February 21, 2016

台北への道 ~ジェットスタージャパン~


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日本航空(JL)、チャイナエアライン(CI)、キャセイパシフィック航空(CX)。
名古屋と台北を結ぶ航空会社は三社のみで、LCC未就航だったこともあり近いのにどこか遠く感じた台北。

しかし、2015年12月、台北線のLCC競争時代へ突入。
12月にジェットスタージャパンとVエアーの二社が就航、続いて16年1月にはタイガーエアー台湾就航。
さらに、2016年中にエアアジアジャパンの就航も見込まれている。

そこで、我が初海外の地である台北へ、約14年ぶりの渡航決定。
土曜の朝に出発し、月曜の早朝帰着、有給消化無しの週末1泊3日弾丸旅行。
就航記念セールのおかげで、ジェットスタージャパン利用 燃油・諸税込約11,000円と破格プライス!

【旅程】 ※所要時間は通常飛行時※
中部国際空港 - 台北桃園国際空港(GK091:搭乗率約45% / 所要約3時間25分) 
台北桃園国際空港 - 中部国際空港(GK092:搭乗率約60% / 所要約2時間35分)


11月に利用した春秋航空 上海線の経験があるから、今回は安心。
05:23 大曽根発の始発列車に乗り、金山駅乗り換えで、中部国際空港に06:12着。
ジェットスタージャパン国際線のチェックイン終了は出発45分前、利用便は07:25発だから06:40。

文字数の都合からか、フライトボードは「ジェットスター」と記されているが、正しくはジェットスタージャパン。
ジェットスターは「JQ」便、ジェットスタージャパンは「GK」便であることを覚えておくと良い。
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チェックインはFカウンター奥。
12月12日に就航して二度目の土曜日、その割に随分閑散としている。
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ほぼ待つこと無く、06:20にはチェックイン手続き完了。
機内持込荷物は7kgまでの制限があるが、重量確認はしっかりとされる。
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余裕あるジェットスタージャパンカウンターの一方、この日も春秋航空カウンターはカオス状態。
上海便の受付は終了のため、待っているのはハルピン線搭乗客。
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セキュリティ・出国手続き共スムーズに済まし、クリスマスを感じさせる制限区域。
免税店や一部の店は既に空いている。
ちなみに、チェックインカウンターエリアの土産店は06:30~OPEN。
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出発は一番端の23番ゲート。
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GK091便、機材はA320。
エコノミークラスのみの設定で座席は3-3配列。
4名全員日本人のCA(女性3名・男性1名)、機長も日本人。
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定刻よりやや早い07:18出発、07:28離陸。
機内アナウンスは日本語&英語、たまに中国語。

座席は革張りで、少しばかりのリクライニング可。
広い座席とまでは言えないが、2~3時間の利用なら問題無いシートピッチ。
往路のみ550円で座席指定をしていたが、50%にも満たない搭乗率なのに、なぜか俺の列だけ全席
埋まっている・・・。一列前は誰もいなかったため、安定飛行後に移動。
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(写真は復路撮影)

ベルト着用サイン消灯後、入国カード配布。
しかし、2015年夏よりオンライン入国申請が可能で、これを済ませておけば機内でカード記入する必要無し。
申請はいたって簡単で、特に印刷持参する物も無いから、断然お勧め。

日本語の機内誌、日本語のメニュー表。
あらゆる点で日本語ベースだから、海外慣れしていない人にとってもやさしいLCC。
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シートポケットは上のみ、携帯等を入れるには使いづらく、マイナスポイント。
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軽食・ドリンクが用意されている他、事前購入専用メニューもある模様。
ただ、朝から購入している人はほとんどおらず、多くは寝ているか、持参した物で食事を済ませているか。
アルコール類の持参・飲食は禁じられているが、それ以外はOK。
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支払いは日本円現金の他、クレジットカード(VISA/MASTER)も可能。
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三重県から和歌山県を通過し、四国を横断、さらに霧島上空を含めた宮崎県・鹿児島県を横断。
天気が良いから、下界を存分に楽しむことが出来る。
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日本と台湾の時差は1時間(日本の方が1時間早い)。
台湾時間の09:15頃着陸態勢に入り、やがて地上が見えてきた。
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09:42、台北桃園国際空港に着陸。
ジェットスタージャパンは第一ターミナルに到着(09:48駐機)。
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荷物セキュリティは特に無く、道なりに進んで入国審査。
オンライン申請していることは特に伝えず、パスポートのみ提示したが、トラブル無く入国。

出口を出た右手にある両替所で、10,000円両替。
2,584元(TWD)だから、1元=約3.87円。
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その後、両替所の斜め向かいにあるツーリストサービスカウンターでiTaiwanの無料Wifiサービス登録。
こちらも申請は事前にオンラインで済ませておき、パスポートを提示して「Free Wifi」と言えばOK。
パスポート番号がID、生年月日がパスワードとして設定され、それを携帯(スマホ)で入力すれば手続き完了。
ただ、市内どこでも使えるものでは無く、iTaiwanのWifiが設置されているホットスポットに限られるため、
ホットスポット数がそれなりにあるとは言え、今回は一度も使うことなく終わった・・・。
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ターミナルから市内へはバスが便利。
第一ターミナルの場合、地階にバス乗り場があり、バス会社毎のカウンターがずらりと並んでいる。
滞在先の近くにバス停があるバス会社を事前に調べておくと良い。
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俺は長栄巴士(Evergreen Bus)の5201線利用。
第一ターミナルから救國團まで、片道125元(約484円)。
カウンター横に各路線毎の停留所・発車時刻表が掲げられている。
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カウンターから外へ出れば、そこがバス乗り場。
バス会社毎で出発ホームが決まっているから、分かりやすい(長栄巴士は6番線)。
土曜の午前だからか渋滞無く、10:24出発で10:55頃下車。
バスがタイミング良く来たこともあるけれど、飛行機の到着から1時間強で市内へ到着!
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復路は01:10発。
往路で利用した長栄巴士はこの時間帯、運行していない。
そこで、滞在先から徒歩約10~15分の行天宮バス停から出発するバスを利用。
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空港バスは國光客運が有名だが、乗り場が微妙に異なり見過ごしてしまう。
しかし、狐狗巴士の5502線も運行をしており、しかも人気が無いのか貸切状態。(140元:約542円)
安全運転のドライバーで、空港まで約40分。
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チェックインは第一ターミナル6番カウンター。
こちらも待ち列が無く、スムーズにチェックイン手続き終了。
復路は座席指定をしていなかったため窓側希望をするも、あいにく聞いてもらえず。
(実際搭乗してみたら窓側も空いていたのだが・・・)
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カウンターOPENは出発3時間前の22:10、終了は00:25。
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セキュリティはスムーズ、出国手続きは10分程度の待ち時間。
第一ターミナルは羽田・名古屋・成田と日本便が目立つ深夜の時間帯。
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制限エリアから出発のA5ゲートまで距離があり、動く歩道もないため早めに移動を。
ギャラリーのような通路を抜け、進む。
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ゲートエリアに蝶アート。
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早めに移動するのは良いが、店はこの通り。
出発まで時間を持て余すしかない!
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00:00過ぎ、搭乗を待っていたらいきなり停電。
この日、変電所の不具合か何かで、第一ターミナルの一部が断続的な停電に見舞われたよう。
真っ暗闇の空港を15分程体験し、その後復電するもなかなか搭乗が始まらず、A4へゲート変更。

00:50頃ようやく搭乗開始。
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定刻よりやや遅れ、01:30頃出発。
座席は前方列通路側。
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深夜便だからあとは寝るだけ。
そう思っていたのだが、夜中であっても機内販売カートやDFS販売がこまめに横を通過していく。
通路側だからそれが余計に気になり、おかげでろくに眠ることが出来ない。
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十分に体を休めることが出来ぬまま、日本時間04:40頃着陸・04:44駐機。
12月21日、セントレア最初の到着便。
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この時間、出発フロアはまだ開放されておらず、上海行き春秋航空利用の中国人客がスタンバイ中。
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名鉄改札もまだOPEN前。
この後05:24発の始発列車で自宅へ帰り、シャワーを浴び、着替えて出社。
さすがに弾丸旅行後の勤務はキツい・・・。
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LCCは通常価格の最安値で20,000~25,000円(諸税込)。
それがセールとなれば、10,000円台で名古屋・台北を往復することが出来る。
ジェットスタージャパンは日本基点の航空会社だから、週末やピーク時期は基本的にセール対象外だけど、
うまく日程を組めばかなり安く台北旅行を適えられる。

新・台湾時代、いよいよスタート!

