ショーン・オブ・ザ・デッド [DVD]

超おもしろい。

最近見た映画の中ではピカイチ。
ひさしぶりに、2時間弱の間一回も時計を見なかった。
むしろ、終わらないでくれ〜と思いながら見ていた。
これは、どんなにいい映画でも途中で必ずだれてしまう、集中力のない自分にとってかなり珍しいことなのだ。

内容は、ゾンビもの・・・なんだけども、個人的にはトレスポ的な青春映画に見えた。
彼女に振られたばっかりのダメ男と、それよりもっとダメな親友が、飲んだくれて、朝目を覚ますと、街にはゾンビが溢れていたっていうのが筋立て。
で、そこを抜け出すために、愛する人をつれて(安全であろう)パブを目指す・・・・っていう。

まあ、パブを目指すってところでいかにこの愛すべきダメ男たちがボンクラかはわかってもらえると思うのだけども。
とにかく終始そんな感じで。
ゾンビの怖さとかよりも、ダメな男のボンクラぶりが身に染みる。
で、そのボンクラな男同士のつきあいが、なんというかトレスポにかぶって見えた。
イギリス映画だし、似たような感性が根底にあるのかもなぁ。
時折挟まれる、ブラックなジョークとか、いかにもイギリス的なセンスだったし。
あと、イギリス映画らしく、出てくる人間がみんななんだか正確的な欠点を持ってる・・・要するに、いい奴ばかりじゃないけど悪い奴ばかりでもないところとかも、よかった。
つまりはいい青春映画だったのだ。
だからこそ、ゾンビ映画のお約束的に、愛する人がどんどんゾンビ化してしまう展開や、時にシビアに見捨てなければならないシーンは涙なしには見られない。
特に主人公のダメダメな親友が絡む展開は、ボンクラ同士の友情だからこその切なさがあって、胸にグッときた。

ただ、まあ青春映画的な側面は全体の10%くらいで、あとはゾンビ映画あるいはそのパロディ。
で、それがまたいちいち良く出来ている。
特にラストのクイーンをBGMに繰り広げられる阿鼻叫喚は、えげつないんだけども、笑うしかない素晴らしさで。
映画を見る幸せって、まさにこういうシーンを見て脳内にエンドルフィンが出まくってる時のことを指すんだろうなぁと思ったり。

とまあ、そんな感じで大絶賛です。
こういうのを見ると、もっともっと映画が見たくなるなぁ。
超おすすめ。