July 14, 2020

海賊と女神

――今夜、冒険者の話を聞きに女神のパーティーが降臨する!場所は2代目の王様の城だ!*ヒック*――

こんな話をどっかの酒場で聞いたんで、半信半疑、首都ブリティンの王城とやらへ船を向けた。

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二代目の王様の城には初めて来たが、まあ豪勢なもんだ。王様稼業ってのはけっこう儲かるのかね?

会場に着いてみると懐かしい顔がちらほらいた。(知らんのもけっこういたが)

お、あれが噂の女神ご一行ってやつか。

思ってたのとちょいとばかり違うが、なかなか良いセンスしてる。

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今回、なんだって海賊である俺が、本来なら俺たちを取り締まる側(いわゆる『当局』ってやつだ)の本営にわざわざやって来たのか?

もちろん、噂のおっかねえ女神様とやらを見てみたいってのもあるが、もう一つ理由があった。

この世に神なり女神がいるのなら、どうしても海賊として一言言ってやらなきゃいけない事がある。

この海に決定的に足りない要素。

俺が長い間追い求めてきたアレ。

そいつの存在を神だか女神だかに気づかせなきゃならん。

そのためなら命を賭けたって・・・

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・・・って待ち時間長いな。

椅子に腰かけてチビチビ飲んでたラムの残りが危うくなった頃、ようやく順番が回ってきた。

俺としたことが、間近に見る女神にちょいとばかり見惚れちまって肝心の記念画像撮り忘れちまった・・・。


さて、ここからが勝負どころだ。

目の前の女神を怒らせることなく目的を遂行しなければならん。

まずは挨拶から。つかみは大事だからな。

「ヨーホーマダム」

「海についてだけど」

「なぜソーサリアの海には人魚がいないんだ?」−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
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「またな!」

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長かったようで短く、短かったようで長い闘いだったが、俺の願いは聞きどどけられたようだ。

ちょいと心配な部分もないではないが・・・まあ、戦果はあったと思う。思いたい。



それにしてもセイレーンとはね・・・


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captainzaki at 14:49│Comments(0)clip!

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