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caravannight at 20:00|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 2015年旅 | 台湾

December 23, 2015

雑踏と静寂の水郷古鎮・運河編 ~中国・西塘~


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西塘を表現するに相応しいのは、古鎮景区内を流れる運河とそこに架かる橋。
中心部は人で溢れ返り、一方で、少し離れた路地を歩けば静かで風情ある景観に出会える。

西塘の中心、最も賑わう場所に架かる永寧橋。
古鎮歩きは、ここを基点にすると分かりやすい。
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三連の橋は、安泰橋・獅子橋・戌寅橋。
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安泰橋の手前に架かる、万安橋。
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景区の最北は、臥龍橋。
他の橋に比べて大きく、存在感がある。
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戌寅橋。
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古鎮内で特に穏やかなエリア、焼香港街。
その東端には五福橋。
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西塘の運河で橋と並んで象徴する光景が、屋根付きの長い通路。
永寧橋から環秀橋方面へ1km以上続く煙雨長廊や、永寧橋の北に延びる北柵街で観ることが出来る。
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西塘は雨が多い地方。
訪れた人々が雨で濡れぬよう、店の前に屋根を付けたところ、建ち並ぶ他の店舗もそれを真似ていき、
いつしかこのような立派な屋根付き長廊が誕生した、と言われている。
実際、小雨が降ったり止んだりの天気だった今回も、長廊では雨を気にする必要が無く、歩きやすい。
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運河と通路の間には柵等が一切設けられていない。
景観に気を取られてチャポン、といかないようくれぐれも注意しよう。
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日本語案内文で注意喚起。
随分と立派な落ち方をしている・・・。
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運河沿いに建つ建物は趣があり、曇り空や雨の日は尚更。
騒がしい周囲環境は別として、どこか懐かしく感じさせる水郷の街並みを存分に楽しめる。
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永寧橋上から眺める西塘。
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環秀橋上からはより哀愁漂う景観。
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水と共に或る街、まさに水郷古鎮。
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水面に世界が映り込み、情緒溢れる。
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永寧橋よりも、環秀橋付近の方が絵になる印象。
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奥に安秀橋を臨む。
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焼香港街へ一歩入れば、人が減る。
雑踏から離れ、静かで穏やかなひとときを過ごしたいなら、この界隈がお勧め。
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魯家橋上から眺める焼香港街地区。
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獅子橋から東のエリアも人が少なめ。
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こういった水郷古鎮では、屋形船で運河遊覧を楽しむことも出来る。
西塘の場合、夕刻~夜にかけて運航しているよう。

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夜が近づくにつれ、街には灯りが点る。
昼とは違う、西塘の本当の輝きがここから始まる。
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特に、闇夜前の夕暮れ時が美しい。
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また、街が完全に目覚める前の朝方も、雰囲気が良い。
永寧橋から眺める西塘の街並みは、昼間に観た光景とは一味違う。
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西塘へ来たら、地図を片手に気ままな運河歩き。
お気に入りの一角を見つけてみよう。

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caravannight at 14:40|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 2015年旅 | 中国

December 06, 2015

水郷古鎮に泊まる ~中国・西塘~


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名古屋/上海間を安く移動できるLCC。
けれど、上海には過去2回訪れたことがあり、また改めて滞在するほどの都市でも無い。
だから今回は、上海郊外に点在する水郷古鎮に一泊し、もう一泊を蘇州で過ごすことにする。
中国は広いから、見どころ沢山。

水郷古鎮には朱家角・烏鎮・七宝・周荘などいくつかあるが、その中より、上海南バスターミナルから
バス一本で容易に行くことが出来る西塘を選択。


春秋航空が到着するのは、上海浦東国際空港第二ターミナル。
空港から上海市街地までの移動は、リニアモーターカー・地下鉄・バス・タクシーとあり、上海南バスターミナル
まで直接行きたい場合は空港バスが便利。バスは第二ターミナルからも乗車出来るのだが、第一ターミナル
始発のため、確実に座るならば第一ターミナルまで歩いた方が良い。

09:25に第二ターミナル出口を出たら、案内版に従い、第一ターミナルまで徒歩約10分。
中間地点にリニアモーターカー及び地下鉄駅がある。

ターミナル間連絡通路を渡り、階下へ下りればそこが空港バス乗り場。
行き先が路線番号で分かれているため分かりやすく、虹橋空港は1番線、静安寺は2番線、上海駅は5番線など。
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上海南駅(上海南バスターミナル)行きなら7番線。
運行時間は07:30-23:00で約25分間隔、運賃は20元(約386円)。支払いはバス車内にて。
乗り場付近にチケット売り場らしき建物があるため、勘違いをしないよう注意。
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09:55発のバスで出発。
第二ターミナルで乗車した乗客で見事に満席だったため、やはり第一ターミナル乗車は正解。
途中、いくつかのバス停に停車をしながら、上海南駅前には11:00過ぎ到着。
あいにく小雨の天気。

駅前バス停で下車をしたら、近くにある階段で地下へ。
06:00-19:30の間、上海南バスターミナルまでは地下通路を利用して行くことが出来る。
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道なりに進んだ先、バスターミナル建物内へ上がるエスカレーター横にバスチケット売り場。
上へ上がったところにメインのチケット売り場があるけれど、こちらの方が空いていて便利。

これまでの経験から、「上海南→西塘、単程、今天」と予め書いておいた紙を見せ、チケットを購入。
通常、その時点で次に出発する便のチケットを準備してくれ(空席がある場合)、俺が乗車するバスは11:57発。
なお、上海南バスターミナルのスタッフは、若干の英語が出来る模様。
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エスカレーターでターミナルホールへ上がり、奥へ行けば待合エリア兼バス乗り場。
脇には売店やパン屋があり、お菓子・つまみ・土産品・飲料類等を販売している。
やることが無い待ち時間は、売店内をウロウロ。
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こんな物まで真空パック販売。
鶏足は、中国人が好きなお手軽フードのひとつ。
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さすが上海だけあって、バスの本数が多い。
11:57発 西塘行きは14番口出発だけど、2分前に出発をする別方面行きバスも14番口利用。
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利用するのは上海と嘉善を結ぶバスで、西塘は括弧書き。
全てのバスがそうであるかは不明だが、搭乗バスは上海=西塘=嘉善の順に走行。
西塘まで、36元(約695円)。
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定刻通り、上海を出発する。
西塘は週末を利用して気軽に訪れることが出来る場所であり、俺以外は全員中国人の満席状態。
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高速道路を突っ走り、西塘バスターミナルに13:00到着。
上海南から約1時間で、利用しやすい。
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明日は蘇州へ行くため、先にチケット購入を済ませておく。
蘇州南なら31元(約599円)、蘇州駅なら33元(約637円)で、この旅では10:35発の蘇州駅行きチケットを購入。
「西塘→蘇州、単程、明天、10:35」とメモを見せれば、購入はやはりスムーズ。
なお、「11/20-11/26の期間に蘇州行きを購入する乗客は身分証明の提示が必要」という紙が貼られていた
ため、パスポートも合わせて提示する。
貼り紙は中国語表記だったが、漢字で概要を把握出来、そういう点で日本人はまだ旅がしやすい。
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手前が西塘行きチケット、中央が蘇州行きチケット、そして一番奥が西塘風景区の入場チケット。
全体的に入場料が高い中国の観光地、西塘風景区チケットは100元(約1,930円)。
なお、夜間~早朝にかけては無料で風景区内へ入ることが出来る。
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西塘古鎮風景区の全体図は写真の通り。
赤丸が風景区メイン入場口、黄緑丸が西塘バスターミナル、黄丸が今回宿泊した宿、秋雨閣客桟(分店)。
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西塘風景区周辺には多くの宿が点在しており、特に客桟と呼ばれる、日本で言う民宿スタイルが多い。
航空券代金を安く済ますことが出来、せっかく西塘に宿泊をするのだから、少し値は張るが、運河ビューの
清潔感ある客桟を選んでみる。ちなみに、平日宿泊ならもっと安い。

