2018年09月18日

太秦撮影所には筆の達人が居る

“時代劇” を見ていると、色々な “筆の達人の仕事” を目にする。

それは “恋文” であったり、“脅迫状” であったり、“重要書類” であったり。

 登場人物の人生に関わる “書面” で有る事が多い。


四の五の書かない、此だけで思いは通じる!
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同じ思いは、お互いである。
此だけで良いのである、それは “恋文” 。



出来れば、書いて貰いたくはなかった・・・
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それは、‘’借用書” 。
あぁ、勝ってた時に止めときゃ良かった、丁半博打。
負けを取り返そうとしたばっかりに・・・。



とっと出て行け!
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‘’離縁状”、‘’去状” とも言います。
文字の書けない庶民は、棒を三本と半分の長さの棒を一本書いて、‘’離縁状” の代わりとしたそうで、其れが ‘’三行半 : みくだりはん” と言われるモノでした。



“公文書” 何だか難しそうですね。
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“取り調べ書” やら “お仕置きの一覧” やら、付き合わせて行って、恨みを持っている隠れていた “下手人” を探し出します。 


“筆の達人の仕事” は此だけでは有りません。
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“行灯看板” の店名も、また “筆の達人の仕事” です。
パソコンのフォントでプリントアウトしたんじゃ、こんなに味わいの有る文字にはなりませんよね!


今回写真にしませんでしたが、店内の ‘’お品書き” だって、手書きですもの。


“男文字” “女文字” 、平仮名しか書けない庶民の “文字” 、色々な文字を “筆の達人” は書いています。


さて ‘’亡き姑” の趣味が、書道でありました。

定年後の気儘な独り暮らしで時間を忘れ、気に入った文字が書けるまで、何十枚と書いてリビング、寝室、廊下と拡げて、得心するまで、食事も忘れて書いたそうだ。


そして、‘’筆耕” と言う (封筒の宛名や賞状等を筆で書く仕事) を、始めようと教材を取り寄せようと思っていたのか、新聞の切り抜きがテーブルの上に置いて有った。

しかし突然死で、解剖に当たった医師が「本人は自分が死ぬとは思わない内に、亡くなったと思いますよ。」と言ったそうだ。

痛いも苦しいも無いまま亡くなったなら、良いのかなとそう思って見送った。


ふと “筆文字” を見ると、亡き “姑” の事を思い出す事が有る。


どんなにCG技術が発達しても、“時代劇” に出て来る “書面” は、手書きで有って欲しい。

其処には、人の温かみや優しさがある。

“草香” はそう思うのですよ。

どんなに筆文字風のフォントが出来ても、プリントアウトじゃ味無い味無い。
























2018年09月10日

さよなら菅井きんさん

夏バテで “草香” がグッタリしている間に、“菅井きん (以下敬称略)” が亡くなられた。


“婿殿” の “藤田まこと” が既に鬼籍に入られているので、“姑” の “菅井きん” も鬼籍に入られているものと思っていた。


47歳で “中村せん” を演じる事になったそうで、それまでは ‘’ワンシーン女優” と呼ばれる程、“役” に恵まれなかった・・・、なんてのは亡くなられた時、ニュースやワイドショーで紹介された事でありますね。


そんな中、初めて “中村せん” と言う名前が付いた “役” を貰った “菅井きん” が、毎夜ベッドの中で「む・こ・ど・の」と言う四文字をどのような声の強さ、声の高さ低さで言えば ‘’嫌味” たっぷりに聞こえるか?考えに考えて、あの「婿殿!」が産まれたと言うエピソードには、心打たれた。


そして、ご自身のお嬢様の縁談話が持ち上がった時、お相手が自分ににいびられるのではと不安に思われたら大変だと、目出度く婚約調うまで、‘’必殺シリーズ・中村主水シリーズ” はお休みにと願い出たそうだ。


それ程 “中村せん” は、迫真の演技で有ったのだ。


それから、“いびり・いじめ役” に徹して居られた。


其処に、自分の “活きる道” を見出だされたからだと思う。


「種無し南瓜!昼行灯!」
等と “婿養子・主水” をいびっても、家計を助ける為にと、食べきれないほど野菜を山盛り買いだめしたり、抜けた所が有って憎み切れない “姑” でありました。

良く言われる事だが、‘’母がせんで娘がりつ” 二人合わせて “戦慄 : せんりつ” おぉ怖い、これじゃ家に帰っても、安らげ無い (笑)。


でも、主水は「ババァと、カミさんを養わなければならないんだ!」って、時々言ってるんですよね。


それなりに、愛着っていうか、一家の主として責任感が有るんですよね。

そう思わせるってのは、何処か可愛い所が有るからなんじゃないかしら?

ただ、いびられ続けられる生活だったら、憎しみが産まれても変じゃないと思うのです。

逃げ出さず、ずっと一緒に暮らしてる、“武士” だからでは割り切れない “愛” が有る気がします。

「必殺シリーズ」では、“中村せん” の葬儀のシーンは有りませんが、多分 “主水” は悲しんだと思うなぁ。

“仕事仲間” には、「せいせいした!」なんて言っても、本心は “悲しい” と思っている。

多分そうだと思う、“草香” の妄想の翼はそんな風に広がるんですけどね (笑)。


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初登場「必殺仕置人」73年

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娘のりつとのツーショット


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最後の「必殺仕事人 激突!」91年

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笑顔になると可愛いけど、やってる事はイジメ (笑)。


18年経っても余り変わりませんねぇ。



最後に “菅井きん” のご冥福をお祈りいたします。

天国で、“婿殿” と再会して「婿殿!」と自分より先に行った事を、叱って居られるかもしれない。

そう “妄想” する、“草香” なのであります。


















2018年08月21日

ほえ~

猛暑が続きました。

もう若くない “草香” 、とうとう夏バテでグッタリです。


エアコンの効いた家に居る事の多い生活をしてたんですけどねぇ。

もうダメです。


と言う事で、二・三週間 “ブログ・草香の時代劇 語り草” を、お休みさせて頂きます。


9月になれば、復活も出来ましょう。

それまで、今しばらくお待ちくださいませ。


復活まで、どうかこの “ブログ” を、お忘れ無きよう、心の片隅に御留めくださいませ。


では、暫くのお休みに入らせて頂きます。






caoxiang at 17:52|PermalinkComments(2)その他