2016年04月26日

TOP 全記事一覧

captain_nemo_1982 at 04:11|PermalinkComments(0)

【BABYMETAL ★16】 ウェンブリーアリーナ ライブビューイング参戦記 その6





★ 16. The ONE



16 the one 10




”We are the ONE" てなフレーズを聞いて、
須藤元気みたいだな、と思ったのは私だけではないだろう。

そもそも、The ONE と言うフレーズは、
Road of Resistance 初演奏時の紙芝居で初めて
出てきたと記憶しているが、もともとは
人類の根源的な実存に対する問いかけのような
哲学的かつ抽象的な概念で、
「キツネの神」 「巨大勢力アイドル」 「イジメ根絶」 「世界征服」 みたいな、
ベビメタがよくやる類のおふざけギミックのレパートリーが
また一つ増えたな、程度にしか受け止められていなかったように思う。


THE ONE 紙芝居翻訳|リラックマおじのブログ
      (web 魚拓)

 (ラストの ”The ONE , ONE , ONE ・・・・・” というリフレインが
   印象的で、Road of Resistance は正式に
    曲名がアナウンスされるまでは、ONE と仮称されていた。)


しかし、最近のインタビューなどを見ていると、
”The ONE" とはメタルを通じて世界を一つにするという、
博愛主義的、全人類主義的な思想を啓発するスローガンとしての
意味合いを持たされているようだ。

プロデューサーの KOBAMETAL が行き当たりばったりに
コンセプトプランを立てているようなのはいつもの事で、
言葉の意味の変遷についてはどうってことは無いが、
それまでのギミックとは違い、今回は割と本気で
このヒューマニティックなメッセージを
メタルレジスタンス第4章のコンセプトの
支柱に据えようとしているらしいことはちょっと気になる。

それは、トリッキーなファイトスタイルや派手な入場パフォーマンスで
人気を博していた総合格闘技選手の須藤元気が、
引退後突如として ”We are all one" などと言いだして、
精神世界への傾倒を前面に打ち出した表現活動を
行ったことに対する戸惑いと種を同じくする。

「突然マジになって何言いだしたの?」 って事だ。

思うに、やっぱりこれだけベビメタの存在が大きくなってくると、
日本だけでやってた時のようなジョークやおふざけだけでは
その巨大な重量を支えきれなくなってしまったのだろう。

そのかわりとして、世界にマジで訴えれるような、
思想としての内実を備えたユニットの精神的支柱が
どうしても必要になってきたのだろう。

以前はそれがジョーク、ギミック、挑発によって表現される
既存のメタル様式への反逆、抵抗、改革だった。
常識や既成概念の破壊は、まさにメタルレジスタンスだった。

しかし、彼女らはいまや下剋上を目論む抵抗勢力ではなく、
むしろ体制、権力と呼べるほどに大きく成長した。
日本の片隅でメタルエリートを挑発するだけでは許されなくなった。
BABYMETAL はもはや 「BABYMETAL エリート」 として
ひとつのジャンルの王座に君臨することを要求されている。
メタル原理主義と闘ってきたはずの彼女らが、
いつのまにか新しい原理を確立してしまっていたのだ。

という事は、いずれは 「BABYMETAL エリート」 に対する
新しい抵抗勢力が、その ”旧い体制” ”硬直した様式” に
激しい攻撃を加える事になるのかもしれない。




話をライブビューイングに戻すと、イントロでは最初に
ソニスフィアやFORUMなどイギリスを中心とした
世界進出以降のヒストリーがスライドショーで流れ、
そのたびに現地で歓声が上がる。