宿:Qiuyuge Inn(秋雨閣客桟)
料金:1泊228元(約4,400円)
   (予約サイトポイント20元分を利用し、実質支払いは208元:4,060円)
部屋:クイーンベッドルーム(シングルユース)
設備:エアコン、テレビ、シャワー、トイレ、洗面台、タオル、ボディソープ、シャンプー、ヘアドライヤー
    歯ブラシ、ポット、湯呑み、飲料水2本、デスクスペース、スリッパ、運河ビュー
食事:無し
宿泊月:2015年11月
予約方法:中国予約サイトCtrip

秋雨閣は本店と分店があり、本店は景区中心部に位置していて、料金が高い。
ただ、昼間から夜にかけて多くの人で賑わう中心部は騒がしく、個人的には、静かな環境でありながら
運河に面している分店の方がお勧め。分店は景区外だが、景区まで徒歩5分もかからず、立地上問題無い。
バスターミナルからは徒歩約15~20分。
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宿の前は、素朴な路地。
繁華街がすぐ近くにあるのに、昼夜通してとても穏やか。
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20代の中国人男性がオーナー。
いわゆるホテルと比較してはならないが、特に女性が好感を持てそうな清潔感ある内装。
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部屋は1階左側の扉。
オーナーはほとんど英語が出来ず、俺も指差し会話帳の持参を忘れたため、チェックインに一苦労。
でも、非常に愛想が良く、携帯の翻訳機能で丁寧に説明をしてくれたりと、彼なりに努力をしてくれた。
「この宿を選んでくれて、ありがとう」といった言葉までわざわざ翻訳して伝える彼は、実直でとても好印象。
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部屋は淡いピンク基調で、男性としては若干躊躇う部分もあるが、清潔に保たれていて設備も十分。
ただ、荷物を置くスペースに限りがあり、スーツケース利用者や2名での滞在は少し手狭かもしれない。
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洗面台が洒落ている。
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シャワーとトイレは一体型。
空間としてさほど狭く無く、スリッパも用意されていて、使いづらさは感じない。
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目の前は、運河。
観光地化された運河とは異なり、生活感に溢れた景観。
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小雨が降ったり、止んだり、の曇天で天気が冴えない。
晴れていれば、より爽快な滞在を楽しめるはず。
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西塘の運河には多くの橋が架かっている。
宿(分店)のすぐ近くにも、安仁橋という橋がある。
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安仁橋上から眺める宿と運河。
黒い柵の設けられた窓が、今回滞在をした部屋。
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夜明けは、情緒ある別の雰囲気。
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運河ビューの部屋に宿泊をする場合、平日なら約80元~、週末なら約150元~が目安。
ただ、そこに立地・設備・清潔感・サービス力など条件を加えていけば、自ずと金額も上がっていく。
そんな中で、秋雨閣分店は総評としてお値打ち。

静かに、快適に、お値打ちに、運河を眺めながら。
そんな希望を叶えたいなら、お勧め出来る宿。

せっかく西塘へ行くなら、一泊を。
そして、どうせ行くなら、運河の見える部屋に宿泊してみよう。

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November 29, 2015

上海への道 ~春秋航空~


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11月の三連休。
10月の段階で、セール期間でも無いのに、名古屋/上海間を往路・復路共に片道999円で
販売していたのが中国系格安航空会社、春秋航空【上海本社】。
燃油・諸税込でも往復15,000円を切る安さ(14,798円)だから、迷わず旅行決定。

春秋航空は現在、名古屋から上海・常州・貴陽・ハルピン・合肥・フフホト・寧波・石家荘・銀川の
中国9都市に就航をしている(2015年11月現在)。

【旅程】 ※所要時間は通常飛行時※
中部国際空港 - 上海浦東国際空港(9C8602:搭乗率ほぼ100% / 所要約3時間10分) 
上海浦東国際空港 - 中部国際空港(9C8601:搭乗率95%程度 / 所要約2時間30分)


春秋航空 上海便は、現時点で中部国際空港 国際線の始発便(07:15発)。
チェックイン締め切りは出発45分前だから、06:30までに手続きを済まさなければならないが、普段利用
している地下鉄では間に合わない。今回は始発のJRと名鉄を乗り継ぎ、空港06:12到着にてギリギリセーフ。
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駅到着後、チェックインカウンターへ行ってみたら、中国人の大行列。
これでは間に合わない、と思ったのだが、列で並んでいるのは07:45発 ハルピン行き利用の乗客。
一番端に別の短い待ち列があり、急を要する人たちはそちらへ並べば良い。
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春秋航空の荷物体系は他の航空会社と異なり、受託・機内持込み合計で15kgという規定。
且つ、機内持込みは5kgまでと少なく設定がされている。

「空港でのチェックが厳しい」という情報をよく目にしていたが、リュック+一眼レフという格好だったためか、
それとも、チェックイン終了間際だったからか、荷物重量確認無く、スムーズに手続き完了。
右列窓側希望も、満席で一度は断られたが、調整可能な席が1席だけあったようで、親切にもそこを
アサインしてもらえた。今回はラッキーだったが、チェックインがぎりぎりになる場合、希望座席がある際は
事前座席指定を予めしておいた方が良い(有料)。

06:30過ぎ、セキュリティ及び出国手続き。
出国カウンターの先にはクリスマスツリーが飾られ、この時期らしい装い。
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持込み用にお茶だけ購入し、搭乗ゲートへ向かう。

緑地に黄色のロゴが春秋航空。
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9C8602便 名古屋・上海線、機材はA320で全席エコノミークラスのみ、座席配列3-3。
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15番ゲートより出発。
06:55の段階で既に最終搭乗案内中で、空港周辺に宿泊していたと思われる中国人の大半は既に搭乗を
終えている状況。始発で空港へやって来る日本人は、くれぐれも遅れることのないよう注意をしたい。
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座席番号は18F。
搭乗してみると本当に満席(搭乗者の約8割が中国人)。
このような状況下で希望通りの座席に座れたのは、ラッキーとしか言いようがない。
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きれいで清潔に保たれている機内。
座席は革張りで、小さいながら折り畳みテーブルがある他、シートポケットも用意されている。
但し、リクライニングは一切不可。
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定刻07:15に対して、07:07出発(07:18離陸)。
西日本を横断しながら飛行をし、上海まで実質3時間足らず。
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安全案内や、揺れが発生した際のシートベルト着用案内などは、自動アナウンス対応(中国語/日本語/英語)。
LCCらしさが伺えるが、搭乗には全く問題が無く、むしろ簡素化されて良い。

機内誌の受託荷物案内ページには、自社以外に日本航空・全日空等の情報も掲載がされている。
とにかく荷物が多い中国人にとって、有意義で分かりやすい情報なのだろう。
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機内食等は全て有料。
機内食は上海発便のみ事前購入をすることが出来、ミネラルウォーター付きで660円~。
機内購入よりもお値打ちなため、必要な場合は事前がお勧め。
ただ、長時間フライトではないため、わざわざ購入する程のものでもない。
(実際、利用している乗客はあまり居ない)

また、中国人を含め、飲食物を機内持込みしている乗客はそれなりに居たが、CAから注意されることも無く、
ゴミの回収もきちんとしてくれ、比較的柔軟な対応をしてくれている印象が強い。
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お菓子や飲料類は、機内という環境からすればさほど高くない。
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往路は出発が朝早いためか、満席にも関わらず、いたって静かな機内。
本を読みながら過ごしたため、退屈すること無く、十分耐えられるフライトである。

出発約2時間後、出入国カード配布の自動アナウンスが流れる。
LCCであってもこういった書類をアナウンス付きできちんと配布してくれるのは、とても有難い。
(ちなみに、復路で配布される日本の税関申告書は中国語表記のみ)

機内で最も春秋航空らしさを感じるのは、着陸前のストレッチタイム。
CAが通路に並び、アナウンスに合わせて、首や手・腕のストレッチを行うのである。
中国人搭乗客の一部も一緒に行い、各座席から何本もの腕が天井へ伸びる様はなかなか爽快。

上海浦東国際空港到着の定刻は09:25。
ところが、想像以上に早い08:39には着陸をし、第二ターミナルD58番ゲートに08:50駐機。
おかげで、本来の到着時刻 09:25までに入国手続き・税関を済ますことが出来た。
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復路 9C8601便の出発は10:30。
第二ターミナルの一番端にあるカウンターが、春秋航空。

出発2時間前の08:30時点で多少並んだものの、手続きは比較的スムーズ。
上海では荷物の重量確認があり、機内持込み許容より0.1kgオーバーの5.1kgだったが、
特に指摘されること無く、機内持込みが許可された。
(別途体に身につけていたミニボディバッグ及び一眼レフは、重量確認されず)
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名古屋発はちゃんとした搭乗券が発行される一方、上海発の搭乗券は細長く薄い紙仕様。
早めにチェックインをしたこともあり、希望の左列窓側は問題無くアサイン(11A)。
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08:40頃出国手続き及びセキュリティを通過し、こちらも大幅な混雑無し。

