2007年06月

2007年06月27日

眩画

一年間、 独り身が続いた。
八年振りに。

それでも寂しくないのは
恋をしているからだろう。



最近、 過去の恋愛の
幸せばかりを思い出す。





4月の公演のカーテンコールに使った曲は
去年の失恋で心がぼろぼろになったときに
観た映画の主題歌だった。
二十年も前の青春映画。



 捕まえよう
 この手に過ぎ去ったあの時を
 そこに懐かしい君がいる
 若さにあふれ
 そこには黄金の時代がある


 人生は瞬く間に過ぎる
 悲しみと優しさのはざまで
 この世に生きるすべては
 やがて老いる
 それでも忘れはしない
 黄金の輝きを………



全てが終わった夕焼けにこの曲が流れる。
この後半部分が流れたときに
心の全てが救われるのを感じた。

この感覚が、
前作品を書くに至った動機の一つである。









最近よく思い出すのは、



彼女の家から学校までの急な上り坂を
二人で自転車を押しながら駆け上がり

人通りの少ない校門から入って

そこからの下り坂を
おれが後ろに立ち乗りで一気に駆け降りて

そのままの勢いで、 学生で溢れる校内を
 急げ、 急げ、
と笑い合いながら風を切って走って行く。



そんな晴天の朝。





なぜか
異様なまでの鮮明さで思い出される。


2007年06月21日

宇多

うだうだと。
書く。


体調を崩した。
昨日は24時間自由に使ってよかったので、
好き勝手した。

映画紹介を観て絶対おもしろいと確信した
 ジャーヘッド
という米国の戦争映画。
お薦めでもないけれど、 おれは大好き。
雰囲気がいい。
役者の即興性を尊重している。
そこに現実性が生まれる。

日露戦争を題材とした司馬遼太郎さんの
 坂の上の雲
もそうだが、 歴史上に存在した中弛みの部分を中弛みとして描いている。
当たり前のようで、 勇気のいることだ。
そしてそれが成功している。


日本の戦争映画は。
嘘ではないんやろうけど、 綺麗なところばっかりだ。
殉死に対する美徳
それだけとちゃうかったやろ。
人と人とが殺し合うんやぞ。
これやから。 日本の映画はつまらん。
 きけわだつみの声
これだけはよかった。
戦争の汚い部分から目を背けていなかった。



旗揚公演から
もうすぐ丸二年になる。

主題は 争い だった。
もともと戦争映画をよく観ていたが、
あの時期はひたすら観た。

よかったのは、
 戦火の勇気
 シン・レッド・ライン
 ウインドトーカーズ
だが、 改めて観たものばかりだ。
特に戦火の勇気は何回観ても素晴らしい。

初めて観た、
 地獄の黙示録
 フルメタル・ジャケット
 ブラックホーク・ダウン
 グッドモーニング・イン・ベトナム
とかは、 何でもない映画だった。
有名やけど。

 プラトーン
は、 ちょっとよかった。




先週観た3本の舞台はどれも駄目だった。
期待しただけに。

なぜ駄目と感じたかということが、
すごく勉強になる。






もっと書くつもりが。
戦争映画の下りが長すぎて。
もっと書けるねんけど。


なんしか昨日はいらいらしてまして。
体がだるかったので。

いつもならさらっと流せることにいらいらしながら、
普段ほとんどいらいらすることのない性分に生まれてきた自分を、 幸せやなと思った。


もっともっと
自分を好きになりたい。


2007年06月17日

静動

前回の公演から2か月が経った。


次回に向けて、 企画が転がり始めた。
この初めの転がしがやたらに重たい。
本当に上演されるのか。
おれがやろうとしていることは正しいのか。
いつも不安を背負いながら始まる。

転がり出せば。
背負っていようが抱きかかえようが
後は突っ走るしかない。



作品に関して。

流れはできている。
いつもならここで書き始めているが、
今回は更にimageを確立させる。
勿体振る。
自分に対して。

明確なimageがあれば
書く段階ですらすらと言葉が生まれる。
あたかも、
降りてきた
ように。
人物たちが会話を始める。
それは、 つまりは用意されている。


そして
imageと全く違う方向に物語が動くとき
それがimageを越えたとき

人物たちの鼓動を感じる。


2007年06月09日

星憶

部屋の掃除をする度に。
いろいろな想い出が見つかる。


喧嘩をした後の、 謝りの手紙への返信。


必死に書いた手紙の返事を
必死に読んだはずなのに、
今はその手紙で微笑んでしまう。

文字だけで好きになれる。
あの人の人柄がそのまま出ている。


別れて数年、
想わない日は一日もなかった。


写真。
久々に顔を見る。
おれの中で少し美化されてる。



いい想い出には
いつでも帰ることができる。



また、 そんな日々を過ごしたい。