16 the one 1

16 the one 2

16 the one 3

16 the one 4

16 the one 5

16 the one 6




ベビーメタルの精神は、永遠の輝きの中で変化した
宇宙、時間、境界を越え最終的にTHE ONE となった。

この瞬間にも、
10000もの明るく輝くへヴィメタルの生きた光が、
日本中からBABYMETAL に届いている

いつでも私たちはあなたの側にいる・・・



という字幕 (英語) が流れる。


16 the one 7




すると、突然こっちのスクリーンに

 「Divercity と現地の中継がつながります。
      カメラに注目してください」

といった感じのテロップが流れる。

一体何が始まるんだ?と思っていたら、
なんとウェンブリーのスクリーンに
お台場のライブビューイング会場の観客の映像が
リアルタイムで流れたではないか。

16 the one 8




地球の反対側同士で、両手を挙げて歓声を送り合う
イギリスと日本のメイトたち。BABYMETAL を通じて
世界が一つになる、と言うコンセプトを体現した演出で、
これはなかなか感動的で面白い趣向。
この日一番のサプライズとなった。


ステージはアリーナ天井を照らす無数のサーチライト、
スモーク、壮大なオーケストレーションSEなどが織りなす、
スペクタクルな叙事詩世界が展開される。


16 the one 17




黒いマントに身を包んで壇上に登場する3人。


16 the one 9


16 the one 14



この曲はメタルバラードゆえにステージアクションは
最も大人しいもので、ヴィジュアル的な刺激に欠けるのは
まあしょうがないが、イントロが素晴らしかっただけにちょっと物足りない。

全部の歌詞を英語で歌うSU-METAL。
ちょっと他所行き感があって、まだ慣れてない感じ。
もともと彼女は技巧派ではなく、ストレートな歌唱と
声質で勝負するタイプだから、英詩を歌いこなすには
まだ時間がかかるのかもしれない。


16 the one 15

16 the one 12

16 the one 13




また、ライブビューイングでは良くわからなかったが、
reddit 住人の呼びかけで、各国の旗がそれぞれ掲げられるという
サッカーのコレオみたいなことが行われた模様。


16 the one 16



BABYMETALのウェンブリーでのライブに俺たちそれぞれの国の
  国旗を持ち込もうぜ! 【海外の反応】: BABYMETALIZE



そうこうしているうちに曲は大団円を迎え、
BABYMETAL のライブとしては珍しく、フェイドアウト的に
場内暗転、静かに余韻を残してメインセットが終了したのだった。



。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。その 7 に続く !




2016年04月24日

【BABYMETAL ★15】 ウェンブリーアリーナ ライブビューイング参戦記 その5




★ 12. メギツネ

★ 14. イジメ、ダメ、ゼッタイ

★ 15. ギミチョコ!




このあたりになってくると、セットリストの展開も大体読めてくるし、
見慣れた、聞きなれた曲が続くので、
ムリな体勢でスクリーンを見ようという
モチベーションがどうしても薄れてしまう。

ということで、楽な姿勢で音だけを聞く感じになり、
どういうパフォーマンスが行われていたか正直
ちゃんと見て無かったわけだが、
まあたぶんいつも通りだっただろう。

意外だったことは、IDZ がギミチョコの前に
演奏されたこと。この曲はオープニングかトリの
重要な位置にリストされていることが多かったから、
ランクが下がった事にちょっとびっくりした。

もっとも、現地のツイッターなんかを見ると、
大人しく見ていた2Fシートの客がギミチョコで
ヒートアップしたって声があったから、
海外公演ならこれもアリだったかも知れない。





12 megitsune 2


12 megitsune 3


12 megitsune


14 idz (2)


14 idz 2


14 idz 3


14 idz


15 gimechooco






。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。その 6 に続く !