ただ、インド行きで利用していた第一ターミナルとは異なり、第二ターミナルは小さくて店舗が少ない。
すっかり第一ターミナルの感覚で居たものだから、余りの店の少なさに愕然としてしまう。
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おまけに、10:30発だった名古屋便が・・・。
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天候・機材メンテナンス・離着陸混雑を理由に、遅延。
新たな出発予定時刻の案内すら無いまま、11:30を迎える・・・。
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小腹が空いてきたが、出国後エリアのレストランはどこも割高だから、食感で満腹中枢を刺激しようと
タピオカミルクティー 9元(約174円)だけテイクアウト。
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ゲートへ戻れば、長蛇の列。
遅延が長引いているため、カップケーキと水の配布が行われている最中だった。
LCCでもこのような対応があるとは思ってもおらず、空腹を満たせると思えば、これで一安心。
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結局、搭乗が始まったのは12:30前で、定刻より約2時間30分遅れの13:03出発(13:23離陸)。
復路もほぼ満席という賑わいぶり。
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往路と同様、読書で機内時間を過ごす。
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復路は大幅遅延のためかストレッチタイムが無く、名古屋までは約2時間20分。
16:23着陸後、21番ゲートに16:28駐機(16:30降機)。
外国人用入国カウンターは長蛇の列だったが、日本人用は列すら無く、おかげで16:40には出口まで到着。
受託荷物が無いとこういった時間短縮が出来るから、尚更良い。


春秋航空は頻繁にセールを行うため、航空券を安価に手に入れやすい。
おまけに、あくまでインバウンドをベースとした航空会社であるため、中国の繁忙期基準で料金設定がされる
傾向にあり、日本の三連休や年末年始などでも、いつもと変わらぬ金額で旅することが可能。

中国までの飛行時間であれば十分納得出来る機材・サービス。
純粋に移動手段として考えれば、総評して満足度が高く、中国旅行にはもってこい。
いよいよ、名古屋にもLCC時代到来!

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November 26, 2015

最後の夜は空港内野宿 ~中国・大連/北京~


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すっかり日が暮れた中山広場は、まるでクリスマスイルミネーションのようにライトアップ。
昼間とは異なる雰囲気に囲まれる。

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中国銀行遼寧省分行の後方に建つ中国銀行ビルは色が変化するため、特に際立つ。
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レトロとモダン。
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大連賓館は夜も落ち着いている。
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中国工商銀行大連市分行(旧大連市役所)。
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遼寧省対外貿易経済合作庁。
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中国工商銀行中山広場支行(旧 朝鮮銀行大連支店)。
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中山広場だけで無く、昼間歩いた友好広場や天津街など、中心部の至るところが夜の装いを纏っている。
夜の街歩きを楽しめる街、大連。
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どうやら、足が伸びるようだ。
俺の知っているあのキャラクターは、そんなはずないのだが。
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旅最後の夜は、中原街と呼ばれる屋台街で夕食。
中山広場からも大連駅からも1kmに満たない距離で、十分徒歩圏内。
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細い路地の両脇には店が建ち並び、多くの人で賑わいを見せる。
こういった場所が、やっぱり好き。
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海に面した街では、海鮮レストラン(食堂)が特に多い。
生簀に入った新鮮な魚介類から好きな物を選び、調理方法を伝えてオーダーするのだが、
こういった店は断然大人数向き。
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ザリガニ山盛り。
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強烈な見た目に思わず食欲が失せてしまいそうなのは、海腸(海ミミズ)。
コリコリとした食感で、あっさりとしているらしいが、戴けない・・・。
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モキュモキュ動いているコイツも無理・・・。
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そんな訳で、夕食を摂ったのはこちらの食堂。
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中国人の注文方法を真似てオーダー。
ケースに入った料理から三品を選び、それにご飯を盛って9元(約174円)と安い!
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米は冷えていていまいちだが、おかずは美味い!
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少し時間を置いた後に、もう一軒。
常に客が絶えないこの屋台で、卵入り&海老入り腸粉 13元(約251円)。
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トゥルトゥル食感とプリッとした海老が良い。
ただ、ちょっと無理して完食した感があり、この後胃腸の調子が悪くなる。
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夜までしっかり大連を楽しんだ後、20:30頃、駅近くにある勝利購物広場南側の乗り場でタクシーを拾い、
約20分かけて空港へ移動。この時間帯で28.5元(約550円)。
ただ、国内線のチェックインは出発1時間半前からで、早すぎる到着。

搭乗便は23:10発のため、小さな空港で40分近く待ちぼうけ。
空港は小さく、特に歩き周るほどの場所では無い。

大連から北京までは、大連を出発する最終フライト CZ6123便。
中国南方航空 23:10発/00:30着で、Ctripを利用して諸税込5,986円。
日本で発券可能な航空券は軒並み高いが、Ctripは中国国内のオンラインサイトであるため、中国発券
可能な航空券を購入することが出来る。おまけに、80元分のポイントまで付いてとてもお得。

21:40、チェックインはパスポートの提示のみであっさり完了。
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セキュリティを終えた後から、腹の調子が急降下。
トイレに何度も何度も駆け込み、これで搭乗出来るのかと一時は不安になったものの、
なんとかギリギリ持ち直してセーフ。

機材はA321で、座席配列3-3。
11番ゲートにて22:25より搭乗開始、深夜便でもそこそこ混雑している。
そして、定刻よりも15分早い22:55に出発。
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相当疲れていたのか、珍しく機内はほぼ寝て過ごし、気付けばもう北京到着。
00:08には駐機をしたが、不明のトラブルがあった模様で、その後約30分間機内に缶詰め。
ようやく降機出来たと思ったら、今度はターミナルまでのバス移動が異様に長く、
結局出口へ辿り着いたのは深夜01:00過ぎ(ターミナル2)。

午前便で帰路へつくため、ホテル予約無し。
割高だが、ターミナル内にある有料ラウンジホテルを利用するつもりで、まずはターミナル3へ移動。
北京空港ではターミナル2⇒ターミナル1⇒ターミナル3⇒ターミナル2と巡回する無料シャトルバスが
運行しており、深夜でも動いている(本数は少なめ)。
ただ、ターミナル2だけでほぼ満席状態で、その後のターミナル1では2名程しか乗車出来ず、到着ターミナルに
よっては注意が必要になりそう。
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ターミナル3へ着いたら2階へ移動し、インフォメーションカウンターでラウンジホテルの場所確認。
そうしたら、「今日はFull!」とまさかの回答。

初めての空港内野宿。
ベンチで、寝る・・・。
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05:30頃起床するも、頭痛発生・・・。
トイレで歯磨き等を済ませ、4階にあるフードコートで挽肉とピータン入り粥の朝食。
16元(約309円)と空港価格。
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空港は多くの人で溢れ、さすがは大空港。
朝からフライトの嵐。
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エティハド航空のチェックインは、B12-16番カウンターにて06:50より開始。
07:00頃行ったら誰もおらず、僅か1分でチェックイン完了。
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余裕ある時間を、Bカウンター横にあるカフェで過ごす。
ホットココア 28元(約540円)でホッと落ち着く。
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08:00前、シャトルでターミナル3Eへ移動し、出国手続き及びセキュリティ。
インドの時と同じく、変圧器が案の定引っ掛かる。

あとは出発までぶらぶら。
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駐機中のルフトハンザドイツ航空 A380便。
一時は注目を浴びた新機材だが、扱いづらさ・コスト高により今はもう不人気で、新規購入する航空会社は少ない。
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隣のE10ゲートより出発の中国国際航空 成田便。
連休最後の9月23日ということもあってか、搭乗終了間際に駆け込む日本人が10名以上。
是非共、余裕をもった行動を。
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肝心の搭乗便 エティハド航空 EY888は09:50発だけど、09:00になってもE11番ゲートへ現れず。
アブダビからの到着が遅れている模様。
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09:20過ぎにようやく到着。
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北京までの乗客が降機し、機内清掃があり、その上で名古屋へ向かう乗客の搭乗が始まる。
受託荷物の搬出入および機内食の積み込みも行われるから、時間が掛かる。
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結局、搭乗開始は10:10。
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定刻より50分遅れ、10:40に北京を出発(離陸は11:00前)。
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復路の北京・名古屋間でも機内食サービス1回が含まれる。
後方に座っていたため選択肢がもう無く、和食メニューが自ずと運ばれる。
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中国調理の割には不味くないが、やや薄味。
メインの具材はひとつひとつが大きく、食べ応えあり。
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北京からソウル上空を通過し、丹後半島付近より名古屋へ進む航路。
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到着ももちろん遅れ、定刻13:50に対して14:30頃。
いつもよりは少し待ち列のある入国審査を済ませ、無事帰国。


GW・夏休み・冬休みなど、いわゆるピークシーズンは代金が高くて旅行出来ない。
それは一昔前の話であり、タイミング・方面等をうまく組み合わせれば、今やいつもと変わらぬ
価格帯で旅行を楽しむことが出来る。
シルバーウィークは当分の間無く残念だが、新たなスタイルで旅を満喫しよう。

今回訪れた遼寧省は、言葉の壁が確かにあるけれど、街毎に個性があってなかなか楽しい地域。
2015年12月末には丹東・大連間の高速鉄道が開通予定(所要約2時間)で、アクセスも益々便利になる。

秋に行くなら、是非紅海灘を忘れずに!

