にホームはどこ?と聞いたら、いつも違うから電車が来てみないとわからない。隣かここだよと教えてくれました。


IMG_20171126_170042今回乗る電車が来ました。このホームで待って正解だったようです。


IMG_20171126_172832車内ではいろいろなものを売ってきます。これはカミタバコ。ガムみたいに噛みます。新鮮でないとおいしくないようで注文を請けたらその場で作ります。そういえばインド人街でも売っていました。

IMG_20171126_171942彼らも食べていました。口はそのせいで真っ赤。歯は見せられません。毎日噛んでいるとのことですが、飲み込むとラリッテしまうので、つばが溜まったら必ず吐き出すとのこと。これはきれいなことではないですから最近は嫌われてきているようです。でも無くなると少し寂しいだろうと思います。


IMG_20171126_171953IMG_20171126_171931線路上では涼んでいたり、凧揚げをしています。洗濯物を干しているのも見ることができます。ゆっくり走っているので危険ではありません。発展するごとにこの風景も見られなくなるでしょうね。見るのは今のうちです。


IMG_20171126_172310IMG_20171127_085328駅は無いに等しいですがあることはあります。止まる駅の案内は電車内ではありませんので、なんという駅なのかわかりません。ツーリストには少しきついがこれも旅行の楽しみかと。。。それより治安がいいのがなによりです。



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ヤンゴン中央駅はそこそこ大きいですがそれを1つでも離れるといきなり小さな駅となります。写真はピーロード駅とランマダウ駅の入口。一瞬どこが駅なのかわかりません。この周辺は市内でも中心に近いはずなのにこんな感じです。












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次に来たのはこんな電車。正面に回送と書いてあります。漢字って使わないんじゃないかな。と思って乗ってみると

















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思いっきり日本の電車でした。前出の青年たちが日本製の電車がたくさん走っているよ。JAICAがくれたんだと話していました。電車以外にも変電器などの設備も日本から送られてきたようで、彼らはそのことをしっかり知っています。












街中を走っている車の90%くらいは日本車で中古。これって日本よりもシェアが高いんじゃないかと思えます。(バンコックもほとんど日系車、東南アジアってすごい)

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IMG_20171127_105632問題は中古車なので右ハンドル。でなぜか右側通行ということ。タクシーに乗るときに道路側に行かないと助手席に乗れませんし危険。ただ料金を交渉するときには運転手が目の前にいるので非常に便利。




色々と感じさせてくれたヤンゴン記でした。感覚的にはバンコックよりは20年遅れでホーチミンから10年遅れプノンペンから10年先進と思えました。治安も安定しているようですし宗教心も強い。人もやさしい、英語で街中OKなので、これから発展が見込まれるような気がします。日本人も続々とこの地に入っているとの情報もありますしすでに日本人サッカーチームも作られています。食事は中華とインド料理の中間という感じでしょうか。決して辛くなく日本人でもそれほど問題なく食べることができます。

私は主に中国で仕事をしていますが、中国人はなんでもお金になってしまいます。拝金主義で人は信じないし公共サービスはいけてません。お釣りを投げ返すことは減ったもののまだ駅やローカルスーパーではあることがあります。街を歩いていても何かにつけムカつくのが中国ですが東南アジアの諸国はそんなことはなくおおらかで食も豊かですからとても気持ちがいい。でもビジネスは結局はお金ですのでこのおおらかさが裏目に出て華僑のパワーにはどうしても負けてしまうのでしょう。

チャイナタウンがあるように中華系の息がかかりながら客家の投資がどのようにこの地を変えていくのでしょうか。力を持ち始めたインド系との戦い、ゲリラ戦術の得意な韓国系はスーパーマーケットとカフェで。日本はODAを含めた正攻法で勝負か。アメリカ系はまずはケンタッキーとマクドか。地盤のあるイギリス系は金融か。アジア経済の経済戦争の次なる中心地となりそうな気がします。


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空港もまだ未整備です。インフラ整備が急務かと思います。



















おまけ。その一

ヤンゴン市内にある餃子の王将に行きました。

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IMG_20171125_222718食べてみてすぐわかりましたがスーパーマーケットで売っている冷凍ものですね。これはこれでおいしいですが、これを店で出すのはどうかなと思ってしまいます。中国は大連に1件ありましたが撤退。上海でも2012年ごろに1件出しましたが今は撤退しています。味、現地の人の感覚と出店方法、コストが合ってない感じです。ここでも1皿210円ではローカルの人は来ないし、冷凍品では日本人は来ないし。これからどうなるのか心配です。外国の王将って王将本部がやっていないんじゃないかなと思えます。



おまけ。その二

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Loka Chantha Abhaya Labha Muni の門の前にへんなおっさんの写真が飾られていました。柄が超悪そう!!

















IMG_20171127_102849このおっさん地球の上にいる!!



















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ジュエダゴンパヤーではねじり鉢巻き、棟梁みたいだ!!


調べてみると聖人 ボー・ミン・ガウンと言うそうだ。これが聖人とはミャンマーはすごい!!
シンガポールのマーライオンは20匹くらいいるらしいです。じゃあこの聖人の像がいくつあってどんな格好をしているのかだれか調べて欲しいです。ひょっとして口から噴水出しているのがあったりして。



2017年12月18日

ミャンマー ヤンゴンの今① DOWNTOWNの発展

このところブログにUPしたいことが多くなったので毎週月曜日にUPします。

この仕事をしているといろいろな都市を訪れることになりますが、今回はミャンマーのヤンゴンで用事ができたので時間を作りこの町を散策し現在の発展や開発状況を見て回りました。日本では中国から工場が東南アジアに移転しているもののバンコックやホーチミンが中心でミャンマーはまだまだとの報道があるように思えます。実際行ってみたらどうなんだろう。すごい田舎なのかな?ロヒンギャ問題は???治安は??食事は?


2017-11-29 (1)ヤンゴンの街ですが大きく3つのエリアに分けることができます。空港のある辺りは北のUPTOWN,インヤー湖、シエダゴンパゴダのあるところはMIDTOWN(MT),サークルラインよりも南にあるDOWNTOWN(DT)です。今回はまだ開発の進まないUPTOWNは置いておいて、後の2つのエリアを2回に渡って紹介します。







まずDTですが、このエリアはイギリスの植民地時代に都市開発がされた場所で、日本橋界隈や札幌のように区画がしっかりしています。東から地元ミャンマー人、真ん中はインド人系、西側は中国系が住民の多くを占めていているようです。

IMG_20171126_095259IMG_20171126_094238インド系エリアにはインド料理屋とヒンズーのお寺。看板もインドの文字が並びます。隣の国のせいもありますが相当量の人がこの町に住んでいるような気がします。



IMG_20171126_094556IMG_20171126_094033BSアンテナが皆同じ方向を向いています。きっとその先にはインドのテレビ衛星があるのでしょう。カラフルでちょっとかわいい。

インド人の女性がまとうサリーの店、飾り物の店がそこかしこにありリトルインディアを実感できます。

インド人と言えば世界中でテーラーが有名です。ここでも当然その店はありました。







IMG_20171126_093635IMG_20171126_094149床屋もあります。






インド人街を進んで一本道を挟むだけで急に中国系エリア(チャイナタウン)になります。ここには中国のお寺がありここはどこだと思ってしまいます。チャイナタウンにはお決まりのソーセージ屋がありました。ソーセージは主に南のエリア(広州や福建)の食べ物ですからその人たちの食文化があることがわかります。さすが中国系ここでもたくましく生きているのですね。しかしタイのチャイナタウンに比べると規模も小さいですし主張もあまりしていない気がします。看板を出すと違法なのか場所が遠いせいなのか意外にインド人には勝てないのか。

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IMG_20171126_103755IMG_20171126_103205乾物系も中国独特。クラゲやシイタケなどなど。奥に見えるのはザーサイかな。

赤いもの大好きはここでも変わりません。春節前はどうなっているのかな。

こう見るとヤンゴンがインドと中国の人的勢力図の中心のように見えてきます。











さてこのリトル人街を横目に街を散策してみます。DTはスーレパヤーというお寺が中心にあります。その南側は大きな公園となっています。この辺りの整備はかなりしっかり行き届いています。決して田舎ではありません。

IMG_20171126_082513IMG_20171126_085119写真の白い建物は市庁舎。赤茶色の建物は旧最高裁判所です。古い建物を整備ししっかり利用しています。




IMG_20171126_081828公園の周辺には少し大きなビルができています。デザイン的に見ると20年くらい前の高層ビルのデザインですからそのころから開発が始まっていたとみることができます。できた当時はミャンマー最大だったのではないでしょうか。ガラスは工場がミャンマーにないのでタイかインドから持ってきたと思います。















IMG_20171126_085518この公園のひとつ東の通りを南下すると植民地時代に作られた古い建物群が残っています。ようは元港湾の税関や銀行関係の施設です。これを見ても古くから多くの交易がここで行われてきたことがわかります。



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IMG_20171126_090957IMG_20171126_091434昔使っていたと思われる物資輸送用の引き込み線路が今も残っています。この付近は今も船着き場なので人がごちゃごちゃ。



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その並びには工場があります。昔は倉庫だったのかもしれません。










IMG_20171126_091842IMG_20171126_092750古い建物群はしっかり整備されているものや






IMG_20171126_093058IMG_20171126_092046現在整備中だったり



















IMG_20171126_092129朽ちてしまっている建物などが入り混じっています。ヤンゴン市ではこれらの建物を保護することを決めているようですがまだ手付かずが多い状態です。お金があれば上海の外灘のように整備し利用され、観光の目玉として発展するのでしょう。上手に復旧することを願います。















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修復工事現場のワーカーはやっぱりインド系。ミャンマーの出稼ぎ労働者もいるのでしょうが私には見分けがつかない。。。。

















ホテル(Pansodan Street)の部屋が10Fでしたので、そこからの眺めです。想像以上に発展していました。

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街を歩くと20F建てくらいの中型オフィスビルが点在しています。たくさんあるわけではありませんが、それなりにすでに建っていました。


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右の写真は最近できた大きな複合施設ジャンクションシティです。ヤンゴン最大級の観光名所のアウンサンマーケットの前にありますからヤンゴンでも最も人の集まる場所です。さながら渋谷の交差点状態。













IMG_20171126_143829IMG_20171126_144135ショッピングセンターの隣はまだこんな状態。この開発の息吹を感じられるのが東南アジア圏の魅力の一つだと思います。







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ガラスには中国の信義硝子の刻印がありました。いい建物には中国のハイグレード品が採用されていることがここでもわかります。石材や金属パネルを見ても品質はある程度良いのではないかと思えます。外資系ゼネコンやコンサルが関わっているのではないかと推測できます。

















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日本ペイントが広告を出しています。がんばっているなぁ。中国では偽物で困っているとのうわさも。

















IMG_20171126_152836こういった施設はリニューアルなのでしょうね。札幌ビールガーデンになったりして。







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この建物はサクラタワーと言います。日系なのかODAなのかわかりませんが外資系の事務所がたくさん入居しているビジネスの中心的存在です。デザインから見て10年くらい前に建てたと予想できます。

















IMG_20171126_153124サクラタワーの前にはシャングリラホテルと事務所棟があります。中間はショッピングセンター。ANAの事務所もここです。建物のクオリティやデザインから見て日系企業が関わって建てたのだと推測されます。実際中国の粗悪なビルよりはよっぽどよくできています。
















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今日は要人が泊まっているのかな。武装警察官らしき人が何名も警備していました。

















ジャンクションシティのショッピングセンターに入ってみました。IMG_20171126_143121この日は日曜日だったせいかお買い物客でにぎわっています。季節ごとのバーゲンってあるのかなぁ??

















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たくさん買い物していますね。男性も女性も民族服をまだまだ多くの人が着用しています。これがまたいいんだな。

















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日本でもよく見かけるブランドも出店しています。でもまだ高価なのか買っている感じはしません。これらのブランドが認知され売れるようになるためにはもう少し時間がかかるような気がします。男性の着ているスカートのようなものはロンジーという巻きスカートです。まだまだ多くの人がロンジーを着用していますがこれにティンバーランドはどのようにコーディネートするのかはこれからなのでしょう。人々は急激な発展に戸惑っているような気がします。このショッピングセンターでエスカレーターに乗ろうとしたら前のおばちゃんが乗るのが怖くて立ち止まっていました。ずっと踏み板のタイミングを計りやっと乗れたのはいいのですが降りた瞬間に立ち止まり私を含め後ろから来た人が詰まって転びそうになりました。エスカレーターもあまりない世の中からいきなり最新のショッピングセンターができてもそれはなかなか消化できないでしょう。




IMG_20171126_152720IMG_20171126_145908街中にはケンタッキー・フライド・チキンが1件だけあります。ミャンマーの通貨はチャット、レートは1JPY=0.1Kですので0を一つ取ればいい。となるとケンタはいい値段がします。でも満席でした。中国同様貧富の差を感じる瞬間です。

ここにはロヒンギャ問題など全く感じられない日常が広がっていました。治安も全く問題ない状態だと思います。


つづく


今回のおまけ

IMG_20171128_065655タクシーは交渉制と言いながら大体決まっています。むしろホテル前の方が高くてぼられら気分がするのはなぜでしょうか。。。


IMG_20171128_063250運転手さんが「火事だよ!」というのでカシャリ!










2017年12月10日

上海浦東新区図書館と嘉定区図書館 郊外の図書館建築が熱い

上海には各区ごとに立派な図書館があります。電子化やスマホが進んだ中国では本を読む人はあまりいません。ですから図書館なんて。。。と思いがちですが、なかなかなかなか立派な図書館があるのです。敷地にも余裕があるので、自由なアプローチもできるのでしょう。


■浦東新区図書館


なんと日本設計が担当しています。正直中国では施工が悪い建物が多いので日系の設計事務所が設計しても悲しい結果が多いものです。しかしこの建物は施工もしっかりしていてなかなか。

場所は7号線錦秀路駅から北に500mくらい歩いたところにあります。


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外装はアルミサッシの上に石のルーバーが化粧材として施工されています。落ち着いていて図書館らしいいい意匠だと思います。


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1Fはピロティになっていますのでそこでも本を読んでいる人がいます。この日は小雨だったので人もまばらでしたが天気が良ければ多くの人がいるのでしょう。上海の気候は東京より5度暑くて5度寒い。中間期は日本ほど長くはありませんがそれなりにあるので、こういったピロティは有効だと思います。


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エントランスを入ると大きなアトリウムとなっていて孔子の像がお出迎えです。





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トップライト






受付を抜けると左側にエスカレーターがありますのでそこを上げれば一般開架です。


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その多くはこの見上げたぺネル類の施工が悪いのですが、ここはかなりいい感じで施工されています。

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ホールもあります。


















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エスカレーターを上がりきると吹き抜けになっています。トップライトから光が入ってきてとても明るい空間となっています。廊下との区切りはパンチングメタルなので、光が通り廊下は暗くありません。このパンチングがとても効いています。白を使ったところもセンスがいい。

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材料もいい感じです。曲げ精度は出ているし傷も少ないジョイントもいい。パンチングですので化粧材でしょうからこの防火区画はどうなっているのかな。今度設計に聞いてみよっと。




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開架室もとても明るい。2層吹き抜けになっていて階段状の書庫が中央にあります。平日でしたが多くの人が利用していました。中国人もさすがにここでは静かにしています。やればできるじゃん。





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室内から外装ルーバーを見ます。サッシともどもいい出来かと思います。石材は御影石ビシャン仕上げですね。上海市内でもこの辺は比較的緑の多いエリアです。噂ではクワガタが採れるとも聞きます。外を眺めると林が広がっています。











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上層階に上がってみます。吹き抜けには箱が浮いていて空中庭園になっています。女の子がここでくつろいでいました。



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柱の打ちっぱなしもきれいに仕上がっていますね。






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IMG_20170621_104524IMG_20170621_104534カフェもあります。



















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お昼時に行ったのでついでに食事も。全部で16元でした。味もまずまず。

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おばちゃんたちが溜まって編み物中。サロン化していますね。高齢化社会が急速に進む中国、特に上海は目立ちます。ですからこういう場所を提供することも重要なのではないかと思います。。






館内を見終わって外に出ると隣には赤い建物と高層ビル。工場?事務所????なんだろう。。門には守衛もいる。何か特別の建物なのかな。。


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どうやら党の幹部養成施設のようです。(中国語で幹部は干部と書きます)だから赤なんだ。さすがに中には入れませんから遠くから撮りました。ひょっとしてスパイだろうと因縁付けられて逮捕されるんじゃないか。。




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敷地の横幅は1kmくらいはあると思います。体育館と思われる建物の横には地味に飛行機のオブジェもあります。好戦的だなぁ。


















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目の前にはレストラン。新鮮な海鮮もと。




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裏の川でおっさんが釣り。投網もしている。まさかここで釣ったのを出してんじゃないだろうな。。。


2017-06-25











■嘉定区図書館

設計者は不明です。前に紹介した安藤忠雄氏の設計した保利劇場の横にあります。浦東新区図書館ほどは大きくはないですがこじんまりとしていていい感じの図書館です。

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ファサードは瓦、ガラス、スチールサッシです。中国でスチールサッシは珍しい。