2016年04月09日

【BABYMETAL ★14】 ウェンブリーアリーナ ライブビューイング参戦記 その4





★ 10. 4 の歌




10 4nouta 1

10 4nouta 2

10 4nouta 3



恒例の紙芝居、デス・ベイダーとか "4th" とか
シスマントなどのスターウォーズネタの中で、

" Good-bye,father.
  We will never ask you for a favor again.
    May the 4th be with yo.u "

との一文が流れる。直訳すれば、

 「さよなら、お父さん。もうあなたの支援は二度と求めない。
     4th と共にあれ」

これはもう 「おねだり大作戦」 はやらない、ってことか?
May the 4th ってのは、wowwow でウェンブリーライブの
放送を行う5月4日にかけてるのかとも思われる。
まあ、英語じゃ May 4 って言い方になるけど。

その後、" EPISODE 4 BLACK BABYMETAL "
と言う字幕が出て、BBM の新たなストーリーが告げられる。
仰々しいけどまあ他愛ない、いつものダジャレだけど、
天下のウェンブリーでこんなオヤジギャグを堂々と
やってしまう心意気に胸を打たれてしまう。
どんなにシリアス路線に沿った楽曲をやっても、
こういう中学生レベルの露悪趣味がある限り
BABYMETAL のアイデンティティは揺るがない。



10 4nouta 4

10 4nouta 5

10 4nouta 6


私がBABYMETAL にハマり始めた武道館ライブ直後くらいは、
ダンスのユイ、顔芸のモア、くらいにしか、
キャラの違いが良くわからなかった。
さくら学院の映像やインタビューを見ても。

ただ、人気で言えばユイの方が圧倒的と言う印象があった。
 (美少女ランキングとかはモアの方が上だったが)

YUIMETAL (水野由結 = 15) が可愛すぎて
  私の中で何かが壊れた…
   「食う、寝る、YUIMETALを見る」 を
    3大欲求として捉えたい


という竹内道宏氏のブログ記事に象徴されるように。


ベビメタのチビ2人はなんでYUI-METALが圧倒的に人気あるの?


お互いのキャラが際立ってきたのは、やはりライブで口パクから
生歌へと転換していったワールドツアーからだろう。
声量の大きさやコミュ力、アイドル偏差値の高さに加え、
得意の顔芸に磨きをかけてどんどん存在感を増していくモアに比べ、
インタビューなどでシャイな面が目立つようになったユイは
一時激やせした影響などもあって、心配されることが
多くなったように思う。

しかし、それでも 「4の歌」 のユイのダンスは何時みても衝撃的だ。
凄すぎて毎回ユイの方を見てしまうので、モアのダンスとの
違いがいまだによくわからないくらいだ。

まあ、この曲も年齢的にやれなくなる時期が来るんだろうけど、
それまでは目いっぱいやって楽しませてもらいたい。
なんだかんだ言って一番盛り上がる曲みたいだし。
新しいエピソードにも期待。 (何も考えてない可能性もあるけど)



★ 11. Amore – 蒼星 –


2nd アルバム発売前の海外レビューなどで、
この曲は 「紅月 -アカツキ-」 のような曲だ、
と言う言われ方をしていた。悪く言えば二番煎じ。
しかも、アカツキに比べて劣る、よくない、と言う人もいたので、
ちょっとよくない先入観があったのだが、
実際最初に耳にした瞬間、アカツキがどんなだったか
思い出せなくなるくらい素晴らしい曲だと感じた。

14歳の頃のアカツキはどこまでも刹那的だったが、
18歳の蒼星はポジティブなメッセージを含んでいて、
人間的成長と余裕、表現の幅がある。
14と18って言う年齢も凄いんだけど。
18と22くらいで普通だよな。早熟天才過ぎてコワい。

11 amore 6

11 amore 7



短いながら、初めて本格的にベースソロが入っている。
BOH氏がスケジュールの都合とかで、
ツアーに参加できなかったらどうするのか、余計な心配をしてしまう。

11 amore2


ギターソロは神バンドにしてはおとなしめ。
この後のDメロが泣ける。
「シンコペーション」 もそうだけど、SU-METALの声を
加工してコーラスに使用してる模様。素晴らしい効果。

