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『バランス感覚を鍛える』

育児休暇が終わって、仕事に復帰してから3週間がたった。早いものだ。

休み中、毎朝PCを開く時間を取っていたので、思いの外復帰後はスムーズに仕事の波に乗れた。あぁそうだったこんな感じの時間軸だったよなとか思いながら、せわしなく動いていく東京のど真ん中、いつもの席でPCのディスプレイを目の前にカタカタと作業に入る。1ヶ月前の自分に戻るのは一瞬だった。けれど、仕事に対する思いの向け方は1ヶ月前のそれとは大きく変わっていて、これからの働き方、段取りの仕方、人との接し方、キャリアの在り方などなど、少し隙間と余裕を持って見れるようになった。育児をするために休んでいたはずなのに、どうやら仕事の部分にもいい影響を与えているらしい。

育児休暇をして面白かったのは、子供と一緒にいれたこと。本当にこれに尽きる。『何を当たり前なことを...。』という方はやっぱりいると思う。けれど、親になってみて、仕事ばっかりやっていた人間が、子供と1ヶ月30日24時間毎日一緒にいることができる。怪獣のような鳴き声も、おしっこやウンチも、ゴロゴロ転がって変なところにいくことも、抱っこ紐やベビーカーに乗ってお出かけすることも、おっぱい飲んだり離乳食食べたりしたことも、全部が強烈な瞬間ばかりで、どんどん人間らしい表情を見せる姿に、もう親としての責任と楽しみをこれでもかと見せつけられている気がして、恐縮しつつも『親』という立場で感じる特別な思いに浸っていた時間だった気もする。これまでは、朝起きる頃に出て行って、僕が帰ってくることには寝ている、1日のうち本当に数十分しか顔を合わせないような生活が一変、これだもの。楽しくないわけがなかった。

ただ、男だから感じる難しさというのはやっぱりあって。女性のようにお腹を痛めて云々といったようなことはないのだけれど、時々めんどくさい男のプライドという奴が顔を覗かせる。

まず一番感じていたのは、やっぱり金銭の話。この辺は結構シビアな部分だろうし給付金が出るとはいえタイムリーではない(※多分6月末支給。4月末〜6月末までの2ヶ月完全収入ゼロ)から、休みの期間、ずっとお金が減り続ける生活が続く。さらにいうと、こんなに3人で一緒にいる時間もなかったから毎日がハレの日的で、財布の紐がとてもゆるい。ちょっとしたことやものにぱっぱとお金を使いがちになるわけ。奥さんと2人同じ苦労を共有していた時間なだけあって、お互いの気持ちや体力の低下がわかるもんだから、労いの気持ちで少し高めのアイスを買う、ご飯は外食に行きがちになる、子ども用品や日用品をこの機会にと買いだめ、などなど、勿論ある程度は覚悟していたし準備もしてきたから無理やり納得はしていたけれど、ガンガン貯金が減り続けるっていうのは精神的に気持ちいいものではなかったし【働いて収入を得る】というごくごく当たり前の生活リズムがなくなるっていうのは、労働が男の本懐である中、僕にとっては結構なストレスだった。ただ、なんにせよ男性の育休取得にあたっては、ある程度まとまったお金を準備しておくことはかなり重要な話。

あとは、まぁ上記の話にも繋がる部分だけど、終盤、とにかく働きたくなった。働きたくなったというよりも、社会に出たくなった。

こんなことを言えば子育てを頑張っているお母さん方に怒られてしまうかもしれないけれど、社会的な繋がりが極端に少なくなって、家で生まれたての赤ちゃんと24時間ずっと一緒。嫌なことわからないことがたくさんある中で、東京のこんな狭い部屋でそれでも自分とずっと向き合い続けなければならない環境というのは、極度に閉鎖的で参ってしまう人が出るのも幾分しょうがないとさえ思えるほどやっぱり厳しかった。まして私なんかは、田舎が嫌で、世の流れが見えるところ、日本のど真ん中に強烈な憧れを持って上京してきたもんだから、この閉鎖的な環境はとにかく心に毒とさえ感じるぐらい、苦しかった。