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November 17, 2015

異国情緒溢れる街・徒歩巡り ~中国・大連~


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最後の目的地は、遼寧省第二の都市 大連。
深夜便で北京へ飛ぶため大連には宿泊をせず、それ故今回は、機内持込みだけの身軽な荷物
スタイルにしたのである。わざわざ荷物を一時預けする必要が無く、効率的に大連を歩くことが出来る。

8:50発のバスに合わせ、8:35 丹東バスターミナルへやって来る。
丹東のバスターミナルはさほど大きく無く、こじんまり。
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バスは7番線より出発。
8:40過ぎから乗車受付開始。ここでは、横のデスクで身分証明書(パスポート)を見せ、乗車券に印を押して
もらったら、バスへの乗車が許可されるという流れ。
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8:50発は大連まで直行する快速バスで、ほぼ満席(全席指定)。
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定刻通りに出発をした後、丹東と大連を結ぶ丹大高速道路を爆走。
途中、10:40~約15分間、庄河服務区(サービスエリア)にてトイレ休憩を挟み、大連駅近くに13:05到着。
所要時間 約4時間15分のバス移動を無事終える。
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バスが停車した近くの店で、昼食代わりの肉饅。
ゴロゴロと具材が入った肉饅 5元(約174円)と、蟹を全く感じない蟹肉饅 3.5元(約68円)を戴く。
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大連駅近くの歩行者天国、天津街。
ずらりと並ぶ露店、そぞろ歩きが楽しい界隈。
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ファーストフード店、デパート、レストランなどもある。
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中国各地の食を味わえる屋台風の店が建ち並ぶ。
店をはしごしながら胃を満たす、そんな楽しみ方もある。
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天津街を抜けたら、上海路を北へ進む。
路面電車が走る大きな交差点を渡ったら、線路の上に架かる勝利橋。

その先に見える建物は、大連芸術展覧館。
元々は帝政ロシア時代の建築物で、このように、統治下にあった国の影響を受けた建物が街中に
点在している点が、大連の大きな見どころである。
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大連芸術展覧館から先の道は、ロシア風情街と呼ばれる地区。
修復をしてきれいに整備されているが、ロシアらしい佇まいを残している。
突き当たりの洋館は、ダーリニー市役所、満州鉄道本社、ヤマトホテルなどに使用された経歴を持つ。
(ダーリニーとは、帝政ロシアが名付けた当時の地名)
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近代ビル群とのアンバランス加減が、大連らしい。
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ロシア風情街だけに、マトリョーシカが山のように売っている。
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再び天津街方面へ戻り、今度は街の中心部を歩いてみよう。

中国と旧ソビエトの友好を記念した友好広場。
ケンタッキーがやけに洒落ている。
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球体モニュメントが友好広場の目印。
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そして、市内観光の中心とも言うべき中山広場。
360度に渡り、広場を取り囲むようにして、洋館スタイルの歴史的建造物が建ち並んでいる。

旧 横浜正金銀行大連支店にあたる中国銀行遼寧省分行。
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旧英国領事館だった建物が1995年に取り壊され、2000年に現在の大連金融大廈完成。
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旧 大連民政署(大連警察署)。
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クラシカルな建造物の背後には近代ビル。
大連の街らしい、このような共存をよく目にする。
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中山広場から三八広場へ続く魯迅路。
道路は忙しないが、落ち着いた街並みが徒歩巡りを楽しくさせてくれる。
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中山広場を一旦後にしたら、目当てのマッサージ店を目指し、解放街を南下。
ところが、地図で示された場所周辺をどれだけ探しても見つからず、代わりに、近くにあったこちらの店で
足裏マッサージ 60分79元(約1,525円)。英語は通じない。
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足裏マッサージと言っても、足湯をしている間は肩を揉んでくれたり、ふくらはぎや太腿もマッサージしてくれる。
疲れもあり足裏はかなり痛かったが、その後は足が軽くなりスッキリ。
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マッサージ店のある七七街近くには、南山旅遊風情街。
かつて満州鉄道の社宅が並んだ高級住宅街で、現在はきれいに整備され、緑溢れるストリート。
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瀟洒な建物が目立つ。
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中国らしからぬ一角だと思っていたら、やっぱり中国だった・・・。
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南山風情街の少し北にある、明澤湖。
なかなか良い雰囲気と景色だったため、湖を一周する遊歩道散策。
街の中心部近くにこのような場所があり、個人的に、大連の街並みは嫌いじゃない。
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ぐるりと歩いて再び中山広場。
17:30頃、少し休憩を兼ねて大連賓館の喫茶室を訪れる。

1914年に大和ホテルが営業を始めた建物で、当時中国各地にあった大和ホテルの中でも最も格式が高い
と言われていた。設計は、日本人の太田毅氏。当時の建物をそのまま、今もなお大連賓館として利用している。
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当時の面影を残すエントランス内部。
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喫茶室「大和」は階段を上がった2階。
昼間は喫茶店、18:00以降はスナックとして営業。微妙な時間帯に入店をしたが、喫茶利用料金のみ。
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決して大きくない店内は雰囲気が良く、ゆっくり、のんびりと寛げる空間。
客は10名もいなかったが、半分以上が日本人。
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喫茶室は中山広場に面しているため、眺めがいい。
景観を楽しみながらのティーブレイク。
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料金設定は高めで、注文をしたグリーンティーアイスドリンクは38元(約734円)。
ちょっとだけ、優雅なひとときを。
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18:00頃には外が暗くなり、それに合わせて中山広場がライトアップ。
喫茶室「大和」なら、このような大連の美しい夜景まで堪能することが出来る。
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エネルギー補給をしたら、夜の大連をもうひと歩き。
いよいよ、この旅最後の夜である。

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November 16, 2015

万里の長城最東端(新)で北朝鮮最接近 ~中国・丹東~


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丹東へやって来たら行っておきたい場所。
それは、前日に訪れた老龍頭から万里の長城最東端の座を奪った、虎山長城。
2009年、中国政府より正式に万里の長城の一部であることが認められ、それにより虎山長城が最東端となった。
この長城は丹東から約20kmの郊外にあり、半日でも十分日帰りが出来る。


