海賊砦にて

うむ、上手に焼けました。

こういうのをもっと増やしてもらいたいもんだ。

ほんとに美味そうだな。

トリックオアトリー島

久々の航海途中で、ふと思い出す。

そう、今ブリタニアはハロウィンの真っ最中なんだと！

だがしかし、悲しいことにおねだりできるＮＰＣなんざ海上にはいやしない。

かといってせっかくのハロウィンだし、俺も一度言ってみたい「trick　or 　treat」と。


孤島で圏外でカタギのＮＰＣがいる島・・・

ん、まてよ、たしかあの島には・・・・

そうだよ！あの島があったじゃないか！


というわけでやって来たぜ俺の古巣。いや『俺たち海賊』の古巣、バルド島。




この島は、

陽気なＰＣ海賊たちが夜ごと宴に集った島・・・

俺がバルド海賊団の仲間達と夢を見た島・・・

いろんな出来事がこの島で始まり、終わった島。



・・・・おっと。あぶないあぶない。ノスタルジーの海の底に引きずりこまれるところだった。

こういうとき女海賊アリエルなら「なにをおセンチなってんだい。似合わないからやめな！」とか突っ込むんだろう。

まあとにかくだ、この島にはカタギのＮＰＣがいる。

島の真ん中あたりに小屋建てて、毒蛇やら黒ウィスプやらブリガンドやらゴリラやらがうじゃうじゃの中で魚を売ってる奇特な奴だ。

上陸し、島のジャングルへ入ると、懐かしい掘っ立て小屋が見えてきた。

掘っ立て小屋の前にはムシロと簡素な囲炉裏があって、昔はよくここで酒飲みながら大蛇の肉食ったっけな。

あたりを見回すと黄色いネーム色の奴が！やっぱりいた！

さっそく
俺＞「trick or treat」！











ＮＰＣ＞「おや、かわいい子だね」
俺＞・・・・・・・・・・・

・・・・・ちょいと驚いたが、こいつはきっと頭が可哀想な奴に違いない。

でなきゃこんなところに住んでるはず無いしな・・・


と、ＮＰＣ風情に海賊の俺が可愛い子呼ばわりされた怒りを脳内変換しておく。

バックパックには、コリス飴だか、リコスク飴だかよくわからん飴が１個入ってた。

どうせなら、ぐるぐる渦巻きに棒がついたやつが欲しかったんだが。


近くに居たブリガンドどもにも声を掛けてみたが、奴らは話にすらならなかった・・・
















帰路につく海賊船[Black Elle号]の甲板で、もらった飴をなめながら、今日からこの島を『トリックオアトリー島』と呼ぶことに決めた。



　　無限誕生12周年おめでとう！