奥さんとは付き合い始めてもう10年を迎えるところまできているので、良くも悪くもお互いのことはだいたいわかっているつもり。だし、そもそも大元にある心のポジショニング、スタンスの部分は共通しているところがあって、だから僕は彼女が好きなんだけど、でも違う人間だから当たり前に譲れない部分や物事に対するアプローチの仕方、考え方の違いは出てくるもの。お互いが会社にも学校にも行かずに24時間1ヶ月の期間一緒にいたことはなかった。だから、これだけ一緒にいると改めて本当ちょっとしたことに怒りがち、イライラしがちになることもあって、何回かお互いが爆発する事案も発生する。新鮮と言えば新鮮。毎度僕は学習しないというか、お互いが過ごしてきた10年の月日にあぐらをかきすぎている節がある。毎回僕は「君はどうしたいの?」と言う一方で、彼女は「2人で考えたい」という。まともな会話すら成り立たないなんてよくあること、一度奥さんはブチギレて子供置いて出てったことがある。1時間で帰ってきたけれど、お互いがお互いにストレスだったことは間違いない。こんなものほっぽり出して外に逃げたい!僕だってそう思った。だけど、コミュニケーションがそもそも取れない赤ちゃんに加えて、コミュニケーションが取れるはずなのに不全に陥っているこんな夫がいるんだもの、私の気持ち云々より奥さんの気苦労の方が何倍も酷かっただろう。

と、色々育休を取らなくていい理由みたいなものをつらつらと述べてきてしまったけれど、それでもとった方がいいと僕は全力で勧めます。それは子供が可愛いさで全てが帳消しになるから。おごりや惚気で言ってるわけではなく、子供への愛情は僕が述べた上の不満や負のエネルギーなんて補って余りあるほど強烈な思いの塊です。まして1人目の子供。うまくいくわけないのは百も承知。その中で、僕も奥さんも、子供自身も、人生の大事な局面の中で、それぞれがそれぞれのスタートをうまく切れたいい機会だったなと思います。育児休暇とは言いますが、自らを育てるための休暇だったかなとも。言い過ぎか。でもこれから子供の予定がある男性の方は、少し会社や身の回りと相談しつつ、前向きに検討してみることをオススメします。

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『離乳食スタート!』

今日からムスメの離乳食をスタートさせました。僕が休み中に始めようね〜って言ってたことを1つ達成。

赤ちゃんが食べる最初の離乳食って、『10倍がゆ』とかなんですよね。もはやおかゆって言うより糊だよあれは、美味しいのかな...。けど最初スプーンであげると、ちゃんともぐもぐと食べてというか口の中で確かめて、飲み込んでいました。食べたー!という謎の感動です(笑)

毎日見てると成長ってわかりにくいものですけど、こうやって寝返りしたとか、よく声出すようになったとか、離乳食食べるようになったとかっていうのがあると、本当に成長を実感します。僕らと同じことをだんだんとできるようになってきたんだなと思うとね、大人になっていくのだなぁ〜と。

本を見たりネットで調べたり、離乳食は奥が深い。小さじ1杯から!なんても書いてあるけど、こんなにたべれるのかね、謎だ...。奥さんは割とオーソドックスに「育児書によると...。」みたいな感じで教えてくれるから助かります。僕なんて「もういらなそうだから今日はここまでだな!」とか「いやそうだからやめるか」とかそんなフィーリングでやるもんだからよく怒られます。まぁどっちがいいとかはないと思う、というか彼女の方が絶対いんだけど(笑)、こんなちっちゃな子供でも、ちゃんと本人の気持ちは尊重してあげたいなと思うから(※その気持ちが実際わかっているのかは謎)、何も育児書やネットに書かれているやり方が全部じゃないなというのが私のスタンスです。奥さんと合わせてちょうどいい塩梅です。

だんだん色々食べれるようになるといいな。楽しみ。

育休日記 その4

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『パパ教室』

今日、パパ教室に行って来ました。よくあるママ教室のパパ版です。

その前に、児童館とか、こども支援センターとか、そういう存在って、いざ子供ができてこんな状況になってみるまで意識もしなかった。すごいですねここ。お世話になる機会もないから当然といえば当然なんだけど。