丹東駅と道路を挟んだ斜め向かいにある、丹東バスターミナル。
虎山長城は市バスでも行けるようだが、翌日の大連行きバスチケットを買うついでに合わせて購入。

12:40にバスターミナルへ到着し、筆談でチケットを購入したところ、一人の女性スタッフが丁寧にも俺を
乗り場まで案内してくれ、さらには、バスの乗務員に俺が虎山長城で降りることをしっかりと伝えてくれた。
愛想をあまり感じられないことが多い中国での思わぬやさしさに、一人感激してしまう。
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丹東から虎山長城までは8元(約155円)、丹東から大連までは直通快速で99元(約1,910円)。
乗車後にチケットを乗務員へ見せ、半券だけ手元に戻ってくる。
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どうやらバスがすぐ出発する時刻だったため、女性スタッフがわざわざ案内をしてくれた模様。
マイクロバス型の車両に乗り、12:45丹東を出発。
このバスは虎山長城行きでは無いため、途中下車をすることになるが、それもスタッフから伝わって
いるから全く問題無し。
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市街地で何度も停車した後、やがて鴨緑江沿いに北上。
対岸に北朝鮮を眺めながら走り、約30分後の13:15に虎山長城バス停へ到着。
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バス停はメインエントランスを通り過ぎた先にあるため、降り損ねることは無さそう。
下車したすぐ近くに長城を示すモニュメント。
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バスが走ってきた道を引き返していけば、きれいに整備された入口へ辿り着く。
奥に聳える山の頂上が、虎山長城の頂である。
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山登りを伴うため、脇にある店でミネラルウォーターを購入(1.5元:約29円)。
入場料は60元(約1,158円)。
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午後1時台だが観光客は数える程しかおらず、緑いっぱいでのんびりとした空間が気持ち良い。
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園内には手入れされた花々が美しく咲き乱れ、遊歩道も設けられている。
穏やかな気候と秋を感じさせる花たちで、気分は上々。
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入口から道なりに進み、花の遊歩道を抜け、長城の本当の入口へやって来た。
ここからは石畳の坂や階段を上っていくのだが、歩きやすいようきれいに整備されており、スニーカーで十分。
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長城は一号砦から十号砦まであり、このうち三号砦が頂点に建っている。
入口にあたるのが十号砦で、しばらくはさほどきつくない道が続くため、景観を楽しみながら軽快に。

九号砦。
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八号砦。
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八号砦付近に下へ降りる階段があるが、扉が閉ざされていて外へ出ることは出来ない。
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たわわに栗が生り、中国も秋の装い。
奥に広がるのは北朝鮮領域で、この景色からも分かる通り、虎山長城は北朝鮮のすぐ傍にある。
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三号砦の頂上はまだまだ上、長城の傾斜に比べてやけに高いところに位置している・・・。
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普段の運動不足にも負けることなく、四号砦まではほぼ休憩無しで到着。
明らかに整備されているため歴史の奥深さは伝わって来ないが、万里の長城最東端をピクニック気分で
歩いていると思えば、中々楽しい。
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ところが、四号砦・三号砦間だけ一気に難易度を増し、細く急な階段で崖のようなところを登ったり、
はたまた傾斜角度が激しい階段が目の前に現れたりと、体力を大幅に消耗させる道のり。
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水分補給を忘れず、ゆっくりと先へ進もう。
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息を切らしながらも、13:30に入場をし、14:00頃三号砦の頂上へ到達。
眼下に見下ろす美しい景観に、達成感が溢れてくる。
写真左の広場が十号砦入口地点、そして、真ん中を流れる鴨緑江支流から右側は北朝鮮領内。
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砦の上に展望台があり、そこから眺める360度の景色はこの地ならではの美しさがある。
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何と言っても、すぐ側にある北朝鮮を思う存分に一望出来るのである。
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手前の川から奥は北朝鮮。
川の右手を進んでいった先に丹東市街地がある。
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北朝鮮側には畑が広がり、とても長閑な景観を見渡せる。
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小さな集落があるが、平屋建てで窓は少なく、人影全く無し。
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見下ろすと、ポツリと見張り台。
周りの豊かなとうもろこし畑や自然からなのか、緊張感は感じない。
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景色を堪能し、体力を回復させたら、ここからは下り。
十号砦から四号砦までが片側にあったのに、反対側は二号砦・一号砦のみ、つまりこちら側は極端に急なのだ・・・。
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下りということもあり、二号砦まではまずまず快調。
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しかし、ここから絶壁状態の階段登場!
下に見える大きな建物が一号砦。
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崖に造りました、と言わんばかりに一部をそのまま残してある。
雨の日や風が強い日にここを歩く気にはなれず、今日晴れていることを心から感謝。
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途中で階段、途切れる。
ここまで来たらあとは森の中の遊歩道を歩いて、一号砦へ行くことが出来る。
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一号砦から写真を撮ると、二号砦までの道がどれだけ急か、よく分かる。
虎山長城三号砦を目指すなら、十号砦から上ることをお勧めしたい。
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万里長城東端起点と掲げられた一号砦。
中は薄暗い博物館になっているが、ここはスキップしてトイレ休憩。
トイレは一号砦から駐車場を出た右手奥にあり、そこはまさしく典型的な中国式ボットン便所であった。
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虎山長城全体を示す案内版。
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北朝鮮と国境を接することから、禁止事項が掲げられている。
軍人を撮影することは禁止されているため、写真撮影時は注意をしよう。
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先程階段が途切れていた箇所まで戻ると、脇に細い階段がある。
ここを進めば、長城を登ること無く入口へ戻ることが出来、また、この道は北朝鮮国境沿いにあるため、
より間近に北朝鮮の光景を眺めることが出来るのだ。

ただ、その道は思った以上に雑な整備具合。
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手摺りはあるけど、ありのままな足場。
こんな道が果てしなく続き、前にも後ろにも人は居ないため、徐々に不安が押し寄せてくる。
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でも、すぐ眼前に北朝鮮のとうもろこし畑。
やっぱり人影は一切無く、あまりの静寂さが不気味でさえある。
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切り立った岩場の道なき道。
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どうせなら、もう少し整備をしようじゃないか。
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岩場の影からこんにちは。
時が止まっているかのような国、北朝鮮。
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リスに癒され、さらに歩く。
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景観だけ眺める上ではとても穏やかで美しい。
日本とも中国とも変わらぬ田舎の景色だが、そこには大きな隔たりが感じられる。
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すると、第一村人、発見!!
どうやら、農作業を終えて集落へと戻る人のようである。
結局、北朝鮮側で見かけた人はこの一人だけであり、謎に包まれた国であることに今も変わり無い。
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上から眺めた見張り台にもかなり接近。
監視人は居ないようだ。
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やがて現れたのは、不安感を増幅させる吊り橋。
「歩行人数10人まで」とあるが、10人も乗ったら落ちてしまいそう・・・。
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その先は崖沿いに階段のアップダウン。
沈みかけの船で釣りをする人の後ろ姿が寂しすぎる・・・。
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心臓病および高血圧患者への注意喚起。
歩いた感想から言えば、そういった症状を持つ人には到底お勧め出来ない道である。
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階段ゾーンを抜ければ、ようやく目的地周辺。
鴨緑江支流がすぐ脇を流れ、もちろん、対岸は北朝鮮、こんな目の前まで北朝鮮領に迫れるとは、
虎山長城は一度で二度おいしい場所と言えよう。
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一歩跨げば北朝鮮、という位に目と鼻の先に隣国迫る「一歩跨」。
虎山長城へ来たならば、三号砦だけで無く、ここへも是非立ち寄るといい。
一号砦からここまでは、所要30~40分程。
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実際は一歩跨いでも辿り着けないが、ここが日本人でも容易に行ける北朝鮮最接近ポイントで
あることに間違いはなさそうだ。
中国側には軍人が待機しており、誤解を招くような行為はくれぐれもせぬように。
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一歩跨から十号砦入口までは、城壁をくぐり抜け、平坦な道を歩くだけで戻ることが可能(徒歩約5分)。

帰りのバスは往路で下車した向かい側で待ち、15:50過ぎにやって来たバスに拾われて丹東へ戻る。
帰りは5元(約97円)と安く、但し、バスターミナルより少し手前の道路脇で下車。
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(写真は、道路越しに往路下車地点を撮影)

約二時間をかけての虎山長城観光。
わざわざ来た甲斐がある、達成感と満足感に満たされる場所であった。

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November 15, 2015

北朝鮮に大接近 ~中国・丹東~


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丹東市街一番の見どころは、鴨緑江と呼ばれる川に架かる二つの橋。
中国と北朝鮮を結ぶ、まさに国境の橋である。

