2016ホーチミン旅行後記

今回のホーチミン旅行ですが、7〜8年ほど前ハノイに行ったことがあり、その際あまり売っている物に興味が持てなかったせいもあり、あまり買い物には期待していませんでした。ですがガイドブックを購入してみると、なんだか良さげな雑貨や食器が!慌ててネットなどで下調べをして、友人にこんなものが買いたい、こんなことがしたいと連絡しておきました。

*プラかごを買いたい。
*バッチャン焼きのカップが買いたい。(ガイドブックで見た)
*スーパーで調味料が買いたい。

友人からは得意分野よ〜!と嬉しい返信が。と言うことでこの辺りをメインに買い物をしました。

プラかごは初日に連れて行って貰った店で黒のトートを一つ。他にも欲しかったのですが、初日でまだ決めきれず、一つだけに止めました。後日連れて行って貰ったドンコイ通りの店ではカラフルな物も多く、キャンプ用に大きな物が欲しかったので花編みの赤を一つ、お土産用のミニカゴをいくつか。選んでいるうちに目にとまった鮮やかなブルーも追加で購入。思っていたよりプラかごの編み方にバリエーションがあってとても迷いました。そして友人のお陰で(何度も行っているから店員さんも顔見知り)安く買えたのも嬉しかったです。

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バッチャンも以前はあまり興味がなかったのですが、一昨年タイに行ったときに思いの外セラドン陶器が素敵だったので、その延長かバッチャンも気になっていました。ガイドブックに載っていたカップのデザインが可愛かったのでそれを1客買おうと思っていましたが、現地でいろいろ見てどんどん素敵に見えてきて、結局大皿や丼まで買うことに。ドンコイの土産物店で買ったカップ&ソーサーは1客700円程度、市場で買った丼二つと大皿、小皿1枚ずつで2500円弱くらいでしょうか。多分もっと安い店もあると思いますが、個人的には十分納得できたので大満足です。同じバッチャンでも「オーセンティック」のモダンな洗練された食器もとても素敵でしたが、やはり伝統的な素朴なものに惹かれました。

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調味料はガイドブックに載っていたレモングラス塩。これは安価で小さいのでお土産用と自分用に買おうと思っていました。実際帰宅後とても便利に使っています。サーモンなどの切り身魚に振ってムニエルにしたり、キャンプで炭火で焼いたスペアリブに振ったりしています。使い切った後どうしよう(笑)。
ガイドブックに出ていたレモングラスパウダーも欲しかったのですが、2軒のスーパーには売っていませんでした。残念!

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更にコーヒーもスーパーで買いました。所謂ベトナムコーヒーはロブスタ種といって、日本でドリップして淹れるアラビカ種とは味も風味も違います。濃厚でちょっとアクが強いというか…これをベトナム式に練乳を入れて飲むと、とても美味しくなるのです。ですが最近は輸出用にベトナムでもアラビカ種を栽培するようになったとか。私はベトナムコーヒーも好きなので、今回下調べして評判の良いメーカーを調べておきました。買ったのはこの3種、チュングエン社のNO.5(アラビカ種)、同業務用らしいアラビカ種系のNO.5(どうやら前述のNO.5と近いようです)、ハイランドコーヒー(アラビカとロブスタのブレンド)。アラビカが多いのでここはやはりロブスタを買おうという話をしたところ、友人が頂き物だけど良ければ、と1パックくれました。試しに淹れて頂いたのですがロブスタっぽい、美味しい珈琲です。帰宅して調べたところ、これはチェングエン社の最高級品で、伝統のタヌキコーヒーの味を再現したとのこと。タヌキコーヒーというのはタヌキがコーヒー豆を食べ、排泄した未消化の豆を焙煎したものだそうです。これもそうなのかな?まだ未開封ですが今から楽しみです。

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後は水牛の角のアクセサリー。実はバレッタを持っていて愛用していたのですが、友人が素敵なネックレスやバングルをしていたので、なにか見つかれば…と思っていました。市場近くの店で簪を購入。また、友人が買ったもののサイズが大きくてすっぽ抜けてしまうのでとお蔵入りになっていたバングルを安価で譲って貰いました。ちなみに私の腕にはぴったり、全然すっぽ抜けたりしません(笑)。滞在中いくつか見かけましたが、譲って貰った物ほど素敵な物は有りませんでした。友人の見る目も流石です。

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最後に高島屋の本屋でみつけた「大人の塗り絵」。日本でも人気のシリーズですが、ベトナムにもたくさんありました。そして安い!いろいろ見ているうちに猫のイラストを発見。これがとても素敵なのです。猫のポーズも絶対猫飼ってるな〜という感じ。あまりに素敵だったので、友人と一緒に購入しました。お値段は日本円で300円ほど。綺麗に塗る自信は無いので専らイラストを眺めています。

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ガイドブックは「るるぶベトナム」と「arucoホーチミン」。るるぶは小さいバージョンを買いました。情報量はarucoが圧倒的ですが、ちょっとデータが古い(2015年)なので、最新情報の載っているるるぶで補いました。実際は小さいarucoをバッグに入れて持ち歩いていました。

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他にもフルーツ石けんやらクロマーやらあれこれ買い物を楽しみました。

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2016 ホーチミン旅行記 5日目

ホーチミン5日目、最終日。

この日は友人が昼過ぎまで予定があると言うことなので、1人で行動することになっています。最初はドンコイ通りでにも出て買い物してカフェ、と考えていたのですが買い物もほぼ終了してしまったので、折角だからきちんと見学しよう、と歴史的な博物館を見に行くことにしました。大きな所だと「統一会堂」と「戦争証跡博物館」です。この二つは徒歩5分ほどの距離なのですが、どちらも昼前後に一度閉館してしまうのです。両方効率よく見るために、9時半頃出発してまず統一会堂を目指しました。

統一会堂は南ベトナム政権時代の大統領官邸です。広い庭にエントランス、会議室や貴賓室、ゲストルームなどなど館内を見学することが出来ます。解説は英語なので私にはよく分からないことも多いのですが、大まかには理解できました。地下には非常時の軍事施設が有り、上階の優雅な雰囲気から一変、要塞のようです。実際戦争時はここを使ったのでしょう。ここには地下通路が有り、その通路はホーチミン空港まで続いているとか…本当かな?

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門を出て5分ほどで戦争証跡博物館に到着します。こちらはベトナム戦争を写真で展示している施設です。庭には所狭しと戦車や戦闘機が並べられ、皆笑顔で記念撮影をしていました。館内はテーマ別に小部屋で別れており、カメラマンや年代、写真を撮られた背景なども分かるようになっています。かなり残酷な写真も多く、皆真剣に写真に見入っていました。一つの部屋はピューリッツァー賞を受賞した日本人カメラマンの部屋で、こちらには日本語の解説文がつけられています。ベトナム戦争の事は実はあまり知らなかったのですが、今回見学したことをきっかけに帰国後いろいろ調べてみました。

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博物館を出て5分ほど歩くと、先日来たコープマートがあります。ここで追加分のお買い物。先日レジで日本人がまとめ買いをしていたビスケットが気になり1パック友人が購入しました。食べてみるとなかなか美味しく、インドネシアのメーカーの物でした。日本では見かけないのでついでに自宅用に購入。更に昨日美味しかった米の麺、ブンを1パック買いました。帰宅したら作ってみよう。

予定ではこの後統一会堂近くのお洒落なカフェで休憩の予定でしたが、思いがけずゆっくり見学してしまい友人が帰宅する時間になっていました。カフェは断念して帰宅、途中ベトナムのポピュラーなコーヒーチェーン「ハイランドコーヒー」でテイクアウト。普段ならブラックのアイスコーヒーにするところなのですが、こう暑いと妙に甘い物が恋しくなり、練乳入りのベトナムコーヒーのアイスをチョイス。濃い珈琲にがっつり練乳が甘くてもの凄く美味しい(笑)。やはり気候に合っているんですね。

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友人と落ち合い、車で再び2区へ向かいます。到着したのはとてもお洒落な一角。川沿いにレストランやスパが並んでいるそうです。ランチはビストロ「SONG VIE」。一戸建ての洋館、SONGというヴィラに併設されているビストロです。メニューはベトナム料理だけでなく、パスタなどもありました。折角なのでベトナム料理をと、アラカルトで揚げ春巻きの盛り合わせと青パパイヤのサラダ、ゴイドゥドゥ、まだ食べていなかったチキンのフォーを2人でシェアすることにしました。お料理もさることながら盛りつけがおしゃれ!特にゴイドゥドゥはめちゃうまでした。食べ終わるころシェフが挨拶に来てくれましたが、なんとルクセンブルクの方だそうです。ベトナム料理美味しかったですよ〜!

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食後は隣のタオディエン・ヴィレッジ内のスパ「オーセンティック」へ。こちらの売りは数時間に及ぶスパパッケージなのですが、最終日の今日はそこまで時間がないので、60分のオリエンタルボディマッサージをお願いしました。汗だくだったので先にシャワーを浴びてさっぱりしてから、じっくりマッサージです。部屋のインテリアもアジアンリゾート感満載でした。マッサージの途中、エアコンの音が大きくなったと思ったら、なんと雨の音でした。バケツをひっくり返したような大雨はマッサージが終わっても降り止まず、帰路の道路はもう川のようになっていました。うわーうわーちゃんと帰れるかしら…とちょっとドキドキでした。

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無事川のようになった2区を抜け、1区に帰ってきました。雨は降っていますが幸い普通の降りになっています。途中先日行った服をオーダーできるショップに寄って貰いました。前回来たときにオーダールームに積まれたハンドプリントの布があまりに素敵で、布だけ売って貰えるか交渉していたのです。日本人のオーナーはこの日は不在でしたが店員さんは皆日本語が堪能です。迷った結果一つ選び、丁度ラスト1.7m程を売って貰いました。これでまたストール作ろう!

友人宅に帰宅してご主人と合流、最後の夕食に出かけます。ベトナム海鮮鍋の店で、スープに魚や貝、海老に烏賊につみれにワタリガニと盛りだくさんの具材を投入、ラストに葉物を入れて出来上がりです。北京の羊しゃぶしゃぶもそうですが、スープに出汁がでてめちゃうまです。前菜代わりに頼んだココナッツの茎?のサラダも歯ごたえがサクサクで美味しい!鍋の締めに麺がつきますが、追加で白いご飯と生卵をお願いし、絶品の雑炊が出来上がりました。ああ〜北京でもこれやりたかったなぁ(笑)。大満足の最後のディナーでした。

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パッキングは夜にあらかたしてあったので(なんとかトランクが閉まりました)、シャワーを浴びて日本仕様の7分袖Tシャツとロングのジョガーパンツに着替えます。ああ〜楽しかったなぁ〜。空港までは行き同様空港タクシーを予約していたので、渋滞も無く20分ほどで空港に到着しました。

ホーチミン空港は思ったより小さく、一通りショップを見ましたが欲しいものもなかったのでフードコートに上がりアイスコーヒーを飲んで時間を潰しました。日付が変わる前にホーチミンを発ち、朝7時に無事羽田空港に到着、5日間のホーチミン旅行は終了しました。

今回は友人夫妻に何から何までお世話になってしまいました。本当にありがとうございました!お陰で5日間でしたが倍の日程くらいの充実した旅行になったと思います。ホーチミンは雑貨や食器なども趣味に合い、買い物がとても楽しかったです。機会があればまた訪れてみたい街でした。

買い物などの詳細はまた次の記事に纏めます。


2016ホーチミン旅行記 4日目

ホーチミン4日目。

今日はEさんが帰国します。午前中にはホテルを出るとのことでランチは無理。と言うことで友人とバインミーを買いに行くことにしました。バインミーはベトナムのB級グルメ、小ぶりのフランスパンに具を入れたサンドイッチで、屋台などでも売られているポピュラーな物です。とは言えランチにするにはちょっと軽すぎということで、まだ食べたことがありませんでした。バインミーと冷たいベトナム珈琲をゲットして急いでホテルに向かいます。

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Eさんのホテルはキッチン付きのレジデンスだったのでお皿も完備。食べやすいようナイフで半分にカットします。バインミーに欠かせないのはレバーパテと大根のなます。店によって具は変わりますが、この二つは大抵入っているようです。今回はパテにポークのハムや焼き豚が3種類ほど、なますにきゅうり、これにマヨネーズを入れて仕上げにニョクマムをかけます。具材だけ聞くと??となりますが、これが全部合わさるととても美味しいサンドイッチになるのです。パンは日本のフランスパンと違って非常に軽く悪く言えばスカスカなので、それ程食べでがある訳ではありません。珈琲は練乳を入れたベトナム式、これをビニールの手提げにはめてくれます。これは便利!バイクでもハンドルに下げられるしゴミも少ないし、日本でも採用されないかなぁ。

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Eさんをホテルエントランスでお見送りした後、友人宅に帰りがてら散歩しました。この日は土曜日、あちこちでイベントが準備され、人出も多いです。観光客に紛れて聖母マリア教会の前で記念撮影をするウエディングドレスのカップルを数組見かけました。確かに絵になります!イベントのコンパニオンなのか、お揃いのアオザイの美女が休憩していました。カメラを向けると笑顔でポージング!うわ〜ウエスト細い〜!会場近くには鯛焼きアイス売りもいて、こちらも笑顔で撮影に応じてくれました。

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最終日では慌ただしいので、今日一日で買い物を済ませてしまいたいと相談し、あちこち連れて行って貰うことにしました。まずは地元のスーパーマーケット、コープマートです。やはり地元スーパーは面白い!ここでコーヒーや調味料をまとめ買い。友人お勧めのフルーツナイフもゲットしました。その後ドンコイ通りの土産物店へ。目星をつけたバッチャン焼きのカップを選びます。1客だけ記念に買おうと思ったのですが、色違いの物が有り結局2客買ってしまいました。魚柄のお皿も可愛かったのですが、こちらは大皿でなかなか高価だったので見送ります。もしかしたら市場にあるかも?と、後で市場へ行くことにしました。

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ランチにはまだ時間があったので、ドンコイ通りをサイゴン川まで歩くことにしました。川縁にはかの老舗ホテルサイゴン・マジェスティックがあります。豪華なロビーを見て回りエアコンで涼んでからランチに向かいました。今日のランチはドンコイ通りからちょっと入った路地の奥「AN」です。店内はちょっと暗めの、今までのフレンチ寄りではなくチャイナっぽいインテリアがまた素敵です。こちらではまだ食べていないブン・ボー・フエと揚げ春巻きを載せたブンを友人とシェアしました。どちらも素敵なバッチャン焼きの丼でサーブされましたが、これがまた素敵!ああ、丼も欲しいなぁ(笑)。料理はどちらも美味しく、このブンを日本でも作りたいなぁと言う気持ちがわき上がります。デザートにまだ食べていなかったベトナムプリン、バインフランを。がっつり甘いですが暑いところではこれが本当に美味しいのです。

