昨日と同じ小学校前で降りて会場へ。
今日は友達が会場にきているはず。
いいお天気で陽向は暑いが日陰は気持ちがいい。
出待ち組のちゃこちゃんたちが日陰のベンチにいたので助かった。
昨日にも増して
会場前のグッズ売場は大賑わい。
さっそく友達を探しに行くと
そこにもう一人の友達もいた。
7年ぶりの再会だ。
しかも別々に
知り合ったのに
繋がりがあったことに2度びっくり
そもそも今回の旅に参加できたのは
この友達に連れられていった省吾ファンが集まるお店に行って幹事さんと知り合ったから。
更に驚いたのは
会場前で歌っていた２人は
私の大阪と岐阜にいる弟分たちと一緒にライブをしていた２人だった。
「埼玉のねーさんと呼ばせて戴きます」
また
弟分が増えたなぁ(笑)
人の繋がりの不思議さが…喜びを生んでくれるんだね。
さて２日めのライブレポです。
相変わらずのネタバレありなのでネタバレ嫌な人長文嫌いな人(笑)は飛ばして下さい♪
*******
今日の席はステージサイドじゃないスタンド席。
１人のライブは慣れてるし
今日はしっかりステージ全体が見られるぞ！
ビートルズのオーバーチェアのあと
J-Boyのリミックス
スクリーンに映像が流れている。
こんな映像だったんだね。
そして
スクリーンが左右に開き
歌声と共に省吾が登場した。
♪ON THE ROAD
今日の席は
会場全体で言えば
中央の上部
少し残響があるけどま…気にならない程度だ。
昨日の疲れを感じさせない
さすが省吾
プロだね。
♪この夜に乾杯
♪Hello rock'n'roll city
みちのくcity…昨夜の東北六県ロールが浮かんでしまう。
♪独立記念日
♪反抗期
この頃の省吾のつっぱり具合が好きだ。
80年代のライブは男子(笑)の数が圧倒的だった気がする。
男が男に惚れる気持ちってやつかな。
♪悲しみは雪のように
昨日よりは落ち着いて聴ける。
昨日は会場を見る余裕もあまりなかった(笑)
以前のツアーでは
みんなで声を揃え
WohWohと掛け声をかけたけど
今回は静かに聞いている。
この曲が持つメッセージを
誰もが受け止めている。
会場全体に降る星のような輝きが
省吾の歌声に一層の輝きを与える。
♪風を感じて
町支さんの歌うコーラス部分を一緒に歌うのが気持ちいい。
it's so easy
easy to be happy
it's so easy
easy to be free
昨日のライブで
気づいたよ。
今はライブに来る前より
ずっとずっと
心が自由になってる
100通りの中から
選ぶのは私自身
正しいとか
間違ってるとかじゃなく…
♪Thank you
わ〜い！省吾の台詞が聞けるぞ。
すっかり妄想族になってる(笑)
…ま、うれしかったけどさ
ヒューヒューと
声が飛ぶ
もちろん私も！
♪Money
イントロのギターが鳴りだすと
心が沸き立ち
足が自然とリズムを刻む。
歌って踊れて泣けるライブが大好き。
ヘイレディース！の省吾の声
…愛してる愛してるもっともっと
大きな声で叫ぶ。
普通に考えたら
恥ずかしい言葉だよね(笑)
男性の声も混じってたし…。
…何もかもみんな
爆破したい
ウォーの叫び声が
会場全体から聞こえてきる。
何年分の心の澱が吐き出されたのだろう
すっきりした。
今日は昨日に会場は熱く…温度も暑かった。
ペットボトル2本持ってるけど間に合うかな。
バラードの時間
席に座り
汗と涙を拭きながらペットボトルの水を飲んで
息を整える。
♪片想い
うわぁ
イントロで条件反射のように涙が溢れてくる。
深夜放送から流れてきたこの曲が
此処に導いてくれたと言っても過言ではないだろう。