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瓦自体は中国でもたくさん作っているので入手は問題ないと思いますがモルタルで貼り付けてあるので、剥がれて落ちないのかなと心配になります。施工は特別いいものではありませんが中国では合格点かと思います。

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サッシ自体はそれほど悪くありません。日本で作ってもディテールもこんなもんかと思います。地震もないので変位も気にしなくてよさそうです。水密性能はスチールなので
そもそも期待はできません。

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20150117_12002720150117_120618内部は普通の図書館ですね。ガラスが多く開放的なので明るくていいですね。反射ガラスの効果もあると思います。図書館で紫外線は敵ですからね。図書館の横には文化館が併設されています。今回はスルーしました。








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出るとすぐに湖があります。その先には安藤先生設計の保利劇場が見えます。








2017-06-25 (1)地下鉄11号線。江蘇駅から約1時間。嘉定新城駅で分岐するので注意しましょう。白銀路駅から塔秀路を東に約2km。バスでも行けます。



2017年11月30日

上海設計中心 万博跡地にできたアーキテクト集約地

中心とよく中国語では聞きますが、ようはセンターです。この建物群は設計センターですから設計とかデザインを業務とする企業や公共団体を集めた施設です。ということは建物も少しチャレンジをしているのではと期待します。


IMG_20170919_113121IMG_20170919_113305地下鉄4号線西蔵南路の駅を出たら東へ進むと200mほどで左のような看板が見えます。ここは先に紹介した上海当代博物館の横、同じエリアにあります。

右折するとしばらくして右の写真のような煙突が見えてきます。この煙突は前回紹介した当代博物館ですのでこの手前です。













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入口には看板が出ていますし、テラコッタの外壁が強い印象を持って迎えてくれますのですぐにわかります。















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エリア内の敷地は自由に見学可能ですので遠慮せず進みましょう。いろいろな意匠の建物が見えてきますのでうろうろして見学が可能です。
















IMG_20170919_113347あまり気合が入ったデザインとは思いませんが。。まあ誰かがデザインしたということで。






IMG_20170919_113550IMG_20170919_113625入って50mほど進むと右側にカフェ+レストランのガラスのリブの建物が見えてきます。東京にある泉ガーデンのパクリ的に見えるのは私だけでしょうか。泉ガーデンと同じように熱線吸収ガラスを使用しているので緑色感が強く出ています。


IMG_20170919_113640リブが斜めになっているところは少し考えたのかな。石の破片でリブが割れそうで怖いですが実験的なしせつだろうということでまあいいでしょう。ガラス張りで開放的、スターバックスがテナントとして入っていますので次はここでお茶しようと思います。

細かい技術的疑問はあるのですがここでは無視しておきます。





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メインの建物にはテラコッタが使用されていて印象的です。ウオータージェットで模様を刻んだのだろうと思います。レーザーかな?でも加工費が高いからやっぱりなしか。

トップライトにも同様の意匠がされています。デザインのきれいさはさておいてチャレンジは評価できると思います。












IMG_20170919_113759壁面を内部側から見ても影が出ていていい感じがします。でもこれってジャンヌーベルのアラブ世界研究所で使った手法のような気がしますね。中国だとなんでもパクリだと思ってしまうのは失礼かな。

それなりにデザインしているのですが、まとまりのない印象をうけます。パーツパーツはいいのですがそれがトータルとしてしっかりしていないのでその雰囲気全体が美しさを出せない理由の気がします。















IMG_20170919_113950IMG_20170919_114030ずんずん奥に進むとほかの建物が見えてきます。赤茶けていると中国では品質が悪くて錆びているみたいに見えます。



















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実験設計の建物群ですので素材や手法がいろいろ使われています。中国では珍しいスチールサッシもありますね。
新しい施設群のせいかまだ完全に入居できていないような気がします。そもそも入居するのかな。設計事務所は若いデザイナーなどが多いのでお金がない。ですからこのような場所には入居できないのではないかなと思います。ひょっとして政府が支援しているのかな。

ずっと前に上海市内の八号橋という場所に、ここと同様の設計デザイナーをターゲットとした建物群ができました。しかしここに入居していた設計事務所は高すぎて転居してしまいました。上海のテナント代は日本と変わらなくなってきています。そんな中このような施設を作っても結局は政府系の外郭団体辺りが入っておしまいのような気がします。パクリの横行する中国です。デザインに大きな対価を払うとは思えません。八号橋の現在は改めて紹介いたします。









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変わった意匠の建物がありました。断面が三角形。壁面緑化とガラスのファサードです。ガラス面はでこぼこしています。

構造体を見ると動きそうな感じ。













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側面を見ると止水ガスケットがありました。ガラス面がガスケットの外にあるのでやはり稼働するのことがわかります。その横には壁面緑化があるので、究極のエコ建築をイメージしているのでしょう。でも漏水しては駄目だしメンテも面倒になったら本末転倒。そこまでしっかりできているのか設計に聞いてみたいところです。中国の建築はこういったとこ以前にやること満載ですので。

内部に入って写真を撮ろうとしたら怒られました。









IMG_20170919_114227裏側はガラスルーバーで覆われています。汚くなったら大変だとは思わないのかな。オーバーハングしているからこれでは掃除もできません。。。

上海は夏がすごく蒸し暑いし冬も結構寒い。日本に比べ中間期が短いので開放できることが本当にエコになるのかは疑問です。それよりここでもきっちりした施工をした方が良いのでは?と思ってしまいます。














IMG_20170919_114337IMG_20170919_114446KANPACHIという名前のカフェがありました。KANPACHIって環八かな?意味不明。。。




















IMG_20170919_114516中央がアトリウムになっていて周りは事務所になっています。倉庫を利用していますね。冬は寒いだろうなぁ。




















IMG_20170919_114747IMG_20170919_114934万博の時に作ったものか工場があるときに使われていたものかわかりませんが中途半端な高架がありました。わざと撤去していないのか壊すコストがもったいないか。

ここは渡れないので普通に道路を横切ります。そうすると南エリアに着きます。(さっきのは北エリアだったらしい)












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レンガを積み上げた建物がありました。これは見ごたえあります。ここの施工は結構いいので驚きました。これも昔の再利用なのか、新しく施工したのかそこまではわかりませんがレンガをしっかり積み上げられる技術者は日本でも働いてもらいたいものです。











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IMG_20170919_115246IMG_20170919_123856工場の跡地を再開発していますので構造体の一部を残したデザインとなっています。





IMG_20170919_115249IMG_20170919_124014四角い白い建物がありました。内部をのぞくとイベントの準備中でした。表面はナイロンかポリエステルかなにかテント地です。音が漏れるでしょうね。




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テント地なので先にユニットに生地を貼ったあと施工しているのでしょう。透かし目地になっています。清掃は面倒そうですが仕方なしでしょう。



















2017-09-24 (6)当代芸術博物館と隣り合わせですのでセットで見に行くといいでしょう。休憩はスタバでできます。食事は横のレストランでたぶんいいかと思います。建物群の中に社員用のレストランもありました。そこでも食べれると思います。
博物館も全部見て2時間くらいだと思います(展示物にもよりますが)














2017年11月20日

上海当代芸術博物館 コンセプトはロンドンテートモダンだが。

今回は工場をリニューアルした。上海当代芸術博物館を紹介します。

上海ナビから抜粋

2012年10月にオープンした、中国最大の現代アート美術館。2010年上海万博開催時に城市未来館として人気を集めた建物で、旧南市発電所をリノベーションした複雑な構造の建物が特徴。高い天井を生かした大型作品や、階段、吹き抜けにも展示できるスペースの多様さが魅力。館内にはカフェが2ヵ所、レストランが1ヵ所と、アート雑貨を揃えるミュージアムショップがある。



IMG_20170919_115433施設には工場で使用されていたプラントのダクト、煙突がそのまま利用されています。それはまるでロンドンのテートモダンミュージアムのようです。元の建物を利用しているのでパクリとは言いませんが、コンセプトはかなり似ている感じがします。
















IMG_20170919_115437IMG_20170919_115411外構もだだっぴろい。サッカー場が取れそうです。平日のためか展示が今一なのか人影はまばらでした。







3_rectx_437caption←これらはテートモダン かなり似ていることがわかります。
先に紹介した船広計画とも少し被るような気がします。







IMG_20170919_123543メインゲートには荷物検査があります。最近の上海大きな施設にはほぼありますので面倒でも仕方がありません。そこを通過すると目の前に受付があります。

大きな荷物はここで預かってくれます。と言うか強制的に預けさせられます。荷物を渡したらタグをくれるので受け取りましょう。

入場は無料です。これはありがたい。特別展などがある場合は取られることがあるかもしれませんが。














IMG_20170919_115644この施設は時代を問わない芸術作品が中心のようです。そういえば施設の名前も芸術博物館なのでコンセプトは美術館ではないようです。この日は下層部には李山という中国の現代作家の作品を上層部にはBALKRISHNA DOSHIというインドの建築家の模型やドローイングが展示されていました。




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エントランスは発電所ということもあり大空間となっています。奥にはエスカレーターがあり上部に行くことができるよう設計されています。

この展示物は李山の作品。ムシが主テーマのようです。ちょっとキモイ。
















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エスカレーターから振り返るとその空間の奥には工場で使われる天井クレーンが残されていることに気づかされます。


















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工場の記憶を多くの場所で感じることができます。施工もまあまあというところではないでしょうか。

















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階段は白色系タイルを採用。

目の前は黄浦江です。ケーブルグリット工法はこういったファサードでききますね。














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ミュージアムショップがありました。ここには日本の建築家の資料も売っていました。でも広い施設なんだからもう少しアイテムがあってもいいんじゃないかと思います。















IMG_20170919_122212煙突の先に南浦大橋を見ることができます。煙突には入ることができません。






IMG_20170919_120102IMG_20170919_115903平日なので人は少ないです。広さのせいもあるでしょうが。






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この展示はすごくよかったです。見学者も多くがここで足を止めていました。でも中国人じゃないんですよね。ちょっと微妙な感じ。














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IMG_20170919_122620屋上のデッキに出ることができました。遠くには万博のメイン会場を見ることができます。




IMG_20170919_122627周辺にはパビリオンの名残りがいくつか点在しているのがわかります。これらについては次回以降で紹介します。








IMG_20170919_123347中国も高齢化が進んでいると感じる瞬間です。






2017-09-24 (1)地下鉄8号線4号線西蔵南路駅から徒歩5分ほどです。大きな煙突が目印です。
展示物にもよるでしょうが1時間あれば十分に見学ができます。施設自体が巨大なので運営側がこの空間を扱いきれていないような気がしました。毎回思いますがやはり中国にはいい芸術作品がまとまってないような感じです。



2017年11月10日

上海中華芸術宮 上海万博の微妙な置き土産

ウイキペディアから抜粋
■建物概要
建設費 2億2000万元
建築家の何镜堂が率いた設計チームがデザイン
中華芸術宮の前身は上海美術館(人民広場)。中華芸術宮はその166,000m²の床面積のうち、64,000m²を展示スペースに充てている。中華芸術宮は元の10倍以上の規模を持つ。約14,000点のコレクションを持ち、それらは主に中国の現代美術作品である。



IMG_20170916_111312万博のメイン会場、中華国家館を美術館に利用しています。入場は無料です。中国の美術館や博物館は展示物がしょぼくがっかりが多いのですが国家館という名前、元上海美術館の移転というからには中にもすごいものがたくさんあるのではとワクワクしながら入館です。



IMG_20170916_110323IMG_20170916_105901どの方向から見ても同じ顔なのはよしかと思います。







IMG_20170916_111335IMG_20170916_111736土曜日でしたが観光客と思える人たちがぱらぱら来ていました。ゲートではテロ防止の警備員が眠そうにしていました。こんなところでテロしないと思うけど。。。






IMG_20170916_111617デザイン的に仕方がないでしょうが、エスカレーターが端にあるので、とても不便。お年寄りには優しくない建物です。








IMG_20170916_111741名前はすごい






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新しい故宮みたいな感じ。


















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デザイン的にもメンテナンスも綺麗じゃないなぁと思いながらエスカレーターを乗り継いで9Fくらいまで上がります。エスカレーターが長くてまっすぐでちょっと怖い。万博時多くの人が押し寄せたときに転倒したらどうしたんだろうと心配になります。












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入ったところにあるオブジェは何を意味しているのか全く不明だしメッセージも感じられない。一番メインなのに。まさか。





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IMG_20170916_113059結局こういうテイストかぁ。多くの作品がこの建物に展示するために描かれたのではないかと思えてしまいます。年代を見ても比較的新しいものばかり。それをわざわざ古く見せているだけです。やはり貴重なものは台湾の故宮博物館にあるのでしょう。古い美術品は文革の時に壊してしまったのではないかと思えますし最近美術館が増えたので置くものがないんじゃないかなと勘繰りたくなります。
そういえば北京の故宮博物館も建物群以外見るものは何もなかったような気がします。
















IMG_20170916_112812IMG_20170916_113551これらも特別なものでは無いように見えるのは私だけでしょうか。。。掛け軸も田舎の家にありそうなものばかり。中国人の観光客も作品をしっかり見ていないし。。



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外から光が入るから絵画は展示できそうもない回廊です。ゆっくり螺旋廊下が続きます。建物の形状からして仕方がないのでしょう。そのまま下にと思いましたが7Fまで降りたらエレベーターで3Fまで降ります。その間はピロティなので何もありません。無駄はいいのですが導線があまりに悪いのでへきへきです。何のために上に上がったのか。展望台で良かったんじゃないかな。















IMG_20170916_113607外には万博で建てられた施設が見えます。今一景色もきれいじゃない。窓が汚いせいか窓が傾斜しているからか。この窓は外からメンテナンスできないでしょうね。







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中国のアニメのセル画?が展示されていました。動くところを切って少しづつ動かしていたんですね。これって日本でも同じなのでしょうか。ほんの数枚ですがこのエリアだけが一番いい展示だったような気がします。まさかこの展示のために最近作ったのかな。どのみち飾るものもないのでしょうからこのような作品を並べておいた方が良いんじゃないかなと思います。


IMG_20170916_115342IMG_20170916_115243エレベーターで3Fに降りると少しましな展示物がありました。下の方が広い感じ。でも目を引く絵画は外国人の作品でした。



以前の上海美術館は数回訪問したことがあります。それなりにいいと思っていましたがよく考えてみると建物を見ていて作品はまともに見ていなかったことに気づきました。(元の上海美術館は昔あった競馬場の券売り場と社交場を利用した古い建物でした。建物は素晴らしいです)ここにははっきり言って展示物に特別見なければならないような作品は無いように思えます。ようは広すぎるので作品が足りないのです。その上建物も使いにくいし窓ガラスは汚いし。基本的にオブジェな建物なのでしょう。この施設は有料だったら人が来ないんじゃないかと思えます。一体実際の万博の時に何を展示していたんだろうか。。まさか同じもの?この作品を見るために並んだのか??ここは万博に来れなかった人たちが見に来るだけでいいでしょう。改めて観光ルートには入れない方が無難です。



IMG_20170916_121338外にはステンレス製パンダ。ぴかぴかして角張っていて気持ち悪い。無理やり感満載。






IMG_20170924_203417この建物に採用されたガラスメーカーから貰った置物ですが、どうすりゃいいのよ。









2017-09-24 (3)地下鉄8号線中華芸術宮駅の真上です。


2017年10月30日

上海万国博覧会・その後

上海万博は2010年でしたのですでに7年が経過したことになります。
当時は08年の北京オリンピックと万博が終われば中国は経済大崩壊だと多くのアナリストが言っていましたが現在どうでしょう。まだまだ発展が続いています。ただもちろんこれが恒久的に続くわけではなく、GDPの成長率はウソなことは明らか実際にはマイナス成長だと思います。これらを見てみても現在の住宅価格の高騰状況からある一定の調整には入るのではないかと見て正しいと思います。いつも思うのですが中国の発展は今まで世界の経済がたどってきた道を中国がそのまま追っかけているだけではないので、日本のアナリストたちが考えている常識の範囲の未来とはずれているのではないかと思います。常識から言ったらすでに崩壊していて当然でしょう、住宅は30億人分余っているとの情報もありそれを日本に当てはめたらとんでもないことになります。でも問題はあっても経済は崩壊しないし、まだまだ発展の余地があるように思えます。空港は明らかに足りないし新幹線だってまだまだ足りない。上海は終わっていますが500万人都市はごちゃまんとある中国です。自動車はそこそこ売れているし携帯だって伸びは無くなったものベースの量は半端じゃありません。そのような中、万博の跡地が現在どのようになっているかを考えると、この国の何かが見えてくる気がします。

