半夜空想飯店

大胆かつ大雑把な料理実験室。どうぞ、ごゆるりと。

デーツの魔法

デーツ(Date)は、北アフリカや中東を中心に栽培されているナツメヤシの果実です。
時折、輸入食材店で購入していましたが、最近はスーパーでも取り扱うお店が増えてきたように思います。
濃厚な甘さと、ねっとりとした食感は、そのままでデザートになってしまうほど奥行きのある味わいです。数あるドライフルーツの中でも、特別扱いしたくなる一品です。

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クルアーンや聖書といった書物にも登場するデーツの歴史はとても古く、古代エジプトでは紀元前6000年代にはすでに栽培が行われていたといいます。ナツメヤシは、砂漠の過酷な条件でも育つ事から、「生命の木」ともよばれます。また、その果実であるデーツの優れた栄養価は、クレオパトラの美しさの秘訣だったとも伝えられています。鉄分、カルシウム、カリウム、リン、マグネシウム、食物繊維などを豊富に含むデーツは、便秘や貧血の人、スポーツをする人には特にお勧めしたいです。

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1日2~3粒を目安に、そのまま食べていましたが、今日は刻んだデーツをクリームチーズに混ぜてみました。クレオパトラは知らなかったでしょうけど、相性抜群です。トーストに乗せるとパーフェクトな朝食になります。パンやケーキに練り込んで焼き上げても美味しいです。

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グリーンサラダ

天気がいいので、ちょっと遠くまで野菜を買いに行ってきました。
新鮮な野菜は、サラダで食べるのが一番。
甘みがあったり、ちょっと苦味があったり。野菜の味や食感を確認しながらいただきました。

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ブロッコリーとロマネスコは歯ごたえが残るくらいに塩茹でしています。味付けはライムと塩、オリーブオイルでシンプルに。素材の味が引き立ちます。 

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 ここ数年、道の駅や野菜の直売所で新種の野菜や西洋野菜を目にすることが増えました。農家の人たちも頑張っているんだと思います。鳥の巣のような形のリーフレタスや神秘的な螺旋を描くロマネスコなど、自然の造形は本当に不思議です。見慣れた野菜でも、切り方を変えると妙に断面がお洒落だったりします。よく観察していろいろ試す、というのも料理の面白さかもしれません。

フレッシュバジルでジェノベーゼ

今年は妙にバジルが元気に育っています。新鮮なバジルの葉がたくさん採れたので、ジェノヴァペーストにしました。
茹でたパスタにさっと絡めるだけで、幸せな香りのジェノベーゼが完成。

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ジェノヴァペーストは、新鮮なバジルを使って、使う分だけ作ることが大事なポイントです。パスタ意外にも、ピザソースにしたり、パンやクラッカーにつけても美味しいです。

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摘みたてのバジル40~50枚、松の実40g、にんにく一片、パルメザンチーズ20g、エクストラバージンオリーブオイル100cc、塩コショウ。材料をミキサーかフードプロセッサーで混ぜるだけ。
このペーストの本場、イタリアのジェノヴァでは、石のすり鉢のようなもので作るそうです。「バジルの香りを楽しむためには絶対に包丁は使わず、 手でちぎるか石ですり潰すこと」これはジェノヴァ地方の特集番組に出ていた現地のおじさんの言葉です。ぴったりな道具を探したいと思います。

イタリアンレストランAngelo

札幌から車で2時間半。サラブレッド牧場の町として知られる新冠町に到着。ここは日本有数の名馬の生産地ということで、町中に馬の絵やモニュメントが飾られ、 乗馬ができる施設もたくさんあります。  競馬に興味がなく、乗馬も人生で2度しか経験のない私を新冠へと向かわせるのがイタリアンレストランアンジェロです。

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本場イタリアで修業した女性シェフによる手頃な価格とボリューム満点のメニューは、どれを食べてもハズレがなく、何度行っても期待を裏切らない味です。パスタやリゾットはもちろん、魚・肉料理も美味しいです。

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店内は突っ込みたくなる点が多々あり、ちょっとお洒落とはいえませんが、家庭的で気取らない感じ、としておきましょう。席やテーブルは広くてゆったり食事が出来ます。ランチは5つのコースが用意されています。

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スモークしたサーモンがとろける美味しさの前菜ですが、北海道を模ったお皿はアウト。

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3種類から選べるランチのパスタ。きのこのクリームソースにしました。ソースがたっぷりでパンが進みます。

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もう食べられないといいながらドルチェもしっかり平らげました。甘酸っぱいラズベリーのムースケーキ。半解凍でしたが丁度良かったです。

草原を歩く馬の親子なんかを眺めているとなんとも平和な気分になります。春に生まれた赤ちゃん馬も、だいぶ大きくなっていました。目的が食事だけなので、勢いが無いと行けないのですが、次回を楽しみにしています。