それから
何度この曲を聞き
泣いたか
大好きだった先輩や叶わなかった想いが一瞬で蘇ってくる。
人は叶えられた恋より
叶わなかった想いを一生抱きしめて生きていくのかも知れない。
歌の持つ力を
改めて感じる曲。
そして
一番…大切な曲。
♪もう一つの土曜日
このイントロも
片想いと同じくらい切ない。
私が好きな人のことを薄々気づいていながら
言い出さずに去った人が浮かんでしまう
その人が歌った
この歌が…省吾の歌声に重なり
私にだけはコーラスのように聞こえて
涙が止まらない。
あの人は今…幸せだろうか。
そして今でも
逢いたいと思ってくれてるのだろうか。
胸の奥に痛みが走る
哀悼の３曲
♪Pain
街の絵が浮かび上がるライティング
恋を失った気持ちを歌っている。
この会場には
きっとこんな気持ちを抱えてきている人が
他の会場よりも
きっと多いのではないか…。
♪Blood-line(インスト)
♪我が心のマリア
(インスト)
いい演奏は何度聞いてもいい。
相変わらず席を立つ人も多いけど
トイレの行列を考えると仕方ないかも
会場全体を廻るライト
昨日よりも手を振ってる人が多いみたい
楽しそうだね。
ヘリコプターのプロペラ音と
オレンジ色のライトで始まったのはこの曲
♪My hometown
かっこいいイントロで始まる好きな曲
開発された街並み
隣人さえ知らない街
あっけなく
すべてが壊れる瞬間を私たちは見て来た
大切なことは何か？
ここから続く曲は
みんなに問いかけ続けている。
♪裸の王様
♪詩人の鐘
1999年８月15日
国営昭和記念公園で開かれた野外ライブ
夕闇の中に浮かび上がるライトの中
この歌を聞いた。
あれから
13年の時が流れたのか…
♪scene of J-Boy
私はまだ
省吾が育った風景を見たことがない
友達が江田島の写真や瀬戸内海の写真を送ってくれた。
昨夜ホテルで
その写真を観てみる
穏やかな気持ちになれる曲だ。
♪ライジング サン
♪J-Boy
♪僕と彼女と週末に
立ち尽くすように
ただステージを見つめる人たち
原発事故はまだ収束してはいない。
津波被害を受けた場所も
まだ何も手がついていない。
昨日見かけた
いわきナンバーの車の人は
今日もこの会場にいるんだろうか…
♪愛の世代の前に
例えば
顔も見たくない人とどうしても同じ場所にいなければならない時
普通ににこやかに
挨拶出来るのが大人なのかもしれない。
でも
私には出来なかった
その人がそこにいることが不愉快でたまらなかった。
そして
誰かの存在を疎ましく思う自分自身が許せなくなった。
…憎しみは憎しみで
…怒りは怒りで
…裁かれることになぜ気づかないのか
裏切りや絶望を
省吾だって何度となく体験したはず
だからこそ
醜い感情を制することが出来るんだろうな。
拍手に包まれて
省吾とミュージシャンたちがステージを下りた。
昨日より少し早く
映像が始まった
省吾タイムマシン映像
セキスイハイムアリーナからの2011年11月の映像だ。
昨年のライブで流す予定だったタイムマシン映像は
ロサンジェルスからの映像だった。
一秒先のことはわからないのが人生
センターステージの始まりだ。
ホーンセッションが奏でる軽快な
♪雨のブルースのメロディーに乗り
メンバーたちがセンターステージに向かう。
最後に省吾がホーンセッションの前を通り過ぎる時に
『ブラスバンドの諸君頑張ってるね』
トロンボーンがコケる仕草
会場からも微かな笑い
『ブラスバンドって言わない？』
笑いながら
センターステージに向かう
今日はタッチを求める人はみんな控えめだ。
♪光と影の季節
