2018年02月24日

素足で我慢してたんですって

以前、‘’花魁” の記事で「花魁は冬でも足袋は履かない。」と書きました。


白い素足が魅力的で “粋” だったからです。


でも、“花魁や遊女” だけが我慢していた訳では無いのです。


“時代劇” では、“江戸城”に登城する “武士” は皆さん “足袋” を履いておられる。


しかし、実際は “老人” のみ、毎年 ‘’願い書” を出して、‘’10月~2月” の間だけ ‘’足袋” を履く事を許されていたのだそうです。


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「女の密書」より ‘’裃袴” の “武士” が素足で、“お城” に “登城” してます。

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地方の ‘’小藩” だから・・・、と言う演出だったのかもしれませんが、“江戸城” もこんなんであったのです。




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「鬼平犯科帳」“平蔵” も “着流し姿” の時は “素足” です。

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雪の降る寒い夜だって・・・。


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“平蔵” に叱られる “忠吾” も “着流し姿” の時は “素足” です。


しかし、“江戸城” に “登城” する時は、“足袋” を履いてます。
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解りにくいけど “袴” から見える ‘’足” が、白いです。




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「後家人 斬九郎」顔が見えませんが “斬九郎” です。

“旗本” と言えども、“お目見え以下” の “低い身分” だから、“足袋” を履いていない訳では無いのです。




何と申しましょうか、“武士” は “着流し” は “素足”、“袴” を履くと “足袋” を履く演出がなされるようです。



と言う訳で、当然 ‘’庶民” も “素足” です。

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「仕掛人 藤枝梅安」“梅安” と “おもん” 共に “素足” です。

が “梅安” は、いざと言う時には “新しい足袋” を、‘’履く” んですね。

“気合い” を入れる “儀式” の様なモノでしょうか?


“梅安” の世話をする “婆さん” が、年末に “梅安” から “足袋” を貰って喜ぶなんてエピソードが有りましたね。


現代では “靴下” を貰っても、其れほど喜びゃしませんが、“江戸時代” では “高価” なモノであった様で、凄く喜んでましたね。


“素足” で、“梅安” の家の前まで来て、玄関の前でイソイソと “足袋” を履く。


舗装されていない道を歩くのですから、土埃で “白い足袋” が汚れるのを、予防したのでしょう。


“庶民” に、“足袋” が、如何に “宝物” 扱いされるモノか良く解ります。




と、“お婆さん” に話が反れましたが、“武士” も実は “素足” で頑張っていたのです・・・。


“時代” にもよるのでしょうが、“幕末” に近くなった 「必殺シリーズ」の “中村主水” は “紺足袋” を履いてますね。


小さくて解りにくいけど “主水” です。
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そして、その “足袋” が “臍繰り” の ‘’隠し場所” になってたりする。

街中を歩き回る “同心” は、“色” の着いた “足袋” の方が “汚れ” が目立たなくて都合が良かったのかも知れませんね。



“草香” の “旦那” は、直ぐに “下痢” するんです。

‘’お腹を冷やした” “足が冷えた” と言っては、トイレに行きます。


“靴下” 無しでは居られない “旦那” は “江戸時代” では、生きて行けないでは無いか。


あぁ、“現代” に生きてて良かったよぉ!


















2018年02月17日

密かに人を消す時は・・・

些か物騒な “タイトル” ですが、“時代劇” を見ていると良く出てくる “手口” です。

「あぁ、ハイハイ。」と思って頂けると思います。



この “殺し方” は実にシンプルで、“病死” に見せかけて “闇から闇に葬り去る” 為には、“殺人” とバレるリスクの少ない “手口” です。


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まず、‘’薄い紙” を ‘’水” でビッショリと濡らします。


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そして、ぐっすり眠っている “目標” に、気付かれないように接近します。


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‘’鼻” と “口” を “濡れた紙” で覆い押さえ付け、“目標” が “窒息死” するのを待つだけです。

 ‘’馬乗り” になって、抵抗出来ない様にするのもお約束です。




この “方法” は、‘’御武家屋敷の中” でも “商家” でも “貧しい農家” でもあります。

“跡目争い” の果てであったり、“口減らし” の為であったり。



そうそう、“小伝馬町の牢屋敷” の中でも、この “方法” は使われる。

‘’牢内” の “囚人” が増えすぎると、この “方法” で、“人数” を “減らす” と言うのも見た事が有ります。

実際に有った事かどうかは解りませんがね?