アカツキでは途中でひざまづく振り付けがあったが、
ここでは同様に膝と手をついたあと、
曲がブレイクして沈黙が訪れる演出がある。

11 amore3


その後、情感こめてゆっくりと歌を再開するSU-METAL。

11 amore4


初披露の影響もあってか、ちょっとだけ音程が怪しくなる。
自分のタイミングで始めた、と思いたいが、同期音源を
バックに流しているので、SU-METALのイヤーモニターには
カウントが流れているのだろう。
キーボードやコーラス含めて全バックトラックを
生演奏で聞きくなるところだ。

11 amore5


ラスト、カッコよく締めるSU-METAL。
彼女のソロの振り付けは自分で考えてるって話があって、
悪魔の輪舞曲も凄かったけど、蒼星のそれも
劣らないくらい素晴らしい出来。
アカツキを越えた、とは言いたくないが、
どっちがどっちとかどうでもよくなるくらい
完成度の高いパフォーマンスであったと思う。



★ 13. KARATE


12曲目にメギツネが入るけど、先にこっちを書いておく。



13 karate 2

13 karate 4

13 karate3

13 karate4

09 metataro3


MVが 3 週間足らずで400万回突破は凄い。
ギミチョコでも一か月くらいかかってたと思う。

メギツネ以来だから、2年半ぶりのスタジオ撮影の
MVを作ったという事もあって、2nd アルバムのリードトラック的な
扱いを受けているが、個人的にはそんなに好きな曲じゃない。

とはいっても、プロから指導を受けたと思しき
イントロの正拳突き、ユイモアの 「セイヤ、セ、セ、セセイヤ」
で脱力させておいてSU-METALの呪術的なボーカルと、
冒頭からインパクトのあるシーンが次々と来るのは流石。
空手といいながら、太極拳や印を結ぶ忍者ポーズが
出てくるのはまあご愛嬌。


サビのユイモアのコーラスも美しく、この曲の最大のフックとなりえているが、
明らかに、堂々と口パクをやっている。

ブレイクダウンではまたしても3人が倒れ込む演出。

13 karate5

13 karate6


ここではSU-METALまでもが録音音源を使用。
しかもかなり長く続く。ドキドキモーニングとか、
悪魔の輪舞曲とか、エフェクト音声をスポット的に
口パクでやるんならまだしも、ウェンブリーでこれだけやるとなると、
なんだか見てるこっちが冷や冷やしてしまう。

やっぱり、口パクって言うのはBABYMETAL に浴びせられがちな
偽物イメージがどうしてもついてまわるから、
多少クォリティが落ちても生でやって欲しいところなんだが、
そこは世界観を重視するプロデューサーである
KOBAMETALのこだわりなんだろう。




13 KARATE 7





。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。その 5 につづく!!





2016年04月06日

【BABYMETAL ★13】 ウェンブリーアリーナ ライブビューイング参戦記 その3





★ 3. いいね !




03 iine

03 iine


この曲で3人はメインステージに立ってパフォーマンス。

本人たちにとってやり慣れた曲のはずだが、
なんかしんどそうな印象を受けてしまう。
「現実逃避行~♪」 の部分のトレイン組んでのジャンプも
心なしか小さいような・・・・・・・・
いつもならモアはここぞとばかり思いっきり跳躍してたんだが。






★ 4. ヤバッ !




04 yava4


04 yava 3







ニューアルバムが出た直後のライブを見に行った時は、
たいていは新曲よりも耳慣れた曲の方が嬉しかったりするが、
今回は逆で、既存ナンバーはもう死ぬほど聴いているので
新曲の方をもっと聴きたい、と感じてしまっていた。
2nd の曲はほとんど全部気に入っていて、予習もバッチリなので尚更。

この曲も音質の悪いブート音源ばかり聞いていたので、
なんでスカ?とかあんまりいいイメージは無かったが、
ちゃんとしたスタジオ音源を聞いた時、衝撃を受けた。
正直、2nd の曲の中では一、二を争うくらい好きな曲。
サビ前の効果音的なブラッシングとか、
カッコいいキメのフレーズがあちこちにあるのが良い。

振り付けも初めてちゃんと見た。ユイモアが左手で口をおさえて
右手のひらを前に突き出す 「ヤバッ!」 の
パートがハイライト。結構長い時間モーションを止めるんだな。
カメラと言うか、映像のスイッチングもその部分は
しっかり見せるように意識してた模様。


YAVA!