実は上海万博に行っていません。。。のでパビリオンがどうだったかは過去のネットニュースで見てみるしかありません。あしからず。

上海万博は上海の中央を流れる揚子江(中国では長江と言います)の河口から分かれる支流、黄浦江の南北を挟んで行われました。卢浦大橋の横でありその多くは川に面した工場を移転させて土地を確保しています。環境問題の深刻な中国ですので都市部から工場を郊外に移転させる必要がありますし、設備のリニューアルを支援する必要もありました。ですから昔からあった川沿いの大規模工場(造船、コンクリート、ガラス、化学製品など)を移転させることはとても重要なこと。ましてや上海という大都会の真ん中に重工業産業があること自体不自然ですので、万博を機会に一掃撤去は当然と言えば当然、ある意味合理的な手法だったのではないかと思います。ですからそれを考えると仮に万博後このエリアが野原になっても問題がないと言える大イベントだったと思います。実際上海はそもそも工業ではなく交易を主にしたビジネス都市ですので尚更です。



■南側

IMG_20170916_105121今でも地下鉄の駅の中には当時の飾りが散見されます。メイン会場は中華芸術宮駅となります。


















IMG_20170916_105648IMG_20170916_105659駅を降りるとパビリオンの多くは取り壊され再開発がされています。





IMG_20170916_110323中国国家館はメモリアルですので中華芸術宮として美術館として利用されています(状況は次回)






IMG_20170916_110443IMG_20170916_110617メインストリートは「世博軸」としてショッピングアーケード利用されています。日本で言う駅前銀座みたいな感じで両側に店舗が並んでいます。
この付近には大きな商業施設がまだないのでいい感じで人が来ています。スケールはさすが中国です。大手の飲食や物販は外国資本も合わせて概ね入っている感じです(ユニクロもあります)。散歩がてら訪問も悪くありませんが観光地ではありませんのでそのおつもりで。

5層になっていて4層まではテナント、屋上階はあのテント屋根が変わらず使用されていて遊歩道になっています。公園が少ないのでこういった場所は子供たちに重要な遊び場となります。

このアーケード約1㎞くらいはあるでしょうか。端から端まで歩くと疲れます。終点は耀华路駅上です。

ちょっと脱線しますがガラスの業界で中国に関係している人は気が付くと思いますが「耀华」はヤオファと読みます。そうシャンハイヤオファーピルキントン(SYP)のヤオファで以前工場のあったところです。(中国で最大手と呼ばれる建築+自動車向けガラス工場)。日本にもガラスを輸出していた工場です。今は江蘇省常熟に移転しています。



IMG_20170916_121505一番北側にある万博演芸センターはメルセデスベンツアリーナとして再利用されています。円形のデザインが目につきます。何に使われているんだろうと中を見に行くと




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音楽亭?コンサートホール??と思っていたら


















IMG_20170916_122009なんとアイススケート場でした。今日は9月、通年で使用されているようです。この日は日曜日でしたので子供たちも遊んでいました。





IMG_20170916_122925IMG_20170916_125913アリーナを出て川の方向に歩いていくとこれらの建物が良く見える川のほとりの公園に着きます。釣りをしていたり寝ていたりと整備も行き届いていて景色もよく自由な感じでいいところです。右の写真は万博センターですのでメイン会場の一つでした。



IMG_20170916_122712IMG_20170916_122706この日は天気最高(熟睡。。)
寝ている場合ではない。北エリアに移動しようと思います。






■北側

IMG_20170919_124517IMG_20170919_124719南エリアからは地下鉄に乗って渡ると便利です。また中華芸術宮駅まで戻って8号線に乗り1駅で西蔵南路駅に着きます。3番出口を出て家得利スーパーの前を通り南下すると500mほどで前の写真の対岸で見えたいくつかのパビリオンが見えてきます。万博はメイン会場が南エリアでしたので北側はもともと地味でしたが今も思いっきり地味です。パビリオンは長期利用で作られていないので朽ちているのは仕方ないかと思います。




IMG_20170919_124812IMG_20170919_125515これは中国船舶館と企業連合館。巨大です。






IMG_20170919_125212IMG_20170919_125038コンコースのデッキの多くは今もそのまま放置されています。
夢のあと感がぬぐえません。マスコットがまだあるのがなんとも。




IMG_20170919_125814ここには入れました。お散歩している人しかいません。



















IMG_20170919_130352IMG_20170919_125636川沿いは遊歩道になっています。とりあえず感がありますが。






IMG_20170919_130950IMG_20170919_131208万博の記憶を残すための記念館ができていました。お金を取るので入場は止めておきました。デザインもひどいし。たぶん大したものもないでしょう。





先に紹介しましたように上海は現在も多くの開発が行われています。この北エリアは上海の旧市街側で土地の価値も非常に高い場所です。都心にも近いし地下鉄、バス、(レンタサイクル)も充実しているのでいつ開発しても全く問題がないエリアですので、今のこの状況は別のもう少し大変な開発が終わった後ではないかと予想されます。一見万博の跡地が無駄になっているように思えますがそうではないと私は思います。土地バブルがはじけないことを祈るばかりですがそれも吹き飛ばせる場所ですので今後の開発にはそれほどの問題は無いように思えます。どのように開発がされるのかとても興味が持てます。上海政府もバカではありません。将来のことを考えて順番に開発していることがよくわかります。


北側
2017-09-24 (5)




南側
2017-09-24 (3)












2017年10月20日

上海龍美術館 WEST BAND開発

龍華計画 WEST BANDではビジネス街、住宅の他芸術にも力を入れています。このエリアは金融街を予定していますがその中で先行してオープンしている美術館があります。

2014年3月29日開館

web
http://www.thelongmuseum.org/en/

上海ナビから引用すると

黄浦江沿いの龍騰大道エリアに位置する私設美術館。オーナーは中国人コレクターの劉益謙、王薇夫妻。現代アートから伝統的な絵画まで、さまざまな展示会を開催しているほか、カフェ、ミュージアムショップ、ホールなどを併設。建物は古い船着き場の工場をリノベーションしたもので、石灰用の漏斗がそのまま残っているなど独特な造り。周辺にはスケートボード場やロッククライミング場があり、週末は家族連れや若者グループでにぎわっている。浦東に本館がある。

オーナーの刘益谦、王薇夫婦は不動産屋の社長で資産は35億元ですので約500億円

(刘益謙,1963年出生,新理益集団有限公司董事長,天茂実業集団股份有限公司董事長。)

設計者は  柳亦春(大舍建築設計事務所)


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■外装        


コンクリート打ち放しとエキスパンドメタルを使用しています。正面から見てわかるようにTの字がこの建物のモチーフです。昔使っていた貨物線の線路が建物の中に入っているようにデザインされています。

IMG_20170919_162322IMG_20170919_140410打ち放しは中国であまりいいものを見たことがないので心配でありながらワクワクします。





IMG_20170919_140147IMG_20170919_135904古いコンクリートは中国チックに朽ちていていい感じ。昔このロートで川から運ばれてきた資材を機関車に積んでいたのでしょう。




IMG_20170919_135839IMG_20170919_140251この女性何やってんだろうか。。






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外構はしっかりデザインされています。建物の間から黄浦江が見えます。
















IMG_20170919_140347IMG_20170919_140011Tの字を組み合わせた構造体を意匠に反映させています。


















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キリスト教会のような静けさを感じるアプローチです。(人がいないだけか。。。)
















■内装 


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今日はこの人の個展でした。100元とは少し高い気がするが、建物を見るためには仕方がないか。。。展示に関してのコメントは特にありませんが、個人コレクションなのか単なる企画展なのかは不明。



IMG_20170919_143443IMG_20170919_141452Tの字構造体は内装にも反映されています。その隙間にトップライトを入れて採光しています。

エキスパンドメタルとガラスに白ドットのセラミックプリントのおかげで光を微妙に遮っています。美術館ですので直射光は避けたいですからね。高透過ガラスなのかと思います。












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これは展示物、中に入るとまっくら。


















IMG_20170919_141527IMG_20170919_141715来館者の多くは中国人女性。中国は女性の方が積極的な感じがします。(特に上海は)






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外国人もちらほら見かけました。

















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IMG_20170919_142445IMG_20170919_142047ダクトホールや換気スリット。打ち放しはそれほど悪くありませんがクラックが目立つところもありました。コンクリートの仕上がりは塗装でごまかしているので実施はどうなんだろうと想像してしまいます。

1Fの床は塗装です。













IMG_20170919_142111IMG_20170919_141400



















IMG_20170919_142019IMG_20170919_143246何かのドア。こういったところの施工が悪いのが目につくのです。ちょっと残念ではあります。

















IMG_20170919_142944天井スリットからの採光。



















IMG_20170919_1423472Fの床はフローリングです。






IMG_20170919_142639IMG_20170919_142413サッシはスチールとアルミが場所場所で使い分けられています。ガラスは一部セラミックプリントがされていて日射を調整しています。折れて見えるのは有孔折板の影です。














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階段部はきれいに見えますが、なぜか立ち入り禁止。


















■カフェ 

珈琲35元クッキーのおまけつき ケーキもあります。

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サイズは少し大きめ味はまあまあこんなもの。雰囲気はいいですね。

















遺構を残して建築の中に取り入れているつもりなのでしょうが、その建造物とこの建築物の関係(ストーリー)が私には理解できませんでした。コンクリート繋がり???それではあまりに安直だ。建物のデザイン自体はまあこんなものだろうと思うのですが、安藤さんや谷口さんのような空間の絶妙なスケール感や感動を感じることができなかったのは少し残念だった気がします。


■外構 

IMG_20170919_142614周りにある小さい建物には中国で珍しいコールテン鋼が採用されています。中国で作られているのかな。。
お散歩コースですしランナー用の施設もありますので休日は多くの人が来るのでしょう。




IMG_20170919_135750IMG_20170919_135659変なズジが出ていなければ合格だが。






IMG_20170919_135535IMG_20170919_135040昔のコンクリート工場の跡地の歴史を残すために大型クレーンや引き込み線路、ジャリロートをそのまま残しています。遠くには卢浦大桥を見ることができます。



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IMG_20170919_134708少し先にWEST BAND計画の全体を紹介する建屋の横に昔使われていた蒸気機関車が展示されていました。あまりにボロボロで見るに堪えない気がします。




後から知りましたがこの建物ジャンヌーベルがコンペで案を出していますね

2017-12-31 (8)2017-12-31 (7)







IMG_20170919_134412中央で光っているのがこの美術館です。






2017-09-24地下鉄12号線7号線の交差する龙华西路駅から徒歩10分くらいです。この駅には大きなショッピングセンターがオープンしたので食事はここでするといいでしょう。美術館の周りには何もありません。




この他にこれからいくつか芸術系施設がオープンすると思いますので、折を見てまたUPいたします。·またこの美術館の本館が浦東にあるので改めて訪問してみようと思います。



2017年10月10日

上海龍華開発 WEST BAND もう一つの飛行場

前回の龍華寺から東へ1㎞ほど行くと今回紹介する龍華計画WEST BANDに着きます。地下鉄の車内表記で云锦路(雲錦)から龙耀路(龍耀)の地下鉄の上がこのエリアです。

2017-09-22 (2)2017-09-22 (3)航空写真を説明すると左上の白い丸は上海八万人体育場(サッカー、陸上競技)その右下の空き地は前回紹介した龍華駅の駅前開発。大きな川は黄浦江(長江の支流)です。万博のメイン会場は川の対岸あたりでした。


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IMG_20170916_100102歩いてみましょう。龍華寺を出たら龍華路を南下龍華西路を進むと(上の地図で言えばL字型になった道を歩きます。途中小さなバスターミナルがあるのでそれを目印にすればいいでしょう)300mほどで遠くに高層ビルが見え始めるのですぐわかります。この日は天気が良かったのでお散歩に最適。空気も悪くありません。


IMG_20170916_100615そのまま道なりに歩くと右側に面白い看板を見つけました。
「上海民航龍華機場」
機場って何なのでしょうか。中国語で飛行場のことです。実はこの場所は元飛行場だったんです。えー上海って浦東と虹橋の空港だけじゃなかったの?と思いますが実はもう一つ空港があったのです。浦東は新しいのでむしろこちらの方が老舗。
民航なので民間なのでしょうが場所は中国。たぶん軍が使っていたのでしょう。飛行場ってことはまっすぐなのかなぁと思いますが、実際先ほどの航空写真でもまっすぐなことがわかります。ここに飛行場があったなんて上海に住んでいる多くの中国人も知らないのではないかと思います。かなりの街中なので実際ここに空港があってもうるさいから離れていた方がいいですよね。虹橋から近すぎるので航路の問題もあるし。


2017-09-23今の地図を拡大してみても確かに飛行場と書いてあります。北側は養成学校です。





IMG_20170916_100708実際着くとまっすぐだ。

現在先行して水景公園として整備が済んでいます。次は奥に見える高層ビルを中心としたビジネスタウンと芸術村を作っています。その先は黄浦江です。















IMG_20170916_100843北側には学校も確かにあります。その周りは開発されてマンションだらけです。






IMG_20170916_101053水景緑化計画の概要が看板に出ていました。最終はこの様になるようです。
長さ1.6㎞ 総面積74000㎡ 緑化面積62000㎡ 内水景は12000㎡とのことかなりの面積ですがこれは緑化だけなので建築を含めると相当な面積になります。



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少し離れたところですがこの計画を紹介するジオラマ展示場がありました。将来像がここから見て取れます。左の写真の中央のまっすぐな道が今回訪問した雲錦路。下の大きな川が黄浦江。右上で光っているところが龍華寺です。


IMG_20170916_102224私の関わっていたソウルのオイルタンク計画と同じような元のオイル貯蔵庫を美術館として整備する予定のようです。上のジオラマの左下ではないかと思います。





IMG_20170916_101654IMG_20170916_102628まだまだ整備中。この辺りはレンタサイクルが便利。





IMG_20170916_101630IMG_20170916_102755これからいろいろな形の建物ができるのでしょう。






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IMG_20170916_102426IMG_20170916_102719一番奥には2本のタワー棟が上棟しています。カーテンウオールのサッシモックアップが付いていますね。これから半年先には建物の外装は全て施工が終わっているのでしょう。

上海の建築はピークは過ぎているもののまだまだ進んでいます。
日本のマスコミで言われるような中国の不動産バブルの崩壊はまだもう少し先のように見えますし、一旦大きな歯車が動き出してしまった以上そう簡単には止まらないだろうと思えます。日系設計事務所が上海で活躍していますが、各社忙しく仕事をしていることからそのことを感じることができます。

中国は全ての土地が国有です。ですから開発行為自体が国の管理下に置かれていると言っていいでしょう。見た目の発展状況を見るだけではわかりにくいですが不動産停滞は確かに始まっています。この傾向はしばらく続きますが、それを支えるために国が支援し進めることで急激な落ち込みを防でいます。これは過去の日本と全く同じかと思います。



上海のメインターミナル浦東空港は現在三期工事中。LCCが入るんではないかなと思います。日本のアスロックも納入予定だとか。人口からしても空港は足りないのでもっと作ってもらいたいです。そうすればあの地獄のような遅延も少しは緩和されるでしょう。

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IMG_20170916_104031IMG_20170916_090146中国はちょっとしたマラソンブーム。日本人が仕掛けているといううわさもあります。今日大会があるようです。右のおねいさんナイキにサロモン、靴はミズノ、サングラスまでしてばっちり決まっていますがちょっと太めではないかい?