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エーデルワイスファームの絶品ベーコン

札幌のお隣、北広島市にあるエーデルワイスファームは、ドイツの伝統的な製法で作るハム、ベーコン、ソーセージのお店です。ここは、なんといってもベーコン。一般にスーパーで売られているベーコンとは、カップラーメンとラーメン屋のラーメン、位の差があり、どちらも食べたいときがある別の食べ物、というくくりで考えています。増量剤などを使用していないため、フライパンで焼いても水分が出ず、縮みません。

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エーデルワイスファームでは様々なお肉の加工品がありますが、リピートで購入しているのはベーコンと焼き豚、イナウディのアンチョビの3点です。毎月29日(肉の日)に購入すると、粗品として切り落としのハムやベーコンがたくさんもらえます。普段買わない商品の味見が出来るので単純に嬉しいです。

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こちらが直売店。ギフトセットや季節限定の商品なんかもあります。

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中に入ると席に案内され、コーヒーを飲みながらのお買い物。欲しい商品を伝票に記入してテーブルで支払うスタイルです。
 
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ベーコンがあるだけで、俄然大盛り。表面に軽く焦げ目を付けて黒胡椒をふりました。スモークの香りと旨味は薄切りにしてパスタに少量使うだけでも、存在感を発揮します。


株式会社エーデルワイスファーム
北海道北広島市輪厚531-7
●夏季営業時間(4月~10月):10:00~17:00
●冬季営業時間(11月~3月):10:00~16:00
定休日:祝日
«電話»0120-29-5586(通話無料)
(携帯電話・PHSの場合)            011-377-6656      
«FAX/24時間受付»            011-370-3131      
«メール»info-ma@someplace-else.com 

フランス菓子レ・リシェス

札幌市平岡公園の程近くに店を構えるレ・リシェス。本格的なフランスの焼き菓子やケーキが味わえるお勧めのお店です。

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扉を開くと、そこはフランス。色とりどりのマカロンやチョコレート、そして優雅なケーキがずらりと並ぶショーケースは、まるで着飾った貴族たちが踊る社交界のようです。

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ほとんどのケーキが300円台というお手頃な価格にもかかわらず、厳選された素材を使用した濃厚なケーキがずらり。どれも手が込んでいて、目でもじっくり味わえます。また、何とも美しいデコレーションケーキは、卵や乳製品のアレルギーがある方には 、豆乳や米粉などの代用品で対応しているとのこと。事前の相談が必要となりますが、アレルギーを持つ方でも安心して食べることの出来る、優しいケーキ屋さんです。
今回はバレンタイン間近ということで、チョコレートやフランボワーズを使った可愛らしいケーキを選びました。

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チョコレートのドレープがゴージャスなタルト・オ・ショコラ。ずっしり、そしてまったり。

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ロマンチックなピンクのケーキ、キューティクル。ナッツが散りばめられたチョコレートでコーティングされています。 

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フランボワーズとチョコレート、甘酸っぱい組み合わせのムース・オ・ショコラ フランボワーズ。鉄板の組み合わせ。

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ケーキのほかにもお勧めなのがマカロン。さくさくの食感と、カシスやピシタチオといった食材の鮮やかな色が魅力的なパリの甘い焼き菓子です。 お使い物にもよく利用しています。今日は クリームやジャムを挟んでないものを選んでみました。崩れやすいので一口で。濃いコーヒーがすすみます。
店内では、小さなテーブルが二つ、イートインもできるようです。気になったのは、テイクアウトも可能というピスタチオドリンク。次回試してみたいと思います。
無性に甘いものが食べたい!という日は、レ・リシェスに一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

レ・リシェス(Les Richesses)
〒004-0882
札幌市清田区平岡公園東5-1-1
電話:011-883-1118
営業時間:10:00-19:00
定休日:毎週月曜日(祝日の場合は翌火曜日)


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やわらかフライドチキン

ふわっと柔らかくて、サクサクの衣。そんなフライドチキンが食べたい!ということで、記憶の彼方からケンタッキーのCMを引きずり出してきました。圧力鍋から蒸気が上がるシーン、スパイスの衣をまぶすシーン、そして油へ。そんな場面を辿って出来上がったのがこちら。

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ケンタッキーの様にはなりませんでしたが、ふわっと柔らかいお肉にスパイスが香る、理想に一歩近づいたフライドチキンになりました。

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ふわっとジューシーに、そして柔らかく仕上げる為、チキンレッグを一度茹でてみました。チキン全体に塩胡椒を振った後、薄く片栗粉をまぶします。旨味を逃がさず、ぱさつきを防止する為です。下ごしらえをしたチキンは、塩を加えた熱湯へ。 圧力鍋があれば時間はかなり短縮できると思います。にんにくの薄切りも一緒に煮ます。

