ちょっと気になる酒器が有るあれもこれも、吉宗&越前です

2018年06月02日

此処は地獄の一町目・・・

“時代劇” で ‘’小伝馬町” と言えば、名高い “牢屋敷” の事でございます。


「何処何処無宿、何の誰兵衛、入りませぇ。」


「へ~ぇぃ、お有り難うございます~。」


そんなやり取りの後に、柵の中に放り込まれたら、其処は “地獄の一町目” 。


辛い、辛い、“牢内” での暮らしが始まります。


ぐるりと周りを見渡す間も無く、ワッと囚人達に取り押さえられ “キメ板” で ‘’剥き出しの尻” を叩かれるのである。

これが “新人” への “儀式” でした。


その “儀式” が終わると、“牢名主様” から要求されるのが、 “ツル” であります。


“ツル” は、“牢内” の隠語で、“金” の事でありました。


しかし、“入牢” の時に念入りに ‘’身体検査” をしますから、“金” を持ち込むのは至難の技であったそうです。


中には、予め呑み込んで置いて、“牢内” で取り出すと言う、ま、お食事中の方には申し訳無い方法で持ち込むモノもいたそうな。


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『必殺仕置人』“天神の小六”

馴染み深い “牢名主” と言えば、『必殺仕置人』の “天神の小六” でしょうか?


“中村主水” と気脈を通じているので、無実でお仕置きされる囚人の “仕事” を請け負い、“主水” に繋いだり、“牢内の情報” を知らせたり。


“小六” は、時には夜の間外に出て、束の間の息抜きもする。


それも “金の力” である。 


“天神の小六” は、粋な “大親分” が成るべくしてなった “牢名主” って感じでしょうか?


“小六” は、時には “金” を使い、“囚人” だけで無く “牢番” にも “酒・寿司・鰻” 等を振る舞っている。


痛め付けるだけでは、“良い名主” とは言え無いのだ。


下手すると、結託してその立場を奪われる事にも成りかねない。


“鞭” だけでなく “飴” も必要なのだ。


“牢内での人身掌握” は、“牢名主” に必要な “スキル” であろう。





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『男と女のミステリー時代劇 : 牢の女』“おちせ”

“牢名主” が居るのは、“女牢” でも同じ事。


気に入った “囚人” に “身の回りの世話” をさせて、悠々自適で暮らすのは “男・女” 変わりは無い。


が、“御世話係” は、粗相をするとその立場を直ぐに無くす事になる。


“江戸末期” には “牢内の人口密度” は、それはそれは酷いモノであったそうで、寝る場所を作る為に、人には言え無い事も有ったのだと。


“草香” は、女なので想像するしかないのですが、“男牢” では “男の股間” を強打して、スペースを作ったようなのだけれど、そんなので人が減る (死ぬ) ものなのかしら?



それもこれも、“命のツル” が有れば、まぬがれたそうですが、“何時までも有ると思うな親と金” “金の切れ目が縁の切れ目” 。


“牢内” から、“肉親” に「金送れ。」と手紙を書かせるシーンを見た事が有ります。


現代でも “現金” まで可能かどうかは知りませんが、“刑務所内の身内” に “差し入れ” が出来るんだそうで、“差し入れ可能な商品” を売っているお店が、“刑務所” の傍に有るとか。


“江戸時代” でも、「おとっつあんに!」と “風呂敷包み” を抱えた娘が入り口で追い返されているシーンが有ります。


でも、差し入れ出来たかどうか?



“自分の身に覚え” が有れば自業自得、“無実” ならこんな理不尽は信じられない事であろう。


“人権意識” なんて、微塵も無い時代の “牢内” なのだ。



“小伝馬町牢屋敷” 此処は地獄の一町目。


“道理が通らぬ牢内” から、生きて帰れるかは、お釈迦様でも解りゃしない。


“牢内の床板” に染み込んだ “囚人の血と涙” の乾く暇は無い。



「成仏しておくれよと。」小さく呟く梅雨の夜。


あぁ、此処は “小伝馬町牢屋敷”、鬼も咽び鳴く地獄の一町目。

























caoxiang at 23:39│Comments(0)時代劇 

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