下流側を鉄道、上流側を車が走行する中朝友誼橋。
全長は約945m。
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もうひとつは、鴨緑江断橋。
こちらが観光スポットで、入場料を払えば橋を歩ける。
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中国側の橋の袂は遊歩道が整備され、河岸散策に最適。
中国人観光客も多く訪れており、昼間は賑わいを見せている。
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遊歩道から臨む橋と悠々たる鴨緑江。
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遊歩道で釣りを楽しむ人々。
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チマチョゴリを着て記念撮影。
中国人女性観光客に大人気で、あちこちで堂々たるポーズ。
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北朝鮮を対岸に眺める河岸。
お坊さんでも写真を撮りたくなるらしい。
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11:30前、せっかくここまで来たから鴨緑江断橋へ入場。
入場料は30元(約580円)。
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「鴨緑江断橋」は名前の通り、途中で橋が断ち切られている。
1950年、朝鮮戦争の中で国連軍(アメリカ軍)が爆撃したためであるが、入口付近にはその戦争時代に
使われた戦車の一部が展示されている。
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砲楼は1928年、日本により建設。
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中国の志願軍モニュメント。
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日本駐朝鮮総統府鉄道局によって建設された鴨緑江断橋。
橋を渡ってさらに先へと進んでいく(工事中のため歩行可能部分は下流側のみ)。
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橋の近くにある遊覧船乗り場。
気軽に楽しめる鴨緑江クルーズで、北朝鮮を間近に観ることが出来る。
今回は時間の都合上クルーズ乗船無し。
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穏やかな川の両岸は対照的。
高層ビルが建ち並ぶ中国側と、緑に包まれ建築物は低層のみの北朝鮮側。
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こうして眺めると、中国の発展は目覚ましい。
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鴨緑江断橋から眺める中朝友誼橋。
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北朝鮮側から、次から次へと大型トラックがやって来る。
中国と北朝鮮とを結ぶ重要な橋。
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鴨緑江断橋で歩けるのは途中まで。
爆撃により変形した橋の先端部が保存・展示されている。
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船舶が航行できるよう、橋は元々廻旋型。
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朝鮮戦争の爪跡を今に伝える歴史的遺産。
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橋が途切れる先端部分は展望スポットとして整備。
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北朝鮮まで続く中朝友誼橋と、橋脚部のみを残して先へ進めない鴨緑江断橋。
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日本人でも容易に、北朝鮮へ大接近!
動かない観覧車、そして人影がほとんど見当たらない北朝鮮領内の静けさが妙に恐ろしい。
人で溢れ返る中国との対比があまりにも顕著で、二国の違いを目の当たりにする。
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これ以上は進めないため、記念撮影をして橋観光完了。
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夕暮れ前にも河岸散歩。
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一日を通して晴天に恵まれ、散策日和。
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丹東で手軽な土産を買うなら、朝鮮の文字が記された餅菓子はいかが。
数種の味があるが、今回購入したきなこ味の餅菓子は中に胡麻入り餡が入っていて、素朴な味わい。
16個(1個に三粒入り)で48元(約926円)。
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丹東での昼食は、通りを歩いていてたまたま見つけたこの店にて。
北朝鮮と隣り合うこの街では冷麺がひとつの名物。
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観光客向けとは決して言えない、雑多な店内。
ドラえもんが壁に・・・。
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英語が通じないため、注文は指差し。
右上にある韓版高麗冷麺 10元(約193円)をオーダー。
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キュウリ、キムチ、ナッツ、ハム、ゆで卵が入った冷麺。
正直言って格別美味く無く、丹東らしいメニューはもっとちゃんとした店で食べた方が良い。
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昼食の反省を活かし、夕食は河岸沿いに軒を連ねるレストランにて。
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選んだのは、入りやすくて人で賑わい、指差し注文が出来る店「江鮮居」。
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食器類がビニールで包装されており、清潔感問題無し。
ここまでやると言うことは、裏を返せば、一般食堂の衛生度が気に掛かる。
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ハマグリのスープ煮 58元(約1,120円)。
実際のところ蛤なのか不明だが、プリップリで肉厚の身、生姜が効いたあっさり出汁のスープと美味い!
ボリュームたっぷりで、一人で食べるには十分過ぎる。
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緑豆と挽肉の大蒜唐辛子炒めとご飯(小) 30元(約580円)。
これが絶品で、何ともクセになる、後引く美味さ!白米をかき込みたくなる味がたまらない!
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食べ終わったらこんなに山盛りの唐辛子・・・。
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食後に河岸へ涼みに行ったら、遊覧船乗り場がライトアップ。
対岸の北朝鮮は薄暗く、ここでも二国間の差が伝わってくる。
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今まで遥か遠い国だと感じていた北朝鮮。
丹東へ来たら北朝鮮までかなり近づけるが、近くて遠い国であることを改めて実感。

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caravannight at 15:28|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 2015年旅 | 中国

November 14, 2015

北朝鮮国境の街に泊まる ~中国・丹東~


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今日は北朝鮮と国境を接する街、丹東で一泊。
早朝盤錦発のバスで丹東まで行けるようたが、2015年9月に瀋陽・丹東間の高速鉄道が開通したばかりで、
列車移動の所要時間を大幅短縮。これにあやかり、盤錦⇒瀋陽⇒丹東と列車を乗り継いで行くことにする。

瀋陽まで乗車する快速 K345は05:18発。
起きたら04:30過ぎ。大慌てで準備をして、05:00過ぎにホテルをチェックアウト。
駅が目の前という立地で良かった・・・。

急いで駅へ向かったところ、列車は9分遅れの表示が出ており、ホーム入場はまだ始まっていなかった。
ちなみに、山海関駅では出発5分前改札終了だったが、ここ盤錦駅は出発3分前。
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瀋陽までは硬座利用で32.5元(約627円)。
(実支払い額は、運賃+予約サイト手数料ポイント+国際クレジットカード払い手数料 54.5元:1,043円)

05:24 定刻より6分遅れて盤錦を出発。
比較的空席が多く、3列席の真ん中だったけれど窮屈さは特に感じない。
ところが、次の停車駅 海城以降はほぼ満席状態で人が入れ替わり、現実的な中国の朝に迎えられる。
朝だからなのか、車内にはとても爽やかな音楽が流れ、美しく流れゆく車窓と共に妙に心が落ち着く。

そして、約2時間20分、定刻より10分も早い07:45に無事瀋陽駅へ到着。
遅延がひどければ乗り継げない可能性があり、日本出発前から不安を抱えた部分だったが、これでひと安心。
今回の鉄道利用経験から言えば、中国の遅延事情はかなり良くなっているように思える。
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遼寧省の省都 瀋陽。
駅舎内は分かりやすい構造で、使い勝手が良い印象。

列車を乗り継ぐ場合、一旦外へ出てから再度乗車券・身分証明確認をして中へ入る必要があるため、
日本のようにすぐに乗り換えできる訳では無い。ホーム自体も長く、乗り継ぐ旅程を組む場合は、ある
程度の遅延も考慮した余裕ある時間設定にしておくと良い。
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次の出発までは約1時間。
改札前にある待合席に腰掛け、朝食代わりにビスケットを頬張る。

丹東までは08:50発 D7611(動車)、今月開通したての新線利用だ。
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出発20分前に改札開始。
瀋陽駅は1階がホーム、2階が駅舎の構造。
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新路線が関連しているのか、記念撮影する中国人も少なくない。
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瀋陽・丹東間 二等車利用で70元(約1,350円)。
(実支払い額は、運賃+予約サイト手数料ポイント+国際クレジットカード払い手数料 93元:1,780円)
これまで快速で3時間半程掛かっていた区間、この高鉄をすれば約1時間40分で移動出来る。

座席は2席-3席配列で、座り心地良し。
8号車の1A指定だったため、車内先頭の窓側でより快適。
D7611は8両編成だったが、ほぼ満席状態。
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(写真は終着後撮影)

定刻08:50に出発した列車は、高鉄区間開通に合わせて新たに誕生した瀋陽南駅、製鉄業で発展を
遂げた本渓駅などに停車。本渓駅以降はトンネルが多く、山間を縫うようにして走っていく。

10:25 盤錦から計約5時間で丹東駅着。
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丹東駅前に建つ毛沢東像。
像が指し示すのは駅舎でも丹東市街地でも無く、北京の方角。
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いよいよやって来た丹東。
北朝鮮と国境を接することが一番の大きな特徴だから、ここは少しお金を費やして、
お値打ちで且つ北朝鮮ビューの部屋があるホテルに宿泊。

宿:Life's Business Hotel(丹東 萊弗仕商務精品酒店)
料金:1泊226元(約4,360円)
部屋:リバービュールーム(シングルユース)
設備:エアコン、テレビ、シャワー、トイレ、洗面台、タオル、石鹸、ヘアドライヤー
    ポット、デスクスペース、ソファ、冷蔵庫
食事:無し
宿泊月:2015年9月
予約方法:中国予約サイトCtrip

