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中国茶の最も有名なブランド龍井茶(ろんじんちゃ)の里は上海から新幹線で1時間のところにあります。このエリアは西湖のほとりで元越の都。その当時の名刹が多く、お茶だけではなく見どころ一杯です。西湖は自転車で1時間もあれば回れるのでレンタサイクルを借りて回ると楽しいです。杭州には上海からだと虹橋駅または南駅からが便利です。上海駅からは行けません。杭州駅も2つあるので注意してください。金額は現在一般指定席で73元、グリーン車で117元です。また最近の中国は観光ブーム中国有数の観光地ですので土日に行かない方がいいです。
さて小題の通り3月から4月は新茶の季節です。中国全土からお茶を買い求めに来る観光客でにぎわいます。てなことで私もお茶お買いに行きました。駅からはバスが走っているのでそれで行くと便利です。

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この辺りは一面の茶畑。摘んだお茶の葉を軒先で干す光景が見られます。お茶自体は紅茶も烏龍茶も緑茶も一緒。このエリアは緑茶が作られています。中国で最も価値のあると言われるのは実は緑茶。日本で言うと玉露です。飲んでみても日本と同じ味がします。

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茶摘み風景は私の出身地静岡県と同じ感じです。山の谷間にもお茶畑が広がります。

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できたお茶は農家の軒先で試飲することができます。
色々な種類を飲み比べるのは楽しいものです。値段がどうやって付いているのかはよくわかりません。でも意外と高い。

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自分のお茶は手前味噌です。この農家のお茶は今の国家主席習近平氏が山ごと買っていったと言っていました。本当かわかりませんけど。中国の龍井茶はこの様にコップの中に茶葉を入れて飲むのが一般的。少し飲むとお湯を入れてくれます(だいたいは飲み放題)。茶葉が口に入ってきたら戻してください。ちょっと飲みにくいですがこれも文化ですから。
 頼めば料理も出してくれます(もちろん有料)西湖で取れた魚も出してくれます。田舎料理はおいしいですね。杭州は中国きってのグルメタウンでも有名です。写真の料理は合計で150元くらいだったと思います。ご飯はだいたい食べ放題。全国からお茶摘みツアーも来ていました。

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農家以外でもお寺などで地元のお茶を飲むことができます。決して安いものではありませんがこの時期の雰囲気を味わうのはいいもので多少高くても問題ありません。急がずにゆっくりすることをお勧めします。
眼下の西湖です。悠久の歴史を感じますね。中国には珍しく水も比較的きれいです。

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2017-12-29 (4)










天気が良ければもっといい景色なんでしょうが、まあ曇っていても雰囲気出てます。これら写真も別段狙って撮ったわけではないのですがこんな感じです。遠くに見える塔にも上ることができますし、船にも乗ることができます。
杭州は上海から近い割に日本人があまり行きません。上海は比較的新しい街ですので、このような悠久の歴史を感じることはできません。もし1日余裕ができたら是非とも行っていただきたい場所です。夕方湖に映る夕日は最高ですので東岸のホテルに泊まることは中国人でも有名な観光方法です。もしもう1日あるのであれば途中にある水郷の街に行くとまたいい感じです。
景色がよくお茶がおいしい中国でも有数の観光地杭州で中国のうざい現実から逃避し幸せな時間をゆっくり過ごしましょう。実はこの杭州、中国の建築バブルで最も値段が高騰したところとしても有名です。現在も他の都市が下がっていてもここだけは上がり続ける不思議なエリアです。その開発状況についてはまた改めて紹介いたします。