ちなみに私が住んでいる台東区には、大きなこども支援センターが3つある。これが結構面白くて、まぁ保育園や幼稚園の延長みたいな感じではあるんだけど、大きなおもちゃやランチルームがあったり、あとはママ向けの教室や誕生日会、子育て相談室などなど、毎日何かしらのイベントをやってるみたい。で、僕は今日そこでやっていた「パパ教室」に行って来たわけ。

やっぱりお父さん向けだから、土曜日曜の開催がメインになるわけで、今回僕は初参加だったんだけど、参加者は10名ぐらいいました。0歳〜3歳までなんで色々な年次の子がいたんだけど、うちの子が今回は一番下でした。あとは1歳半とか2歳とかそんなもん。

内容としてはよくある手遊びとか、一緒に踊るとかそういうのがあって、最後に子供の足型と共に奥さんへの感謝の気持ちを伝えましょう〜ってメッセージカードを作成。教室が終わった後にプレゼント、みたいな感じでした。

内容はもちろんなんだけど、今回で一番よかったのは同じような年齢の子供をもつパパ同士で話ができたってこと。実はそういう機会って少ないんだよなと思います。ママさん方のように、こういうところに頻繁に来るわけにもいかないし、普段仕事等で友達家族と話すのも限られちゃうだろうし。でも一方で「そうそう○○だよね」とか、「うちの子こうなんですよー!」っていう話を、パパもママと同じようにパパ友と話したいって思ってると思うんです。だって僕がそうだと思ったから(笑)

特に男性って、育児で役割が限られてくる中にあって、他のうちはどうだろう?とか、子供が全然懐いてくれない!とか、男だからこその悩みって絶対あるんです。けどだいたいそういうのって仕事場に持ってって「時間経てば大丈夫だよ」とか「今だけ今だけ」みたいなこと言われて終了パターンなんで、たいした助言も返ってこない。そりゃそうだろだってそのとき何もしなかったんだもん。ああいうところにきている人たちってみんな今この時間を子供と楽しみたいからきているわけで、どうしたらいいんだろうをちゃんと考えられていて、結構みんな同じようなこと思ってるんだとか、うちはこうしてるよみたいな話を色々できて僕はとても助かりました。

それで最後に感想をいうときに、他の参加者の方が「パパでこんだけ集まれて嬉しいです!」って言ってて、本当だなぁと思ったんです。終わってすぐ、次6月のパパ教室も申し込みました。

ちなみに、教室の時間中うちの娘はというと、終始ギャンギャン泣きわめき、一瞬足りとも休まる時間はなかったです(笑)。もう変な汗めっちゃでたわ。けど終わり側に、担当してくれた先生方が「こうなると本当大変なのわかります!お父さんもすごい頑張りましたね!」って言ってくれてこっちが涙でそうになりました...。次も頑張ります◎

※教室終わってママとご対面。満足げなムスメです。

2017-05-20-11-54-57


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『自由の考え方』

先日、奥様会がありました。奥さんの学生時代の友達が集まってランチ。

前々から、「この日は手伝って!友達とご飯!」と毎日楽しそうに彼女が話をしていました。気を使わない友人とランチなんて、彼女がこっちに戻ってきてからはあまりなかったんじゃないかなと。何着て行こうか、何着せて行こうか、何時に行く、どうやって行く、どこまでついて来てくれる?などなど、一生懸命考えていました。

まぁ僕はその奥様会には参加しなくて、新宿まで2人をお届けして、お友達にご挨拶して、終わるまで新宿でフラフラ。ちょっとお買い物をして、「三月のライオン」みてました。こういう時間、久しぶり。

自分の時間がどれだけ貴重か、育児休暇している中本当によく感じます。

一番最初に書いたこと。【自らのキャリアや楽しみ、お金といった、色々な自由に制約がかかってしまう。】子供と向き合うことで、自分の時間・自由がなくなるなと思っていました。家事育児に追われ、時間がなくなる。そういうことを、ちゃんと理解して、当事者意識を持つこと。

ただ自由って、なんでしょう。1人で好きな時に好きなだけ遊べること。好きなライブに行くこと、好きな映画を見ること、夜更かしをすること、美味しいものを食べに行くこと、一生懸命働くこと。なんでも自分の思うようにやれること。