次回はここでできた新しい美術館の紹介をします。





2017年09月30日

上海龍華寺 上海最大の仏教のお寺

上海にはお寺があまり残っていません。戦争で焼けてしまったり、文革で壊されたりが原因なのでしょう。でも1つだけ市内にしっかりしたお寺が残っています。それがこの龍華寺(龙华寺)です。お寺の歴史はいろいろなサイトで確認できますのでここでは省略

http://www.shanghainavi.com/miru/212/

2017-09-22 (1)2017-09-22









場所ですが左の地図の左下になります。市内の中心(南京東路あたり)からは少し南にあるので辺鄙な感じではありますが、最近では地下鉄ができたのでかなり便の良い場所になりました。右の地図を見てもわかりますが地下鉄が2本来ていますので、なりの利便性です。

ちなみに私は上海で2005年にこの近くに住んでいましたが、日本人はほとんどいないと言われましたし、古い建物が多くローカル色が豊かでした。しかし今は見る影もない状況になりました。少し寂しい気がします。


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お寺の前では塔がお出迎えです。どの出口を出てもすぐに見えますのでこれを目指して進めば迷うことはありません。


















IMG_20170916_091754IMG_20170916_092051その奥に門があります。入場料が必要ですので門の左横の券売り場で買いましょう・10元です。





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中国のお寺らしいデザインと風格です。龍の体の配置にお堂がなっていると言わてています。





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この日は土曜日ということもあり多くの参拝客でにぎわっていました。まあここしかないですからね。参拝の仕方は日本とちょっと違います。線香を持って東西南北にお辞儀をします。何をお願いしているのかな。













IMG_20170916_092558IMG_20170916_092745仏像の前では膝まづいてお祈りをするのがこちらの方法です。日本のように畳の間があることはなくほとんどが土足のままでOKです。

日本と似たような仏像が安置されています。極楽浄土の仏像群、四天王、千手観音、五百羅漢、奥には薬師如来らしき仏像もあります。それほど広くはありませんのでゆっくり見て回っても1時間もかかりませんが、整備もしっかりされていますので十分に来る価値があると思いますし、中国にある多くのお寺はだいたいこんな感じなので、歴史好きであればここを見るだけで十分かと思えます。しかし日本人観光客はほとんど見ることがありません。観光ガイドには出ていますが外灘や南京路に比べると少し地味なのでしょう。新天地に比べると私はこちらの方が断然いいと思いますから少しもったいない気がしますね。



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はて?人だかりがありす。何だろうと覗いてみると





IMG_20170916_093036IMG_20170916_093432月餅でした。そうかそろそろ中秋の名月です(参拝9月16日)。中国は日本の中秋の名月にお餅をお供えするのと同様に月餅をお供えする習慣がありますから今は月餅の最盛期。最大手の杏花楼ではダフ屋が出るし最近はファミマでも売っているくらい。家で食べましたがここの月餅はなかなかおいしい!
それから実はこの龍華寺は有名なグルメスポット、一番奥の建物の中にレストランがあり、いつも賑わっています。今日はここでキノコラーメン(25元)を食しました。お寺なのでさすがにお肉系ではありませんので日本で言う精進料理ラーメンです。これは中国でもなかなか食べれるものではありません。この他饅頭系もありますからラーメンだけで足りない場合はそれらを食べればお腹もいっぱいにできます。ホテルでの食事より旅行気分になると思いますからお勧めですよ。





IMG_20170916_095442さて私のブログはこのようなグルメをテーマにはしていないはず。ですから話を本来のテーマに戻します。実はこの周りは地下鉄開発の影響を受け今上海で最も発展が進んでいるWEST BAND(西灘)エリアになります。このお寺の周りもこの10年でものすごく変わりましたし写真のように開発がまだまだ進んでいます。1700年の歴史を持つこのお寺の周りが今どのようになってきているのか、次回のブログからは2回に渡りこのWEST BANDの開発状況を紹介します。














2017年09月20日

works 蘇州中心 Shell Glass②

以前紹介しました日建設計に対しての当社サポート Shell Glass が施工されました。


IMG_20170620_125627場所は江蘇省蘇州、金鶏湖の西側 蘇州工業園区のビジネスタウンにあります。写真にある3棟の高層ビルの足元になります。今日は曇っているので写真が悪く残念。
このエリアは現在大開発中。高層ビルが20本くらいはあるエリアです。ちなみに対岸もものすごいことになっています。蘇州工業園区はシンガポール資本ですので、このビルもオーナーはシンガポール系のようです。


IMG_20170620_125814高さは250mくらいはあるので結構大きいです。でも中国だと当たり前で見慣れてしまった感じはあります。ちなみにこの外装硝子も当社が初期に資料を作成し提案したものです。用途は事務所とマンションです。中国のマンションで外装が完全なガラスカーテンウオールなのは珍しいですね。反射映像もきれい。なかなかです。
















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現在売り出し中。外構はまだ工事中です。






IMG_20170620_1259441F外装部にありました。ランダムに施工されている半透明な部分がそうです。






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薄い黄色の部分は大理石を薄く削っていて夜になると内照して全面が光ります。次回は夜来てみたいです。

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これらは試作中の写真です。真っ白くしたり色を付けることも可能です。









IMG_20170620_130659隣のビルは東方之門、その下はショッピングアーケードだと思います。デザインちょっときもい。左の方に見える2棟も同じ日建設計です。

ここにはこれから700mと500mの2本のタワーが計画されていますが、なかなか進んでいないようです。私の知人もそのプロジェクトのために待機していましたが始まらないので他に移りました。このエリアの駅は朝の通勤ラッシュでもそれほど混んでいません。これだけ建っていれば新宿西口のように朝はごった返すと思うのですが、ここはそうでもありません。その状況を見るともうオフィスは必要がないように思えます。この建築物は金鶏湖の西側にありますが対岸でも同様の大型プロジェクトをしていますので、より分散して少なく感じるのかもしれません。

蘇州には東西に非常に大きな工業団地(新区と園区)があります。この場所は園区工業団地のゲートシティでオフィスワーカーが集まる場所。この工業園区はおそらくインフラや整備度合いは中国でも最高の工業園区だと思います。でも出店(出工場?)の条件が厳しく世界の500社に入っていないとだめだとか、重工産業は駄目などの制約がありますから新規で投資ができません。ワーカーもだんだんいなくなる中で一時の隆盛を誇ったこのエリアが今後どのようになっていくかを見るだけで、中国が世界の工場から変わっていく状況が見えるような気がします。日系も多く我々の業界ではYKK‐APが工場を稼働させています。

話は逸れますが、工場で働くワーカーのほとんどは女性です。精密機器工場が多いので当然ですが、ということは男性が余っているとも言えます。ガラス工場は男性の多い職場ですので喜ばれるのですが、先に書いたような制約もありこのエリアにはガラス工場が新規でできることはありません。



2017-06-27 (3)地下鉄2号線駅からそんなに遠くないと思います。現在工事中なので詳細は不明。











2017年09月10日

上海新世界大丸百貨店の泡入りガラス

以前らせんエスカレーターを紹介しましたが、実はそれ以上に私的には面白い部位があります。
これはどうやって作っているんだろう。。。

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1Fから入ると大きな吹き抜け空間。この日は日系らしくドラゴンボールのイベント中。各階の手すりはガラスが施工されています。


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ガラスには泡が入っています。合わせガラスの中間層に何らかの細工がされているためです。


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アッパーライトを受けてエッジが光っていてきれいです(ちょっとインパクトが薄いかな。。)



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場所によって泡の径が変わります。この部位はかなり大きな泡が入っています。



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これを日本でも採用してもらいと思いますがまずは作り方を調べなければなりません。


ちなみにこちらはクレーム品。


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2017年08月30日

上海での建築事故・その後

中国ではこれだけの短期間に大きなビルが建てられたわけですので、当然のことく事故も多く発生しています。一説によると高層ビル(たぶん100m超)は4000棟を超えているとのこと、コンクリートの消費量は20年間でアメリカで今まで消費された量を超えたと言われています。

■ガラス落下事故


2017-05-01 (10)上海の高層ビル街区・陸家嘴でも高層ビルのガラスが自爆して下にある自動車を破壊させました。(2012年ごろ)それまでにも強化ガラスの事故は多く発生していましたが、この辺りを契機に一気に状況が変わってきています。私のところにも政府の機関から日本での対応の検討依頼が入ってきています。強化ガラスの自爆は材料の品質にも左右されるため、対策は非常に困難です。中国の粗悪品をこの際になくす手もあるでしょうが、産業自体を揺るがすだけに言うのは簡単ですが、行うのは難しいと言えます。



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写真の上の方のガラスが歯抜けになっています。こういったところからガラスが破損して落下したら。。。














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この事故からガラスカーテンウオールの基準も見直されていることを受け、このような通達が政府から出ているとの記事をUPされていますのでご参照ください。

最近になってやっと強化ガラスから倍強度合わせガラスに変更になってきています。同時にSSG工法のシール脱落落下がこれから発生することが予想されるので、根本的に解決することは不可能かもしれません。






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上海のど真ん中にあるビルもガラスが歯抜け(それも2枚)
恐ろしいことです。















■火災事故

ロンドンでの高層マンション火災の記憶が新しいですが、2010年に起こったマンションの火災事故は悲劇でした。日本人を含め50名以上が亡くなっています。場所は上海市内のど真ん中、2号線静安寺駅から徒歩10分くらいのところです。

この事故は外部のメンテナンス用足場に火花が落ちたことから足場が燃え全体に燃え広がったと言われています。中国ではそれまでは構造体も竹、足場板も竹でできているものが市内のあちらこちらで見かけられました。私もそれが燃えているところを見たことがあります。一旦燃え始めたら当然全部が焼けるでしょう。

RIMG0060私も中国の現場で竹足場で作業をしたことがあります。乗っている分にはあまり危険は感じませんが安全帯の使用もあいまいですので危険とは隣り合わせです。

昔は建築現場で働く労働者は地方出身者で安価でしたので、もし事故が起こっても示談で処理をしていました。しかし最近では示談をしようにも、ネットなどで情報を集め高額の要求をしてくるようになっています。下手をしたら数千万円です。これでは建築会社もたまらないので、最近では日本的なシステム足場を最初から採用する現場が大変に多くなったとのことです。当然と言えば当然ですが、システム足場は材料も高価ですので、盗難も多くこちらも頭が痛いとのことです。





この燃えたビルは今どうなっているのか。中国版GOOGLE(百度地図)で見ると。


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取り壊さずに残っています。おそらく所有者との折り合いが付いていないのでしょう。さすがにここに住みたいとはだれも思わないでしょう。




■倒壊事故

連花南路マンション倒壊現場








横浜で数年前にマンションの杭打ちに不正があり建物が傾いたとマスコミも大きく報道しましたが、2009年上海ではマンションがばったりと倒れてしまいました。

写真でもわかるように目の前が運河であり地盤はあまり安定しているとは言えません。聞くところによるとこの建物の反対側を掘っていたら倒れてしまったとのこと。なにか怪物の足の裏が見えているような感じで根っこから折れています。杭は全然機能していません。

同じように百度地図で見てみると


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ちゃんと建っていますね。左から二番目の棟がそれです。しかしこれを買う勇気のある人ってどんな人なんだろう。倒れた建物はいいでしょうが、その横の建物は杭が機能していないことはわかっているだろうから、どういった気持ちで住んでいるのだろうかと心配になります。


2017年08月20日

中国新幹線

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やっぱり便利新幹線です。私はすでに100回以上は乗ったと思います。時間は意外と正確(驚くことに数分早く出発することがあるくらい。。)だし、安いし、本数も多い。使わない手はありません。日本では新幹線技術を中国にパクられたといきり立っていますが、日本以外の技術もいっぱいパクっているだろうから日本だけが被害者というわけではありません。

中国では新幹線を以前は「シンガンシェン」とも言っていましたが最近は「高鉄(ガオティエ)」と言います。車体には「和谐号(フーシエハオ)」ハーモニー号と書いてありますが誰もそうは言いません。
高鉄は大変に便利ですしなにせ安い。日本の新幹線は東京→名古屋1.5時間で約1万円ですが、同じような時間かかる上海→南京で2000円とかなりリーズナブルです。事故車を埋めてしまった事故以来大きな事故もないので、車で移動するよりも圧倒的に安全ですし事前に予約をしておけばスムーズに乗ることができます。遅延のひどい飛行機に乗るくらいなら新幹線を利用したほうが無難です。中国の横移動を革命的に変えたと言ってもいでしょう。

でも乗り方がちょっと違って外国人がビジネスで利用するには少しハードルが高いかもしれません(旅行ならそれも楽しみと言えますけど)

①切符を購入する(下手をすると30分くらい並ぶので注意、市内の券売所で買っておくとらくちんですが手数料を取られます。駅の窓口で買うと時間や路線、時期にもよりますがおおむね1時間後くらいの電車が予約されます。英語は伝わらない可能性があります。必ず身分証明書の提示が求められます)→②事前改札。身分証明書と切符に記載されている番号が一致しているかの確認。駅によっては無いところもある→③荷物検査→④待合所で待機→⑤10~15分前から改札開始→⑥ホームに降りて乗り込み。

となります。ホームで待つことはできませんし、間違って入ってしまってもキオスクなどは全くない上、椅子もないので必ず待合室で待機しましょう。早く着いた場合は待合室にスターバックやケンタッキーがあるので、そこでお茶をしていれば比較的快適です。

ちなみに中国は駅前=繁華街、ではありません。駅のそばに行けば何かあるだろうなんて思って行っても何にもないとこがほとんどです。特に新しくできた駅は周りはまだ畑(入居していないビル群)ですので期待しないで行きましょう。


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webに2020年の新幹線路線図がありました。最西のカシュガル(客什)からちょっとだけ出ている線があるように一帯一路構想も関わるでしょうし、なんと台湾までつなぐ計画があるようです。台湾は日本製なのでここをどうするのか。軌道は同じなのか。。。トンネルなのか橋を渡すのか。台風はどうするのか。(このエリアは世界有数の台風通過エリア)。。。。上海⇔杭州間はリニアが計画されているようですが、これは費用の面から頓挫している模様です。路線によって最高速の設定が変わっています。興味深いところですね。



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上海から南京までを見てみましょう。途中にある蘇州近郊の地図を拡大したのが左の図です。
緑、赤、青の実線は地下鉄ですので無視。白黒の電車線だけ見てください。見ると南北2つの線があることがわかります。もともとは南の線だけでしたがもう1本できました。
既に両方とも新幹線専用線となっていますので南の線は普通列車が走る線と並行となっているのです。

ですから蘇州には複数の駅ができることになり蘇州駅 蘇州工業園区駅(火車は電車の意味)、蘇州北駅 蘇州新区駅があり蘇州北駅だけ北の線だということがわかります。駅前が悲惨な駅はこういった駅に多く見られます。



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中国の旅行予約サイトで見てみるとこのように上海→南京間でもいろいろな方法があります。時間もまちまちだし路線そのものが違う場合もあるので注意が必要です。まあ中国ですから着いた駅からタクシーを使ってしまう手もありだとは思います。しかし停車時間が2分とは。それで稼働できているのか疑問ではあります。



DSCN1172DSCN1173巨大な上海南駅。杭州や厦門方面に行きます。







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上海虹橋駅も同様に巨大。今では上海駅よりも本数が多くなった感じですから上海のメインステーションになりました。上海駅も改修とのうわさも。













20150702_111019青島駅はやっぱりドイツ風。かっこいいです。
古い駅をそのまま使っています。







大連駅は日本の上野駅とおなじで日本が建てたものを今も使っています。(旧満州鉄道)瀋陽駅も同じです。



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大連駅             上野駅


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瀋陽駅               ソウル駅





大連北駅は新しくて巨大。新しく路線を引いたのでこういった巨大で新しい駅が多いです。


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時間まではここで待つことになりますが巨大なので寒い。。。冬はコートを脱げません。席も空いてない。周りはみんな貧乏ゆすりをしているのでうざい!!売店はあります。おみやげ物も売っているのですが買いたいものはほとんどありませんし、ビールもあまり売っていないので、ビールが欲しい方は駅に行く間に買った方が無難です(紹興酒はもっとない。)


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待合室の各ゲートの上に出発時間が出ています。15分くらい前からは切符に書いてあるゲート前で待機しましょう。この方式は新幹線に限ったことではありません。
ゲートが開くとみんなが入り始めるのでそれについていけばOKです。ここでは並ばないのでぐいぐい進みましょう。(先に入ったところで指定席なんですが)





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ゲートが開いたらホームに降ります。どの駅も天井が高くて暗い。
乗るときはホームに上から降りてきて、降りるときはホームから地下に降りる方式をどの駅でも取っています。人の多い中国なので導線が交わらなく便利な方式です。




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ホーム両方に列車がいる場合があります。確認して乗りましょう。
鳥居みたいな字は簡体字で開くです。中国語で出発は「開点」と言います。
この日は大連北駅から瀋陽駅まで乗りました。終点はハルピンです。こんな真冬にハルピンまで走れるのだから冬季対策もしっかりできているのだと思います。まあ寒いだけで雪はそれほど降らないのですけど。







車内ではいろいろな人が行ったり来たりします。

RIMG0095日本と同様に売り子さんが弁当や飲み物を売ってくれます。カップヌードルも売ってくれますし、やかんを持った売り子さんがうろつく場合もあります。弁当は悲劇的なので、もしどうしてもおなかがすいた場合はカップヌードルをお勧めします。アルコールは売っていませんし車内で宴会をしているおっさんは中国では見かけたことがありませんから、くれぐれも大騒ぎしないようにしましょう。










RIMG0087次に来たのが車掌さん。ほとんどが女性です。それも大体が美人です。でも態度は褒められたものではありません。英語も話せるんじゃないかな。













RIMG0088次に来たのは掃除婦。ひまわりのたねかすを床に捨てたりするので、定期的に来て掃除してくれます。ゴミも持って行ってくれるので非常に便利です。日本では車掌さんや売り子さんはごみは持って行ってくれないですよね。













よく見てみると美人の度合いから車掌ー売り子ー掃除婦となっているような気がするのは私だけでしょうか。。さすが格差社会の中国だとこういったところからも感じることができます。

ネットの情報だと

国有鉄道と高速鉄道プロジェクトを管理する中国鉄道公社は、3.8兆元(約50兆円)の負債を抱えており、ギリシャの政治債務残高をはるかに上回る。同紙が伝える関係者の話では、中国の高速鉄道2万2000キロの多くが、赤字稼働だという。
http://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E3%81%AE%E3%80%8C%E9%AB%98%E9%80%9F%E9%89%84%E9%81%93%E5%A4%96%E4%BA%A4%E3%80%8D%E3%80%81%E4%B8%AD%E6%AD%A2%E3%82%84%E5%BB%B6%E6%9C%9F%E3%81%8C%E7%9B%B8%E6%AC%A1%E3%81%90/ar-AAoAr6u?li=BBfTvMA&ocid=spartanntp#page=2


それはそうでしょう。人件費が安い、土地が只といってもこれだけ安く運営していたら赤字になるでしょうね。(日本は高すぎるとは思うが)だからこそ外国人の私たちは利用価値大と言えます。