04 yava!3


04 yava 2




ただ、ユイモアのコーラスがやけに綺麗だな、と感じる。
生歌でやってるSU-METALよりしっかり発声できてる。
あわだまフィーバーは生歌でやってたようだが、
ひょっとして 2nd の曲は録音音源を使った口パクか?
これが生なら素晴らしいスキルアップなんだが。





★ 5. 紅月-アカツキ-


この曲をもうここでやるか?
BABYMETAL の曲の人気投票なんかがあると、
ほぼ確実にこの曲がトップを飾るくらいの人気曲だが、
SU-METALのソロってこともあってステータスの割に
プログラムリスト順はいつも早め。それにしても早いな。
既存曲と新曲を交互にやるんだなって意図がわかってきた。

SU-METALは最初はセンターステージで歌い始めて、
ギターリフが始まって 「アカツキだーっ!」 の絶叫後に
ランウェイの両側にパイロが焚かれる中を疾走して
メインステージに戻る。この演出は良い。
こっちに向かって走ってくれるともっといいけど。

akatsuki1

akatsuki2

akatsuki3


この曲あたりから、バスドラの音圧が一気に上がったように感じた。
他の音が聞こえなくなるくらいデカい。これは最後まで続いた。
しかも、ドラム神の青山氏も調子が悪いのか、
微妙に粒が揃っていない。正確に連打を刻めてない。
SU-METALの調子もイマイチ上がってない感じで、
ちょっと心配してしまう。




★ 6. GJ!



06 gj 2

06 GJ4

06 gj 5




来た来た、この曲もかなり気に入ってる曲。
シュール + ブルータル + カワイイ + カオス
 + 挑発的 + 腹黒イノセンス という
ブラックベビーメタル (ユイモアのユニット名) のコンセプトが
2nd アルバムではより正しく、またより過激に実現されている。
フォロワーの LADYBABY に寄せた楽曲って気もするが、
圧倒的なクオリティの差を見せつけた感があるのは流石。

「もっともっとほら」 のバックのやり過ぎ重低音ギター、
スリップノット張りにダルンダルンのグルーブがたまらない。
カワイイコーラスとの対比は、 「Sis. Anger」 以上に
強烈な高低差が効いていると感じる。

ただ、やっぱりどうしても口パクに聞こえてしまう。
あれだけ激しいダンスを踊りながらこんなにきれいに歌えるものか?
家に帰っていろいろ調べたが、2ch でも redit でも
口パクだという人もいれば生だという人もいる。
被せだという人もいるが、アカツキやキャッチミーイフユーキャンの
ユイモアパートみたいに、音声が二重に聞こえるなら
そうなんだろうと思えるけど、繋ぎ目がどうもよくわからない。
BABYMETAL試論 の小中氏は
生歌でハモっている、と書いているが、
この人が言うならおそらくそれで正しいのだろう。



gj






★ 7. Catch me if you Can



cmiyc


安定のパフォーマンスで、シルエット演出も◎。
冒頭の、ユイが怖がったという靴音のSEは聞こえなかった。
神バンドのソロもここだけ。
新しい神バンドソロはちゃんと聞いたことが無かったので、
愉しみにしてたんだが、残念。ソロタイムはスーユイモアの休憩時間を
兼ねてるって話もあったんだが、プログラムが増えてるのに
大丈夫なんだろうか。