そういう尺度で考える自由は、実はすごくちっぽけで、全く自由ではないのかもしれないと、この2週間の中思い始めています。

2週間立って、色々なことを奥さんとシェアしてきました。料理、掃除、お風呂の時間、子供との時間、お出かけ、寝かしつけ、睡眠時間、日用品や食材の買い出し、友達との時間、自分の時間。お互いがこうしたい、こうしてほしいと、たくさん話をして、コミュにケーションをとって、分かり合い支え合いながら、うまい距離感をつかみはじめて来たんだと思います。その限られた時間、その不自由さの時間があってこそ、自分の持っている自由がより際立つ。いい意味で、子育てで感じる色々な制約が、逆に自分のための時間を素敵な時間にしてくれているということに、だんだんと気づいてきました。なんら自由がなくなるなんてことはなく、むしろ限られた自由を、一生懸命楽しもうとする自分が出てくる。どれだけいい時間にできるか、自分が得た自由の価値にちゃんと目を向けると、一回一回がすごく充実して来ました。

育児休暇を始めてから、奥さんとたくさん話をするようになりました。この後の3人のこと、この家のこと、将来のお金のこと。今日も、僕の生命保険の相談をしているところで、将来私はこうしていきたいと思いを語る彼女の話を聴きながら、あぁこんな風に考えたんだなとか、もう彼女と付き合い始めてから9年たちましたが、相変わらず頑固でビビリだなと思うところがある一方で、初めて知る部分もたくさんあって、すごく貴重な時間を過ごさせてもらっています。

もうちょっとお互いのやり方を模索して、もっとうまい方法を見つけたい。お互いの時間を、もっともっといいものにしていきたい。そんな風に思っています。

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『赤ちゃんの面白さ』

本当にこの「赤ちゃん」という生き物は面白い。笑

誰よりも欲に忠実で、お腹が空いた、眠たい、楽しい、悲しい、泣きたい、全部が正直で、とっても楽しい。ビャービャー泣く声すら愛おしいです。よく奥さんが「うちの子がやっぱり一番可愛くね?」っていうんですけど、まぁその通り。こうやって親バカっていうのは出来上がっていくんですね。

毎日、ご飯作って、掃除して、娘と遊んで、本当贅沢な時間をいただいています。

まだお風呂は入れてなくて、奥さんがお風呂入っている時の1vs1が本当に毎日負けられない闘いでして。笑

10分〜15分くらいなんだけど、ママがいない&そろそろ眠い&お腹すいたの3連コンボがまぁひどい!!父ちゃん限界!!助けて!!そんなに泣かないで!!ギャンギャン泣いた娘から服ひっぺがすのも本当に大変!!そしてお風呂場で待ってる奥さんのところ連れてったらぱたっと泣き止む。ちょっと、心が...。だけどね、毎日これが楽しいんですよ。

今日会った人に、「今はそういう時代だもんね。僕らの時は、いたくても一緒にいれない時代だった。一番可愛い時間を、一番近くでいれること、羨ましく思うよ。」と言われた。噛み締めて時間を過ごそうと思う。

『育休の色々』

男子の育休取得率って、どの程度かご存知ですか?

僕も実際自分がこんな立場になるまで知らなかったんだけど、厚生労働省の2016年データによると、2.65%で過去最高だそうです。しかもそのうち、6割が「1日〜5日」。本当の意味での育児休暇は実質1%強、というところでしょうか。う〜む現実は厳しい。

まぁ実際とっても難しいのはよくわかる。これってどうしていけばいいんだろう?働き方改革...。

ちなみに「育児休暇」という制度は、男女に変わりはありません。僕も人事に相談した時それ言われて「へー!」って感じだったんだけど、他の決まりごととしては、

●子供が生まれてから満1歳になるまでの最大1年間
●育児休暇中の給与は会社からは無給、だけど雇用保険から66.7%支給、半年後からは50%
●社会保険は支払わなくてもOK、だけど住民税は払おうね。

みたいな感じです。これ国の制度なんだけど、すごいよな。税金ちゃんと払わなきゃって思うわ。

最近いろんな育児書とかこういう出産育児に関する法律とか決まりごとを読んでると、いかに自分が今の制度知らないかとか、こういう枠組みの中で生きているんだなとか、守られているかがわかる。頑張ります。

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