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ランチ後は先日行ったプラかご屋に向かいます。お店の方はちゃんと覚えていてくれて、他の接客が終わるのを物色しつつ待ちました。目星をつけていた花編みの大きなカゴとお土産用に小さなカゴを5〜6個。それでいいかなぁと思いつつ待っているうち、持ち手が合皮のブルーのカゴが目に付きました。もの凄く柔らかくて持ちやすいのですが、もう色はこれだけ(と言うかこれ1個だけ)と言うことで悩んだ結果買うことにしました。悩むも何も手頃なサイズのトートは大体500円位なので悩んだら買っちゃえ!というところ(笑)。一番大きなカゴに入れ子にして貰い店を出ました。あ〜ここに住んでいたらもっと買っちゃってる…。

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車でベンタイン市場に向かいますが、到着した頃パラパラと雨が降り出しました。慌てて駆け込み、バッチャン焼きの店を探します。とある店であのランチの丼とほぼ同じ物を発見!値段も手頃です。バッチャン焼きはデザインも多く、古典的な物からモダンな物までありますが、ここはやはり定番と古典的な柄の花柄とトンボ柄の赤絵を買うことにしました。どちらの柄も青の色違いもあるのですが、私の中ではバッチャン=赤絵なのです。同じ店であの魚柄も発見。全く同じではないのですがテイストは一緒で値段は数分の1です。もう抱えて帰ろうと購入決定。一緒に同じ柄の猫のおやつ皿も買いました。選んでいる途中、ゴーッと大きな音がして何かと思ったら雨の音でした。もの凄い豪雨で天井からはバタバタと雨漏りがしてきます。買い物を終える頃には少し弱まったので一安心でした。

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次に向かったのは新しくオープンした高島屋です。ですが買い物の前に高島屋向かいのヒンドゥー寺院を見学します。外観もさることながら内部もカラフルで華やか!ヒンドゥー寺院は私は大好きであちこち見学しましたが、そう言えば全て古い遺跡や石造りの物ばかり。こんな現代的なお寺は初めてで非常に興味深かったです。鮮やかなタイルもとても綺麗でした。見学後は喉が渇いたのでファニーというアイスクリームショップへ寄りました。ここは天然素材100%のフランス製アイスクリームが楽しめます。単品二つよりお安いのでココナッツアイスとオレンジシャーベットのデザートをシェアすることにしました。お花はチョコレートで出来ています。どちらも美味しい上にココナッツとオレンジがよく合います。

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高島屋のお目当ては「フェヴァ」のチョコレート。ダナンのチョコレートショップでベトナム産のカカオを使っているそうです。友人が一時帰国した際にお土産で頂き、是非買いたいと思っていました。以前はダナンでしか買えなかったそうですが、この高島屋の地下にショップがオープンしてホーチミンでも帰るようになりました。お土産用の小箱をいくつかと、自分用や実家用に好きなチョコレートを詰め合わせていきます。箱もカラフルでとても可愛い!勿論味も文句なしです。また同じく地下には2区で連れて行って貰った輸入食材を扱うスーパーマーケット、「ANNAM MARKET」もあります。ここでもベトナム産のフルーツジャムなど購入。ついでに折角今流行の場所に来たからと上階もぶらぶら散歩し、本屋で可愛い猫の大人の塗り絵を購入しました。書籍も安価で、このしっかりした塗り絵ブックは300円ちょっとです。これで買い物もほぼ終了、一度帰宅してご主人と合流、夕食に向かいます。

夕食はドンコイ通りから1本道を入ったところにあるインド料理「タンドール」。インテリアという高級感が溢れるお店です。窓際の席に案内され、ちょっと怪しい日本語メニューを渡されました。友人夫妻は時々来るそうで、まだ食べたことないものにしよう、とひよこ豆のパンジャブ地方スパイスのカレーと海老のカレー、私のリクエストでパニール入りのほうれん草カレーにナンとクミンライス、更にタンドーリチキンをオーダーしました。チキンは思ったより大きく、1人に骨付きの腿1本!しっかり味が染みている上お肉はとても柔らかく美味しかったです。カレーはどれも美味しかったのですが、特に美味しかったのがひよこ豆カレー。あまり液体っぽくなくてひよこ豆のスパイス煮といった感じです。これは単独でパクパク食べてしまいました。お腹いっぱいになり、まだ大降りの雨の中タクシーで帰宅。明日は深夜便での帰国なので丸一日残っています。さてどこに行こうかな?

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2016ホーチミン旅行記 3日目

ホーチミン3日目。

4日目の午前便で帰国するEさんにとっては実質最終日なので、今日はEさん最優先で!とスケジュールを考えました。まずは水上人形劇のチケットを買いに行くこと。10時の待ち合わせ後、すぐに劇場に向かいました。ですが良い席は全て埋まっているとのこと、後ろの方の席ですが2枚、無事ゲットしました。

その後ベトナム産のナッツを買いにタンディン市場へ向かいます。友人宅でお茶請けに頂いたカシューナッツがとても美味しくて、これを買いに行こう!となりました。先日行ったベンタイン市場は観光色が強いですが、タンディン市場は別名布市場だそうで、どちらかというとローカル向けの市場。建物に入るといきなり大量に積み上げられた布がお出迎えです。生地もすごいですが、お客さんも多い!ほぼローカルの方々で、どうやらアオザイなども仕立ててくれるようでした。今回は用事はないので人と布の間をすり抜けてナッツ屋さんに向かいます。

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友人行きつけのこのお店はナッツや干しエビなどの乾物を扱っています。日本人のお客も多いのか、ナッツには日本語で簡単な説明が書かれているのが嬉しいところ。あれこれ考えているうちにどんどん試食を勧められます(笑)。ああなんだか懐かしいノリ…。ナッツはグラムで真空パックにしてくれるので、ベトナム産のカシューナッツ、マカダミアナッツ、蓮の実、ピーカンナッツを購入。会計時目にとまった胡椒はこちらもベトナム産と聞き、50gほどお願いしました。今考えると干しエビも買えば良かったなぁ〜。

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市場をぐるりと回り外に出ると、目の前に鮮やかなピンク色の教会が見えてきます。ここはタンディン教会と言って、中を見学することが出来ます。敷地内には宿舎や事務所なのか大きな建物が並んでいました。久々の青空にピンクの教会が映えてとても綺麗です。内部はと言うと、入ってびっくり。改修中でした…。友人によると、内部も同じようにピンク色なのだそうですが、塗装し直しているようで中は真っ白。ちょっと残念でしたがめったに見られない光景だったかも、です。

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ランチはちょっとローカルテイストの店に行こう、と案内されたのが「94トゥイ」という蟹料理専門店です。2階席はエアコンの効いた部屋がありました。日本語のメニューもあり(ガイドブックにも結構載っている店でした)、オーダーは蟹炒飯、蟹と春雨炒め、蟹のスープ、蟹爪の蒸し物。蟹専門店ですが、回りの地元民は海老のフリッターを食べている方が多かったです。蟹のスープは絶品!白胡椒がアクセントでめちゃうまです。炒飯もパラパラで蟹たっぷり、これにちょっとスープをかけるとダブル蟹のあんかけ炒飯になります。蟹爪も甘くて美味しいし、春雨も蟹のだしを吸って良い感じ。テーブルに着くと置かれるカレー皿山盛りのハーブやライムをお好みでちぎったりしぼったりして頂きました。は〜大満足。

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食後はタクシーでドンコイ通りまで戻り、私が行ってみたいと言っていたカフェ「ワークショップ」に向かいました。広い店内の真ん中が広いカウンタになっており、スタッフが中で珈琲を淹れています。こちらも外国人客が多く、PCを広げている方も少なくありません。ここの売りはコーヒーの豆や入れ方を選べるメニューが有ること。ストロング系の珈琲が好みなので店員さんのお勧めのベトナム産のコーヒー豆を、私のお気に入りのドリッパーV60でお願いしました。他にも数社のドリッパーにフレンチプレス、エアロプレスやサイフォンも選べますが、普段飲み慣れている物で豆の違いが分かったら良いな〜と思い選んでみました。しっかり苦みもあるけどクリアーな後味はやはりV60 のお陰でしょうか、美味しく頂きました。

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ドンコイ通りにある土産物店やスーパーマーケット、プラかご屋も回りましたが、私の買い物は明日でも大丈夫なので下見に止めました。また、ガイドブックに載っていたベンタイン市場近くのアクセサリーショップ「ロアン・カイル・パリス」が移転していたのでそちらも探しに行ってみます。これ先日市場近くで店を探していたとき、元所在地の近所の方が新しい住所を書いたショップカードを渡してくれて分かりました。とは言え手書きの文字が判別しづらく、パスター通りと何とか分かったのです。その番地に行ってみると洋服屋さんでしたが、ショーケース越しにアクセサリが見えました。入ってみるとガイドブックで見覚えのあるアクセサリーを発見。洋服や他のアクセサリと一緒に扱われているようで、以前のように「ビーズを選んでアクセサリを作って貰う」のは出来ないようでした。値段も安かったのでピアスを2個購入、とりあえず目的は達成できました!後で貰ったショップカードを見てみると、どうやらお店のメインは2区に移転したようでした。

その後パスター通りにあるお店を回ります。洋服のオーダーも出来るzakka、レベルの高いファッション小物や衣類もあるテウテウなど…本当にホーチミンの手作り物レベルには驚かされます。友人の買い物を待っている間、ふと見るとカンボジアのスカーフ、クロマーが並べられていました。確かベトナムにもクメール族が住んでおり、こういう物を扱う店も多いのかもしれません。柄がとても素敵だったので1枚購入しました。

そろそろ時間なのでまずは友人を自宅に送り、そのままEさんと人形劇シアターに向かいます。渋滞を考えて早めに行きましたが幸い混んでおらず、開演20分ほど前に到着しました。市民劇場もそうですが、こちらの劇場はとてもコンパクト。席は後ろから3列目くらいでしたが充分ステージは見られます。開演時間になっても結局私達の前2列は空席のままでした。多分ツアー会社などが押さえているのでしょう。そのぶんゆっくり人形劇を堪能できました。水上ということですが、ステージ上はほぼプールで両側にベトナムの民族楽器を演奏する方がいます。ステージ奥には屋敷のセットが有り、そこから人形が搭乗する仕組み。音楽に合わせて水牛や龍、魚や狐など人間だけでなくいろいろなキャラクターが登場して水しぶきを上げながら跳ね回ります。寸劇のように数分の物語が次々と始まり飽きるヒマもありません(笑)。あっという間の45分のステージでした。

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観劇後は友人と、出張から帰ってきたご主人と合流、ディナーに出かけます。この日は新しく出来たステーキハウス「SAIGON'S LOOKOUT」。オーストラリア産の肉を食べられるようです。メニューは少ないのですが、金曜日と言うことでSWEETFRIDAYSというセットにしました。これには2人分のサラダとステーキ(リブアイ200g×2)に食べ放題のフレンチフライ、更に赤ワインのボトル1本が付くという物で、これでお値段999.000VND、5000円弱ということになります。4人だったのでこれを2セットお願いしました。サラダのドレッシングがゴマっぽくてなかなか美味しい!更にフレンチフライはサクサクで、揚げたてがサーブされますがこれが揚げたフライに溶かしたチーズやバターをかけているようでとても良い香りがして、いくらでも食べられそうで危険です。お肉はミディアムレアにしましたが、保温つきの入れ物でサーブされ、とても柔らかく美味しかったです。飲み残してしまったワインは持ち帰りました。

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明日はEさん帰国の日。朝ご飯を調達してEさんのホテルに襲撃(笑)です。

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2016ホーチミン旅行 2日目

ホーチミン2日目。

みんなもう若くないので(笑)朝食をしっかり食べたら絶対ランチは無理!と言うことで、遅め集合で早めランチにしよう、ということになりました。Eさんが建築系に興味があるとのことで、午前中は聖母マリア教会を見学することに。教会は19世紀末に建てられたもので町歩きのランドマークにもなっています。午前の見学は11時までなので、10時に待ち合わせ中に入ると、見学エリアからも素晴らしい聖堂内部が見られます。何よりステンドグラスとリアルな聖者像が素晴らしく、ゆっくり眺めることが出来ました。見学後は教会の隣にある中央郵便局を見学。こちらは1800年代後半に建てられた物で、エッフェル塔を設計したエッフェルさんの作品だそうです。内部は郵便局と言うより駅のよう。写真を撮っていると観光案内所があったので、今夜の市民劇場のショーの事を聞いたところ、チケットが手配できるとのこと。劇場まで行くつもりだったのでラッキー!と、手配をお願いしました。

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予約も出来たので一安心、今日は今話題だというホーチミン2区へ出かけることにしました。友人のアパートや多くのホテル、繁華街であるドンコイ通りや教会は全てホーチミン1区にあります。2区はサイゴン川を越えた車で20分ほどの所だそうで、早速向かうことにしました。

ランチはAnCafeで。2区にあるベトナム料理のレストランです。かやぶき屋根にオープンエアの店内は天井扇が回り、ごちゃごちゃしたホーチミンというよりバリのリゾートカフェに来たような気分になります。ここではランチセットの中から、豚肉の煮込みセットをオーダー。ベトナムの豚の角煮です。ニョクマムが入っているようで日本の物とはちょっと違いますが、ご飯が進むのは間違いなし。ご飯は餅米を蒸した物で、もちもちした食感が甘辛い角煮とよく合います。

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食後は街をぶらぶら散策。友人行きつけの輸入食材スーパーや雑貨店などを回ります。そう言えば北京でもこんな風にちょっと遠出して輸入食材を買いに行ったなぁ…。この日は日差しも有り蒸し暑く、歩いてお腹もこなれたのでスパに行こうか、と案内して貰ったのがモック・フーン・スパでした。1区に2店舗ある店で2区に新たにオープンしたとのこと、洋館まるごとスパになっており、こちらもアジアンリゾート感満載です。メニューも豊富ですが、重いトランクを持ったり深夜便での疲れがあったので、しっかり凝りをほぐしてくれるスウェディッシュマサージ&ホットストーン90分をチョイス。更衣室で着替え3人部屋に案内されます。オイルを使ってしっかり全身もみほぐし、後半はホットストーンで痛かった腰や腕はすっかり軽くなりました。これで2500円ほど。毎週通いたいくらいです(笑)。

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さっぱりした後はサイゴン川縁にあるカフェレストラン、「DECK」へ。午後3時というランチでもディナーでもない時間帯は店内もガラガラです。このお店もモダンなアジアンリゾートという感じ。風が気持ちよかったので店内でもエアコンの効いている部屋ではなく、大きく開いたテラス近くの席に着きました。いつもならコーヒーですが、スパの後でなんだかもっとごくごく飲めるものが欲しくなり。皆でフレッシュジュースを注文。私はポメロジュースです。大きなグラスに絞りたてのジュースは本当に体に染み渡りました。パラパラと雨も降ってきましたがたいした降りではなく、夕方ショーの時間前に一度部屋に帰ってから出かけよう、と店を出ました。でも道路は大渋滞!よく見るとかなり道が濡れており、1区はかなり雨が降ったようです。ラッシュアワーと雨で車はなかなか進みません。結局帰宅は叶わず、そのまま市民劇場に行ってなんとか開演に間に合いました。

