August 2014
August 08, 2014
愛の船
新しい政策(パブリッシュ)は陸(おか)関連のものばかりだと思っていたら・・・
ほほう、横流しは船で海を渡らざるを得ないらしい。
こいつは、海賊にとっては、ちょっと耳よりな話。
というわけで、今回の航海はサーペンツホールド、バッカニアーズデン、ニュジェルム、オクローなどの島々を巡る航海となった。
ま、航海中に得物に出会えばそれにこしたことはないがそう甘くはないのがこの無限海。
まったく穏やかな航海で居眠りしながら舵輪を握ってた。
こりゃいかん。。。航路は確認できたから、今度は得物を求めての航海に切り替えることにしてまずラムを一杯。
一杯・・二杯・・・三杯・・・・*ヒック*
手持ちのラムが無くなりかけた頃、陸が見えてきた。
懐からコンパスを取り出し、座標を確認。
ふむ、ムーングロウ南端か。
ここに限らず、街周辺の海域は船コンパスがうまく機能せず、あっちこっちに矢印が出て、わけがわからなくなるやっかいな海域だ。
が、そこは経験がものをいう。
何度も同じ海域を航海していると、たくさんのダミー矢印の中から、これは船だなってのが分かるようになる。
ムーングロウ西側の矢印がどうも匂うので、船を向けてみると・・・
やっぱりいた。
オーク級ガリオン船、船倉にはそこそこの積み荷。
さっそく砲撃開始!
どうやらすでに損傷していたらしく七発で沈んだ。
良い大砲積んでるから、こいつも頂いておく。
積み荷は頂いてくぜ!
さて、相変わらず怪しい方向を指す船コンパスだが、じつはもう一隻いそうな気配だ。
島を西から北へ回り込み、ちょいと南下すると・・・
やっぱりね。
トクノ級ガリオン、船倉には1ストーンか、ついでに船名は・・・
ああ、この船の持ち主、もしかすると・・・
この船『ヒツジ丸』の船主が、もし俺の思った通りの奴なら、以前に襲って船を頂いてるから今回は見逃すことにする。
あのとき頂いた『黄金のヒツジ号』は海賊砦で大事に保管してあるから安心しろ。
帰りの航路で今夜の戦利品を整理していると、妙な本が一冊入ってた。
これは・・・!
この1ページから20ページまで『愛』で埋めつくされたイカレた本は・・・
そういや船名と著者名が一致してる。
あのオーク船、あいつの船だったのか。
ちょうど7年前の今頃だったか、俺が無限に来たばかりの頃、ヘイブンの外れで行き倒れてた奴がいた。
真っ赤なローブを着ていて、その懐を漁ってたらこの本が出てきた。
蘇生後に話を聞いてみると、『僕は愛の伝道師さ』って言ってたっけ。
さすがに面喰ったが、面白いやつで結構話し込んだ記憶がおぼろげに残ってる。
ま、あの頃は俺も若かったし、愛なんていらんから船くれって思ってたが、この無限の海を舞台に濃密で忘れようも無い愛憎劇を経験した今じゃ、なんとなく『愛』てのも分かる気がするよ。
今夜はアジトで、黄金のヒツジ号とこの本を肴に、とっておきのラムをあけよう。
ほほう、横流しは船で海を渡らざるを得ないらしい。
こいつは、海賊にとっては、ちょっと耳よりな話。
というわけで、今回の航海はサーペンツホールド、バッカニアーズデン、ニュジェルム、オクローなどの島々を巡る航海となった。
ま、航海中に得物に出会えばそれにこしたことはないがそう甘くはないのがこの無限海。
まったく穏やかな航海で居眠りしながら舵輪を握ってた。
こりゃいかん。。。航路は確認できたから、今度は得物を求めての航海に切り替えることにしてまずラムを一杯。
一杯・・二杯・・・三杯・・・・*ヒック*
手持ちのラムが無くなりかけた頃、陸が見えてきた。
懐からコンパスを取り出し、座標を確認。
ふむ、ムーングロウ南端か。
ここに限らず、街周辺の海域は船コンパスがうまく機能せず、あっちこっちに矢印が出て、わけがわからなくなるやっかいな海域だ。
が、そこは経験がものをいう。
何度も同じ海域を航海していると、たくさんのダミー矢印の中から、これは船だなってのが分かるようになる。
ムーングロウ西側の矢印がどうも匂うので、船を向けてみると・・・
やっぱりいた。
オーク級ガリオン船、船倉にはそこそこの積み荷。
さっそく砲撃開始!
どうやらすでに損傷していたらしく七発で沈んだ。
良い大砲積んでるから、こいつも頂いておく。
積み荷は頂いてくぜ!
さて、相変わらず怪しい方向を指す船コンパスだが、じつはもう一隻いそうな気配だ。
島を西から北へ回り込み、ちょいと南下すると・・・
やっぱりね。
トクノ級ガリオン、船倉には1ストーンか、ついでに船名は・・・
ああ、この船の持ち主、もしかすると・・・
この船『ヒツジ丸』の船主が、もし俺の思った通りの奴なら、以前に襲って船を頂いてるから今回は見逃すことにする。
あのとき頂いた『黄金のヒツジ号』は海賊砦で大事に保管してあるから安心しろ。
帰りの航路で今夜の戦利品を整理していると、妙な本が一冊入ってた。
これは・・・!
この1ページから20ページまで『愛』で埋めつくされたイカレた本は・・・
そういや船名と著者名が一致してる。
あのオーク船、あいつの船だったのか。
ちょうど7年前の今頃だったか、俺が無限に来たばかりの頃、ヘイブンの外れで行き倒れてた奴がいた。
真っ赤なローブを着ていて、その懐を漁ってたらこの本が出てきた。
蘇生後に話を聞いてみると、『僕は愛の伝道師さ』って言ってたっけ。
さすがに面喰ったが、面白いやつで結構話し込んだ記憶がおぼろげに残ってる。
ま、あの頃は俺も若かったし、愛なんていらんから船くれって思ってたが、この無限の海を舞台に濃密で忘れようも無い愛憎劇を経験した今じゃ、なんとなく『愛』てのも分かる気がするよ。
今夜はアジトで、黄金のヒツジ号とこの本を肴に、とっておきのラムをあけよう。