2005年01月23日
青年団リンク・地点『雌鶏の中のナイフ』

小竹向原にあるアトリエ春風舎で、
青年団リンク・地点の『雌鳥の中のナイフ』を観ました。
三浦基さんの演出力(とりわけ音響設計)にも、
ますます磨きがかかり、すばらしい出来栄えの作品でありました。
三浦さんの演出というと、リズムと音階による
独特な台詞まわしを論じられることが多いのですが、
ぼくは、三浦さんのすごさは、
戯曲の本質を把握する力にある、と思っています。
戯曲を書いたデイヴィッド・ハロワーがどういう人なのか、
不勉強なのでよく分かりませんが、
通俗的な姦通劇でありながら、神話的な深みを感じさせる、
なんともふしぎな作風で、台本もおもしろかったです。
水車小屋の番人とできてしまい、
同時に、夫の不倫を知ることになる農家の嫁を演じた
阿部聡子さんが、なんともいえず美しかったなー。
三浦さんは、活動の拠点を京都に移されるそうですが、
今後の活動にも、大いに期待しています。