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この日のショーは「AO SHOW TEH DAR VERSION」。友人はノーマルバージョンは見たことあるそうで、この日はバージョン違いと言うことで一緒に見に行くことになりました。このショーはアクロバティックなコンテンポラリーダンスショーで、ベトナムの農民の生活をテーマにしています。シンプルな黒の衣装に、舞台袖から竹の棒や大きな籠が次々運び込まれ、あっという間にそれが2階建ての作業場になったり、カエルの背中になったり、恋人達の乗る船になったりするのです。ベトナム語が分かればもっと楽しいのでしょうが、分からなくても充分楽しめる物でした。市民劇場の内部もまた素晴らしく、ヨーロッパのオペラやバレエ劇場を小さくしたような感じです。開演前にはお茶が振る舞われ、ショー終了後は役者がエントランスでお見送りしてくれます。また開演前の注意(フラッシュはたかない、おしゃべりしないなど)は演者がイラストのボードを掲げて分かりやすく説明してくれるのも面白かったです。ちなみに演奏もすべてベトナムの民族楽器の生演奏。こちらもとても素敵でした。ディレクターはベトナム人で初めてシルクドソレイユに出演した方だそうです。

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終演後はベンタイン市場近くの路地奥にあるベトナムレストラン「BEPMEIN」。1階は長テーブルにチープなプラスチックの椅子というローカル食堂風ですが、2階に上がると欧米人のお洒落なお家のようなインテリアになります。オーダーは揚げ春巻き、蓮の葉ご飯、豆腐とマッシュルームの煮込み、ズッキーニの花のつぼみに海老のすり身を詰めた物、スペアリブのグリル。蓮の葉ご飯は私が是非!とお願いしました。きっちり包まれたご飯を、スタッフが鋏で蓮の花のように切り込みを入れていきます。蓮の実がたっぷり入ったご飯はめちゃうま!豆腐の煮込みは是非家で再現したいメニューです。ズッキーニは口元に運んだだけで海老の香りがしてこちらも美味。もう少し食べられそう、と追加で四角豆炒めと米麺とお肉の混ぜ麺をお願いしました。お料理もさることながらスタッフも優秀、すてきなお店でした。

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食後はベンタイン市場隣のナイトマーケットをぶらつき、点在するお土産屋や洋服店を覗きました。マーケットではダンナへの定番土産、現地のビールロゴTシャツをがんばって値切りゲット。おしゃれなお土産屋で水牛の角の簪を自分用に買いました。この日からこの簪が大活躍。蒸し暑いのでずっとまとめ髪で過ごしました。最後はEさんのホテル近くのカフェでのんびりとお茶しながら明日の予定を考えます。Eさんが水上人形劇に興味を示したので、では行ってみよう!と明日はまずチケット取りから始まります。

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2016年ホーチミン旅行 1日目

この度友人の住むホーチミンへ遊びに行ってきました。北京在住時は一人で往復していましたが、純粋に一人旅は初めて。ちょっとドキドキしましたが、友人がいろいろ手配してくれ、快適にかつ安全に旅行することが出来ました。かなり充実した旅行だったので、久々にこのblogに纏めておきたいと思います。

日程が決まったのは出発の3週間ほど前でした。いつもならANAで行く私ですが、今回は安いチケットがなく、10年以上ぶりにJALに乗ることに。更に両夜行の深夜便です。初日はしっかり寝ていかないと、と無印の大きめのトラベルクッションを購入しました。実際持って行くのをかなり迷いましたが持って行って大正解。首が痛くならずとりあえず睡眠時間を確保できました。

朝5時にホーチミン着。事前に友人が空港タクシーを予約していてくれたので、ドライバーとすぐに合流できました。とりあえずドライバーに払うベトナムドンが必要なので両替しましたが、早朝のためレートの良くない場所しか開いておらず、とりあえず5000円だけ換えてタクシーに乗り込みます。早朝なので渋滞も無く、20分ほどで市内の友人宅に到着しました。飼い猫のまおちゃんにも1年ぶりの再会です!

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今回の旅行は更に急遽香港から合流することになったEさんがいます。彼女は北京時代おつきあいが有り、最近香港に引っ越されたとのこと。お会いするのは5年半ぶりになります。彼女は昼頃到着と言うことで、合流前にネイルに行こう!と、友人行きつけのネイルサロンに案内されました。

FameNailsは明るくて清潔なサロンです。足下に足を浸す部分のあるマッサージチェアがずらりと並んで壮観!日本語は通じないのでカタコトの英語でオーダーします。ペディキュアとフットケア、手もポリッシュと思っていたのですが案外お安いしすぐ動けるし、と言うことで手はジェルにして貰いました。見本の中からデザインを選び、この色でこのデザイン、石は小さめにして…とオーダーします。仕上げながら石やグリッターを程良く配置してくれ、予想より華やかなネイルが仕上がりました。明細つきの明朗会計でトータルで3500円弱!もうテンションあがりまくりです!

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ちょうどEさんもホテルに着いたと連絡があったので、直接ホテルに向かいます。ここで5年半ぶりの再会!Eさん全然変わってない…!私はベトナムは2回目ですがホーチミンは初、Eさんはベトナム初と言うことで、まずはベトナミーズランチと、ベンタイン市場近くの「ru」へ向かいます。路地の奥の可愛らしいレストランで、2階は陽が差して更に良い感じです。ここのランチセットの中から揚げ春巻きと牛肉を添えたブン(米麺)の和え麺をチョイス。ランチセットは10万ドン。0が多すぎてよく分かりませんが、10万ドンは大体500円弱と言うところです。冷たいお茶も爽やかで美味しいし、野菜たっぷりの麺はヘリシーながらちゃんとお腹に溜まります。ベトナム料理美味しい〜!

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食後はホーチミンのメインストリート、ドンコイ通りに出かけます。まるでヨーロッパのような石造りのホテルに可愛らしいアパートが林立、同じアジアでも今まで出かけたタイやバリとは全く様子が違います。目に付いたショップをちょこちょこ覗き、これまたクラシカルな古いアパートの2階にあるセレクトショップ併設のカフェ「ルージン」で一休み。もう都内にあるようなおしゃれなカフェです。水分補給をして友人行きつけのプラカゴ屋へ。まだ漠然としか買う物を決めていなかったので、とりあえず手頃な黒いトートバッグを購入。500円弱でしょうか、これくらいならもういくつか欲しい!

ディナーは友人が予約して入れくれた「ホア・トゥック」。ゲートを入ると何軒ものレストランが軒を連ねる広場が有り、その中の1軒です。店内はこれまたクラシカルで高い天井、インテリアも素敵です。ここは以前アヘン工場だったそうで、その建物をそのまま使っているそうです。ここでは友人お勧めの、蟹とアスパラのスープ、海老の生春巻き、蕾の炒め物、ポメロと烏賊のサラダ、チキンのグリルをオーダー。スープはとろみのある優しい味、ハーブたっぷりの生春巻き。蕾の炒め物はちょっとつぶつぶした食感が楽しいです。ポメロは大好きな果物ですが、これが烏賊と合わせるとまた絶妙です。チキンはしっかりマリネしてありしっかり味がしみてて美味しかったです。

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食後はちょっとバーで飲んでいこうか、とドンコイ通りの市民劇場隣にある老舗ホテルカラベル・サイゴンのルーフトップにある「サイゴン・サイゴン・バー」に向かいました。時間が早めだったせいかまだ混んでおらず、オープンエアの席をゲット。私はマンゴーモヒートを注文しました。下界は蒸し暑いですが上階のテラスは風があって爽やかです。ネオンの夜景を眺めながらゆっくりおしゃべりを楽しみました。1杯しか飲んでいないのですが大きなグラスにアルコールが高めなのか、すっかり酔っ払ってしまいました。気づくと生演奏とダンスが始まり、テラス席もほぼ満席。程々に酔いを醒ましてから帰宅しました。

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納得できた!タルトタタン

apple0124帰国して以来度々足を運んでいるビストロ「ラ・ポルトルージュ」があります。ここは職場の友人に教えて貰った店で、あまりに気に入ったのでダンナを連れて行ったところすっかり気に入り、以来二人で出かけています。最初にここで食べたデザートがタルトタタンでした。キャラメルっぽい苦みと酸味と甘みがバランス良く、スライスしたりんごがとても綺麗!美味しかったのでなんとか再現できないものかとネットを探し、これはと言うレシピを見つけたのです。冬になると思いだして作っているのですが、味は兎も角どうしても綺麗な形になりません。それが悩みの種でした。

レシピではりんごをスライスして型に敷き詰め、そのまま煮詰めたらパイ生地を被せて焼き上げるというものです。我が家には丁度良いタルト型が無く、ふと思いつき最初はティファールの取っ手の取れる鍋で作ってみました。すると型から出すときに鍋が深すぎて崩壊(笑)。次からは同じく取っ手の取れる小型フライパンで作ることにしました。これはとても作りやすいのですが、最初は溢れるほどのりんごも煮詰めると縮んでしまい、焼き上げて型から出すときに必ずと言って良いほどりんごがフライパンに貼りついて残ってしまうのです。りんごが少ないかな、と多めにしたりしても同様でした。味は満足なので後は見栄え、これではお客様に出すのは憚られます。

お正月にダンナの実家から大きなりんごを頂いたので、丁度大好きなアーティストの誕生日でもあるしと先日久々にタルトタタンに挑戦しました。フライパンでは散々失敗しています。そこで今回はセラミックのタジン鍋を使うことを思いつきました。レシピ通りりんごを並べ火に掛けます。タジン鍋は弱火で使うのが基本なので、いつもよりゆっくりりんごを煮込みました。セラミック部分がかなり熱くなるので暫くそのまま冷まし、触れる程度になってからパイ生地を被せます。これもいつも通り、生地を内側に巻き込むようにしてしっかりりんごを押さえました。いつもよりりんごの煮汁が多めな気もしますが、とにかく焼いてみます!

オーブンに入れて25分、パイ部分は良い色に焼き上がりました。おそるおそるお皿を乗せ、えいやっとひっくり返してそうっと型を外します。すると、型崩れ殆ど無し!の綺麗なパイが出てきました。やったー!!!!パイ型やフライパンと違ってタジンの真ん中は少しへこんでいるので、中心部分が若干焦げてしまいましたが充分です。うわー嬉しい!このタジン鍋は帰国してすぐ、雑貨屋さんで買い物をした際に抽選で当てたクッキングプラスと言う20cmほどの小型のものでした。最近は小さい鍋扱いで、二人分の湯豆腐やチゲなどに活躍しています。今回はそれに焼き型としても使えると判明しました。また近いうちにおさらいして、真ん中が焦げないようにしてみようと思います。

綺麗に焼けたのもきっとかのアーティストのお陰(笑)。ハッピーバースディ!と心の中でこっそりお祝いしたのは言うまでもありません。

壮行会〜アルザス料理「ジョンティ」

gentil_1友人からFacebookでメッセージが入りました。久々にご飯でも食べませんか?とのお誘いに二つ返事でOK。彼女は北京で知り合った友人で、今は関東某県に住んでいます。このお誘いに同じく北京友が乗り、総勢4名となりました。ディナーの日は明後日、お店を決めなくてはなりません。皆で手持ちの情報を出し合い、声かけしてくれた彼女に最終決定してもらいました。彼女の選んだ店は浅草橋にあるアルザス料理の店「ジョンティ」です。

浅草橋の駅から北に5分ほど歩くとその店はありました。小さな間口ですが、奥行きがあり2階席もあるのでかなりゆったりしています。2階に席が用意され、私が最初に到着しました。メニューはありますが、三方の壁に黒板があり、お勧めや今日のスペシャリテがぎっしり書かれています。ウェイトレスさんの助言に沿い、ちょっと見にくい黒板は前もって携帯で写真を撮っておきました。

全員が揃ってからまずメニュー決めです。ネットで調べておいたところ、皆が必ずと言って良いほど食べているのが「タルトフランベ」というアルザスのピザ、「シュークルート」と言うソーセージやベーコンにキャベツの酸っぱい漬け物をたっぷり添えた物です。この二つを押さえ、後はメニューを見て前菜三種盛り合わせと、スペシャリテである「榎さんサラダ」、個人的に大好物の鶏のレバーペーストをお願いしました。パンは自家製のものを人数分。食べ足りなければ後で追加するつもりでした。そしてワインはアルザスワイン!尤もこの店のワインはほぼアルザスワインのようでした。アルザスワインは詳しくないのでお勧めに従い、リースリングを選びます。またお酒に弱い方がいたので、彼女はジンジャーエールを注文。するとこれが自家製ジンジャーエールでした。

ワインで乾杯し、まず運ばれてきたサラダを取り分けます。大きな平皿にたっぷりのサラダ!葉物の上にはトマトやキュウリ、えのきやインゲンなど盛りだくさんです。そして次はレバーペースト。こちらは黒いパンが添えられていますが、これがまるでパウンドケーキのように甘くほろほろこぼれそうに柔らかいのです(パンデピスというそうです)。レバーペーストはふんわりしていながらも味はしっかり。この甘いパンでも自家製のパンにもよく合います。

次にやってきたのは前菜盛り合わせ。スモークサーモン、お肉のパテ、豚のいろいろな部分のゼリー寄せに小さなラスクが付いています。ゼリー寄せは豚の味が凝縮されていて、それなのに油っこくないのが良いですね。お肉のパテはとても美味しかったです。単品でお願いしても良かったかもしれません。皆でワインを飲みつつおしゃべりが弾み、おつまみが無くなるかな…という頃ピザが運ばれてきました。これは何種類かあったのですが、これもお勧めに従い定番の自家製ベーコン&オニオンとアルザスのウォッシュチーズ「マンステール」のハーフハーフにしてもらいました。25センチ四方くらいあるので4人で丁度良いくらいです。まずはベーコン&オニオン。こちらはトラディショナルというだけあって安定の味。ベーコンの塩味と甘いオニオンソテーが良い感じです。マンステールはと言うと、しっかり主張のあるチーズに振りかけられたクミンシードの組み合わせが秀逸。これだけでも1枚ぺろりと食べられそうです。

そしてメインが登場。真ん中にどかーんと大きなソーセージが乗っています。ベーコンもソーセージも自家製のようです。そして豚肉がごろり、たっぷり添えられたキャベツにジャガイモ、みているだけでもボリューム満点です。別皿にはたっぷりのすり下ろしたホースラディッシュ。早速取り分けていただきます。ソーセージはぷりぷり、ベーコンは程良い脂身でお肉の甘みが伝わってきます。酸っぱいキャベツとの相性も抜群。これはワインが進みます。ここまで2時間ほどゆっくり食事が進みましたが、もう追加のお料理は無理そうです。ですがお腹いっぱいではあるものの、お肉をたっぷり食べたような気がしません。どのお料理もなんというか、さっぱりしているのです。