駅から徒歩約10分、街の中心に建つホテル。
道路を挟んだ向かいにはTESCOというスーパーもあり、食事等困らない便利な環境。
宿泊棟は写真左側部分のみで、3階~23階に部屋がある。
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立派な外観で設備も十分だが、フロントスタッフはほんの少しの英単語を使うだけで、基本中国語のみ。
これまで様々な場所を旅して来ているが、今回は、最も英語が通じない旅と言える。
なお、このホテルはチェックイン時に500元という高額なデポジットを支払う必要があり、危うく返却されずに
チェックアウトを済まされそうになった。万が一に備え、デポジット受領証を必ずもらっておこう。

11:00前にホテルへ到着したにも関わらず、スムーズにチェックイン。
通された部屋は、川側に面した15階の1505室。
清潔感がある室内は広く、これで4,000円台なら十分納得出来る。
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荷物置き場やデスクスペースが余裕もってあり、二名で宿泊しても全く困らない。
但し、バスタブが無くシャワーのみのため、湯船に浸かりたい人へはお勧め出来ない。
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期待していた眺めもバッチリ!
市街地の先を流れる鴨緑江、そして、その対岸は北朝鮮。
最初で最後かもしれない、早々お目に掛かることの無い眺めを部屋から臨むことが出来る。
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翌朝の日の出も素晴らしい。
北朝鮮側から出ずる太陽が鴨緑江に映り込み、たち込める靄が幻想的な雰囲気を作り出す。
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ここは確かに中国だが、街を歩けばハングル文字がたくさん。
隣国からやって来たと思われる北朝鮮プレートのトラックが街を走り、至る所で国境を感じさせてくれる。
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北朝鮮料理レストランだってある。
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丹東へ来たら、さらに国境近くまで接近しよう!

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caravannight at 17:20|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 2015年旅 | 中国

November 12, 2015

秋の自然美・紅色に染まる世界 ~中国・紅海灘~


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目指すべきは、紅海灘風景区。
9月~10月にかけ、真っ赤に染まる干潟を観ることが出来、近年注目を浴びている。

盤錦駅からは、市バスとトゥクトゥクを乗り継いでいくことが出来るのだが、乗継も含めて時間が掛かり、
また、今回は午後の限られた時間で行く必要があったため、タクシーをチャーターしていこうと決めていた。

とは言え、タクシードライバーにはもちろん英語が通じない。
一度は筆談で交渉をしてみたものの、どこまで話が通じているのか、料金に何が含まれているのかすら
分からず、諦めてホテルへ退散。

今度はチェックイン手続きをしてくれたホテルの女性スタッフに相談。やはり英語は一切通じないが、
携帯で中国語を日本語に変換してくれたり、周りの人に聞くなど非常に親身になってくれる。
が、車手配の交渉成立までは辿り着けず、途中から、別の男性スタッフにバトンタッチ。
翻訳ソフトで伝えてくれる内容によれば、「紅海灘はとても広いから、今から行っても時間が無い。
明日にした方がいい」ということだったが、俺も指差し会話本などを使い、「明日は早朝に出るから、今日
行かないと駄目なんだ!片道一時間の移動時間としても、まだ間に合うじゃん!」とアピール。
「明日、朝早いですね」なんて日本語訳をわざわざ見せてくれるのだが、そんな事よりも、車の手配を
お願いします!時間ばかりが経過してますから!と心の中は焦りまくる・・・。

このままじゃ行けず終いになりそうだから、「分かった、有難う!自分で交渉してみる!」と外へ出ようと
すれば引き止められ、そこからなんとかタクシードライバーに話をもっていってくれ、結果として、
チャーター代270元+入場料85元(計355元:約6,850円)で交渉成立。

ドライバーを探し始めてから交渉成立まで、約一時間。
この時は少し高いと思いつつも、実際行ってみたら、十分満足出来る料金だと納得。

ドライバーはまだ25歳の劉 達(Ryu Da)君。
中国語で話してくるけど、俺は理解が出来ず、俺が英語や日本語で話しても、彼は理解が出来ず。
あまりにも話が通じないため、途中からお互い大笑いするばかり!
若さ故なのか、かなりスピードを出すし、パトカーも追い抜くし、相当に荒々しい運転をしてくれたけれど、
それでも目的地までは約一時間掛かる(片道約50km)。14:00頃盤錦駅前を出発し、15:00到着。
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俺が行くつもりだったのは、紅海灘風景区。
ところが、彼が連れて行ってくれたのは、紅海灘国家風景廊道。
前者はエリアの最北にあるリゾート区で、赤色の世界が一箇所にまとまっているのに対し、後者は海岸線
沿いを走り抜ける観光道路で、実に広大なエリアに及んでいる。その距離はなんと、約18km。
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景区入口で入場料の85元を支払い、そのままタクシーで入場。
ドライバーは無料のようで、支払いは俺の分のみ。

劉君がもらってくれたパンフレットを見ると、この風景廊道沿いにはいくつものビューポイントがあるよう。
そして、彼は今どこが赤く染まっているかをよく理解しており、おかげで、彼に任せて存分に紅海灘を楽しむ
ことが出来たのである。観光に費やした時間は約1時間40分。
各スポットでは自由に散策をさせてくれ、急かされることも無いから、満足いくまで写真撮影。
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では、北から順番にスポット紹介。
南へ下っていく程に赤さが増し、その光景は苦労を忘れさせてくれるくらいに素晴らしい絶景!

最初のポイント名は不明。
立ち寄った4箇所の中で最も多くの人で賑わっている。
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スポット毎に遊歩道が整備され、自由に歩きながら景色を楽しむ。
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太陽の光で赤さが増すため、晴れた日に訪れることを強くお勧め(さらに言えば午前中)。
幸いにも大快晴に恵まれ、晴れ男ぶりを発揮!
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真っ赤と言える程では無いが、干潟は赤い植物で埋め尽くされている。
これはシチメンソウ(七面草)と呼ばれるアカザ科の草で、秋になると赤く染まることから海の紅葉とも
形容される。日本では有明海に群生地があるようだが、紅海灘の景観は桁外れの規模。
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とにかくシャッターが止まらない。
そして、感嘆のため息が溢れるばかり。
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遥か遠くまで続く紅色干潟。
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干潟で何やらしている中国人。
彼らが楽しんでいるのは、蟹釣り。
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蟹はこの地区の特産であり、多くの蟹が生息。
干潟を覗きこめば、蟹がたくさん居る。
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場所を変えて二箇所目は「Love Bridge」。
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紅葉したようなグラデーションカラーが目に飛び込んでくる。
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色合いは眺める角度で大きく変わるから、それもまた楽しい。
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「Love Bridge」と名付けられているだけあり、遊歩道の一部はハート型に造られている。
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広大な干潟を一望。
奥に見えるのが、最初に歩いた遊歩道エリア。
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なんだかこの世とは思えない。
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「Love Bridge」と道路を挟んだ反対側にあるのが、「Paddy Dream Space」。
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展望台があるから上ってみよう。
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そこから見えるのは、黄金色の田園風景。
こちらも秋らしい旬の光景である。
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田園アートが施されていて、なかなか見事。
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干潟の赤、空が映り込む用水路の青、そして稲穂の黄。
これぞ自然が産み出す色の饗宴。
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さらに南下して、次は「Lover Island」。
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ここはいまいちパッとしなかったが、劉君が止まってくれたため、せっかくなので散策。
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観光道路は干潟に沿って走り、車窓から景観を眺めるだけでも価値がある。
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最後のスポットは「Love Gallery」。
ここは燃えるような真紅の世界に覆われていて、紅色絶頂期。
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16:00台に訪れたが、人はまばら。
おかげで人に邪魔されること無く、心ゆくまで堪能。
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これを絶景と言わずして、何と言おうか。
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シチメンソウは葉が多肉性で、そこが赤く染まることでこの絶景を産み出す。
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「紅海灘」という、まさに言葉通りの場所。
紅色の海である。
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見事目的を達成し、心満たされる。
帰りはなぜか、途中から劉君の友人女性2名が乗り込み、一緒に盤錦まで戻ることになる。
俺のチャーターを私的に使うとはさすがだが、満足感に溢れた今の俺にとって何ら問題の無いこと。
金銭トラブルも一切無く、18:00過ぎ、無事盤錦駅前帰着。

夕食を済まし、ミニスーパーで朝食用のドリンクと菓子を買ったら、シャワーを浴びて19:30には即爆睡。
ほぼ徹夜状態の深夜から始まった長い一日を、こうして終える。


容易く行ける場所とは言えないが、それでも強く勧められる紅海灘。
機会があれば、時期を選んで、是非紅色の自然美を!

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caravannight at 22:24|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 2015年旅 | 中国