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これは時々あるビジネスクラス(商務車)。
フルフラットシートにテレビまで付いています。おしぼりやジュース、お茶菓子もただでくれます。
乗車賃は普通車(二等)を1とすると約3倍です。ちなみに一等は約2倍です。客層がいいのでうるさい二等に比べると天国のよう。

ちなみに満席の場合は立ち席もあります。時々指定席を持っていない人がちゃっかり自分の席に座っていることがありますので、その時はちゃんとどかしましょう。もちろん荷物には注意してください。スリは多いです。


RIMG0163テレビは映りませんでした。飛行機の内装会社から買ってきたのかな。。














そんなことを思っていたらこんな記事が出ていました。

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http://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E3%81%AE%E9%AB%98%E9%80%9F%E9%89%84%E9%81%93%E3%80%81%E6%99%82%E9%80%9F%EF%BC%93%EF%BC%95%EF%BC%90%E3%82%AD%E3%83%AD%E5%BE%A9%E6%B4%BB-%E8%84%B1%E7%B7%9A%E4%BA%8B%E6%95%85%E3%81%A7%E6%B8%9B%E9%80%9F/ar-AAoV773?ocid=spartanntp#page=2


外装は汚いし、座席は壊れていることが多々ありますが、今後の進歩が怖い中国新幹線でした。





2017年08月10日

works 内幸町パークフロントビル

やっと竣工です。

2015年から携わっていたので丸二年です。

当社セクションはPC板(版とも書きます)へのガラス施工と、PC表面への塗装です。塗装は初めてのチャレンジです。


日比谷公園に面していますのでご覧になりたい方は簡単にわかると思います。隣にはイイノホールがあります。


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取り壊される前は旧長期信用銀行本店ビル。

http://building-pc.cocolog-nifty.com/helicopter/2012/12/post-ba90.html

長期信用銀行ビルはガラスに携わっている人にはメモリアルな建物でした。低層部のアトリウムはガラス張り。DPG工法というガラスに穴をあけて止める方法でした。今になっては比較的当たり前になっていますが、この建物が大型案件では最初でした。北面が旭硝子、南面が日本板硝子が担当。当時トップクラスのエンジニアが集まり技術をまとめていきました。止める金物にも両社の違いがありましたし、現在でも標準はこの当時と変わっていませんから当時からすでに完成されたディテールと言えると思います。冷静にいてもガラスの特性を理解した合理的な施工方法と言えるでしょう。ですから良いか悪いかは別としてもバイブルとして取り壊されるまでは見られていましたからちょっと残念ではありました。しかし冷静に見てもビル自体は使用効率の悪そうな作りで、長銀が去ってから数年間テナントが入らなかったことも当然かと思います。聞くところによると、当時の建物をデザインするときに最初は逆Tの字だったそうです。それを見た上司が「ひっくりかえしたら面白いじゃん」と言って模型をひっくり返した結果Tの字になったとのこと。建築のデザインって意外と適当だしアイデアってふとしたところから出てくるものだなと感心します。


新しいビルは旧ビルの杭を再利用してより使用効率の良い建物が計画されました。最初に書いたように外装はPCパネル。PCとはプレキャストコンクリートの略です。工場製造のコンクリート板という意味です。通常はコンクリートに石やタイルを貼って(打ち込んでと言います)出荷するのですが、今回はコンクリートをベースに、石材、アルミサッシ、フッ素塗料、ガラスを工場で組み立て、デザインと長期に渡る使用が可能となるパネルを作り上げました。完全に出来上がったパネルですので、現場に持っていったらボルトで固定するだけです。こんな合理的な方法はありません。下の写真を見ると外部に足場がありませんね。外部からの作業がないためこうなるのです。外部足場をなくすことはコスト、工期もそうですが、安全性、シール汚染を無くすなど多くのメリットがあるため最近の高層ビルの多くは外部に足場を作らずに施工していきます。

これだけのパネルを作り上げることは日本で初めての試みでした。こういったプロジェクトに参加できたことは自分の経験も活用できとても光栄なことではありました。


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だんだん大きくなってきました。搬入場所の制約があること、短納期を要求されていましたのでPCの施工は夜間でした。




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PCも施工が進み、同時に南北面のガラスカーテンウオールも施工され建物の形がおおよそわかるようになってきました。














20160418_15112520160521_132456目の前は官庁街。遠方からも建物が良く見えます。








いよいよ完成です。写真では披露できませんが、南北面のガラスからは日比谷公園や東京タワーが一望でき最高の眺望のあるオフィスになりました。特に西面に見える虎ノ門ヒルズは私も関わったプロジェクトですので感慨深いものがあります。すでに1Fのピロティにはカフェが入り多くの人がくつろいでいる姿を見ることができます。

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このプロジェクトでPCに関わった結果、中国のPC化に伴う依頼や問い合わせが多く来るようになりました。そのことは後日特番にてご案内できればと思っています。

毎日バナナを食べしのぎました。苦労話もいつの日か披露いたします。


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サポート:鹿島建設
2016年


2017年07月30日

上海尚嘉中心 青木淳氏デザインの高層ビル

2年ほど前に竣工しました。日本の有名建築士青木淳氏設計です。日系デザイナーは中国で大活躍中です。この建物のエリアは日系企業が多いエリアです。面白いもので日本で超高層ビルを設計していない設計士も中国に来ると超高層ビルを設計します。設計と言っても外装のデザイン程度がほとんどで施工関係は地元の設計事務所が代行しますから、施主サイドからしたら有名な日本の設計士にデザインさせたということが重要なのでしょう。

少し話が脱線しますがこのビルの1Fにはフェラガモやルイヴィトンなどのスーパーブランドがテナントで入っているのが写真でわかると思いますが噂では中国に出展しているスーパーブランドはテナント出店料が無料とのこと(全部ではないと思いますが)。建物によっては内装工事もビルオーナー側が負担することもあるようです。スーパーブランドを誘致することで建物の価値を上げるためです。ですから市内にはスーパブランドの店がたくさんあります。GUCCI、ヴィトン、アルマーニ、プラダなどなど。そこら中にあります。でも出店料が無料であまり売る気もないようなので店はガラガラ。店員もぶらぶらしていますし街中でもプラダのバックを持って歩いているおねいちゃんはあまり見たことがありませんから誰がどこで何のために買っているのか。またまた噂では、上海の繁華街南京東路に新しくできた新世界百貨店は、客を選んでいて基本的にターゲットは裕福層。車で来て車で帰り特別な通路があるとのこと。ですから店舗が空いていても、エントランスが混んでいなくてもあまり重要ではないとのこと。いやはや中国の金持ち恐るべしです。



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話を本題に戻します。色々な方向から見ると高層棟ファサードが微妙にうねっているのがわかります。正直ちょっと気持ち悪い。低層も何をモチーフにしたのか。地表からキノコがぬうっと芽を出したようです。そのつなぎ部分も自然な感じがないのでなぜこのようになってしまったのか不思議です。


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サッシは縦軸の内開きです。高層ビルでは珍しい。外部のルーバーが邪魔になったのかと推測します。でもこれでは雨が降ったら水が全部室内に入ってしまいます。ただでさえ漏水のひどい中国のカーテンウオールなのに無理に水を入れるとは。。意匠を守りたいのはわかりますが。ある超高層ビル(300mくらい)では設備が悪いので年に数回地下の飲食店街の煙がエレベーターシャフトを通って全フロアに充満し避難騒ぎがあるとのこと。少しテイストは違いますがあまり無理をして設計するとそうなるので注意してくださいと言いたくなります。

ガラスは高透過LowーEだと思われます。中国では最近高透過ガラスの建物が増えました。この材料はすでに一般化したとも言えます。日本の方が遅れています。







IMG_20171216_153658IMG_20171216_153640反射率を抑えてあるため内部が透けています。これは法規上仕方のないことですが、都市景観を考えるともう少し反射率を上げて内部を見せない方が良いように思えます。

この手のガラスはとかく色のムラが出るものですがこの建物はまずまずだと思います。










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低層は100φくらいのタイルが全面的に貼られています。目地はモルタルでしょう。人海戦術で施工なのでしょうか。施工はよく仕上がっていますが屋根部の防水が少し心配です。屋根は湾曲していて一定の弧ではありません。どうやってこれをデザインして施工までもっていくのだろうか。。。

日本のように直線の多いデザインの建物と違い3D曲面デザインの建物を中国ではよく見かけます。中国の設計士に「君たちはすごいねぇ、3Dで新しいデザインを考えるんだから、あんな曲面考えつかないよ」と話したら「何を言っているの、3Dデザインはデザイナーが考えているのではなく、3DCGソフトのできることがイコールデザインになっているんだよ。だから設計士は新しいソフトをできる限り早く導入して新しいデザインをパソコン上で適当に作っているんだ。」とのこと、いやはや。



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IMG_20171216_153517IMG_20171216_153610話がまた脱線してしまいましたので元に戻します。
低層部の入口はどこかリゾート地にある教会の入口?敦煌や洛陽の洞窟?お寺の門??モチーフを想像してしまいます。入口のドアがちょっとごついかな。でも周辺の資材を見るとドアは単独の門型で強度を持たせなければならないのである程度の太さが必要だったのではないかと思います。不特定多数が出入りしますし、夜間セキュリティからして当然かと思います。








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ガラスが直接壁面に差し込まれているようにデザインされています。曲げガラスだしこの辺はがんばった感じです。施工が大変だったんだろうなぁ。


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壁面はコンクリートを叩いたかと思いましたがパネル、ボード+塗装、スチールパネルの仕上げでした。全体的に施工はなかなかいい感じです。以前に比べシールの施工もそんなに悪くありません。



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中に入ります。中国チックな大空間ですがここはほかに比べ少し小ぶりです。ブティックや飲食が入っていますが別段変わったところではありません。平日ですので人もまばら。この場所から少し離れた場所に大型のショッピングセンターができた(ちなみに日系のユニー)ので、この出店状況では苦戦するのは必至でしょう。駅から近く住居地区にも近いそちらは連日にぎわっています。両方を対比させると中国の商業建築の浮き沈みを実感できます。

内装も高透過ガラスが使用されていますので、合わせガラスで白いガラスも青みをあまり感じません。トップライトは合わせガラスです。中国では屋根材に日本のように網入りガラスの義務はありませんが落下対策は求められます。高層棟からの落下物対策で強化ガラスを使っているでしょう。いずれにせよ清掃の際に乗るのでどうしても強化ガラスの使用は必須です。


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施工の良し悪しは天井のパネルでわかることが多いのですが、ここの仕上がりは合格点。



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表面の材料は別段難しい材料ではありませんが無難に採用されているように見えます。ショッピングセンターですので高価な材料はもともと使わないつもりだったのでしょう。
この日は作家の展覧会をやっていました。こういったアートに関することも最近では珍しくありません。



この手の建物の多くはショッピングセンターが併設されています。ここも例外ではなく1-4Fには衣料品、雑貨、飲食があります。3Fには「蟹の岡田屋」があり現在市内に10店舗弱が展開されています。経営は日本の「株式会社物語コーポレーション」https://www.monogatari.co.jp/company/
客単価は500元から700元くらい。ようは1万円です。ここには私の友人も関わっていて聞くところによると業績は好調。昼間もランチで満席になるそうです。ミエなのかなんなのか。もう上海では日本人の常識は通じない時代になったような気がします。実際ターゲットは日本人ではありません。その点に気づいた会社が中国で好業績になります。日本のマスコミの流す情報は嘘ではありませんが偏っていますので、実際自分で見て見ることをお勧めします。


IMG_20170620_183031この席は1段上がった特別席。なかなか予約できません。インスタに上げて自慢がお約束のようです。







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蟹タラバです。産地は日本?ロシア?中国??店の人からは秘密と言われました。


















話は戻ります。この建物夜間は外部ルーバーが電照します。まあ中国ではよくある手法です。これには驚きはしませんが、あれ?、横にある建物はみんなピンク色の電飾だ。


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周りを見てみるとみんなピンク。この地区は虹橋開発区と言って日本の開発したエリアです。虹橋だからピンク??いつからかこうなったようです。気が付かなかった。。。きれいですが足元の歩道はというと。

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やたらと暗いんですよね。ビルを電照するくらいなら歩道を明るくするのが先なんじゃないかと思うのは私だけでしょうか。


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2017年07月20日

上海 街の風景の変化 自転車の再普及

前に紹介しましたトロリーバスの71路のほか、電気自動車の普及など上海では交通インフラが急速に変わってきています。これにより上海の景色が最近急に変わりました。下の写真は上海のど真ん中人民広場で撮影しました。

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10年ほど前まで通勤でも自転車を使う人が多かったのですが地下鉄の整備もあり、最近ではとんと見かけなくなっていました。自転車はよく盗まれるので尚更敬遠されてきていましたし私のスタッフも自転車が渋滞していたので遅刻したと言い訳していたくらい多く利用されていました(あながちただの言い訳でもない)。それがバイクに変わり、電動バイクに変わりました。でも今は写真のように街中で自転車に乗る人がまた大変に多くなりました。でもよく見るとカラフルでミニサイクルタイプです。なぜでしょうか。

IMG_20170512_165931そうです。レンタサイクルです。シェアバイクとも言いますね。駅前などにたくさん置いてあってお金だけ払えば自由に乗ってどこでも乗り捨てができます。(マンションエリアなどには乗り捨て不可などの制約はあります)。GPSが付いているのでどこにあるかは運営会社が把握できるようになっていますので、定期的に回収、移動してくれます。


IMG_20170515_092553中には電動補助タイプもあります。ちゃんと充電もできています。






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色々な会社が参入していて値段サービスもまちまちです。

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QRコードを読み取って会員になればスマホで開錠ができるようになっています。



東京とは違い上海は街中がほぼ平坦なのでなおも便利。でもです。中国人は人のものは雑に扱うので

IMG_20170512_161314こんななってしまっていたり。






IMG_20170512_164805乗り捨てという言葉がぴったり






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朝、最寄りの駅から乗って捨てるので大きなビルで駅から遠いとこうなってしまい社会問題化してきています。一時の日本の駅前みたいです。でもこの試みは大変に興味深いものがあります。いずれもう少しいい案ができたり、これは問題だと各人が理解できればそれなりのルールができてくると思います(上海限定で)。ちなみにこの取り組みは上海だけでなくほかの都市でも始まって来ています。おそらくバイクの故障や盗難など色々な問題が生じるでしょう。それをどのように解決していくかしっかり見ておくことが必要かと思います。(かなり疑問はあるが。。。)











IMG_20170622_100721おっちゃんが定期的に回収中。回収業務も重要です。別な会社のものは回収しないのかな?そうすればもっと効率的になると思うのだが。


















さて日本では。

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上の写真は虎ノ門駅前の自転車置き場です。ご存知の通り日本でもこの取り組みは上海よりも早く始まっていましたが値段が高い。乗り捨てができないなど日本は上海のように進んでいません。それはそうです。上海は運営会社がアリババだったり淘讯だったりの民間、特にネット企業がその収益力と集客力を使い広告を上手に活用することで値段を抑えサービスを充実させています。1回の利用料は1元(16円)だったり0.5元だったり土日はタダ、オプションサービスで200元分サービスなんて会社もあります。地下鉄の初乗りは3元、バスは2元なのでその半分。乗り捨てOK。人が乗り捨てた自転車ももちろん利用可能。これならちょっと不便なところは積極的に利用するのは当たり前。でも日本だと役所がやっていて30分150円。地下鉄の初乗りと同じです。町の制約もありますから乗り捨てはご法度。明らかなサービスの差があります。これではなかなか使えません。地下鉄で十分です。

少し前に私も折り畳み自転車を買いました。ネットで350元(5000円)。上海のレンタサイクルはこのレベルに少し上乗せしたものを使用しているでしょうから初期コストも安く済んでいるのでしょう。安全性もさして要求されないので日本のようにレンタサイクルといえど壊れたり、転んだらお前の責任とはならないのでしょうからその分安くなっている面はあるとは思います。

日本は国内の規制を多く作り上げています。しかしそれが本当に必要なことなのかははなはだ疑問です。「モリソバ・カケソバ」問題、「とみファの圧勝」はこれを問うのにいい例だったと思えます。安倍首相の関与などもともとなかったし、謎のメールもちょっと見ればコピペをしたことなどすぐわかる。貧困女子の調査など嘘としても下手すぎます。ようは既得権を持った人たちがそれを利用して好き勝手やっていただけです。それに飛びつきネタにし安倍首相の足を引っ張りたい野党勢力が悪乗り、マスコミは普段どうでもいい国会での質疑を延々とワイドショーで流し続け視聴率を取ることに終始する。それによって庶民の情報が偏り選挙に影響させました。とみファの圧勝もその線上にあって、それだけみていた人(テレビが正しいと信じてみている人)の判断は情報を流出させた側の意図とする結果になりました。弱体化しつつあるマスコミがまだ力があることを実証しましたので彼らも裏でほくそえんでいたのが目に浮かびます。しかしそもそも彼らは正義なのでしょうか。。