ですがデザートは別腹、メニューを囲んで吟味します。思いの外沢山魅力的なものがあり悩みましたが、皆それぞれ被らないよう、焼きイチゴのタルト、キャラメルソース添えのプリン、マール酒(ワインを絞った後のブドウを蒸留したお酒)のアイスクリーム、私は季節柄これだ!とガレット・デ・ロワに決めました。やってきたデザートは思ったよりサイズが大きめです。タルトは普通のサイズでしたが、平皿に盛られたっぷりキャラメルソースのかかったプリン、大きな三角形にカットされたガレット・デ・ロワ、お豆腐のようなアイス。このアイスにみんな釘付けです。オーダー時には「お酒が入っていますが大丈夫ですか?」と確認がありました。食感はふんわり柔らかいのですが、口の中がお酒!まるでリキュールを飲んだようです。うわ〜美味しいけどこれは酔っ払いそう(笑)。ガレット・デ・ロワはバニラアイスが添えられ、さくさくのパイにたっぷりのアーモンドクリーム、なのに全然しつこくありません。お腹いっぱいだけど食べきれるかな?と心配でしたが、案外さくさくとフォークが進み完食しました。イチゴのタルトも酸味と甘みがバランス良く、プリンはこちらも洋酒の効いた上、キャラメルソースが苦めで大人の味でした。

コーヒーを飲んでおしゃべりが進み、ふと気づくと9時半を回っていました。ちょっと都内から遠い友人もいるし、このあたりでお開きです。2階席もそこそこ埋まっていましたが、1階席も8割方埋まっていました。ピザとシュークルートは定番のようでしたが、今時期のオススメはジビエとのこと、メニューにはイノシシや鹿、ウサギなども煮込みやローストメニューが並んでいました。シュークルートを食べちゃったらジビエの煮込みまではお腹が持ちそうにありませんが、きっと美味しいんだろうなぁ…。ちなみに今回は4人なのですべてレギュラーサイズで注文しましたが、ピザとシュークルートはハーフサイズがあります。ダンナと2人ならハーフで良いかもしれません。

そのおしゃべりの中で、この会を声かけした彼女が、暫く仕事で海外に行くことが分かりました。図らずも壮行会となったディナー、数ヶ月ではありますが海外での仕事、体に気をつけてがんばってもらいたいです。遊びに来てね〜と言われたので皆で押しかけるか?とちょっと本気になりました(笑)。

友人達と楽しく過ごせたのも良かったですが、お料理がとても気に入りました。その日も翌日も胃もたれ無し、お肉をがっつり食べたのに不思議です。いつも行く木場のビストロに続き、また一軒お気に入りのお店が出来ました。ちなみにアイスクリームのお酒の名前がどうしても思い出せずメールでお聞きしたところ、とても丁寧に教えていただきました。次回はちゃんとメモしてこようと思います。

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前菜三種盛り。どれもワインにぴったり。

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レバーペースト。甘いパン?がよく合います。

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タルトフランベ。手前がトラディショナル、奥がチーズ。

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直径4cmくらいのソーセージでした。

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デザート。どれも美味しい〜!

ジビエに挑戦

北京時代、ふぇいのことでお友達になった方が四国に住んでいます。facebook等で連絡は取り合っていたのですが、年末のある日彼女の書き込みにこんな事がありました。

「鹿肉たくさん頂きました!お裾分け希望の方いますか?」

うわ〜ジビエ!!と、早速「是非にとお願いしたいけど遠くて取りに行けませんw」と書き込んだところ、彼女から北京時代お世話になったので送ります、と連絡を頂きました。たいしたお世話はしていないのですが、鹿肉の誘惑に勝てず、今回はお言葉に甘えて日本鹿もも肉800gを送っていただくことになったのです。年末忙しい中急いで送って下さり、12月29日に我が家に到着しました。

事前にネットであれこれ検索し、ワイン煮込みが良いのでは、とレシピを探していたので準備万端です。早速解凍し下ごしらえに入りました。牛肉などに比べて色は赤黒くてひるみますが、包丁を入れてみるとめちゃめちゃ柔らかいのです。大きめの一口大にカットし、たっぷりの赤ワインで保存袋で一晩漬け込みます。これで下ごしらえは終了!

翌日は日帰りで房総半島の温泉に行き、海鮮ランチを食べて夕方帰宅しました。夕食は勿論鹿肉!ランチが遅かったの遅めの夕食で丁度良さそうです。レシピに従い、ダッチオーブンで漬け込んだ鹿肉とワイン、更にワインを足して1時間煮込みます。もの凄いアクが出てくるので掬いまくるのはダンナの役目です。私はこの後追加する野菜ソースを作り始めました。タマネギやセロリ、ニンジンを切って炒め、水を足して柔らかくなるまで煮てからハンドミキサーでペースト状にします。これにトマト缶をプラス、トマト入りの野菜ペーストが出来上がりました。1時間煮込んだ鹿肉にこのペーストを投入、更に1時間半ほど煮込みます。待っている間に良い匂いが漂ってきました。

出来上がりは至って地味。シチューのような、でももったり重たいペーストに黒っぽい肉の塊がごろごろしています。ワインを吸った鹿肉は一層赤黒くなっていました。おそるおそるスプーンで肉を押すと、ほろりと繊維がばらけます。おお!食べてみるとめちゃくちゃ柔らかい!そして何とも言えない甘みと、さっぱりした後味が残ります。牛肉のシチューだと結構脂っぽくなりがちですが(それも美味しいですが)これは脂っぽさ皆無、野菜の優しいペーストにとてもよく合いました。うわ〜美味しい〜!!

とは言え流石に800gを1日では食べきれず、翌日大晦日にワインと共に頂きました。2日目の煮込み、これは味が馴染んでまた美味しくなっています。鹿肉は何度か食べたことがありますが、ここまでがっつり食べたのは初めて。牛肉より脂が少なくとても食べやすいお肉でした。年が明けて、今年はジビエが流行始めていると聞き、ああ、半分はローストにすれば良かったかな…とちょっと後悔(笑)。秋冬はジビエのシーズンだし、もしかしたらこちらで売っているのを見かけることがあるかもしれません。機会があれば、今度はローストに挑戦したいです。

最後になりましたがTさんご夫妻、美味しい鹿肉ありがとうございました!!!!

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カットした鹿肉。赤黒い…。

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みじん切りにした野菜。

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ハンドミキサー大活躍。野菜ペーストが出来上がり。

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更に煮込んで鹿肉のワイン煮込み完成!

クリスマスパーティ2014

2014xmas_1<下書きしてアップするのをすっかり忘れていました…>

もう何年続いているか分かりませんが、今年も我が家でクリスマスパーティを企画しました。メンバーは大学時代からの友人4人と私とダンナ。ダンナはご飯を一緒に食べ、後は本を読んだりネットしたりしているので、ほぼ女子会状態です。皆さん年末で仕事も忙しいし、我が家まで1時間前後かかるので料理は私が準備し、材料費を頭割りするのが恒例となっています。

今年は悩んだ結果、やはりこれ!とタイ料理にすることにしました。季節柄バジルなどが入手しづらいので、ガパオなどバジルメインの物は作れません。エスニック料理の本やネットを駆使し、手抜きできるところは抜こう、と決めたメニューはこちら。

・ガイヤーン(タレに漬け込んだ鶏肉のオーブン焼き)
・ソムタム(ニンジンのピリ辛サラダ、季節柄青パパイヤでは無くニンジンで)
・ミエンカム(ナッツや干しエビ、野菜のレタス包み)
・ラープ(豚挽き肉のスパイシーな和え物)
・トムヤムクン(エビの酸味スープ、手抜きのためMUJIの手作りキット)
・カオソーイ(カレーラーメン鶏肉入り)
・カオニャオマムアン(マンゴーと餅米のココナッツソースかけ)

タイ旅行で買ってきたカオソーイの素があったので、トムヤムクンの手作りキットを買い足しました。大量に使うココナッツミルクは近所のカルディでまとめ買いです。パーティの2日前にはアメ横のエスニックマーケットに出かけました。ここでタイ料理に必須のパクチーとカー(タイの生姜)、ホムデン(紫小タマネギ)、それに干しエビとカピ(タイのエビペースト)とタイの餅米を買いました。タイの餅米はインディカ米のちょっと細長いタイプです。マンゴーはやはり季節柄見つからず、前日の地元の野菜の充実しているスーパーで生の赤唐辛子と一緒に見つけました。その際ソムタム用のニンジンとして金時人参をゲット。色が濃くて鮮やかです。ちなみに同じ店で懐かしの「心里美」、紅芯大根を見つけたので思わず買ってしまいました。これは我が家の夕食用です(笑)。

前日はミエンカムのソース作りと餅米を水につけることと、ガイヤーンの準備です。一番面倒なのはミエンカムのタレ作り。戻した干しエビをすり鉢ですり潰すのですが、我が家には100均で買った直径10cmほどのミニすり鉢しかありません。何度にも分けて擦りやっと出来たと思ったら、今度はラープに入れる炒り餅米を粉状にすり潰す作業が待っています。大きなすり鉢、絶対買わなきゃ…!と心に誓いました。ちなみにタイでは石臼などですり潰します。アメ横でも売っていましたが、あの石臼欲しいなぁ〜。

ミエンカムのタレはこの他グリルで軽く焼いたカピや砂糖などを煮詰めて作ります。お砂糖の量が半端ないのでちょっと控えめにしましたが、タイ料理って思いの外砂糖を使うのだなぁと実感しました。本来はパームシュガーを使うのですが、我が家は通常三温糖を使っており代用可とのことだったので、今回はこれで済ませました。機会があればパームシュガー、是非使ってみたい食材です。

パーティ当日は開始2時間前から仕込みに入ります。まずソムタムを作り、タレに絡めて味をしみこませます。更にラープも挽肉に熱湯を通しスパイスや野菜を和えて冷蔵庫へ。カオソーイの揚げ麺を作り、スープを煮込み始めたところで友人達がやってきました。慌ててトムヤムクンを作り、ガイヤーンを焼き始めます。サニーレタスの準備は友人にお願いしました。餅米は一段落してから蒸せば良いでしょう。料理を盛りつけスパーリングワインで乾杯です。盛りつけにはタイで買ったサイアムセラドンや大好きなバリのジェンガラを使いました。お陰でアジア度アップです。

あらかた食べ終わった頃を見計らい、カオソーイの麺をゆでます。麺は中華麺なので簡単。揚げ麺をトッピングし、各自ライムやホムデンを入れて食べて貰います。一緒に蒸し始めた餅米は、少し冷まして食後にサーブしました。懐かしのカオニャオマムアン!!こちらも大好評でした。

食後もお菓子をつまみつつワインで話が盛り上がり、締めはピエールエルメのチーズケーキでした。毎年ケーキは悩みますが、今年は買い出しついでに友人と日本橋で予約してきたのです。もうみんないい年なので生クリームたっぷりのケーキより、こんなさっぱりした物が丁度良かったようでした。恒例プレゼント交換も盛り上がり、皆が時計を見たときには既に20時半を回っていました。

このパーティのため、前日にクリスマスツリーを出しました。昨年はりゅうが子猫だったので断念しましたが、今年はもう登れるほど小さくもないので大丈夫だろうと判断したのです。飾り付け中は近寄ってきませんでしたが、オーナメントをつけおわるといそいそやってきました。案外反応が薄いので安心していたところ、夜遅くになって「オーナメントちゃいちゃい」が始まりました…。きらきら光るオーナメントと、じゃれつくとしゃかしゃか音を立てるツリーが気になって仕方ないようです。ツリーを出してから毎日、ふと思い出したかのようにじゃれつくのがりゅうの日課となっています。

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チェンマイ・ロイクラトンツアー2014 Day5最終日

6時に目覚ましが鳴りました。ピックアップは7時40分なのでぎりぎりですが、荷造りは終わっているし空港へ行くだけなのでメイクもいいや!と朝食を取るだけの時間で起きることにしたのです。最後の朝食はやはりパッタイ!できるだけタイっぽいメニューを選んで取りました。珈琲を飲んで部屋に戻り、部屋着など詰め込んだらパッキング終了です。なんだかめちゃ重いです(笑)。

20分ほどで空港に到着しました。カラッと晴れた気持ちよい青空を背に、山の中腹にお寺らしき物が見えます。う〜ん、あれは私達が行ったドイステープかな?次々ツアー客が到着するのでカウンタはちょっと混みましたが、無事チェックイン完了です。この次点でまだ午前8時半過ぎ、飛行機の出発は10時10分発です。広い出発ロビーですがお土産屋とカフェが数軒あるだけ。とりあえずコーヒーを買ってネットできるパスワードを貰います。少し搭乗が遅れましたが、快晴の中無事バンコクに到着しました。

バンコクでのトランジットは3時間強です。とりあえず免税店を回ってみましたが、スワンナプームは米ドル表示なのであまり安い!という感覚がありません。化粧品を買うか迷いましたが、ダンナが海外出張があると言っていたのを思いだし、今回は見送りました。ここでダンナのお土産のタバコを1カートン購入。パッケージにはタバコを吸うとこうなるぞ!というすごいことになった内臓写真がついていてめちゃくちゃグロいです(笑)。他には特に買う物も無いので、スタバにいる友人と落ち合いました。

飛行機は14時50分。お昼ご飯を食べておいた方が良いかもしれません。友人はコーヒーでいいや、と言っていたので私は最後のチャンスとばかりにカオニャオマムアを買いに行きました。お土産屋やカフェで持ち帰り用の物が売られているのです。お値段は160〜200バーツとチェンマイの街中の3〜4倍ですが、それでも食べたい!!!吟味して180バーツのカフェの物を買い、スタバでコーヒーを買ってランチにしました。街中のものは安いですがマンゴーが大体半個といったところです。ですが作るところを見ていたら、マンゴー丸ごと1個入れてくれていました。餅米は少なめです。食べてみると、マンゴーがめちゃうま。やはりチェンマイより南方のバンコクの方がフルーツは美味しいのかもしれません。

何とか時間を潰して搭乗口に行ったのですが、どうやらちょっと遅れている模様です。定刻に着けば(いつもは定刻の30分くらい前に羽田に着いている)私は終電で自宅まで帰れますが、30分遅れると途中からタクシーに乗らねばなりません。この次点でやきもきしても仕方ないので機内では映画を見たりお昼寝したりとのんびり過ごしました。

そして案の定、羽田着はほぼ定刻の22時30分過ぎでした。23時前なら楽に、23時10分頃までならなんとか自宅に電車で帰れます。イミグレはあっさり通過しましたが、なんと荷物が出てきません。乗り継ぎだから奥の方に入れられちゃったんでしょうか。荷物を待っているうちに時間は刻々と過ぎ、あっというまに終電には間に合わなくなってしまいました。うわ〜(涙)。

終電は無いとは言え20分ほどタクシーに乗れば帰れるところまでは行けるので仕方ない、とネットで検索したところ、リムジンバスがあることが分かりました。これがうまく乗り継げれば、最寄り駅の隣駅まで電車で行くことができます。日曜夜なのでそう混まないだろうと判断、リムジンに乗ることにしました。車内は快適でらくちん!ですが乗り継ぐ電車がこれまた終電なのでドキドキです。降り慣れない駅でちょっと迷いましたが、トランクを持って階段を駆け上がり駆け下り(トランク18kgでした)終電に乗り込むことが出来ました。

タクシーもすぐに乗れ、午前1時頃自宅に到着です。さぞりゅうが大歓迎してくれると思いきや、顔を見てふーん、帰ったんだ、位のリアクションでもうがっかりです。ダンナは既に寝ていたので、荷物を簡単に片付けて就寝しました。

ツアー日程5日間、実質3日でしたが思ったより自由時間が多く、ゆっくりチェンマイを堪能できました。お祭り期間だったので楽しかった反面、お店が閉まっていたりと残念なことも多かったので、機会があれば是非また行きたいと思います。バンコクはまだ行ったことがありませんが、チェンマイはこぢんまりしていてとても居心地が良かったです。また、ドイステープで手首に巻いて貰った糸は、この際切れるまで着けてみようかと思い外さずそのままにしています。結構頑丈なのでまだまだ切れそうにありません。願い事が叶うのは随分先のようです。

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カオニャオマムア。マンゴーたっぷりで嬉しい!