私が見ていた場所から近い所でモッシュと言うか
烈しく体を動かした人がいたらしく、結構長い間言い合いになっていた。





★ 8. ド・キ・ド・キ☆モーニング



08 dokidokimorning


08 dokidokimorning3


08 dokidokimorning2





既存曲が初めて2曲続く。2nd が出た今となっては
ちょっと食傷気味だが、現地の観客は大喜びしてたようだし、




この先彼女らが年齢を重ねるにつれて
セットリストから外れていく曲になるだろうから
今のうちにやっとくのも良いかも知れない。

個人的には、2年くらい封印しといて
ここぞという時にアンコールとかでやれば
爆発的に盛り上がるんじゃないかって思う。
その役割は、リストから外れた 「ウ・キ・ウ・キ★ミッドナイト」
などが担っていくのだろう。




★ 9. META! メタ太郎



09 metataro

09 metataro2

09 meta 2

09 metataro3


2nd アルバムで、いや、BABYMETAL の全レパートリーの
中でもある意味最大の問題曲。

シリアスなメタル寄りになってかつてのジョーク的要素、
おふざけ要素が薄れたと嘆く声が一部ある中で、
「やり過ぎなくらいやるべきことをやっている」 ナンバーだ。

細分化されたメタルのカテゴリーの中でも
冷笑的に語られることの多いバイキングメタルと
特撮ヒーローものを組み合わせるという発想が凄い。

ウルトラマンの飛翔ポーズやマーチングをモチーフとした
ダンスの中で、何の脈絡もなく
「ガンバッテー!メッタッタロー」 みたいなデスボイスに
高校野球の応援団を模した振り付けが入ったり
やりたい放題、メチャクチャである。

低年齢層向けの教育番組なんかで流れても
可笑しくないような曲調だが、その幼児性は
そう言うターゲットではなく、どちらかというと
メタル原理主義に迎合しがちな自分たちを戒め、
足場を再確認し、ふみ止めておくために
採用されているような印象を受ける。

アンチ、ヘイターへの挑発と言う意図も
含まれているかもしれない。

正義、勇気、博愛、友情と言った青少年健全育成的フレーズ、
大衆的、通俗的になればなるほど挑発度が増すという
逆説的レトリックを意図的に表現するという斬新なコンセプト、
かつてデッド・ケネディーズがそれに近い事をやってたが、
こっちの方が悪意をまったく感じさせない分
かえって腹黒度が増しているとすら言える。

私は以前、2ch でヘビメタという言葉を使っていた時に、
「本物のメタル好きならメタルと呼ぶべき」 などと
非難されたことがあるが、この曲で再三登場する
メタルと言うフレーズは、ヒーローと言う言葉と組み合わされることにより
侮蔑的、と言ったら言葉が悪いが、そんなに肩肘張らなくても、
的な軽妙なニュアンスを与える事に成功している。

単純で幼稚な曲である事に間違いはないが、
たとえば映画でも 「頭をカラっぽにして見れる映画」
と言うものは、逆にしっかり考えて作り込まないといけない。
映画の出来が悪いと観客の頭に雑念が生まれてしまい、
頭をカラっぽにし続ける事が困難になるからだ。

チームBABYMETAL にその辺りの抜かりは全くない。
フロントの3人は、あくまで真剣かつ大真面目にパフォーマンスを演じる。
「楽しくやってる感」 はあわだまフィーバーや GJ ! より少ない。

硬直的、直線的なコレオグラフィ―に加えて、
常にシリアスな態度を忘れないSU-METALの歌唱が、
「これは果たしておふざけなのか、真面目に聴くべきなのか?」
という疑問で聞き手に混乱を与える。
 (「君とアニメが見たい」 も同様の方法論だな)

それでも最終的には、「3人が真面目にやってるんだから
素直に楽しむべきだな」 という結論を導かせざるを得ない。
もし3人がふざけた感じでやったらどうだろう?
印象は全然違って聞こえるという気がするが、それはともかく、
色んな点で色んな事が考え抜かれている、と感じる。

この曲に対する好き嫌いはあるにせよ、
斬新度、インパクトに関しては誰しも否定し得ないだろう。



。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。その4につづく!