中国はネット規制や言論弾圧をしています。公安は威張りくさっています。一時ほどひどくはありませんが裏金は横行しています。ですが逆に庶民は周りに悪がヤツがいることを認識し上手に生きることを知っています。新聞・テレビの報道はほとんどが嘘だとわかっていますので、誰も信用などしていません。でもレンタサイクルのような合理性もありますし、規制は一気に取り払ってしまう合理性があります。正義感を持っている人もたくさんいます。日本は何が本当か嘘かわからない非常に厄介な社会ですし、役人は思い切った施策を実行することができません。ようは双方に問題があるのです。

日本は成熟した先進国です。しかしいろいろなところに問題はあります。ですから隣の国の長短所を冷静に見て色々なソースから情報を得て正しい方向を見出す必要がありますが明らかに時代にそぐわない憲法改正議論も進まないのだから、日本はこれから難しい社会になってくような気がします。上海のレンタサイクルの発展、先のブログテーマ「71路」「電気自動車化」から日本の負の面が見えてくるような気がします。

ついでにもう一つ。スターバックスの支払いの半分くらいの人はスマホで支払いしています。


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マクドも自分でオーダーします。日本も中国から学ばなければならない時代に入ったと言かもしれません。






2017年07月10日

上海虹橋芸術中心と長寧劉海粟美術館

上海では市自体が芸術に力を入れているので最近美術館がいくつかオープンしてきています。今回は区の施設を2つ紹介します。


■虹橋芸術中心


1年ほど前にできた芸術関係の建物です。主にはシネマコンプレックスが用途です。エントランスに入るだけなら無料です。カフェももちろん無料。(コーヒーは当然有料)

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地下鉄2号線娄山関路駅の真上にありますのでかなり便利です。


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少し変わったファサードとなっています。外装のシースルー部はエキスパンドメタルで覆われていますので、

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夜間は微妙な光が外部に漏れます。上部はビジョンとなっていますが、交差点の大きな道路側を向いていないので少しもったいない感じがします。(一番最初の写真で言えば虹橋芸術中心の看板側が大通り)


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内部エントランスもちょっとデザインされています。茶色い部分は木材で灰色は御影石(G654当たりかな)でパーナー仕上げです。でも管理が悪いのでムラや汚れがひどい。拭いても取れないのでこういった建物向きの仕上げではありませんね。色違いは天然なのでまあ仕方がないかな。私も以前購入しましたが明らかに違う色が入ってしまいました。これもアジということで。しかし乾式工法で施工されています。今まではほとんど湿式でしたので、細かいことではありますが建築工法も徐々に変化していることがわかります。


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中途半端な木風の階段が。。。。デザインセンスは感じられませんね。外装も鼠色ですし、上海のどんよりした天気のようです。全体的にデザインをしているようでまとまりがない。微妙なデザインの建物です。


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今月は映画祭が開催されていました。満の文字は満席。いろいろな国の映画が上映されていますが日本も多くが満席。反日もどこ吹く風です。規制がされているかはわかりませんが市主催ですのでされているのでしょう。


昼食は近くの食堂でラーメン。隣のおっさんもラーメンとショウロンポー。日常の風景ですね。



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私はというと回鍋肉蘇州麺を注文。蘇州麺はなぜか必ず麺と餡が別々に出てきます。さすが中国。建物のデザインはいまいちですが食のデザインは完璧かと。ちなみに後ろの看板でもわかるように現在16元なので1杯250円くらい。値段は上がってきましたがまだローカル食は安いと言えます。でも街中で流行る日系ラーメン屋一風堂は50元なので800円。相変わらずいったいどういったコスト感覚なのか。いつも不思議でなりません。


■長寧劉海粟美術館


2016年に竣工しました。

http://www.o-shodou.com/china/ryuukaizoku.html

このサイトから拝借した情報では↓↓↓

劉海粟(りゅうかいぞく)1896~1994
中国を代表する現代画家。 また、中国初の私立美術学校である上海図画美術院の創始者の一人であり、近代中国の美術教育の基礎を築いた人物。 洋画教育を牽引し、日本やヨーロッパにも派遣され、現地の美術を自らに反映し洋画教育に力を注いだ。 洋画家としても活躍したが、中国画は洋画学を生かした前衛的な潑墨法や彩色で独自の画風を作り上げた。 1995年、劉海栗の死後、上海に劉海栗美術館が開館された。
日本には、展覧会への出品歴もあり、日本にも多数の作品があります。
また、人気が高いだけに偽物や工芸印刷も多いです。 鑑定が非常に難しい作家となっております。

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広い公園の東の一角に建てられました。外装はモダンデザインとなっています。どこの石かは不明ですがトラバーチン系かと思います。入場料は無料です。


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がんばってデザインしたのですが今一な感じです。スケール感が悪いためか美しくありません。中国では珍しいスチールサッシ。この点はがんばったなと思えます。

風除室があるのになぜか隣のドアを使用してセキュリティチェック。出るときも風除室を使わない。では何のために作ったのか。。。。エントランスは吹き抜けになっています。特別な展示をすることもあるでしょう。通常はガランとしています。



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左側に階段がありました。この部分だけなぜが中国様式が。先生のアトリエを移築したのかな。


IMG_20170518_0905002Fに上がると大先生の銅像が鎮座




















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内部は普通に美術館です。



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カフェはいい感じですね。空いているので尚更です。もちろんWIFIは無料です。近くの人がくつろぎに来ている感じです。私もこれからここでくつろごっと。最近の上海はカフェ戦争。各駅1つはスターバックスと言っても過言ではありません。コスタ珈琲。太平洋珈琲。ホリーズ珈琲。ワガスなどなど。これに韓国系(多くがパン屋を併設)も混ざり激戦状態。池袋ラーメン戦争さながらです。しかし地元の人は意外とコーヒーを飲んでいなくほとんどがフラペチーノ系。ちなみに中国では日本で言うドリップコーヒーはほとんどありません。エスプレッソを作った後、お湯に入れるアメリカンコーヒーが主流です。中国語では美式珈琲(メイシーカァフェイ 美は中国語で美国の頭の文字 美国はアメリカのことです。では日本語だったら米式と呼ぶのか。。。。)。紅茶も普通に頼むとミルクティになることがあるので必ず牛乳は入れなくていいよと言わないとならない。ちょっと面倒。

このカフェの写真をよく見ると前の女性客にはお茶ポットがありますね。最近では中国茶をカフェで出す店が増えてきました。中国ではこのポットに何回もお湯を入れてくれますし、2人で飲んでも怒られません。上海にもお茶館(中国茶のみ出す店)があります。そこでは1ポット100元や200元なんて店もあります。ウーロン茶、緑茶、プアール茶などの高級茶葉を入れてくれます。そういった店ではお茶菓子が食べ放題だったり点心を出してくれる時もあります。定期的にお湯を入れてくれたりのサービスがありますからある意味安いとも言えます。快適で何時間でも何人でもOKなので中国人はよくトランプなどをやっています。いい文化だと思いますね。



2017-05-26 (2)





地下鉄三号線四号線延安西路駅から徒歩5分です。71路だと定西路が近いです。


IMG_20170517_135734IMG_20170517_135644少し南に下ると疎開地の名残りがあるエリアになります。このような古い建物の中を改造してカフェやアトリエを作っています。ちなみに3Fは日本の有名建築家の事務所です。


2017年06月30日

上海船広計画 

隈研吾設計事務所の設計している建物がだんだんとできてきました。

場所は浦東新区陸家嘴です。陸家嘴駅を出たら有名な東方明珠タワーをめがけて歩きます。
着いたらその道を右手に向かい(陸家嘴坏路)新建路を左、滨江大路を右に曲がります。ようは川沿いを歩くわけです。途中いろいろな工事が道をふさぎますがひるまず進めば川沿いのデッキ路に出ます。
後はひたすら歩けば右手に見えてきます。駅から15分くらいかと思います。

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ビルに東方明珠が映っていますね。上海らしい景色です。


















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ビルの間からいろいろなビルが見えて上海を楽しめます。目の前の右のビルは中国銀行ビル(日建設計)。奥は環球金融中心(森ビル)ですね。大所は終わっていますが周辺は今もまだまだ建てられています。


















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対岸も大開発中。クルーザーもたくさんいます。お金持ちだらけなのでしょう。


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途中に錨のオブジェ。港だったことを記憶させています。


















段々と見えてきましたね。



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ここは昔の造船所でした。ロンドンにあるテイトモダン美術館(こちらは元発電所・ヘルツォークドムーロン設計)のように建物の外壁のレンガをリニューアルし中はショピングセンターや映画館(劇場?)が計画されています。

外装はレンガです。しかし現在の上海はレンガで建物を作ることが禁止されているため作る(焼く)こと自体ができません、ですから古いレンガを回収してまた積み上げています。

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陸家嘴の北エリアの開発は少し遅れがちでした。対岸の方が先に進みましたからある意味最後になった感があります。現在は仮囲いですが外れたら遊歩道として新たな観光エリアになることは間違いがありません。かといって対岸の外灘ほどにはならないでしょうから静かないいエリアになるのでしょうね。ちなみにこの建物の周りには住宅棟が数本計画されていて1部屋3億円以上になるとのこと。恐るべしです。下の写真の絵が計画のイメージです。

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もう間もなくオープンするでしょう。そうなったときにはまたUPいたします。

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地元のおっさんが投網をしていました。ここで取れる魚を食べるのかな。こちらも恐るべし。


2017-06-29





帰りは近い浦東大道から帰ると便利です。


2017年06月20日

中国の電気自動車化① 急速なインフラの変化

上海ではもう数年前から電気自動車化が始まっています。

上海では早くから進出したフォルクスワーゲンが主要な交通機関のサプライヤーになっていますが、最近ちょっと変わってきています。警察で使用されているパトロールカー。


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どこかで見たような車です。




IMG_20170512_154234後ろから見たら






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ロゴを拡大すると「東風日産」日産自動車ですからこれはリーフです。(エンブレムは警察)。ということはこれは電気自動車。街中にh充電施設も急速に作られてきています。
中国は始めるとなんでも早い。




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街中を走るバスも電気化が進んでいます。先に紹介した71路以外にも多くが電気バスです。この傾向はすでに5年くらい前から進行していました。




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以前に比べてきれいになったし乗り心地も明らかに良くなりました。電気モーターなので発進時もスムーズ、もちろん振動も減りました。最後部座席はバッテリーとモーターのために1段高くなっているのがわかります。電磁場は大丈夫なのかな。。



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この写真は昨年10か月滞在した福建省アモイの北方60㎞にある水頭村のバイク販売店です。地方でもエンジンから電動に変わっていて、ここで販売されたバイクも80%は電動でしたし左側に映る白い車は電気自動車で、最近では販売が伸びていると社長が言っていました。給油しないだけ楽。なんていったってガソリン代は日本と同じ。高くて嫌になります。じゃあハイブリッド車はというとプリウスはほとんど見かけたことがありません。初期コストを気にするのでしょうか。




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この町での生産管理のために工場へは毎日電動バイクで通勤しました。電動バイクは自転車と同じで免許が必要ないので外人でも自由に乗れます。この写真はこの店で買った中古バイクが壊れて修理中です。800元で買って800元修理代がかかりました。バッテリーに接続コードにパンクが3回、ウインカーは点かないしスピードメーターなんか全く機能しませんでした。でも最後は600元で買ってもらいましたからまあいいかな。こういったところは中国は自由でいいです。


この地方はわかりませんが、上海は自動車を買ってから取得するナンバーは数量規制の影響を受け8万元(100万円強)にまでなっています。しかし電気自動車は0円。電動バイクはもともと免許がいらないし、交通ルールも自転車なのでこちらも普及を後押ししていますし、大きな都市ではエンジンバイクの市内乗り入れ自体を禁止されているところもあります。

中国政府も大気汚染の改善にはいろいろ手を尽くしていることがわかりますし市民もそれで文句は出ていないようです。

次回は急速に普及する電気自動車の先方ステラモーターのショップに行って見ます。



2017年06月10日

上海71路

日本では中国は環境問題を全然解決していないと報道されていますが実際にはかなり違うことが町を歩いているだけでわかります。その一つがこれ。上海バス71路です。(路は日本での路線と同じ)上海市内は昔からトロリーバスが走っていましたし、最近では電気バスが街中の半分くらい採用されいます。

今回紹介する71路はトロリーバスと電気バスのハイブリッド。上に電線が走っていないところはバッテリーで走り、あるところは自動的にパンタグラフが上がって受電する仕組み。ですから路線計画時に苦労する電線を走らせられないところも問題がありません。上海ではこれを街の真ん中に最近まずは採用しました。

上海市内は東西に延安高速道路が走っています。71路はその下を走っています。5~10分間隔で来ますから地下鉄とおんなじ。荷物検査がないだけ楽ですし外も見え楽しいので意外と混んでます。ご老人も地下鉄のように上下移動がないだけかなり楽です。


IMG_20170518_085017車両によっては2両編成でヨーロッパの路面電車みたいです。






IMG_20170517_125447表示も電気表示なのでよくわかります。






IMG_20170517_125343IMG_20170517_125252道路の真ん中にいきなりバス停を作っちゃう。さすがの中国です。






IMG_20170517_125517IMG_20170518_133820市内のバスのほとんどはワンマンですが71路には車掌さんもいます。どこで降りたらいいかも教えてくれます。支払いはスイカ上海版。老人カードもあります。



















IMG_20170518_140945運転手さんは選ばれた人なのでしょう。プライドがある感じです。でも手袋は軍手。これも中国風。






IMG_20170518_140905IMG_20170518_140811中が空いてきたので最前席に移動。景色良好です。地下鉄より楽しい。

専用道路なので混んでいてもスイスイ。中国人も罰金と言われると並ぶんだと思う瞬間です。インパネにクラクション禁止のシール。話かけてはだめとの表示も。



IMG_20170518_141526これを使えば渋滞知らずだしお客様の案内もらくちんです。端から端まで約20㎞あるのに2元と激安!





IMG_20170518_141558終点駅を出ると目の前は外灘。今まで地下鉄駅から歩いたのですが少し遠くて嫌にななっていました。このバスを使えば外灘のすぐ前まで行けますし南京路みたいに混んでいなくて快適です。

今日はいい天気でした。PM2.5もどこ吹く風。









2017年05月30日

上海国際金融中心 フォスターアソシエイツの大型開発

フォスターアソシエイツの設計です。

上海の観光地「外灘」を左に見ながら南下し、延安路を越えると間もなく見えてきます。お散歩しながら行くといいでしょう。

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天気が良ければこんな感じで景色が見えます。(自分で撮影)まさしく上海。


IMG_20170518_142626外観は石とブルーの反射ガラス。はてこんなに反射するガラスって今も採用可能なんだっけ?と不思議に思いながら近づきます。


















IMG_20170518_143346左となりのアーチを形成する建物もフォスター設計 2001年 久事ビルです。ダブルスキンファサードを採用していることで有名です。しかし東面でダブルスキンって必要だったのかな。。まあいいか。



















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コンサートホールがメインエントランスにあります。ピロティはカフェになっていますのでここで休憩もいい感じ。




IMG_20170518_143422IMG_20170518_143705_1竹がモチーフなのでしょう。濃いデザイン。。。これもフォスター????夜になったらネオンギラギラにならなきゃいいけど。そうなったら巨大なキャバクラだ。
















IMG_20170518_143435まだ本格オープンしていないようなので町は閑散としています。もともと観光客が来るエリアではないので人がたくさん来るところではないし、地下鉄駅が近くにないのでこれから賑わうことは考えにくい。








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建築的な見せ場はこの石の表情でしょう。この表情を高層階まで使用しています。一枚一枚手で加工したのでしょう。高そうだなぁ。。
















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街のデザインは中国の建築様式を意識したことがうかがえます。
1F周りは黒いフィルムが貼られています。日中はぱっとしません。夜がきれいなのかな。















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それにそのほとんどが剥がれています。オープン前なのに。施工が悪いのか材料が悪いのか。フィルムを外に貼るとこうなるのはわかっているのに。設計段階ではなかったのだと信じたいですね。
















少し大きな熱溶融ガラスがありました。スケールが大きいので表情がぼやけてしまっていますね。参考になります。


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隣の敷地は観光地豫園ですので散歩にはいい。町の真ん中では最後のローカルエリアです。この地区が再開発されたら、それこそ上海の良き古きローカル風景がなくなってしまいます。そうならないことを祈ります。


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ファサードの清掃中でした。高層ビルなのにゴンドラがないのはどうかなと思います。
ガラス交換が生じたら大変そうです。中国の建築はPC化とか言っていますが、今できるもっと基本的なことから始めるべきだと思います。





百度ではまだ作っていますね。

2017-06-02





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2017年05月26日

B-GLASS 特注試作品(B-C01)

設計事務所からのご要望を受け試作してみました。

B-CA

IMG_20170525_090807山の頂点と頂点は12㎜ピッチ
深さは5㎜です
山の頂点が透明で山の側面はスリ状になっています。









IMG_20170525_091838平面から透過した写真です。なにかアルミっぽく見えます。



















このようにプロジェクトの内容によっては特注の対応を始めます。





2017年05月25日

B-GLASS 裏面塗装

裏面に塗装してみました。
※試作なので製造可否は別途検討です。

B-RL

IMG_20170525_082659有機的デザインガラスへの加工も面白いかもしれません。



















B-GP

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両方ともに凹凸面にスプレーで塗布してみました。
このまま壁面に貼るとタイルみたいな表情となりますが、目地が少なく表面に均一な光沢がある見たことのない意匠となるでしょう。どなたか早く採用を検討して欲しいですね。