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ダンナお土産セット。めちゃグロいタバコパッケージ。一個一個全てについてます。

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友人お勧めグッズ。嗅ぐタイプのメントール剤と日焼け止めパウダー、髪留め。

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食料品。念願のコーヒー、新製品のトムヤムクンプリッツ。市場で買った
ナッツもめちゃ美味しかったです。

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料理の素&スパイス。唐辛子はとても良い香りです。パクチーの種も買ってみました。

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タイの蒸し器。次回行ったら上に置く籠も買わないと…。

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サイアム・セラドンで購入。中鉢にプレートは大活躍。りゅうのお皿も好評。

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モン族市場で買ったバッグとオーバースカート、ストールはイベントのお土産。

チェンマイ・ロイクラトンツアー2014 Day4その2

ホテルのロビーは大賑わいでした。全員揃った所からバスに乗り込み、会場のサンサーイ地区のメージョー大学に向かいます。時間も早いので道路は全く混んでいません。郊外の新しく建てられているという住宅地を抜けて、バイパスから急に細い道へ入りました。この辺りから前へ進まなくなります。道が狭い上、大型の観光バスが数十台も来ているのですから当然と言えば当然でしょう。随分バスで待たされ、最後の100mほどは歩いて行くことになりました。道は川沿いにありますが、反対の川岸には沢山の地元の方が座っています。どうやらコムローイ上げの見物のようです。

会場は椅子がずらりと並び、各自にロイクラトンやキャンドルが準備されています。先に自分の席を確認してから、入口付近にあるパーティー会場へ行くことになりました。席はかなり前の方でまずまずという所です。事前に貰っているチケットには座席番号と、スーベニールチケットとディナーチケットが付いています。ディナーと行ってもお弁当だそうで、会場内では食べるところが無いのでガイドさん達が受け取ってくれ、帰りのバスで食べるようにしてくれるそうです。パーティー会場には軽食もありますので、ということでスーベニールチケットを可愛いストールに交換して入場しました。

会場は手前半分が少数民族ブースになっており、民族衣装を着た方々が手織りや糸紬などをしています。また、民族衣装を着て記念写真も撮れるようです。奥半分はブッフェスペースになっており、タイのちょっとしたスナックのような物(バナナの揚げ物や海老煎餅などなど)をお皿に入れてくれます。ジュースやアイスキャンディもあり、そこそこお腹の足しになりました。イーペンライナー開演まではまだ時間があったのでゆっくり会場をうろつき、少し薄暗くなってきたので自分の席に向かいました。

開演はもう陽がとっぷり暮れてからでした。屋外とは言え照明施設もあり手元もかなり明るいです。正面にはライトアップされたひな壇があり、ここに僧侶が着席するようでした。事前に英語、日本語、中国語で解説があります。このイーペンライナーインターナショナルの会場スタッフは、殆どが大学生のようでした。各国語の解説や事前説明も、恐らく留学生ではないかと思います。祈り方など、かなり詳しく解説がありました。

真っ暗になってから、僧侶の入場と共に式典が始まります。お経(英語!)を唱えてのお祈りの後、全員参加の瞑想の時間です。瞑想中は英語でのお祈り(と言うより瞑想の案内のような物)がずっと続いていました。長い瞑想が終わり、メインのキャンドルに火が灯されます。そしてこのキャンドルを持った僧侶を先頭に、少数民族の衣装を着た方々、VIP席の方々、そしてスタッフ達が同じくキャンドルを持って、会場の中央通路をお経と共にゆっくりと回ります。暗い中、一列に並んだ炎がとてもキレイです。

そして遂にコムローイの準備が始まりました。会場に控えていたスタッフ達が各自のキャンドルに火をつけていきます。コムローイは一人2個ずつ、これも手早く配られました。ですが一人ではやはり厳しいので、友人と協力してあげることにして火をつけたのですが、なかなかキレイに膨らみません。5分くらいはかかるということでしたが、火がなかなか大きくならないのです。そうこうしているうちに、合図があり一斉にコムローイが上げられました。私たちのようにまだ上げられない分も沢山あったのですが、それでも恐らく数百のコムローイが一気に空中に上がります。お経が流れていますが、それをかき消す歓声!私たちもコムローイを捧げ持ちながら上を見上げました。まるで海の底から海中に漂うクラゲを眺めているような気分です。

ここでタイ語の出来る友人が「だれか助けて!」とタイ語で言ったところ、スタッフが飛んできました(笑)。女性スタッフが手伝ってくれ、一つ目があがり、二つ目は友人とスタッフが上げるのを私が写真撮影…と交互に1つずつお手伝いして貰いました。その後再度挑戦したのですが、もたもたしていたら今度は男性スタッフ2人がが登場。彼らががんばってくれ、手持ちのコムローイは上げられました。なかなかの爽やかなイケメン君でした(笑)。コムローイが無くなったので、近くにいる同じバスの方々に声をかけお手伝いです。余分に貰ったので、と私たちもお裾分けを貰い上げてみたのですがこれが実は穴が空いていました。イケメン君達も一緒になんとか上げたのですが、やはり10mほど上がった後、ゆっくり減速して地上に落下!落ちると紙の部分に火が燃え移り、あっという間に大きな火が上がります。スタッフ達はよく見ていて、落ちそうなコムローイがあると声をかけ消化作業も手際よかったです。ダメだったねぇと話していると、スタッフがにこにこしながら新しいコムローイを持ってきてくれました。余分だったんだけどね、と思いつつ、またみんなで協力して今度は上手に上がりました。

上げ終わった後は、会場の回りの池や川にロイクラトンを流しに行きます。こちらにも蝋燭とお線香がついているので、スタッフ達がライターを片手に火をつけてくれるのです。私は比較的近くの池に流しに行きました。願い事をしてそっと水に浮かべます。沢山のロイクラトンが水に映ってとても綺麗でした。会場出口に向かう途中、まだまだ会場でコムローイ上げをしています。よく見ると観客では無くてお手伝いの大学生達でした。あちこちでスタッフのウェアを着た方々が歓声を上げながらコムローイを上げています。それを微笑ましく見る観客達。カメラを向けると皆にこにことポーズを取ってくれます。なんだかとても気持ちの良い光景でした。

バスメンバーの待ち合わせ場所に無事到着、全員揃ったのを確認してバスに向かいます。暫く待った後見慣れたバスがやってきました。車内にはお弁当のパッタイ(タイの焼きそば)と水が届けられています。すっかり冷えているのですが、何故かこれが美味しいのです。パッタイはあまり興味が無かったのですが、この食事と毎朝のメニューですっかりパッタイファンになりました。デザートのくるみのマフィンも甘すぎず美味しい!う〜ん、タイの洋菓子、結構侮れません。バスに乗った後は30分ほどでホテルに到着しました。

この日が最後なので、ちょっと買い足したい物があったのでナイトマーケットに出かけます。私たちはナイトマーケット傍のホテルなのでじゃあちょっと、と出かけられたのですが、イーペンライナーに参加している外国人はお疲れだったのか(笑)いつもより人手が少なかったです。ダンナのお土産にチャーンビールロゴのTシャツを一応値切って購入。普段ならもうひとがんばりするのですが、ちょっと疲れていたので程ほどで妥協しました。1周マーケットをぶらついて2日間通ったマッサージ屋に行ったのですがなんといっぱい!考えることは皆同じようです。仕方ないので隣のマッサージ屋に飛び込み、今回はタイ古式マッサージをお願いしました。

タイ古式マッサージは痛そうな印象があったのですがそれ程では無く、全身しっかり揉みほぐして最後にストレッチ的な物がある程度でした。一日暑い中を歩き回り夜はイベント、ちょっと疲れていたようです。程良く体も解れたので部屋に戻り、順番にお風呂に入りつつパッキングをしました。最終日のピックアップは朝7時半です。あれこれ試行錯誤をして荷物はとりあえずトランクに収まりました。セラドンのお皿とボウルは死守したかったので、重いですが機内持ち込みのリュックです。大きいリュックにして良かった!6時に目覚ましを合わせてベッドに入ります。明日はとうとう帰国です…。





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設営された会場。整然としてます。

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スタッフ達が楽しそうにコムローイ上げ。

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池にロイクラトンを浮かべて願い事…。

チェンマイ・ロイクラトンツアー2014 Day4その1

旅行日程では4日目、翌日は早朝空港へ向かうので実質最終日です。午後3時半にはイーペンライナーに行く為のピックアップがあるので、それまでにやり残したことを片付けないといけません。友人に相談したのですが、彼女は「私はまた必ず来るからsatsukiさんのやりたいことを優先して!」との事、お言葉に甘えさせて貰うことにしました。やり残したことはタイのコーヒーを買うこととモン族市場に行くことです。ネットで調べ、徒歩10分ほどにあるらしい高級スーパー、リンピンスーパーに行くことにしました。

昨日までの曇り空が打って変わってこの日はタイらしい暑い日になりそうです。通い慣れたナイトマーケットの通りを横切りピン川にかかる古い鉄橋を渡ります。川の水は茶色く濁っていたので雨のせいかと思ったら、友人曰く以前来たときもこうだった、とのことでした。到着したスーパーはキレイで陳列も見やすいです。フルーツコーナーでスネークフルーツを発見、思わず買ってしまいました。タイ語では何というのか分かりませんが、インドネシア語のサラックと言うのが私にはしっくりきます。このスーパーでは念願のタイのコーヒー2種類をゲット。「アカアマコーヒー」と「ドイチャンコーヒー」です。行き損ねたカフェはアカアマコーヒーでした。とりあえず一つずつ買って一安心。ついでに美味しかったカオソーイの元を買っておきました。

スーパーを出ると川沿いのワローロット市場までそう遠くないと気づきました。そこでトゥクトゥクを捕まえ市場へ向かいます。歩いても行けそうですが今日は時間が貴重なので、迷わず車を使いました。市場は昨日と打って変わって活気に満ちていました。唐辛子などを仕入れて隣接するモン族市場に向かいます。鉄筋のワローロットと違いテントの集合体の市場で、所狭しと刺繍の生地が積まれています。殆どがお土産用のミシン刺繍ものですが、その分安くて鮮やかです。何軒か店を回り、ちょっと色合いの地味な物が積まれた店に入りました。雑多に積まれていますが、ここは手刺繍らしきものもちらほらあるようです。ロングスカートが250バーツ(約1000円)、可愛くて買おうかと思いましたが、プリーツと刺繍でかなりかさばります。結局ビーズ飾りの付いたトートバッグと刺繍のオーバースカートを買いました。オーバースカートは巻きスカート状になっていて丈はマイクロミニ。レギパンなどに合わせたらきっと可愛いでしょう。

その後ワローロットの屋外の調理器具屋に行き、悩んだあげく蒸し器の鍋部分を購入しました。スンというアルミの壺のようなもので、これにお湯を入れ口の部分に竹で編んだ籠のような物を差し込んで使います。大好物のカオニャオマムアに欠かせないタイの餅米はこれで蒸すそうです。形状がとても可愛かったのですが、思いの外大きい!直径20cmの一番小さい物を選びましたがこれがトランクに入るぎりぎりでしょう。籠部分の「モーファード」は残念ながら断念。これは次回の課題でしょうか。取りあえず日本でなにか代用品を考えなくては…。

この次点でお昼でした。あと3時間、道ばたで相談してちょっと気になっていたニマンヘミンに行くことにしました。ニマンヘミンはチェンマイの旧市街を挟んだ反対側、チェンマイ大学の傍にある「今一番お洒落な町」だそうで、ガイドブックにも可愛い雑貨屋や洋服屋などが紹介されていました。トゥクトゥクを捕まえ走ること20分強、炎天下のニマンヘミンに到着しました。

私はてっきり北京で言えば南羅鼓巷のような、日本なら原宿のキャットストリートのような、細い道の両側に店があるのかと思っていたのですが、行ってみると車がガンガン通る車道の両側、更にそこから路地に入った辺り一帯に店が点在しているのだそうです。これは行き先を決めて歩かないとらちがあかない!と気づき、まず腹ごしらえをすることにしました。お洒落なカフェは興味が無いので、ふと目に入った路地のローカルな食堂に入ることにしました。

タイ語のみで書かれたメニューはさっぱり分かりませんが、入口に鍋がずらりと並んでいます。どうやらおかず1品とご飯か麺でいくら、というようです。一つ一つ開けて見せてくれたので、豚か何かの血を固めた物を具にしたグリーンカレーがあったのでそれにお米の麺をつけてもらうことにしました。ご飯の代わりでポピュラーなようです。友人はこの血の塊がダメだそうで、違うおかずを2品選んでセットにしていました。グリーンカレーにお米の麺(それも素麺のような細麺)、とてもよく合います。血を固めた物も北京で何度か食べているのでなんだか懐かしい味。何より今回食べたものの中で一番辛いです。とは言え水が無くても大丈夫なレベルですが、友人が水を買ったので店員さんが氷の入ったステンレスのカップを持ってきてくれました(水は常温でテーブルに置いてあるのを飲み会計時に払うシステム)。ローカル食堂の氷、一瞬悩みましたが大丈夫だろうと判断。暑いので冷たい水がありがたいです。