“牢名主” が「病死した。」と、“牢役人” に伝えれば、“牢内” から引きずり出されて終わりと “演出” されているのを見ると、あながち嘘でも無かったのではと思うのです。





さて、この “方法” は、“紐” で “首を締めた” 様な “痕” が残る事は無い。


“口” は塞がれているから、“叫び声” を上げられる事もないから、深夜、皆が寝静まった頃に、“事” を終わらせる。


夜が明ければ、“俄の病” で “亡くなった” 事で、“企て” は “終了” となる。


そう、“武家屋敷の中” なら “先妻の子” を “亡き者” にして “後妻の我が子” に “跡” を継がせる。

そして、“主” に “俄の病で亡くなって” 貰えば、“権力・財力” は “我が物” に出来る。

“後妻” と “家老” が “色と欲” で繋がって企てた “策略” ・・・。

後は “奸賊” の “思うまま” なんてのがお決まりの、“粗筋” でしょうか?。



でも、悲しいのは “産まれて直ぐの赤子” を、“口減らし” の為に、この “方法” で “闇に葬る” 事でしょうか?




「密やかに人を消す。」のには、数多くの “理由” が有るのです。





 

















2018年02月14日

叔父・甥共演=改

産まれて初めて ‘’コメント” を頂いた。

「又右衛門ではなく又五郎では?」と。

あぁ、“草香” の “ドジさ加減” ここに極まれりしかと・・・。

と、言う事で訂正してあ改めて ‘’記事” を ‘’再更新” 致します。

ご笑覧くださりたくお願いいたします。



さて、随分前に “中村歌昇” (以下敬称略:出演時) 演じる “細川峯太郎” が可愛い!と、キャーキャー騒いだが、基本 “草香” は “正太コン” ではなく、“ファザーコン” である。


中学生の頃、友達が “西城秀樹” だ “郷ひろみ” だ “ジュリー” だのと騒いで居る所で、“藤竜也” の “口髭” がセクシーだと言って、ドン引きさせた記憶が有る。


もっと遡れば、「マグマ大使」の主人公 “マモル” 少年より、その父親 (後のファンファン大佐・スターリンのそっくりさん) の “岡田真澄” が出て来るとトキメイタものだ。


それ位、オジサマ好きだった筈なのに “細川峯太郎” にトキメイタのはなぜなのか?


それは、後に “小林金弥” と言う渋い “与力” に成長する “原石” だったからなのでしょう。



もう、御存知かもしれないが “中村歌昇 (今では歌昇から又五郎を襲名)” と “萬谷錦之介” は “叔父” “甥” の仲である。


“萬谷錦之介” は「鬼平犯科張」で、“甥” の “中村歌昇” を “ ‘80” “ ‘81” “ ‘82” の各シリーズに出演させている。

特に “ ‘82” シリーズでは、『俄か雨』を皮切りに、本来なら “木村忠吾” が演じる役回りを “細川峯太郎” が演じている。


 『網虫のお吉』『土蜘蛛の金蔵』『大川の隠居』等々。


九作程出演している。


その為か、某「鬼平」のムック本では、“木村忠吾” の演者が、“荻島真一” と “中村歌昇” が並んで書かれている。


仕方が無い、“細川峯太郎” が “木村忠吾” を食ってしまったのだから、勘違いも有るやもしれん。


でも、“木村忠吾” と “細川峯太郎” は、共演していたのだか?



『俄か雨』で “平蔵” に詰問される “峯太郎”
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“平蔵” に “下帯” を投げられて焦る “峯太郎”
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『土蜘蛛の金蔵』でのふたり
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裸での付き合い ぽっちゃりな “峯太郎”
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ふたりが見上げる先には?
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流石 “叔父” “甥” 何だか凛々しさが似てます
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あぁ、この “中村歌昇” が、長じて “中村又五郎” 演じる 「鬼平犯科張」で “小林金弥” に化けるとは?!


解っていても、信じられない、ヨヨヨッ。



でも、そうなるんです。



だから、“細川峯太郎” が可愛くて堪らないとキャーキャー騒いだのだ!


この葛藤、皆様には解るまい。


“萬谷錦之介” は、それほど好きでは無いんである。


大スターだったのは認めるが、晩年しか知らんのでなぁ、一番輝いていた頃を知らぬ故にその魅力が解らんのである。


“萬谷錦之介” ファンには申し訳無く思うが、しかし “錦之介” の「鬼平犯科張」は好きである。


三シリーズも続いたのだから、当時人気のシリーズだったのだと思う。


“丹波哲郎” の「鬼平犯科張」が一作で終わった事を思うと、その差は歴然であろう。


其を思うと、もう一作でも “萬谷錦之介” の「鬼平犯科張」が作られたなら、“細川峯太郎” の活躍が見られたのにと残念でならない。



嘆いてもせんない事よ、“小林金弥” として活躍され、「鬼平犯科張」になくてはならない俳優になられたのだ。



“中村吉右衛門” の「鬼平犯科張」でも『俄か雨』で “細川峯太郎” を演じているのは以前書いている。


“中村又五郎 (歌昇)” は、「こんな事も有るんだなと思った。」そうだ。



幻の “細川峯太郎” は、心の中で妄想の翼を広げましょう。
















caoxiang at 23:07|PermalinkComments(2)時代劇 | 鬼平犯科帳