高透過ガラスですので白さがそのまま出ています。普通に塗ると緑色になってしまいます。



2017年05月20日

Glass 上海APPLE STOREのガラス

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できた当時は衝撃的でしたが今見るともう当たり前になった感があります。でもあまりに衝撃的でしたのでここで取り上げないわけにもいかないのでトピックスとしてUPしてみました。全面高透過合わせガラスでできています。

ファサード面のガラスは強化合わせガラスですが世界でも天津の工場以外は製造できません。日本では技術的にも製造は無理です。この会社はアップルの世界プロジェクトのために工場の建屋自体も改修したほど。ガラスの加工技術の面から言ったら日本製が世界で一番ではありませんし、設備を自国で作らないだけむしろ遅れていると言えます。ちなみにこの内部にあるステンレスパネルのほとんどは日本製です。ステンレスの表面をいったん全部研磨した後ブラスト処理します。この研磨精度がポイントで、なかなか他国ではできないようです。


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地図の星の横にある「阿迪达斯」はAdidasです。


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陕西南路



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陕西南路






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無錫店



APPLEは上海でこの浦東店以外にも南京東路駅上、陕西南路にも同じコンセプトの店を展開しています。
最近中国ではAPPLEの人気も陰りがち、三星は超下火、代わってファーウェイ、OPPO、VIVO、小米、ZTEがかなりを占めてきています。私も日本でファーウェイを買ってみましたがかなり高性能で驚いています。中身の多くは日本製。村田電子、日東電工などなど日本のサプライヤーが頑張っている証拠です。



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この工場にプロジェクトとしては初めて発注してみましたが製品はまずまずでした。
ちなみにファサードのガラスは1枚1千万円を超えるとのこと。そりゃそれくらいかかるだろう。。。




2017年05月10日

works 某学校校舎 手すり用ガラス

内装用手摺に当社コンサルティングのガラス材料が施工されました。


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数量は多くはありませんが、安全性、品質、精度などクリアしなければならない課題が多く、決して簡単な仕事ではありませんでした。特に重要なことは階段用手すりは形が変形であること、先行発注しなければ納期が合わないので図面から寸法を確定させなければならないことなどです。写真を見てもわかるように手すりがガラスと直接接しているので、穴位置の確定は慎重さが必要となります。



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このような製造図面を作るのは当然として










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通常のガラスと違いますので特別な指示書を作成します。

この中にはガラスの品質を確保する他、施工に問題が出る可能性がある場合に備えたノウハウも入っています。









当社施工後に化粧フィルムが貼られたため、見た目にもきれいな意匠となっています。(写真はありません)


工場では出荷前に全数の検査を行います。
寸法、板ずれ、穴位置など、もちろん傷や欠けは見逃しません。

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輸送中の破損もありますので梱包もしっかり確認します。梱包は施工のことも考え、どのガラスをどの箱に入れるか、現場での横持ち重量制限も考えて数量枚数を決めていきます。施工側の意見を聞くことがとても重要な作業です。


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初めて採用される工場の場合は、ほかにいろいろな検査を行う必要があります。JISの試験方法を参照しながら現場に適応した試験を行わなければなりません。
写真は左上:破壊試験、右上:落球試験、左下:煮沸試験 後の状況です。すべて合格と判定されました。

この工場は18mの強化曲げガラスが製造可能です。

サポート:鹿島建設
2016年 


2017年04月30日

上海CARYPSOと上海新世界大丸百貨店

■CARYPSO

少し前ですが日本の建築家、坂茂さんの作品ができました。中国では珍しい木造です。

地下鉄二号線と七号線静安寺駅で降りて東へ向かいます。七号線の駅の方が近いです。KERRYセンタービル群の中にANNEX的な建て方をしています。現在レストランで使用されています。


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■新世界大丸百貨店

地下鉄二号線と十号線の駅のほぼ上です。南京東路の東端大きな交差点に面していますのですぐにわかると思います。大丸とのジョイントで運営されているようです。建物自体は別段どうってことありませんが、この中には螺旋エスカレーターがあります。


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1台1億円とのうわさです。製造はもちろん日本の三菱エレベーターです。さすが。


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おまけ
日本でも最近電車の中でお化粧をしているお姉さまたちを見かけ物議をかもし出していますが、こちらでは色々なものを食べているのを見かけます。私の目の前のおじさんが何か食べていました。


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あまりの速さに写真が取れません。緑の物体で、パンやおにぎりではなさそう。よく見かけるニクマンでもなさそう。


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ガリ!!。きゅうりでした。何もつけずに。。。そういえば虎の門の高層ビルの地下で中国人の女性たちもベンチに座ってきゅうり食べてたっけ。日本でもやるとは恐るべし!!


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次はニンジン。皮も剝いてない、すげー。(なぜこんな難しい顔をしているかまでは不明)








2017年04月20日

深圳宝安空港 巨大な鳥

昔は小さな空港でしたが最近いきなり大変大きな空港となりました。近くに行くとどうなっているかわからないので広告と空撮で見て見るとこうなっています。


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鳥のような形状です。内外装は大きなパンチングパネルで覆われていてその間からの木漏れ日で室内が明るく感じます。うねる天井は迫力満点です。この意匠が建物全体を覆っています。



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六角形が基本モジュールとなって、変形する天井に沿って少しづつ変形させています。作るのが相当大変だったことが容易に想像できます。



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壁面のカーテンウオールは空港でよく見る形状です。ガラスは別段コメント有りません。

デザインには驚きを感じますが、ちらつく光で頭が変になりそうです。パンチングの外側にあるスキンは漏水がひどいとのうわさもあります。完全に漏水を止めることは難しいでしょうが、中国の施工精度から見たら当然の事だと思います。

しかしながら空港としては使いにくく好きな空港ではないですねとにかく歩く。。。



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2017年04月10日

大連国際会議中心 貝みたいな建物

高層ビルが立ち並ぶ、大連市内東側の港湾地区にあります。中山広場ロータリーから東に歩き。港湾広場ロータリーを超え20分ほどで着きます。地下鉄も通りましたので行くのは簡単になりました。中国語で中心はセンターを表しますので大連の国際会議センターです。


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外観は貝のようです。アルミかスチールにアルミ色塗装です。見る方向によって形が変わります。


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夜間はライトアップされう色が変わります。


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うねっています。


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取り合いは今一


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RIMG0003シャコがでかい!









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こんなTシャツ売るなよな。








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2017年03月31日

B-GLASS プレミアム型ガラス カタログ

カタログが出来上がりました。

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事例はこれからなので逐一WEBでご紹介します。サンプルはwebからご依頼お願いいたします。サンプルは準備ができておりますので、ご依頼から数日でお届けできる予定です。WEBにはCLUB-Bを追加していろいろな情報をお届けいたします。

電話FAX番号が間違っています。+86 → +81  申し訳ございません。








2017年03月30日

上海凌空SOHO ザハハディドの遺作

他界したザハハディドの設計です。地下鉄2号線松(サンズイ付)虹路駅から北西に10分ほど歩いたところにあります。虹橋空港の拡張に伴った再開発の一環だと思います。


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外観はぱっとはわかりにくいのでパースで確認したほうがいいでしょう。全体で300m角くらいの敷地だと思います。


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外装はアルミパネルとガラスで構成されパース通りに外観はうねっています。しかしパネル精度が悪いのか、下地精度が悪いのか外装はめちゃくちゃです。

ガラスは割れているし。いたるところで補修作業がなされています。



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将来地下はショッピングセンターになるようですが、場所が悪いのでたぶん何もできないでしょうし人が来るとはとても思えません。



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三次元曲げガラスを使っています。割れたら再製作が大変そうですね。我々資材管理者から言ったら、こんな品質でも納めさせてもらえるのならどれほど楽か。。でもひょっとして納めた業者はお金もらえていない。かも。へたをしたらショッピングセンターに来た子供が乗るかも。公共的建築でこれでいいのかと疑問です。



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軒天のコンクリートもめちゃくちゃ。一応パンチング模様にはしてありますが。。。内装はパネル系で外装ほど悪くない感じではあります。こんな状況ではたぶんずっと修理を続けることになるでしょう。上海タワーともども都会の粗大ゴミにならないことを陰ながら祈ります。



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2017年03月20日

台湾 台中国家歌劇院

伊藤豊雄先生の設計。

台湾新幹線台中駅から北東へ約10km。街中央部からは北西の新興住宅地に建設されています。広場の真ん中に鎮座しているように建てられています。


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■外装
壁面はPCですから型枠の苦労は相当だったでしょうね。それに合わせて各部材を施工するとなると、寸法誤差が大きいだろうからいろいろと工夫が必要だったように思えます。ご苦労様でした。

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■内装
洞窟見たいです。表面はモルタル塗ってペンキかと思います。完全な左官作業です。

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■守衛室

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■モックアップがそのまま使用されています。これをPCで作ったのだから感動t的です。

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感想はというと・・・・です。施工側から見るとやりがいのある仕事です(お金をそれなりにもらえればですが)。使う側からしては、基本的には四角い敷地ですので使い勝手は悪くはないでしょうし。デザインは好き嫌いがあるのでコメントありません。
これは国家プロジェクトなので色々なチャレンジがあったと思います。また職人の育成の面からもお金だけで買えないものを得たのだと思います。日本の建築はもうこのようなプロジェクトがないのでうらやましく思えました。


さて周りを見ると。
新興住宅地なので高層マンションだらけ。インフラも整いデパートなども隣接する多摩ニュータウンという感じでしょうか。ちなみに買っているのは大陸の中国人とのこと。ここでも爆買い。だから投資目的なので夜になっても部屋に明かりが点々としか着きません。

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丁度台北で最大の建築建材展があったので見学。見た目は普通の展示会です。日本の建材展は業者、関係者みたいな人が多いですがここは普通の人が多いみたい。なんでかな。


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ブースはやたらと混んでます。コンパニオンと話をしているお兄さん方やたらと嬉しそう。やっぱり目的はこっちか。。。楽しければいいというのは中国的かな。

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新幹線は日本の技術です。内装も日本と同じ。

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お弁当にお茶も同じ。とても親近感がわきます。台湾っていいですね。大陸で仕事をしているとまるで天国です。

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2017年03月06日

B-GLASS プレミアム型ガラス発売にあたり

B-GLASS発売にはいろいろな思いが込められています。ある意味当社の集大成的な商品だと思っています。

当社は設立して早7年半が過ぎました。おかげさまで7期中6期は黒字決算ができましたので、ガラスコンサルタント会社などという誰も始めたことがない業態も、それなりの意味があったかと思っています。まだ竣工していませんが、第7期にサポートしたAプロジェクトでは、中国での長期駐在による施工管理、ガラス以外の素材への展開もできそれなりにメッセージを発信できたかと思っています。またこのプレジェクトで自分の小ささとゼネコンへの中国調達支援の限界点も確認できました。(竣工後改めてUPいたします。予定は6月頃)

私が中国と接点を持ったのは2004年の上海環球金融中心だったことは以前のBLOGで紹介したと思いますが、当時の中国と現在の中国では、ものすごく環境が変わりました。2005年から中国の本格的な経済発展と日系企業の進出、購買が始まりなんでもかんでも中国で行う時代でした。しかし今ではコストUPもありますし尖閣問題もあり、中国との取引には懐疑的な時代に入っています。

私は中国が決して好きではありません。政府はめちゃくちゃだし、人もばらつきが激しい、製品もある一定の品質からしばらくは良くなることはない。コストも諸費用を入れたら日本のほうが安いものも多くなってしまっている以上、デフレの一要因であり雇用を奪う要因でもある中国の存在(取引)がいいとは思いません。

しかしです。

中国は大きく変わっています。それに物によってはまだメリットが大きい。じゃあ日本で作れるんですか。中国以外で作れるんですか。他の国で品質の担保ができるんですか。サプライチェーンはどうしますか。作る合理的な理由があるんですか。などを問うと中国はまだまだ切り離す状態ではないと私は思います。10年前から中国人の考え方も大きく変わっています。中国の政府には問題がありますが個人的(企業)は日本を向かないと生き残れる可能性もない状態にもなっています。中国にある日系企業も多くの利益を中国市場で得ています。いくら嫌いだからとか政治が悪いとか撤退ができないとかネガティブな意見があっても簡単には今の状態から変更はできないでしょう。ですからおそらくしばらくはこのような状況が続くと思っていいかと思いますしもう少し冷静に判断する必要があるように思えます。嫌いだからだけではだめです。

先に紹介したAプロジェクトでは会社設立の目的であった仕事がほぼ遂行できましたから、次はこの激動な中国から日本にない材料を提供してみたらどうなのか。中国製品は安かろう悪かろうだけではなくなったことをメッセージとして出してみたらどうなんだろう。との思いになりました。

B-GLASSは熱溶融加工という伝統的なガラス加工方法です。でもものすごくテクスチャーが大きく、見たことがない表情を持つ材料です。きっとこんなことできるんだと思っていただけるでしょう。また中国では日本よりもある意味進んでいるものもあります。その一つが高透過材料です。通常の板ガラスよりも鉄分が少ないため青みが少なくなっています。中国では太陽光発電パネルの工場がたくさんでき、これに使用される高透過ガラスの生産量は世界トップです。日本では最近になりようやっと本格生産になりましたが、中国では10年以上前から高透過ガラス専用ラインが何本もあったくらいです。

大きなテクスチャーと高透過ガラス材料。この2つを持つB-GLASSを発売することで、何かのメッセージになるのではないかとの思いに至りました。当社で初めてのカタログ製品の取り扱いです。世の中が変わっている以上自分も変わらなきゃ。

まずは12アイテムを先行発売します。ご要望によってはアイテムを増やすことも検討します。皆様が興味を持ってこの材料を見ていただければ幸いです。








2017年02月28日

上海センター② 建築史上最大のオブジェになるのか。

景色は前にUPしましたが、新たな目線で。
未だ消防の許認可が下りず違法建築状態のため2017年1月の段階でまだ最上階とそれに関係する施設以外はオープンしていません。これからテナントを入れ始めたとしてもオープンは1年以上先だと思います。2000億円くらいはかかっているでしょうから、全く回収の見込みなしでしょう。


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タワー入場にあたっては大きな荷物を預ける必要があります。名簿にサインと麻薬取締犬でのチェック。
今は訪れる人も少ないのでいいですがこんなことを全員やっていたら大変だろうなぁ。SWFCの担当者は非常に丁寧な対応をしてくれますが、ここではいつもの中国的対応です。鞄を投げないか心配です。

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荷物検査(あくびするな!)の次は切符購入、1人160元となかなか高い。入るとタワーの概要説明の展示があります。

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通路は少し飾っています。

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なんとエレベーターが煙突作用の影響を受けてなかなか閉まりません。エレベータガールが力任せで閉める有様です。エレベーター会社が原因ではなく、建物全体に問題があることをここでもわかります。ということはテナント階のエレベーターも同様でしょうから基準階は運用できないのでは?と心配になります。


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構造体が見るのは建築的には面白いです。それも斜めだし。



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くつろいでいていい感じではありますが、休日なのにガラガラです。隣のSWFCの方がお客さんが未だに多いのではないかと思います。


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サッシジョイントが大きくずれていて破断しているように見えます。斜めのサッシなので躯体精度などからぴったり合わせるのは困難だとは思いますがレインバリアもガスケットが破断しているところはいかがかと思います。次回は雨の日に来てみようと思います。



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なんで先端の雪止めが曲がっているのかな。。。スパンドレル部が激しく結露しています。汚れ具合から見て施工不良か最初から何らかの問題があるように見えます。無理に電照を入れなければいいのにそれを隠すことまで考えていないので、配線などが汚く見えてしまっています。メンテナンスはガラスを外すのかな。。。これだけの量のメンテのことなんか考えたくもないですね。




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ちょうどいいタイミングで外部側からの清掃作業中でした。ゴンドラレールが無い建物なので、ゴンドラがぶらぶらです。補助用のリングで何とか回転とあおりを防ぐのが精一杯です。
しかしこれだけの高層部で風圧もありながら長距離のワイヤーで支えるのは無理なように思えます。作業員がサッシにぶつかるのを手で支えながら上下作業をしていました。強風が吹いたら回ってしまうんだろうな。清掃も命がけです。。



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隣のSWFCも清掃作業中でした。こちらはゴンドラレールがあるので安心してみてられます。上海タワーはデザインだけだとこうなる典型的な建物です。




2017年02月25日

B-GLASS 商店建築誌 掲載のお知らせ

B-GLASSの広告を「商店建築」4月号(3月末発売)に掲載します。

商店建築 17年4月号





デザイン校正はアトリエハヌルにお願いしました。

白黒で残念ですが予算の面で仕方ないです。。。

またB-GLASSのweb site に CLUB-B を追加しました。ご覧ください。

本格的に受注体制が整ってきました。皆様よろしくお願いいたします。


2017年02月19日

B-GLASS プレミアム型ガラス web開始

web siteの準備ができました。まだ完ぺきではありませんがプレスタートいたします。
ご覧いただければ幸いです。

https://halluwood.wixsite.com/bglass


事例も多くありますのでご参考にしてください。サンプルもこの中からご依頼お願いいたします。

将来は

Quincena Musical Quincena Musical de Donostia San Sebastian SA

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この建物のような建築ファサードをB-GLASSで施工してもらえればうれしいですね。