センターステージが近い。
うれしいな。
思いきり歌えて
みんな楽しそう。
古さんのサックスもよく見える。
♪モノクロームの虹
…こんな夜には
逢いたい
君に抱かれ眠りたい
省吾の曲には
…抱きしめてくれ
…抱かれて
という言葉が登場する。
男の弱さが現れる。
好きな女に時には甘えたい男心
強いだけが男じゃない。
泣ける時は
泣いていいんだよ。
大好きな曲だ。
♪君のいるところがマイホームタウン
昨夜、温泉にゆっくり浸かったせいか
不思議と疲れが出ない。
思いきり踊りながら歌いながら
ふと気づいた。
曲の終わりから
waveが始まる。
昨日より力強いぞ♪
そして始まる
年代別調査
10歳未満
相変わらず優しいおじさんの省吾になって
可愛いねって連発している。
そして
20代にいきなり飛んだ。
会場がザワザワ
10代を飛ばしてるよって言ってるけど
続けてる。
30代
40代
は〜いと大きな返事で手を挙げる。
50代
60代以上
町支さんにツッコミを入れる。
で、次の話題にいきなり行きそうになったから
会場から10代は？って声でザワザワ
普段から大きな声には定評がある私
「省吾！10代忘れてる」
思いきり叫んだら
『忘れてるんじゃないよ〜。この後にやるつもりだったんだよ』
『今日は仙台で青葉祭りやってるんだよね。10代はそっちに参加してるんじゃないかって聞こうと思ったんだよ』
『今日はこのステージで青葉祭りで踊る雀踊りを今から演奏します。
盛り上がらなかったらすぐやめます。
みんな踊れる？』
会場はシーンとしている。
『えっ？みんな踊れるんじゃないの？』
焦る省吾とバンドメンバー
『１時間以上かけてYouTubeから譜面起こして練習したんだけど、踊れる人踊って♪』
演奏が始まったら
私の前の席で60代で手を挙げたおじさんが踊りはじめた。
「おんちゃんうまいね」
私が声をかけたら
ますます張り切って踊ってる。
会場でも踊ってるのはちらほら
『そっかぁ。そんなにメジャーじゃないんだ。
みんなが踊れるって思った…』
♪青葉祭りのすずめ踊り
それでも会場は和やかな雰囲気になって楽しかった。
♪I am a ファーザー
♪路地裏の少年
省吾のブルースハープ
うまいなぁ。
私も
練習再開しなきゃね
ミュージシャンたちが次々に戻り
ピアノの川内君を紹介しての
♪家路
静かなイントロから始まると
省吾の声が生きる。
家路はすぐに涙を誘う。
心を揺さぶられる涙
…疲れた身体
次第に何も感じなくなる
聴こえなくなる
だけど
疲れた…だから無理ではなく
疲れた…だけどあきらめない
この気持ちが
私を支え続けてくれる。
大切な人が歌い続ける限り
私も私をあきらめない
愚かな自分も
間違ったやり方も
忙しい日常も
すべて背負って歩き出すよ。
省吾が指し示す光を目指して。
涙でぐしょぐしょになった頬を
拭うこともせず
歌いながら
心で省吾に語りかける。
魂のふるさと
ルーツの地で聞く家路
まさに
home Bound
拍手でステージを下りる省吾を見送る
アンコールの拍手の鳴りひびく中
ステージにミュージシャンたちがスタンバイする。
♪日はまた昇る
♪君が人生の時
もう言葉は出てこなかった。
ただ涙だけが流れて落ちる。
２日間のライブで
心の中で省吾に語りかけ
大切な人たちに語りかけ
過ぎた日の私に語りかけた。
省吾の歌は
カウンセラーよりも自分の心を語らせる
たくさん泣かせてくれる。
汗でぐっしょり濡れたTシャツに
５月の風は冷たく
火照った頬には
優しく冷たかった。
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