センチメンタルジャーニー

なんでも、陸（おか）じゃあエンドレスナントかとかいう類の冒険者で騒がしいらしい。

まあ無いだろうが、昔の海賊仲間もその影響受けちゃいないかと、ちょいと気になって錨を揚げた。




まずは俺達が旗揚げした島―バルド島―へ針路をとる。

この島はいろいろあったがまあ楽しい思い出が詰まってる。

たとえ、ゴリラとワニとモンバットしかいなくてもだ。

ん？




こりゃ驚いた！

かつて俺達のアジトがあった場所にSSTがぽつんと建ってる・・・




オーナーは知らない名だが・・・

こんな、ゴリラとワニともん（以下略

長い間空き地だったのに、モノ好きもいるもんだ・・・縁があればそのうち海で遇うかもな。

さて次は宿敵（と言う名の飲み仲間でもある）海賊団PSBのアジト（TUNAMI船長の家）に向かう。



動物好きにはたまらん場所であるバリア島の先端。

久しぶりに来たが、知らない人の家が建っていた。



どうみてもあの船長の立てた家とは思えない可愛らしい家なのでそそくさとオイトマすることにして・・・

針路を東へ向けた。

目指すはファイア島。

そこをアジトにしていたのが誰かはもう言うまでもない。

いまじゃ溶岩と砂漠になっちまって、昔の面影もありゃしない。

行ったところで無駄足確定100％だとわかっちゃいるが、どうも風が東へ向かえと吹いてる気がする。

こういうときは風向きに身を任せるものだと、海賊の勘が舵を東に固定する。

っと！

ほらやっぱり！
　　
もうすぐファイア島ってところでレーダーに反応有りだ！




豚海賊の船でもなく、商船でもない。

久々に出遭う冒険者の船だ！

船名はレディ・パール

残念ながらクルーは不在だが綺麗な青い船。

船名を付けて、きれいな塗そうもしてる船長に逢ってみたかったが、いないのならしょうがない。




この船のオーナーには船への愛を感じたので応急処置をしておいた。

運よく６分以内に戻ってくればこの船ですぐそこの陸で修理可能だ。



さてと、ラム酒も残り少なくなってきたところで針路をアジトである海賊砦に。


こうして誰とも会う事もなく、儲けもない今回のセンチメンタルナントカな俺の航海は幕を閉じたのであった・・・。