食後はやはりカオニャオマムア!と通りがかりの看板で可愛らしいカフェに入りました。でもオーダー時になってマンゴーが無いということが発覚。店員さんは近くのマンゴーデザート専門店に行くことを勧めてくれたので、カフェを出て「マンゴータンゴ」に向かいました。歩いてやっと店を発見したのですが、なんとここも臨時休業!店内の大掃除日のようでテーブルを撤去してスタッフが床掃除をしています。なんでこんな日に!!!喉が渇いていたので近くのカフェに入り、アイスコーヒーとマンゴータルトをお願いしました。それにしてもタイのタルトやケーキ、甘さ控えめでとても美味しいです。タルトも大満足の味でした。友人の頼んだフレッシュティラミスは出来上がるまでかなり時間がかかりましたが、こちらも甘さ控えめ、美味しかったです。

居心地が良いのでゆっくりしてしまい、ふと時計を見ると2時半を回っていました。これは大変!と店を出てトゥクトゥクを探しますが捕まりません。友人がソンテウを捕まえ、ホテルまで行くには難しいと判断、ターペー門まで行って貰うことにしました。この門まで行けばトゥクトゥクが捕まります。乗り合いバスでもあるソンテウは安いですが、乗る距離が長くなれば途中で客を拾い、遠回りすることになりかねません。結果この選択は大正解でした。旧市街側のターペー門まで15分ほどで到着、そこから徒歩で門をくぐり外側に待っていたトゥクトゥクを捕まえました(ターペー門は車両が行き来できないのです)。華麗な乗り継ぎでホテルには3時前に到着。イベント出発までちょっと一息つけそうです。

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入口にずらりとおかずの鍋。カオソーイも美味しい店だったようです。

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グリーンカレー。お米の麺とよく合います。

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マンゴータンゴのはす向かいのカフェ。コーヒーも濃くて美味。

チェンマイ・ロイクラトンツアー2014 Day3 その2

サイアム・セラドンで現金を使ってしまったので両替をしなくてはなりません。銀行か両替屋を探さねば、と思っていたらツアーガイドさんがロビーにいたので聞いてみました。すると両替用の現金がありますよ!と封筒をごそっと出してきてくれました。実は初日もお願いしたのですが、銀行と同じレートでやってくれるのでとても助かりました。ついでにランチの相談をしてみたところ、行こうとしていたガイヤーンという鶏のローストなどの店は大体夕方からの開店だというのです。更にお祭り期間中なのでもしかしたら休みかもしれないとのことでした。友人と悩んだ結果、間違いなくやっているだろう市場に出かけてみることにしました。

目指したのはチェンマイで恐らく一番大きい市場、ワローロット市場です。隣接してモン族市場や別の市場があり、巨大なマーケットになっています。ホテルからぶらぶら歩いて15分ほどでしょうか。とりあえずフードコートを目指しましたが、やはりもう午後3時近くでは大半の店が営業を終えていました。幸い麺の店がまだやっていたのでここは是非に!とカオソーイを注文しました。カオソーイはこの辺りの名物料理で、ココナッツとカレーペーストで作る汁麺です。タイと言えばお米の麺が主流ですが、カオソーイは大抵日本のラーメンのような黄色いたまご麺を使うそうです。友人はこのたまご麺が今ひとつ好きでは無いそうで、カオソーイも興味なし(笑)、別メニューを頼んでいました。チキンがもう手羽中の煮込みの残りしか無いけど良いか?と言うのでOKしました。やってきたカオソーイはスープに浸った麺にカリカリの揚げ麺がトッピングされ、小皿には高菜のような漬け物と生の紫小タマネギ「ホムデン(私にはインドネシア語のバワンメラの方が馴染みがあります)」、半分に切ったライムが添えられています。漬け物は苦手なのでタマネギだけ入れて食べてみました。これは美味しい!タイカレー的な味もしますが所謂ターメリックというか食べ慣れた日本のカレー粉のような味もします。ココナッツも効いていて甘辛く、この濃いスープにはたまご麺がよく合うし、ホムデンの辛みがまた良い感じです!途中でライムと、テーブルに常備してある唐辛子を少し入れて味を変えて楽しみました。1杯35バーツ、大満足です。

その後食材の市場に行ってみたのですが、どうも売り場が浮ついていてまだ時間が早いのに片付けをしている店もちらほらあります。今日はお祭りのメインイベント、沢山の山車が旧市街を出発してこのワローロットの辺りまでやってくるのです。そのせいか早い店じまいのようでした。そう言えばガイドさんが「パレートは午後5時にターペー門を出発しますから是非見て下さい!でもタイ時間なので出発は6時かもしれないし7時かもしれません」と言っていたのを思い出しました。折角だからじゃあターペー門に行こうか、と買い物を切り上げ門に続くターペー通りに出てみたところ、既に歩行者天国になっていました。道路の両側には衣類や食べ物を売る店も見られます。麺類1杯ではちょっと食べ足りなかったので、ソーセージ屋台で1個1バーツのころころ丸いソーセージを10個(10個からだと言われました)買って友人とシェア。お米が入っていてプチプチした食感です。美味しい〜!更に路上でアイスクリームを売っていたので甘い物を補給。ココナッツのジェラート風のアイスですが、面白いのは紙のカップかコーンか食パンを選べると言うこと。食パンを半分に畳んでアイスを入れていきます。私は紙のカップにして、餅米もプラス。甘いアイスと餅米、めちゃうまです。二人ともこの類でお腹を壊したことはありません。今回も勿論大丈夫でした(笑)。

友人が着ている以前タイで買ったという象柄のゆったりしたパンツがとても素敵だったので、私も欲しいなぁと思っていました。そう言えば回りの外国人観光客はみんなこういうゆったりしたパンツウェアです。たまたまこの数日は涼しいのでデニムでも問題ないのですが、南国ではこういうウェアの方が快適そうでした。モスグリーンの象柄が可愛かったので当ててみるとちょっと長め、聞いてみるとメンズだそうです。でも大丈夫よ!と店員さん。友人も気に入った物があったので2着買うから、と50バーツ負けて貰いました。途中可愛い店を覗きつつ、ターペー門に到着したのは午後5時ちょっと前でした。

ターペー門の回りにはずらりと華やかな山車が並んでいます。でもどうみても出発しそうな雰囲気ではありません。車のエンジンもかかっていないしスタッフも殆どいないのです。丁度門の前の広場に食べ物屋台があったので見に行ったところ、カオニャオマムアのお店があったので購入、食べながら待つことにしました。屋台の一角には警備本部のような軍と警察の方が座っているテーブルがあり、その後ろには椅子が並んでいます。おばあちゃんたちがお茶を飲みつつ座っていましたが、後ろの方が空いたのでそこに座ろうとしたら、おばあちゃんたちが「もっと前に行きなさい!」と座っている軍人さんのすぐ後ろの席を指さしました。ええっ、ここ座って良いの?まるでVIP席です。仕方なく座ったところ、誰も何も言わないので安心してカオニャオマムアをいただきました。

ゆっくり食べて暫く待っていたのですがやはり一向に山車は出発しません。それどころか目の前の山車は車に差す飾りの傘の柄の長さが合わないのか、のこぎりで切り始めました。これは当分動かないと判断し、パレード見物は諦めて狙っていた鶏のローストの店に行ってみることにしました。店は旧市街の反対側の端です。途中私が行きたいと思っていたコーヒー屋があるので、そこでお茶してから、と目指しました。ターペー門を出たのは5時半頃でしたが、歩いているうちにどんどん日が暮れていきます。20分ほど歩くともう真っ暗になってしまいました。お祭りなので人は多いですが、みなターペー門方面に行くのでだんだん閑散としてきています。やっと目当てのコーヒー店を見つけたと思ったら午後6時に閉店したところでした。時刻は6時ちょっと過ぎ。ああ、またやってしまった…。

ここから更に歩き目当ての鶏のロースト店を見つけたのですが、ここも閉まっていました。どうやらお祭りなので臨時休業のようでした。がっくりした私たち、取りあえず近くのカフェを見つけ休憩することにしました。辺りはもうまっくらで夜遅いように思えますがまだ午後7時前なのです。居心地の良いカフェでゆっくり休み、これからどうしようか相談しました。同じ距離を歩いて門まで戻るか、はたまた来るまでホテルまで戻って仕切り直すか…ちょっと歩き疲れたのでホテルまで戻って荷物を置き、ナイトマーケットに行こう、と話は決まりました。丁度カフェの前にトゥクトゥクが拾えたので声をかけたところ「100(イーバイ)!」と一言。市場でもそうですが、どこでも中国語で話しかけられるのです。このトゥクトゥクのおっちゃんは裏道をひた走り、ターペー門付近の通行止めの道路を強引に横切って早々にホテルに帰ることが出来ました。ちなみにこのターペー門付近で、まだ動いていないパレードを眺めることも出来ました。待たないで良かった(笑)。

気持ちを仕切り直してナイトマーケットに行き、フードコートを見つけて食事にしました。私はガパオ(鶏肉とホーリーバジル炒め)のご飯添えに目玉焼きトッピングと、スムージー屋さんでマンゴースムージー。これで合計100バーツ(約350円)です。たっぷりのバジルにスパイシーな味付け、やはりタイはこうでないと!友人は私が平気で食べるのを見て「辛い物食べられるようになったよねぇ」と感心しきりです。彼女とは長いつきあいですが、私が北京に行く前はタイ料理なんて辛くてとても食べられない!と一緒に行ったことはありませんでした。多分これ結構辛いよ〜と笑っていましたが、全然辛く感じない私、やはり強くなったんでしょうか。

食後は店を冷やかしたりしてぶらぶら歩きました。マーケットの終点はターペー通りですが、パレードの最後尾がちらりと見えたので少し追いかけて見物です。丁度大きな川にかかる橋の手前で追いつき、見送ることが出来ました。パレードが終わった道路上ではあちこちでコムローイが上げられます。夜空は一面のオレンジの光、時折コムローイに花火を仕込んでいるのか、火花を吹きながら上がっていくものもあります。川沿いの寺院の境内は唄のステージと屋台が並んでいたので入ってみることにしました。タイの伝統料理やワッフルのような洋風の物、果てはにぎり寿司の屋台まであります。可愛い髪留めが沢山売られていたので友人と相談、1本20バーツだというので6本買うから100バーツにしてくれと言ったらOKが出ました。色とりどりのゴムを束ねた可愛い髪留め、もっと買えば良かったと後で後悔しましたが、ここ以外どこにも売っていませんでした。

お祭りで浮かれているマーケットを歩き、ホテルまで戻ります。昨日行ったマッサージ屋に寄って、今回はオイルマッサージ1時間250バーツをお願いしました。香りの良いオイルで全身をじっくりマッサージしてくれます。中国で通っていたマッサージはツボ押し系でしたが、ここではリンパマッサージ風なので痛いことはありません。アジアのリゾートのスパで受けるオイルマッサージほどムードはありませんが(笑)、すっきりリフレッシュしてお店を出ました。マッサージ好きの友人、明日は何にしようかなぁと言っていました(笑)。

今日も長い長い1日でした。ぐっと荷物が増えましたがパッキングはせず袋ごと並べておきます。今したところで仕方ないので…。明日はメインイベントのイーペンライナーですが、ピックアップの3時半まで自由行動です。ネットを駆使して調べまくり、午前中徒歩圏にあるスーパーと、もう一度ワローロット市場に寄ることにしました。実質最終日、悔いの無いようがんばります。

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カオソーイ35バーツ!

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市場の花屋さんはお供えだらけです。

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ソーセージ屋さん。良い匂いで通り過ぎるのは無理…。

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アイスクリーム屋さん。結構繁盛してます。

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山車の前でみんな記念撮影。

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本日のカオニャオマムア。餅米が2色です。

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ガパオライス。美味しかったです。

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もうどこでもコムローイ上げ。空は星では無くコムローイの明かりだらけです。

チェンマイ・ロイクラトンツアー2014 Day3 その1

tailan2014_3_4朝7時に起床。いそいそ窓を開けてみましたがやはりどんより曇り空です。心持ち昨日より遠くが明るいかも…?支度をして朝食を食べに行き、出かける準備をします。暑い南国を予想していたので持ってきた衣類はドライ仕様のTシャツやタンクトップに薄手の羽織り物ばかり。念のため、夜用に持参した長袖のパーカを持って行くことにしました。

朝9時にホテルまで迎えの車がやってきました。現地の旅行会社、チェンマイハッピーツアーで車のチャーターをお願いしていたのです。運転手さんは日本語が話せませんが、友人のタイ語とお互いのちょっと怪しい(笑)英語でなんとかなりそう。行き先は事前に伝えてあり、山の上にあるお寺ドイステープと、チェンマイ市街を挟んで反対の郊外にあるセラドン焼きのショップへ行くことになっています。ですが運転手さん、なにやらドイステープを後に行こうと行っている様子。でもセラドン焼きのショップでゆっくり買い物したいし…とおろおろしていると、ホテルすぐ傍にオフィスがあるというので寄ることにしました。そこで日本人スタッフを交えて話してみると、どうやら山の上は霧が濃いので、後から行った方が良いのではと運転手さんは言っていたのでした。とは言え天気予報から考えると時間が経てば晴れるという訳でもなさそうなので、予定通りドイステープに行って貰うことになりました。

ドイステープ寺院は正式名称「ワット・プラタートドーイステープ=ラーチャウォーラウィハーン」、通称ワット・ドイステープです。通称は「ステープ山」という意味なのでステープ山寺院ということでしょうか。出発前はあまり気にしていなかったのですが、blogに纏めるに辺りいろいろ調べたところ、この寺院は「未年生まれの人の巡礼地」だと分かりました。お参りした際のお祈りの言葉があるそうです。未年の私、痛恨のミスです…!