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 チキンに十分火が通ったら、火から下ろして鍋のまま冷まします。これで中まで塩分が馴染み、お肉がしっとり仕上がります。冷めてからチキンを取り出し、衣を付けます。からっと揚がるように、天ぷら粉と小麦粉を同量ずつ混ぜ、パプリカや黒胡椒などのスパイスを加えます。少し残っていたから揚げ粉も二種類投入。これで二度と同じ味が作れなくなりました。全体にまんべんなく衣を付けたら、チキンとチキンを軽く叩いてCMにありそうなシーンを演じ、180度の油で揚げていきます。ジュワーっというシーンもありそうです。香ばしいきつね色になったら完成。揚げたての熱々を、どうぞ召し上がれ。

シナモン香るホットワイン

気が付けば1月も終盤になりました。1月は行ってしまい、2月は逃げて、3月は去る。あっという間に春が来る、とはいえ寒い日はまだまだ続きます。すっかり雪に埋もれた家をぽかぽかに暖めて、ホットワインで一息入れました。 身体がじわっと温まるので、寒い季節やアウトドアにもお勧めです。 

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ホットワインという呼び方は、日本だけで使われる和製英語。英語ではモルドワイン(Mulled wine)ドイツ語ではグリューワイン(Gluh wein) フランスではヴァン・ショー(vin chaud)と呼びます。ヨーロッパでは、クリスマスに欠かせない飲み物だそうです。
  
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オレンジピールやクローブを加えたり、煮詰めた砂糖にワインを加えたりと、様々な作り方がありますが、今日は赤ワインにレモン、蜂蜜、そしてシナモンを使います。作り方は至って簡単、 材料を全て鍋に入れ、温めるだけで出来上がり。 ほんのり漂うシナモンには、身体を温める効果があります。レモンは長時間煮ると苦味がでるかもしれません。途中で取り出すか、果汁を使うようにしています。 アルコール分が少し飛ぶので、お酒の苦手な人にも楽しめるかと思います。 

最近では、輸入食材店などで専用のスパイスなどを見かけることも増えました。 お好みのスパイスや果物を組み合わせて、オリジナルのホットワインを作る、なんていうのも長い冬の楽しみ方の一つですね。

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キャベツとベーコンのショートパスタ

冷蔵庫の中が寂しくなってきたとき。どんな食材とも合わせやすく、少ない材料でもできてしまう、そんな万能食材がパスタです。 ソースや具材に合わせて 、数種類のショートパスタ、太さの違うスパゲティを使い分けています。 今日はキャベツとベーコン、残っていた微量の牛乳を使ってあっさり味のパスタができました。

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 ザクザクと大きめに切ったキャベツは、パスタと一緒に茹でます。塩を加えたお湯で茹でることでキャベツが綺麗なグリーンに発色します。パスタを茹でている間にソースを用意します。オリーブオイルでみじん切りにしたにんにくを炒め、香りが立ってきたらベーコンを投入。冷凍庫に残っていたほうれん草も入れてしまいましょう。牛乳、クリームチーズ少々を加え、塩胡椒で味を付けたら、パスタの鍋から一足早く取り出したキャベツを合わせます。
パスタは少し固いかな、という位で火を止め、ソースの中へ。茹で汁も少し加えながらソースに絡めて完成です。 
牛乳やチーズなど、乳製品を使ったパスタには黒胡椒が良く合います。粗めに挽いた黒胡椒をピリっと効かせてどうぞ。 
早くて簡単、そして経済的。 買い物に行きたくないなぁ、と感じる寒い日は、パスタで様々なアレンジを楽しんでください。

ほっけのハーブ焼き

ほっけ、というと干物を魚焼き機で焼いて食べることが多いのですが、今日は洋風にアレンジしてみました。バジルやオレガノなどのドライハーブとレモンを使ったさっぱり味の焼き魚です。

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生のほっけはムニエルにすることもあるのですが、干物はどうかを実験してみました。結果は「アリ」です。しっかりと塩気があるものや、生に近い物、時期や買う場所によっても差があるので、味見をしながら調理しましょう。

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ほっけの干物を適当な大きさに切り 、にんにく、レモン汁、オリーブオイル、胡椒、バジル、オレガノを混ぜたソースに漬けておきます。あればローズマリーなんかも合うと思います。
漬け時間で付け合せのポテトサラダを作りました。マヨネーズが苦手なので、クリームチーズで作ります。塩ゆでしたじゃが芋に、コーンと枝豆、塩、胡椒、クリームチーズを加え良く混ぜます。ゴロゴロと形を残しておきました。
あとは、ほっけをこんがりと焼くだけ。熱したフライパンにオリーブオイルを引いて焼き上げます。端っこを少し摘み食いして塩加減を調節しましょう。仕上げにレモン汁を絞っていただきます。
もちろん生のほっけでも作れます。いつもの焼き魚にちょっと飽きたな、という時にいかがでしょうか。


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