2017年02月10日

南京観光②

南京の続きです。

■国民党総統府

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地下鉄2号線と3号線の交差する大行宮駅で降り5番出口を出るとすぐ大きな交差点があります。それを右折すると100mほどで入口があります。

国民党総統府↓↓↓

https://www.expedia.co.jp/Nanjing-Presidential-Palace-Xuan-Wu.d6100698.Place-To-Visit?rfrr=TG.Destinations.City.POI.1.2



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結構広いのですが展示物はソロほど多くなく建物中心なのでさらっと見るだけでいいかなと思います。歴史があるのでできればガイドの解説があったほうがいいかもしれませんがあるのかなぁ。地図くださいと言ったらチケットの裏だけと冷たくあしらわれましたくらいなので。しかし本来共産党の敵だったので嫌うはずなのに美化しているように見えるのは私が外人だからでしょうか。


■夫子廟

夫子廟(夫子庙)は地下鉄3号線の同名の駅で降ります。2号出口を出て建康路を西に向かうと100mほどで門があります。夫子は孔子のことです。孔子に関係する建物や施設は中国国内にたくさんあります。中国の宗教は大きく分けて仏教・儒教・道教になります。これらは漢民族の宗教でこれに少数民族の回族(イスラム族)のイスラム教・キリスト教が加わります。孔子廟は儒教のお寺です。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%AB%E5%AD%90%E5%BB%9F


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ショッピングロードとなっているので人がたくさん歩いていますからすぐわかります。正面にはスターバックスがありますので、それを左折、人の動きに続いて歩いていけば中心にある夫子廟に着くことができます。

夜になると中国的ライトアップできれいです。夜に来たほうがいいでしょう。周りだけ見るのもいいでしょうが、せっかくなので夫子廟の中まで入ってみます。(30元)


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いい感じですねぇ。廟の中心は夫子の絵です。廟なので仏像ではありません。


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廟の外には足元に四角い線が描いてあります。何なのかな。。


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どうやら将棋のようですね。意味はわかりません。


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お守りも売ってます。中国のこういった廟は日本でいえば神社みたいなものですね。時間によっては2元で鐘を鳴らさせてくれます。

実はこのエリアは廟を見に来るのではなく食事をしに来るのです。火鍋やさんがたくさんありますし、道には露店がたくーさんあります。これを食べにくるのがとっても楽しいのです。日本と同様にお寺の周りに門前町が栄えているのと同じです。
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中国の江南地区といえば「臭豆腐(チョウドウフ)」黒いタイプと茶色いタイプがあります。ミックスもOK。6個入りで10元。臭豆腐は豆腐を発酵させた本当に臭い豆腐です。沖縄のトウフヨウに近いですがそこまでは熟成していませんし納豆ほどマイルドでもありません。場所によってちょっと違いますが南京では豆板醤や味噌をつけてパクチーを乗せて食べます。食べなれないと悲劇的なので注意してください。でもここのものはあまり臭くなく美味しいですね。何が違うのかな。。。水郷の街系(同里や朱家角など)で売っているのはさすがに臭い。


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その他にもいろいろあります。ペンギンとピコチャンは蒸し饅頭です。

この変なオブジェは何なんだろう。。。

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イカ揚げでした。

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これらを食べて南京南駅まで行き上海に戻りました。



今回3度に分けてまでなぜ発信したかというと、日本に伝わる南京の情報があまりに薄く、偏り、政治的な影響を受けてきているのを少しでも理解して欲しいとの思いからです。

今回は7:00虹橋発8:00に南京に着いて20:00の新幹線で上海に戻りました。丸々一日の観光でしたが全部を見れることは不可能でした。私は中国で色々な観光地を見てきました。仕事でも利用した空港を数えてみたら20か所にもなっていますが、南京はその中でもとても魅力的なところに見えました。

南京という場所は、観光としても仕事としてもとても重要な場所と感じます。中国のゲートシティである上海からは新幹線で1時間強の好立地、長江という海への導線、新幹線、高速道路などのインフラもそろったビジネスとしても十分利用可能な都市です。ここに挙げてきたようの歴史は深く、北京と比べても観光資源は見劣りません。途中にある蘇州に比べたら数倍の観光資源ですし観光地の少ない上海に比べたら駐在員のアテンド天国です。それから私の専門通訳だった袁嬢は南京出身だったように日本語を話せる人材も実は大変に多いのです。街中で日本語を話していても危険を感じることはありません。

しかし虐殺記念館には予想以上に人が来ていました。そして市内で日本人に会うことはありませんでした。日系企業は20社ほどは来ていると思いますが、現在ほとんど新規の進出はないでしょう。

朝日新聞が発刊した

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この本の影響はとてつもなく大きいと感じざるを得ません。
私はこの本を大学時代に助教授から薦められて買いました。当時はまだ南京虐殺のことは今のように日本人も理解していない時代です。この人は現在某大学の名誉教授をしています。当時彼から「新聞がマスコミの一番の権威であり、新聞は政府権力を監視する役割をしている」と教えられました。今思い出すと腹が立ちます。現在多くのマスコミが批判されていますが当然かと思います。新聞社は企業ですのでその目線が原則としてあることをまずは読者に伝える必要があります。そして自社の利益のために発信した情報が双方の国民を分断するまでの力があることを直視しなければなりません。

この本のために日本人もそうですが南京の人たちもとても迷惑しています。国のプロパガンダに使われた結果、歴史を捻じ曲げられ、産業の発展、人材の交流までが停滞することになってしまいました。おそらく本当のことは南京の人たちが一番知っているでしょう。事実、私の知っている南京出身の人から虐殺のことを聞いたことはありませんし街を歩いていても悪い思いはしません。もともと豊かなこの町は穏やかな人が多いのです。ちなみに虐殺記念館に来る人は南京の人ではありません。


中国共産党の敵は国民党だったはず。でもこの町では国民党を美化しています。台湾が国民党ですので、国民党を否定することは台湾を否定することと同じと考えているのでしょうか。。。中国人に聞くと国民党と共産党は確かに対立して多くの人が虐殺されたことはわかっています。文化大革命でも大躍進でも多くの人が自国内の人によって不幸な歴史となりました。でもそれは国内で行われたことで日本が侵略してきたこととは次元の違う話だと言います。私にも詭弁に聞こえますが日本人はこのことが理解できていません。

今回の旅を通じていろいろと考えさせられました。




2017年02月02日

B-GLASS プレミアム型ガラス 施工事例2

いくつか参考事例とテクスチャーを紹介します。


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TYPE B-GPに塗装をして受け付けカウンターの表面に使っています。



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TYPE B-GP をガラスドアに使っています。(自然破損の問題があるので受注は不可です。あくまで参考です。こういった使い方が本当はやりたいのですが)



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TYPE B-GMを壁面に使用しています。これは面白いですね。日本で特注で作ったら大変な金額です。
ただこの型は900X900 しかないので、それ以上大きい場合は特注担いますので注意してください。


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TYPE B-GCとB-SBに塗装をして壁面に使用しています。B-GCの表面がレンズになっているので壁面に映り込んでいい感じです。ホテルの内装などで使えそうです。


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TYPE B-RX を光壁として使用しています。透けるとこのような感じです。

現在12アイテムの発売を予定しております。しばらくは受注発注にての対応となります。

以降も事例を紹介いたします。


https://halluwood.wixsite.com/bglass




2017年01月31日

南京観光① 三蔵法師のお寺に行く

南京虐殺記念館に行くついでに南京の街を観光してみました。


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「中国の歩き方」から抜粋
南京は10の王朝がここで都を定めました。近代では太平天国、国民党もここに本部を置きました。
とのことです。人口は615万人。今でも大都市です。

空港はありますが現在は日本直行便が少ないので上海から新幹線で入るのが便利です。
上海からは上海駅からか上海虹橋駅からとなります。上海駅からだと主には合肥や南寧行き、虹橋駅からは北京南駅行きとなります。(上海ー南京間は、新幹線路線が2路線あります。途中駅が大きく異なるので注意してください。上海駅から出た新幹線は主に南京駅、虹橋駅から出た新幹線は主に南京南駅に着きます。)一等席(グレーン車)で229.5元、普通席で134.5元から144.5元ですから新幹線は安いです。乗ってしまえば1時間~2時間で到着です。新幹線がなかったころは特急で3時間、車で4時間でしたのでかなり便利になりましたし日帰りも十分可能になりました。仕事でも格段に良くなり助かってます。新幹線のチケットについて乗り方買い方が日本とかなり違うので、もし質問があれば私にメッセージください。ちなみに新幹線より自動車のほうがよっぽど危険。



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窓が汚いのとPM2.5で窓から外は見えません。掃除は苦手な国民だから仕方がないかぁ。外を見ていても大したものはないから体を休める意味もあり寝ていく方が無難です。時間はほぼ正確です(1分ほど早く出発することがあるので注意)



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最近は6本の地下鉄が主要な町をカバーしているので便利になりました。ちなみに中国語で駅は「站」。市内は渋滞するのでより地下鉄が便利です。大体の目安として北のほうにある南京駅から南京南駅まで約30分とみておけばいいでしょう。

各地下鉄駅には切符の自販機があるのでそれで買いましょう。日本とほぼ同じ買い方です。買うとコイン状の切符が出てくるので、それを入口の自動改札にピッとすればゲートが開きます。出るときはコインを投入口に入れれば出ることが可能です。難しくはないと思います。

観光エリアは大きく分けて4エリア、中央右の山の中にある鐘山風景区、中央の大行宮 南方になある夫子廟周辺 西方にある虐殺記念館 これを全部見てもまるまる2日間はかかります。

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今回はまず鐘山風景区に行きました。


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この中には4つの見どころがあります。「中山孫文の墓」、明の太祖洪武帝朱元璋と后妃の陵墓「明孝陵」(三国志で有名な孫権の墓もある)、国民党蒋介石の公邸であり妻、宋美齢の社交場「美齢宮」、514年創建の「霊谷寺(灵谷寺)」

移動もかかるし大きいのでこのエリアだけで1日かかるのと、この日は雨なのでお墓は止めておいて「美齢宮」と「霊谷寺」に行きました。

■霊谷寺(灵谷寺)

南京南駅から3号線に乗り大行宮で2号線に乗り換え鐘霊街(钟灵街)で降りて1号出口を出たら高速道路の下をくぐり左折、大きな灵谷寺路を右折南京体育学院を右に見ながら参道を2KMほど歩くとロータリーに出ます(2つ目のロータリー)、奥に入場券売り場があるので35元で切符を買って入場。(この写真(百度から入手)の機関車の裏側にある)

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霊谷寺に関しては↓↓↓

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9C%8A%E8%B0%B7%E5%AF%BA

このエリアもとっても広い、寺に着く前に無梁殿に立ち寄り


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雨のためか冬だからか人はまばらです。

南京には多くの国民党関係の資料や建物がありますし美化しているように映ります。あれ?中国共産党の敵って本当は国民党なんじゃないの??正面に見える塔も国民党が作ったのだとか。

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四天王がお出迎え。四天王は大陸から日本に伝えられたものです。多くのお寺で見ることができます。日本よりちょっとリアルな感じです。


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このお寺は三蔵法師が祭られています。夏目雅子さんの西遊記世代の私としたら感動です。

塔を回って元の券売機売り場に戻ります。約1時間です。

■美齢宮

先ほどの写真のように機関車タイプの観光回遊バスが待っています(4号線)。全部を回って乗り降り自由で100元。我々は全部行くつもりもないので小さなタイプで1区間10元(5号線)で明孝陵まで、普通の路線バスに乗り換えて(2元)美齢宮で降り美齢宮へ。

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入口は車の後ろの標識のあたり。

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美齢宮に関しては↓↓↓

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%BE%8E%E9%BD%A2%E5%AE%AE

ウイキペディアでちょっと違うのが現在の入場料は35元です


つづく



2017年01月18日

南京大虐殺記念館 中国のプロパガンダ建築

アパホテルでの炎上が燃えているさなかのUPです。

侵華日軍南京大屠殺遇難同胞記念館 が正式名称です。日本語に近いとは思いますが屠殺って家畜をつぶすことじゃないの。。中国語だとこう言うんだと複雑な気持ちで訪問です。。

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南京地下鉄二号線雲錦路(云锦路)二号出口を出ると目の前にあります。みんなその方向に行くのでついていけば着きます。航空写真の右端が駅で入口です。


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出口を出るとおばさんが中国の旗を配ってます(売り物)おじさんは菊の花束を売っています。



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順番に入るよう通路ができています。中国っぽい。。入ると荷物検査も。まさかここでテロは起こらないでしょう。




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建物の外には気持ちの悪いオブジェがお出迎えです。演出はばっちり。

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しかしなんともまあ。。。。

このブログのテーマは建築的知見からですが,この建物は地下に潜っているので建物的にはあまり面白くありませんからコメントしにくいですね。全体を無機質な材料が覆っているだけです。敷地は公園になっていますが冬なのもありますが、この敷地全体も色がないようデザインされていて悲惨な過去を演出しています。ある意味テーマーパークなのでしょう。アウシュビッツの真似もあるかもしれません。


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くどいくらいに30万人が強調されています。




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土曜日だったためかかなり人が来ています。入場料は無料です。最近どこでも30元くらい取るのに。プロパガンダにはお金をかけるっていう感じでしょうか。写真が悪くてスミマセン。。。


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朝日新聞と毎日新聞なんですよね。やっぱり。。。



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これら展示物の一体どれだけが本物なのかはなはだ疑問です。この骨は本物?本当に日本人が殺したの??写真は南京だったかまでさえも不明なものばかりですし普通の記念写真じゃないのというのまで、枯れ木も山の賑わいか。。中国の博物館は総じてパネル展示程度で全くやる気を感じさせないものが大半ですが、ここはやたら気合が入っています。こんな努力ができるのならまだ全然復元されていない兵馬俑を修復すればいいのに。。。


極めつけはこれ


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被害にあった人(だと思われる)のファイルです。表面だけじゃなくて後ろにも並んでいるのできっと30万箱あるのでしょう。上のほうは本当に入っているのかなぁ

開けてみると

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パウチッコされたペラ3枚の記録だけが入っています。じゃあファイル箱はこんなに厚くなくても。。。。

たまには

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ぐしゃぐしゃになった資料が入っているものもあります。わざとぐしゃぐしゃにしたのは見え見え。わざと破いているのも見え見えです。

しかしこんな嘘っぽいものをこれだけの量作るんだからその熱意は大したものだと感心します。さすがパクリ国家。本物っぽくするのなら手書きだし、レーザープリンターの字も不自然。当時はあってわら半紙こんなきれいなコピー用紙じゃないでしょう、最近作ったんじゃないの?と突っ込みたくなります。

この写真を撮っていたら、「あなたの知り合いの資料ですか?」と尋ねてくる中国人の男の人がいました。それも涙目で。やっぱりみんな信じてるんだ。。。。これは嘘だよって言ったらどうなったんだろう。


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電子献花までできる念の入れよう。もうこうなると執念か病気か。これができるのなら前の資料ももうすればいいじゃないの。。。



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最後は埋没していた骨と供養塔です。みんな疲れてくるのかこの辺りでは立ち止まる人はいません。


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相当に広いですし迷路状にぐるぐる回るので、さっと見ても1時間はかかります。時間に余裕を持って訪問してください。多くのパネルに日本語も表記されているので内容も理解できます。日本語の前で読んでいると日本人とばれるで白い目で見られます。しゃべっている分には問題ありません。だって普通の中国人は日本語と韓国語の聞き分けがつく人はほとんどいませんのでしゃべっている程度ではばれません。

しかしもうこれを嘘だったとは中国自体も言えないだろうと思い施設を後にしました。


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2017年01月16日

B-GLASS プレミアム型ガラス 施工事例(海外)

全て特注対応での事例となりますが、新製品のB GLASSを使用した事例をご紹介します。
(事例は日本ではありません。)
※現在の型番と違うので正式にはwebでご確認ください。

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壁面装飾に使用すると高級感が出ます。裏面塗装は日本で対応しようと思っています。

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床使用の場合は強度検討を別途必要としますのでご注意ください。必ず合わせガラスでの使用となります。
利用者の事故に関しては当社は責任を負いかねます。


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ライトカバーや天井使用の場合は必ず合わせガラスの使用となります。
重量、寸法など多くの制約がありますので事前にお問い合わせください。



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最大寸法など別途打ち合わせいただきたくよろしくお願いいたします。

100X100㎜以外のサンプルは有償となります。

現時点ではプロジェクト対応とさせていただきます。

ハンドメードガラスのため直線が出ていなかったり凹凸の不均質もあります。また気泡、キズも多く存在ます。事前にご了承ください。

https://halluwood.wixsite.com/bglass