市街から離れていくと緑がどんどん濃くなります。間もなく道は上り坂になり、くねくねとした山道になりました。道路はキレイに舗装されているし幅も広いので怖くはありません。20分も山道を登ったでしょうか、唐突に道が開けドイステープ寺院の入口が見えてきました。お寺自体は更に上なので見ることは出来ません。ここで運転手さんには待っていて貰い、階段で上がるかケーブルカーで上がるかの2択になります。体力温存のためということで登りはケーブルカーに乗ることにしました。料金は拝観料込みで50バーツ(約170円)。ケーブル代が20バーツで、往復チケットになっています。

空港でもそうだったのですが、タイの観光客向けの場所ではタイ語・英語・中国語の3カ国語表記が非常に多いのです。友人はタイ語が分かりますが、タイ文字は複雑でフォントのが違うと全く違うように見えてしまうことがあるそうです。私は中国語ならなんとか、ということで各地で中国語のお陰でなんとかなりました(笑)。ケーブル乗り場からお寺の解説から注意書きまで、日本語はあまり見る機会はありませんでした。

ケーブル乗り場はエレベーターホールでした。え?エレベータなの?と思ったらなんと入口はエレベーター仕様、中は窓付きのケーブルカーでした。ですが窓はあってもこの線路はすっぽり覆われていて外は全く見えません。窓要らないじゃん!ものの数分で終点に到着です。ちょっと拍子抜けでした。ケーブルを降りると門があり、そこをくぐると広場になっています。小雨がまた降り出しましたが、ここで靴と靴下を脱がねばなりません。雨の当たらなさそうな木陰に靴を置いて、裸足でタイルの階段を上ります。お参り用の花と蝋燭がおいてあるので、20バーツを入れてお供えを取ります。キレイな蓮の花はお寺にぴったりです。

境内はもうまばゆいばかりのキンキラキンです。うわぁ小乗仏教のお寺はあまり来たことが無かったんですが、これはすごい!丁度薄日が差してきて、更にきらきらと輝きます。取りあえず皆の真似をして、お堂の周りをお供えを捧げ持ってぐるりと回り、お供えを供えて蝋燭を灯します。エメラルド色の半透明の仏像がとてもキレイです。お参りをした後、何となく皆に付いていくと別のお堂にお坊さん座っていました。ここで魔除けをつけてくれるそうなので、20バーツを箱に入れます。お坊さんは女性に触れないので、隣にいた男性がお経を唱えながら私たちの手首に白い紐を結びつけてくれます。その後お坊さんが竹箒のようなものでボウルに入った水をばっしゃばっしゃとみなに掛けていきます。かなり濡れますが、これが大事なようです。

天気がだんだん良くなってきました。ゆっくり境内を回ってから戻ることにしました。先ほどの広場には沢山のベンチや椅子がおいてあるので、座ってゆっくり脚を拭いて靴を履くことができます。裸足でぺたぺた表を歩くのはなかなか気持ちが良かったです。帰りは階段ですが、手すりが龍になた豪華な階段は思ったより短く、これなら登りも歩けば良かったかな?という感じでした。龍の階段が終わると、今度は道路まで階段の両側は屋台が沢山出ています。街中と比べてもそれほど高くは無いようでした。

無事運転手さんと落ち合い、車に乗りました。山を降り次の目的地、サンカンペーン地区にあるサイアム・セラドンの店を目指します。車で30分以上はたっぷりかかったでしょうか。車のチャーターは4時間の約束なので大丈夫かとドキドキですが、昼前にはサンカンペーンに到着できました。サンカンペーン地区は他にもセラドン焼きのメーカーや銀細工、工芸品の店が製作所を併設して点在しています。買い物ツアーだと大体手書きの傘やシルク製品、セラドン焼きなどを順に回るようですが、セラドン焼きだけに行きたかったのでチャーターにしてしまいました。中でもサイアム・セラドンは安価で日常使いには最適化と思い選んだのです。

店内は広々としていて、ずらりと陶器が並んでいます。置物やいかにも高級そうなものはガラスケースに入っていますが、殆どは台に平置きです。私は家で使う、煮物などを盛れる中鉢と、おかず皿になる直系25cm程のお皿を2枚欲しいと思っていました。ぐるぐる店内を巡り、無地のグリーンの中鉢(300バーツ)と青海波のような模様のお皿(170バーツ)を2枚ゲット。セラドンは厚手の焼き物なので、それだけでもうずっしり重いです。ですが小物がとにかく可愛い!小さな猫や象の置物、お香立て、灰皿、カップに小皿…スーツケースが許すならもっと買いたいくらいでした。ですが持って帰ることを考え、泣く泣く最小必要限度の小物に止めました。ここではりゅうにウェットフードを食べるための足つきのお皿を購入。本当はロータス模様のソープディッシュやオーバル皿も欲しかったのですが、きっとまた来るぞ!という思いで振り切りました(笑)。

友人もそれなりにお目当ての物を見つけたようです。買い物を終えて店を出るとタイムリミットまであと40分ほどでした。帰りはホテルでは無く、スーパーマーケットで降ろして貰うことにして、ホテルからもそう遠くない巨大スーパー、テスコでチャーター終了です。ちなみにこのチャーターはガソリン代別で、テスコ傍のGSでガソリンを入れ、代金を私たちが支払うというシステムでした。ガソリン代は160バーツでした。

巨大スーパーであれこれ物色しましたが、友人が探していた物は見つかりませんでした。私は友人のすすめであれこれ小物やスパイスを購入。チェンマイは市街地にはこういうスーパーが殆どありません。大型スーパーは郊外のバイパス沿いにあるようです。また来るのは面倒なのでできるだけこの日に済ませられるようにしました。定番唐辛子にココナッツパウダー、トムヤムクン味のプリッツはダンナのお土産に。また友人お勧めの肌につけるパウダーを購入しました。日焼け止め効果もあり、ベビーパウダーのように粒子が細かいので肌がべた付かなくなるようです。このパウダーはタイではポピュラーだそうで、売り場にもかなり広い面積を取って並んでいました。

トゥクトゥクというバイクタクシーで帰りたかったのですがつかまらなかったので、ソンテウという乗り合いバス?で帰ることに。乗り合いなのであちこち回ることになり、結構時間がかかってしまいましたが街を楽しんだと言うことで良しとしましょう。この次点で午後2時過ぎ、まだお昼ご飯を食べていません。さて何を食べに行こうかな…?

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エレベーター(?)内部より。窓があっても無意味…。

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裸足でもタイル敷きできれいです。

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沢山の仏像の前でお祈り。

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こんな風に運ぶようです…。

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ここで魔除けを貰います。

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この白い糸が魔除け。結び目があります。

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帰りは階段で。案外登れたかも…。

チェンマイロイクラトンツアー2014 Day2その2

小雨が降る中、バスはメイピンホテルを出発しました。行き先は郊外にあるダラデヴィ・チェンマイ。最高級クラスのホテルです。今夜はここでツアー会社主催のディナービュッフェとコムローイ上げ、ロイクラトンを流すイベントが行われるのです。夕方のラッシュアワーのせいか道路は大混雑、本来なら20分ほどで到着するようですが、結局1時間近くかかってバスはホテルに到着しました。

狭い石造りの門を入ってパーティールームのある建物に向かいます。このテラス部分にはタイの伝統的なおやつや軽食がその場で作られて提供されていました。バナナのフリッターや小エビの唐揚げ、ココナッツやたまごを使った甘い焼き菓子、レモングラスのジュースなどなど…これはビュッフェではなくウェルカムフードなのだそうです。私の一番気に入ったのは葉っぱにナッツや刻んだタマネギ、小エビなどを入れて丸く包んだもの。葉っぱの香りがとても良く、ざくざくした歯ごたえもたまりません。余りに美味しかったので、着席後また貰いにいってしまいました。

会場内に入ると天井の高い大きな宴会場でした。事前に座るテーブル番号を聞かされていたので、迷うこと無く席に着きます。暫くするとスタッフからの挨拶の後、ステージではダンスショーが始まりました。食事は会場の両サイドのテラスにあるのですが、人数に比較して狭いのでスタッフがテーブルごとに順番に指示していきます。それでも無視して食事を取りに行ってしまう人がちらほらいてびっくり。以前住んでいた某国なら分かりますが(笑)日本人なんだから話を聞こうよ…。

食事メニューはタイ料理ですが、かなり洗練されています。揚げ物やサラダ、定番タイの焼きそばや和え物など、老若男女いる客層を考慮してか、タイらしい辛さは控えめになっています。ですがこれがとても美味しい!ローカル食堂のがつんという味付けも好きですが、こういう上品なタイ料理も美味しいなぁ〜。デザートコーナーはべつにあり、ココナッツをふんだんに使っているタイ伝統のお菓子からマカロン、チョコレートのデザートまで揃っています。目に付く物をいろいろ持ってきましたが、思っている味と違ってびっくりすることも。でも美味しくないのでは無く、めちゃ美味しいのです。タイで完璧なマカロンが食べられるとは思っておらず、そこにもびっくりでした。お菓子はどれも甘さ控えめ、お腹が許せばもう一度もらいに行きたいくらいでした。

ちなみにこのディナー、飲み物は別料金で設置された飲み物カウンタでお金を払って受け取ります。お水もあったし、最初にもらったジュースもあったので私たちは結局それで最後まで通してしまいました。その後抽選会があり、ホテルの宿泊券や航空会社のグッズなど品数もそこそこあったのですが、何せ総勢300人…私も友人も残念ながら何も当たりませんでした。

この間も雨は降ったり止んだり、なかなかスカッと上がってくれません。コムローイは紙で出来ているので、水に濡れてしまうと重くなり飛ばなくなってしまいます。ホテル側からは飛び損ねたコムローイが建物や木に落ちて火災の心配があるので中止して欲しいとの要請があったようですが、ツアー会社はなんとか食い下がってくれたようです。結局雨が上がった隙を狙って、建物に影響の無い芝生の中庭で行うことになりました。本当はエントランス前で荘厳なダラデヴィの建物を眺めつつ…というシチュエーションだったようですが、出来るだけありがたいです。ツアー会社としては、本番は2日後のイーペンライナーインターナショナルなので、予行練習にということもあったようでした。場所が少し狭いので、これまた順番に呼ばれ、中庭に出て行きます。

初めて見るコムローイは思ったより大きかったです。ラプンツェルの映画では卓上ランプくらいの大きさだったと思いますが、こちらは直系1m!高さは1.5mくらいでしょうか。丸い竹製の輪の中心に、3方向から紐状の物で燃料をしみこませたドーナツサイズのものが吊されています。この竹製の輪に紙袋が付いているようなものでした。ホテルのスタッフが今回は大勢手伝ってくれ、コムローイを広げたり火をつけたりしてくれるので安心です。

順番になり、友人とコムローイを持ちました。燃料が勢いよく燃え、紙袋の中はどんどん熱くなります。この日は湿気のせいか、暖まってくるとコムローイから蒸気がもくもくと上がり始めました。でもまだ我慢我慢!完全に空気が暖まるまで手を放してはいけないのです。きちんと持っていないと紙袋があおられて燃料の火が引火しそうになります(実際することもあります)。5分近く我慢して、スタッフの合図で呼吸を合わせてコムローイを押し上げるように空に放します。するとコムローイはゆらゆらしながらも、かなりの勢いで空高く飛んでいくのです。

下から見ると炎のオレンジ色が白いコムローイの内側を照らして、まるでクラゲを下から見ているようです。みるみるうちに空高く上がり、まるで星のように小さくなりました。風向きのせいで、コムローイは同じ方向に流れていくのでオレンジ色の天の川のようです。あちこちから歓声が上がっていました。

この後、ロイクラトンというお供えに火をともしてホテル内の池に流すことになっていたのですが、一日雨だったお陰で水辺がぬかるんでたいへんなことになっているようでした。残念ながらロイクラトン流しは中止になりましたが、バナナの葉と蘭の花で飾られたキレイなロイクラトンをお土産に貰いました。ホテル近くの川で流せる人はどうぞ〜!ということでした。

再びぽつぽつ降り始めた雨の中をホテルまで戻りました。時間は10時前、まだ賑わっていると言うことなので、徒歩数分のナイトマーケットに行ってみることにしました。ナイトマーケットは毎晩700mほどの道路を通行止めにして行われています。このマーケットを当て込んでか、道路の両側には大きなフードコートや土産物が並ぶアーケドがずらりと並んでいるのです。この日はまさか行けると思わなかったので偵察がてらという感じでしょうか。ホテルからだと丁度マーケットの真ん中辺りに出られるので、この日は南下してあれこれ見物しました。

売られているのはTシャツやら象プリントのエスニック衣類が多く、アクセサリやソープカービングなどもちらほら見かけます。その中でも友人が事前入手していた是非買うべき物は「ガラメー」、キャラメルです。バーガーキング前に出店しているガラメー屋が美味しいとのことで早速行ってみました。並ぶガラメーは黄緑に赤、黄色に茶色…正直美味しそうとは思えません(笑)。ですが見ていると味見をさせてくれました。お勧めはこれ、とゴマの入った緑色のもので、食べてみるとなんとココナッツ!キャラメルと言うより緩いグミっぽい感触です。更にコーヒーにパッションフルーツ、どれも美味しい!ということで、自分で詰めて500g100バーツ(約350円)。お土産に配れそうです。

小雨が時折ぱらつく中、ガラメーをもって部屋に戻りました。それにしても盛りだくさんの長い一日でした。ベッドに入ったのは1時頃でしたが、日本時間なら午前3時、通りで眠い訳です。2日目はちょっと郊外まで行くので少し早起きでがんばります…。


ダラデヴィでのコムローイ上げの様子です。

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美味しかった葉っぱ包み。

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ずらり並んだロイクラトン。

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デザートの数々…。

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タイと言えばやはりフルーツカービング!

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コムローイ上げ成功!

チェンマイ・ロイクラトンツアー2014 Day2その1

tailand2014_2_1飛行機は無事定刻に出発し、バンコク・スワンナプームに到着しました。ここからトランジットカウンターを抜けてチェンマイ行きの国内線に乗り継ぎます。チェンマイ行き出発まで2時間以上、構内のマクドナルドでコーヒーを買い、ネットを繋げて暇を潰します。やっとチェンマイ行きに乗り込み、午前9時半過ぎ、チェンマイ空港に到着しました。

ツアーなのでゲートを出るとガイドさんが待っています。今回は大所帯で総勢観光バス10台、およそ300人ほどのようです。事前に自分たちのバス番号は知らされているので、迷うこと無くバスに乗り込みました。下部に荷物を収納できる大型バスですが乗客は25人ほど、かなりゆったりです。向かったホテルはチェンマイの老舗ホテル「インペリアル・メイピン」。かの歌手テレサ・テンが亡くなったホテルとして日本人にはよく知られているのでは無いでしょうか。古いですが掃除の行き届いた気持ちよい部屋です。ここで荷物を置き着替えと化粧を済ませてチェンマイの街に出発です!

ですがこの日は生憎の曇り空で、ホテルを出るとぽつぽつ雨が落ちてきました。気温も低めでとても南国とは思えません。ホテル近くにあるチェンマイ名物カオソーイ(カレーラーメン)の店を探しましたが、どうやらお祭りで閉まっているようでした(これは日程中、なんども遭遇しました)。なので通りがかりの食堂「ロット・ヌン」に入ってみることにしました。

ローカルな食堂ですが、メニューには写真と英語表記があります。一番のお勧めらしい、魚のすり身団子が入った麺を二人で注文しました。すり身団子の他に小さな餃子のような物も入っています。見てくれはグレイ一色でいまいち感満載ですが、食べてみると良いダシが出ていて優しい味なのです。テーブルには様々な調味料が備え付けてあるので、しばらくノーマルで食べた後、唐辛子やナムプラーを足して味を変えて楽しみました。

すっかり本降りになった雨の中を目的も無くぶらぶら。食堂のあったジャルーンプラテート通りからメインストリートとも言えるターペー通りを一路ターペー門へと向かいます。土産物屋などが並びますが、雨なので傘を畳んで入る気にもなれず、ふと道路から見えたドナルドダックもどきのある寺院に入ってみることにしました。ここはワット・ブッパラームというお寺で、境内には不思議な彫像がそこかしこにならんでいます。カオソーイをすするドナルドダックが有名だそうで、他にもアフリカの動物たちやキャラクターもどきもあり正にカオス状態です。お寺にも入ろうかと思ったのですが、タイのお寺は靴を脱いで裸足で入るしきたりなので、雨の中ではちょっと躊躇われました。結局境内を一回りして再び散策に戻ります。

雨はいよいよ激しくなってきました。歩き疲れて少し甘い物が欲しくなったので、ターペー門をくぐり旧市内に入ります。カフェは外国人観光客が鈴なりに雨宿りしていました。私たちはローカルの食堂をみつけ、ここでカオニャオマムアで休憩することにしました。カオニャオマムアは訳すと「餅米マンゴー」。蒸した餅米に生のマンゴーを載せ、ココナッツミルクを煮て作ったソースをたっぷりかけていただくデザートです。この辺りでは大体相場は50バーツ(約160円)。やってきたカオニャオマムア、わくわくしながら一口…うわ、これめちゃ美味しい!マンゴーのえぐみをココナッツミルクが中和し、ちょっと堅めのむちむちした餅米が全てを一体化します。これ毎日食べたい!と友人に思わず訴えました(笑 )。

雨も小降りになってきたのでホテルに戻ることにしました。ターペー門を出て今度はお堀沿いに道路を歩き、ホテルへ向かいます。まだイベント集合時間までは時間があったので、ホテルの目の前に並ぶマッサージ屋に入ることにしました。まずは足裏マッサージ1時間、お値段は200バーツ(700円位)です。日本人の男性がオーナーだというこの店、かなり繁盛しているようでした。友人と二人であっというまに撃沈。機内ではしっかり寝られず、時差の関係で1日が長かったからでしょう。マッサージが終わるころにはすっきり目が覚めました。

軽くなった脚でホテルに戻り、集合時間までウェルカムフルーツとコーヒーで休憩。いよいよ最初のイベント、ロイクラトンナイトに出発です。でもこの雨、大丈夫かなぁ…。


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ロット・ヌンのギアオ・プラー。60バーツ(約200円)。
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ワット・ブッパラーム。
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カオソーイをすする足長ドナルドダックもどき。
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ターペー門を外側から。
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カオニャオマムア50バーツ。毎日食べたい!

チェンマイ・ロイクラトンツアー2014 その1出発まで

tailand2014_1_19月の終わり、twitterで友人がつぶやいたのがきっかけでした。
「どなたか11月5日の深夜出発チェンマイロイクラトトンツアー行きません?塔の上のラプンツェルで感動的なシーンのあのコムローイ上げをします。なんともう申し込み金払ってるのに旦那が行けなくなったって…」

5日間(実質4日間)という短い日程、タイに詳しい友人、ツアー代金も自分のバイト代で出せそう…と言うことでダンナにお願いし、渋々ながらも行かせて貰えることになりました。激務のダンナには申し訳ないけどこの際思い切って行っちゃうことになったのです。早速参加者氏名の変更手続きを取り(航空会社直系の旅行会社主催だったので無料で変更できた)、自宅にツアー詳細が届けられました。

空港や乗り継ぎは各自でですが、チェンマイ空港にはガイドさんがいて、バスでイベントに参加する、所謂「ツアー」です。私は海外旅行でこういうバスツアーは行ったことが無かったので、旗持ったガイドさんに付いていくのか〜とも思いましたが(笑)、よくよく日程表を見ると初日の夜からのイベントと3日目の夕方からのイベント以外は全くのフリー!でした。思いの外自由時間が多く、チェンマイの街を歩けそうです。これはどちらも楽しめる美味しいツアーのようです。流石タイ通の友人!

私はタイは北京時代に一度、それもサムイ島しか行ったことがありません。当時バンコクの情勢があまり良くなかったのでバンコクはトランジットと寝るためだけにエアポートホテルに泊まっただけです。行き先のサムイ島はビーチリゾートで、タイ料理は満喫しましたが市場や買い物、公共交通機関は全くと言って良いほど行ったり使ったりはしませんでした。なので今回がある意味本当のタイ・デビュー(笑)となる訳です。

早速ガイドブックを探しに行ったのですが、バンコクはあってもチェンマイはほんの数ページしか掲載がありません。それも定番のお寺紹介と郊外のエレファントパークやサファリツアーなど、町歩きとは全く関係のないものばかりです。ですがタイの情報が全くないのも心配だったので、まっぷるのタイ・バンコク版を買ってみました。かろうじてチェンマイ市内の地図があったのが決め手です。もう1冊は出版されたばかりの「かわいいチェンマイ」。女性の好きそうな可愛い雑貨店、お洒落なカフェ、ローカル市場でも買える可愛い小物など紹介しています。何より情報が新しいことがポイントでしょうか。

出発1ヶ月前、友人と第一回の打ち合わせと称して友人お勧めのタイ料理店でランチに行きました。お互い資料を持ち寄り、自由時間をどうするかという相談です。お祭りに参加するツアーなので、チェンマイ全体がお祭りで観光客が多いことが予想されました。そこで早めの方が良いよね、と、友人の知り合いのチェンマイ通の方からの情報を元に、車をチャーターして郊外に出かける計画を立てることにしたのです。日本人向けの現地旅行会社も数社あり、日本語や英語の半日・1日ツアーも催行されていますが、お土産屋などに引っ張り回されるのはごめんなので、4時間の車のチャーターをすることにしました。

大体このくらいの流れを決めて、後は各自もうちょっと考えよう!と第一回の打ち合わせは終了。持って行く物などもあれこれ友人に相談しました。暑い国とは言えチェンマイは北部の街なので夜は結構涼しいらしいのです。お祭りは夜がメインなので長袖も必要でしょう。またペットボトルを持ち歩いて水分補給しないといけないと言うことで、ボトルの入るバッグが必要になりました。更に、前回のハワイ旅行の帰路で、長年使ってきたサムソナイト・オイスターのキャスターのゴムが剥がれてしまっていたのです。修理には2週間ほどかかるようだし、この際もう少し小ぶりのスーツケースを買おう!と、日々ネットで安くで丈夫な物を探すことになりました。

ツアー日程はざっとこんな感じです。

1日目:羽田空港で各自チェックイン
2日目:日付が変わってすぐ出発、バンコク乗り継ぎで朝チェンマイに到着。
    チェックイン後フリータイム。
    夜はツアー主催の「ロイクラトンナイト」。ダラデヴィチェンマイでディナーブッフェ後
    灯籠流しとコムローイ上げ。
3日目:終日フリータイム
4日目:午後3時半ピックアップ、「イーペンライナーインターナショナル」に参加
5日目:朝チェックアウト、バンコク乗り継ぎで帰国。

イーペンライナーインターナショナルは、先だって行われる仏教行事「イーペンサンサーイ」の外国人観光客向けの物で、内容はほぼ同じだそうです。

タイでは陰暦12月の満月の夜に、川の恵みに感謝し、また自らの穢れを濯ぐため線香や花で飾られた灯籠を川に流す風習があります。(これはタイに限らず、東南アジアの諸国で多少の違いはあれ行われているようです。実際私は以前カンボジアのシェムリアップでこのお祭りに参加したことがありました。現地では「水祭」と言っていてやはり灯籠を流します。)これをロイクラトンと言いますが、チェンマイでは「イーペン」と言って灯籠流しだけで無く、灯籠に見立てて飾り立てた山車で街をパレードをする独特の祭になっているようです。

また、チェンマイではサンサーイ地区にあるメージョー大学敷地内で紙で出来た気球コムローイを空に飛ばすイーペン・サンサーイという仏教行事があります。これは本来陰暦2月の満月の日に行う行事でしたが、今ではロイクラトンと同時期に行われるようになったと言うことです。イーペンというのはタイ北部の言葉で「陰暦2月」という意味だそうです。

イーペンサンサーイはロイクラトンの2週間ほど前に開催されたようでした。チェンマイのロイクラトン祭は3日に渡りパレードやコンテストが行われ、パレード時には道路も歩行者天国になります。イーペンサンサーイの儀式とは別に既にコムローイ上げは市民に浸透しているようで、このロイクラトン祭の時期あちこちで上げるようです。このお祭り期間中、コムローイが飛行機の運航に危険が及ぶと言うことで、夜6時だか7時以降は全て欠航となったと出発前にニュースでやっていました。

出発まで2週間、最終日程表が届いたので第2回の打ち合わせを決行。ここで車のチャーターは4時間、行き先は山の上にあるチェンマイ一の寺院、ドイステープ寺院と同じく郊外にあるセラドン焼きの工房兼ショップへ行くことに決めました。また、ホテルでは無線LANが使えますがいざという時のため、日本からポータブルのWifiを借りることにしました。ネット依存(笑)な二人の旅には良さそうです。

そして2014年11月5日の夜10時、私たちは羽田空港で落ち合いました。これからタイに向けて出発です!

中国茶会 2014年秋

beizi_mei北京で通っていた中国茶の学校「東方国芸」が日本で年に一度お茶会を開催して3年目となりました。今年は私がお世話になった老師も来日するとのこと、友人と一緒に参加することになりました。

今年は3部構成で午前・午後・夕方と茶会の内容が変わります。私たちは久々に美味しい岩茶が飲みたい!と、武夷岩茶を飲む午後の会に参加することにしました。空きっ腹に岩茶はヘビーなので、お昼に待ち合わせてファストフードで軽いランチを済ませました。会場となるお寺はとても素敵なお寺で、お茶会にふさわしい静かな佇まいです。

まずは老師による岩茶のお点前です。紫砂壺という小さな急須型の茶器で淹れる工夫茶のお点前はとても優雅。私はこのお点前を習うコースを飛ばしてお茶を評価するコースに入ってしまったので、きちんとしたお手前は出来ません。それがちょっと悔やまれます。老師は日本語が話せないので、もう一方の日本語を話せる老師が解説と翻訳を務めました。

最初のお茶は水仙です。中でも武夷山茶のマイスターと呼べる方の作った花香水仙が用意されました。水仙は北京で飲む機会も多かったのですが、普通年に2度ほど収穫するお茶を年に一度春にだけ摘んで作ったこのお茶は、流石花香と名の付くだけある繊細な優しいお茶でした。何より花の香りが高く、これぞ中国茶!という印象でした。

二つ目は白鶏冠です。これは四大岩茶の中の一つですが、今は生産量も少なくなってしまいました。とある伝承からつけられた白鶏冠の名ですが、名にふさわしくこの茶葉の木は黄味の強い明るい黄緑色をしているそうです。茶水の色も金色で、ほんのりした甘みがあるのが特徴でしょうか。私も学校で数度飲んだだけですが、良い出来だと言う今年の白鶏冠の春茶は全く印象が違っていてびっくりです。こんなに美味しいお茶だったかな?(笑)

三つ目は武夷岩茶の代表とも言える大紅袍です。偽物やブレンド物の多いお茶ですが、この大紅袍は折り紙付きの本物です。がっしりした岩茶特有の「岩韻」がはっきり感じられます。高価なお茶なので自分で買ったことはありませんが、こうしてお茶会や学校で何度か飲む機会がありました。帰国後、ふとしたことでこの茶葉をいただいたのですが、勿体なくてまだ開封すらしていません。何より美味しく淹れる腕が無いとなぁ…と茶葉を眺めるばかりです。

最後はこちらも四大岩茶のひとつ、「鉄羅漢」です。これも四大岩茶と言っても現代ではなかなか希少なお茶となりました。パンチの効いた岩韻にほんのちょっとスパイシー、ですが後にふんわりと甘さが残ります。これもやはり北京ですら飲む機会は殆どありませんでした。こうして何かの機会に飲むと、流石四大岩茶と呼ばれたお茶だと感じられます。

私が北京に行った頃は中国ではプーアール茶のブームが起こり、餅茶と呼ばれる固く圧縮したお茶は古ければ古いほど高価でした。それが帰る頃には紅茶のブームが起こり、安く売られていた紅茶があっという間に値段が跳ね上がりました。そして今、白茶のブームが来ているそうです。白茶は私が住んでいた頃は夏に飲むお茶で扱う店も少なく、またとても安価でした。老師は今はびっくりするくらい値段が上がってしまったのよ、と言っておられました。お陰で紅茶の価格が下がったそうなので、今回帰り際に大好きな中国紅茶、滇紅を少し買ってきました。実は家にはまだまだ茶葉があるのですが、こうした機会があるとふらっと買ってしまいます。

2時間お茶を楽しみ、老師とおしゃべりや記念撮影をしてお寺を後にしました。中国語がまだ使えるかちょっとドキドキしましたが、とりあえず老師との会話も出来、またお茶会の中の解説も中国語で聞き取ることが出来ました。やはり生の中国語に触れる機会は必要なようです。そして今回のお土産の杯子は「梅」でした。また来年お茶会は開催されるので、次回もまた中国語で老師とおしゃべりができるよう、精進したいと思います。


baizhidahongpao

10月の粉物教室 油餅・油条

youtiao懐かしいような、新しいような。

月に一度のお料理教室も残すところあと2回となりました。10月はなんと油餅(ヨウビン)&油条(ヨウテャオ)。その名の通り油で揚げたパンのような物です。揚げパンと大きく違うのは、生地がふにゃふにゃだと言うことでしょうか。更に生地は揚げる前に数時間寝かせる必要があるので、自分で作った生地は持ち帰り、先生が全員の分の生地を準備してくれていました。

北京では油餅、油条と言えばやはり朝食メニューでしょう。熱々の豆乳と油条は定番の組み合わせです。私が北京で住んでいた辺りは、暮らし始めた当初はまだ見かけた気がするのですが、開発が進みそういうお店はほぼ無くなってしまいました。なので、北京で食べたことは殆どありません。辛うじて油板と言って更に薄く揚げた物を煎餅というクレープ状の物に挟んで食べていましたが、ほぼ別物と行って良い代物です。

生地は全く同じですが油餅は生地をのばして、油条は細い生地を捻って揚げます。それだけで食感が全く違うのが不思議なところでしょう。油餅はさくさく香ばしく、油条はもっちりと揚げパンのようです。今回のメニューは雑穀のお粥に油餅、熱い豆乳に油条。これに野菜と柿のさっぱりとした和え物でした。ほんのり塩味の聞いた油餅と油条、ちょっと多いかな?と思ったのですが案外さくっと食べられました。熱熱の油条を豆乳に浸して食べるとクリーミーでとても美味しいです。そして豆乳にも油条の油が落ち、こちらも更にクリーミーになっていきます。今回はかなり良い油を使っての実習だったので美味しく頂きましたが、自宅で作るにはどうだろう…と躊躇してしまいます。普段揚げ物に使うキャノーラ油ではやはり油っぽく感じてしまうかもしれません。

片付けも終わり、友人達といつものようにカフェへと繰り出しましたが、いつものようにケーキ!とはなりません。時間が経つとなんだかお腹いっぱいになってしまいました。この日は全員コーヒーなどの飲み物だけと、とても珍しい2次会となりました。



livedoor プロフィール

satsuki

6年間の北京生活を終えて2011年3月に日本に帰ってきました。愛猫ふぇいは2012年11月に虹の橋へ旅立ち、2013年6月にりゅうりぃを弟猫として迎えました。ダンナと私、そしてりゅうの3人(?)家族です。

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